平成25年度当初予算編成に対し知事に申し入れ
防災強化や再生医療の実用化などへの取り組みを要望
議会公明党・県民会議は、11月9日に平成25年度当初予算編成に対する知事への申し入れを行いました。
申し入れ書では、まず、平成25年度予算では第2次行財政構造改革プランに基づき、着実に行財政改革を進めるとともに、防災・減災対策や経済活性化のめの内需拡大、いじめ対策・子育て支援など多くの課題への取り組みが必要であると強調。
その上で、公明党・県民会議として「県民の生活を守る」を根本に据え、県が抱える諸問題に真正面から取り組み、県民の皆さんが安心して暮らせる社会の実現を目指していることを明言しています。
これらの観点から、県議会公明党・県民会議として平成25年度の政策検討にあたり、特に重要と思われる最重要事項4項目、重要事項5項目、その他の事項7項目、計16項目にわたっての政策を申し入れました。
特に最重要事項の概略は次の通りです。
● 最重要事項
1、防災・減災に向けた取り組み
2、いじめ対策・子育て支援に向けた取り組み
3、子ども・高齢者医療の充実に向けた取り組み
● 防災・減災に向けた取り組み
高度成長期に整備された」道路・橋梁・上下水道などの社会インフラが、今後更新時期を迎える。国においては公明党として「防災・減災体制再構築推進基本法案を提言した。
これまで、県は計画・効率的な維持管理を図ってきたが、こうした施設等の送信は防災・減災力を向上するのみならず、地域経済の活性化にも寄与することから、津波防災インフラ5カ年計画(仮称)や可能な限り短期集中的に整備を図ること。
● いじめ対策・子育て支援に向けた取り組み
学校における、いじめの早期発見と実態の把握を強化し、自動・生徒・保護者のための第三者機関による相談・通報窓口の強化充実を図るとともに、学校内外の総力を結集したプロジェクトチーム等による取り組みを進めるなど、いじめ問題への対策・支援を総合的に推進すること。
● 子ども・高齢者医療の充実に向けた取り組み
乳幼児医療費助成事業をはじめとする、子どもの医療費助成について通院の支給対象年齢を義務教育終了時まで拡大を。
高齢者肺炎球菌ワクチン接種に対する助成を県で進めるとともに、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン並びに子宮頸がんワクチンの定期接種化を国に求めること。
● 再生医療の実用化に向けた取り組み
再生医療への応用が期待されるips細胞(人工多能性幹細胞)の研究を促進するため「さい帯血バンク」に保存されている、さい帯血やデータをips細胞の作製に活用可能になるよう環境整備を国に強く働きかけること。