さい帯血移植後の感染症対策を調査
神鋼病院で先導的な検査方法について意見交換

県会公明党・県民会議は、3月4日、神戸市中央区脇浜町の神鋼病院を訪問し、血液内科細胞治療室長の伊藤仁也医師から、さい帯血移植手術患者の感染症予防策としての同医師らが確立した検査方法について説明を受けました。
これには、さい帯血バンク患者支援の会の有田美智代代表も同行されました。


白血病などの血液の病気に対し、さい帯血移植や骨髄移植などの造血幹細胞移植が有効な治療として用いられています。ただ、ドナーから提供された造血幹細胞を移植すると、正常造血機能が回復するのに、移植後2~3週間を要し、この間に感染症により死亡するケースが発生しています。
同医師らは、この対応策として高感度網羅的迅速ウイルス解析検査を確立。
同医師は従来のウイルス検査には、外注で1週間程度の時間がかかり、また保険適応外で混合診療の禁止にあたり、休・祭日は検査ができない―といった問題点があることを指摘。
これに比べて、同医師らの解析検査は120分以内ででき、費用が1万円以下、訓練を受けた1人の作業者で可能という迅速性、安価性、簡便性などを挙げ「移植後にウイルスへの抵抗力が低下するので、ほとんどの人が持っているウイルスで感染症を起こしている。この検査方法では様々なウイルスについてまとめて検査でき、他の医療にも応用できる」と強調されておられました。
最後に同医師は、要望事項として
▼検査拠点(病院)の設置
▼先進医療
▼保険診療
▼補助金の交付
▼検査における混合診療のあり方の検討を挙げ、支援を求められました。
このあとの質疑する中で、保険適用への具体的な取り組み方や課題、他の病院との連携の可能性と予測される成果などについて意見交換しました。