Archive for 2013年 2月

加藤県立大学教授が地域経済のあり方について講演
  これからの兵庫のグローバル戦略を考察

 県議会公明党県民会議は、定例の研修会を2月18日、神戸市内で開催。加藤恵正県立大学教授が「グローバル・シフトと地域経済―兵庫からのグローバル戦略」をテーマに講演し、世界経済の現状や他国での対策、今後の兵庫経済のあり方などに関して説明しました。


 まず、現在各国とも技術革新に力を入れており、特にシンガポールは国を挙げて取り組み急速な伸びを見せ、中国の技術革新の伸び率は日本の2倍となっている現状をデータで紹介。それに比べ日本はこれまで、世界のイノベーションのエンジンとなってきたが今は明らかに遅れをとっている状態であることを説明しました。

 また、各国の豊かさについて「1人当たりのGDPは、中国は2050年には日本と並び、韓国は同年にはアメリカを追い抜き、日本の2倍になる見通しだ。日本は少子高齢化だから仕方ないと対策を講じなければ取り残され、早急な政策転換が必要」と指摘しました。

 次に、地域再生の例として2005年にハリケーン・カトリーナによって甚大な被害を受けた米国・ニューオリンズの取り組みを紹介。「起業アイデアのコンペ・事業家支援をしていくアイデアビレッジや問題の分析・解決策のコンペを行うプロペアを立ち上げ、その結果、全米から多くの起業家が集まり、各々事業化している。さらに、NPOが起業家と市民の交流の機会を設け、地域の価値観や情報を共有。そのことも魅力となって住み続ける人が増え経済の活性化につながっている」と起業経済の重要性を強調しました。

 また、グローバル化が進む中で、対国内直接投資が重要で介護や農業の分野は輸出産業となる可能性があり、イノベーション・産業革新が図れれば大きく広がっていく可能性があることを示しました。また、兵庫県に関して「起業経済地域になる可能性があり、その際に
▼マイクロ・ビジネスの増殖
▼ハイテク・クラスターの形成・拡張
▼グローバル化に対応した人材育成・確保の3点が不可欠。
これらが新しい産業をつくっていくパワーになる」と話し「ボランタリー組織やNPO団体などが、地域経済を豊かにする新しい主体となりつつある。その意味で兵庫県は先進県」と付け加え、本県の多様な潜在力に期待を寄せました。

 今後の見通しとして「中国は日本よりも高齢化が進んでおり、介護分野は輸出産業になりうる。介護、福祉クラスターなどは輸出ビジネスチャンスになる。これらで利益を得て日本の経済を強固にしていくことも一つの方策」と述べ、グローバル経済下の基本視点として「①行政の縦割りの解消②社会資源のストック活用に向けた制度の創出③既得権限の白紙化」を挙げました。

 最後に加藤教授は「人と資本と技術革新が国を発展させる。世界的には、国を超えた技術者や労働力の重層的な交流こそ国を豊かにすると考えられている。治安などの課題はあるが、日本はその点で遅れすぎている」と危惧し「さまざまな分野での人材の受け入れ態勢が整えば、日本はもっと伸びていける。アジア全体を結びつけるネットワークづくりなども視野に入れるべきだ」と自身の考えを示しました。

 この後の懇談では、行政の縦割りをなくす方途や地域経済という観点からの関西広域連合の役割り、海外からの人材の受け入れなどについて意見交換しました。

発生・再生科学総合研究センターなどで意見交換

 県議会公明党・県民会議は、2月13日管内調査を実施。理化学研究所・神戸研究所(神戸市中央区港島南町)、県立ものづくり大学校・ものづくり体験館(姫路市市之郷)、県立こども発達支援センター(明石市魚住町)を訪問しました。


[理化学研究所]

  理化学研究所・神戸研究所では齋藤茂和副所長が、同研究所の発生・再生科学総合研究センターが進める再生医療研究や事業などについて解説。研究の一端として取り組んでいるヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた網膜移植(加齢黄斑変性の再生医療)を紹介するとともにiPS細胞から分化させた網膜色素上皮細胞シートを観察しました。また、スーパーコンピュータ京を活用した新薬開発の可能性や皮膚や神経などの再生研究の現状、今後のさい帯血バンクとの連携などについて意見交換しました。


[ものづくり体験館]

  次に1月15日にオープンした県立ものづくり大学校のものづくり体験館を訪問。同館は鉄筋コンクリート造5階建で、工作室では主に中学生を対象に年間100校程度受け入れ、ひょうごの匠や熟練技能者がプロの技の実演や体験指導を行っています。
グループ単位などで利用できるものづくり体験講座なども実施していきます。工作室や展示学習スペースを見学後、岩根正大学校長は体験学習の様子を説明し「生徒や子どもたちに、ものづくりの楽しさを実感してもらい将来の進路選択の幅が広がれば」と話し、次年度はすでに60校を超える申し込みがあることを報告しました。


[県立こども発達支援センター]
  発達障害がある子どもの早期発見・支援を行っている県立こども発達支援センターでは施設内の相談室、診察室、療育室などを視察し、野中路子センター長と懇談。運営体制や来所が難しい地域に医師らを派遣して実施している発達健康相談、市町の療育体制づくりの支援などの昨年7月の開設以来からの実績や現状・課題について説明を受けました。

2月10日(日)中戸ノ内北ノ町餅つき大会に参加させて頂きました。

久しぶりに餅をつかせて頂き、そのお餅をご馳走になりました。

当たり前ですが、つきたてのお餅は、やっぱり格別です。

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兵庫県 谷井勲
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