県内の廃棄物埋立処分場を視察
  東日本大震災の災害廃棄物処理への対応に向けて

 県議会公明党・県民会議は6月15日、大阪湾フェニックスセンターの神戸沖埋立処分場(神戸市東灘区向洋町)と尼崎沖埋立処分場(尼崎市東海岸町)を視察しました。東日本大震災で発生した災害廃棄物処理について、大阪湾フェニックスなどでの焼却灰の処理を前提として受け入れを検討している市町の課題などについて調査しました。

 大阪湾フェニックスは廃棄物や焼却灰を埋め立て処分するため近畿6府県と168市町が共同出資し大阪市・神戸市など4市沖に造成されています。

フェニックスなどでの焼却灰の処理を前提として受け入れを検討している市町等は県内14市4町3事務組合です。ただ受け入れに際しては、焼却灰の処分先の確保をはじめ運搬方法、作業従事者の安全の確保、風評被害、処理施設の放射性物質が付着した場合の対応、処理費用負担の明確化、住民の安全確保と理解などの諸課題や条件があるのが事実です。

処分方法に関しては、焼却灰をコンクリート製の箱に入れて埋める方法など放射性セシウムが溶け出すことを防ぐための3案が提案されています。訪れた両処分場では施設を見学するとともに、担当職員から災害廃棄物受け入れに向けての現状や今後の方向、また、課題などについて説明を受けました。

一日も早い災害廃棄物の対応が被災地の復興を勢いづけることにつながります。しかし、その量は膨大で受け入れを検討している自治体やフェニックス関係者、国の緊密な連携が不可欠で、県議会公明党・県民会議としても全力で取り組んでいきます。

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兵庫県 谷井勲
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