インターネット利用による危険性を解説
地域ぐるみでの子どもの見守りを

定例の研修会を8月16日神戸市内で開き、篠原嘉一NIТ情報技術推進ネットワーク代表が「インターネット利用による被害及びサイバー犯罪の動向」をテーマに講演しました。篠原氏は、県警サーバー犯罪・サイバー攻撃対策アドバイザーなどを務め、子どもたちへのカウンセリング経験から、関係機関と連携して子どものネット被害防止にも尽力されています。

篠原氏は、スマートフォンに特化し通話やチャットなどが無料で利用でき、若い世代に急速に普及しているLINEの問題点を指摘。使用する際のソフトウェアのダウンロード時に、アドレス帳を送信することへの同意文書が小さく表示されており、これによって友人や家族ら第三者の個人情報が知られてしまう可能性や、1回線に1IDのため、前の持ち主のデータを引きついでしまうなどの気を付けるべきデメリットをあげました。

また、インターネットによる匿名性がなくなっていることや、一度インターネットに紐づいてしまったさまざまな情報は将来にわたって消えないことを強調。特に、青少年の利用の増加とともに悪意のある利用者、事業者との関わりや子どもを通じての親の情報の流出、子どもの利用状況の不透明さなどを示し、親の管理が不可欠であることを訴えました。
最後に、子どもたちのインターネット利用におけるトラブルを防ぐためには、大人が利用状況を把握し、直接その危険性を伝える必要性を話しました。さらに、それらを含めた青少年を取り巻く危険性から子どもたちを守るためにも、日頃からの見守りやコミュニケーションなど地域ぐるみの取り組みが益々重要になってくることを示しました。