Archive for 2007年 12月 21日
第293回定例会公明党・県民会議 一般質問
平成19年12月 3日(月) 谷井議員
1 総合的な多重債務者対策の推進について
2 「緊急小口資金」貸付制度の導入経緯と活用方策について
3 AEDの活用について
4 音楽療法の普及促進について
5 障害者の就労支援について
6 県道西宮豊中線・宮園橋西詰め交差点の安全対策と今後の歩道整備について
7 西武庫公園及び武庫川河川敷の緑化事業の推進について
詳細は、以下アドレスの県議会ホームページにて録画をご覧頂けます。
http://www.hyogokengikai.jp/broadcast/rokuga200711.html
谷井いさお県政レポート・2008年新春号
庶民の政治・実現へ始動 谷井県議 本会議で初質問!
新年をお迎えられ、心よりお慶び申し上げます。
昨年は地方統一選挙、参議院選挙においては、皆様の真心からのご支援に心から感謝申し上げます。
平成19年11月定例議会の本会議において初質問をさせて頂きました。
一般質問項目は、兵庫県政全般に渡る内容と地元・尼崎市に根ざした内容で、庶民の目線で、生活者の目線で、7項目を推進すべく、井戸知事らの考えを質しました。
<第293回定例会 一般質問項目>
平成19年12月3日(月) 13:45 谷井議員
1 総合的な多重債務者対策の推進について
2 「緊急小口資金」貸付制度の導入と活用方策について
3 AEDの活用について
4 音楽療法の普及促進について
5 障害者の就労支援について
6 県道西宮豊中線・宮園橋西詰め交差点の安全対策と今後の歩道整備について
7 西武庫公園及び武庫川河川敷の緑化事業の推進について
総合的な多重債務者対策の推進について
多重債務者は、200万人を超えていると言われ深刻な状態が続いております。多重債務に陥る原因の一つには、利息の負担を十分に理解しないまま借入を行う、さらにテレビCMなどの過剰な広告・宣伝があります。特に若者の場合、テレビCMされているだけで安心できると思い込み、預金を降ろすような感覚で、気軽に借りてしまう傾向が見受けられます。谷井いさお県議は、こうした現状を受け止め、学校教育の段階や、社会人に対する家計管理や、債務管理を含めた金融経済教育の充実に関係機関が連携して取り組み、また、多重債務に陥る前の、適切な段階での予防体制の充実や、返済不能に陥った場合にヤミ金融などを利用しないように、事後の救済体制を充実することは極めて重要であると訴えました。本県では、弁護士による無料相談などの対策に努めてきましたが、谷井いさお県議が相談を受けた多重債務者の方にお話を伺うと、現実には相談窓口があっても「相談に行かない、或いは行けない」と言うことでした。谷井いさお県議は、こうした潜在的な債務者が多数存在していると考え、多重債務者の掘り起こしや多重債務者、発生予防のための教育、ヤミ金撲滅などついて、具体的な対策が早期に講じられるように主張しました。
これに対して、井戸知事は『高等学校の家庭科等での金融経済教育に加え、メール等による教員・生徒向けのタイムリーな情報提供を実施してまいります。さらにヤミ金対策については、警察を始めとする関係機関の連携を密にし、撲滅に向けた取り組みの強化を図ってまいります。多重債務者が抱える課題の総合的な解決に向けて協議・検討を深め、対策の強化を図ってまいります。』との答弁を頂きました。
「緊急小口資金」貸付制度の導入と活用方策について
厚生労働省では、全国的な施策として、平成15年1月から、各都道府県の社会福祉協議会を、窓口に、生活福祉・資金制度の一つである「緊急小口資金」の貸付制度をスタートし、さらに、本年4月からは、5万円の限度額を10万円に倍増するなど制度の充実が図られました。特徴としては、(1)緊急的かつ一時的に、生計の維持が困難となった場合に貸し付ける。(2)所得証明や連帯保証人は不要。(3)住民票や健康保険証などによる本人確認のみで申請が可能。(4)10万円を限度額として融資が受けられる。などがあります。緊急に資金が必要になった際、貸金業者への借入に頼らなくてすむ、セーフティーネットとして大変期待できる制度であり、この「緊急小口資金」は、市民税・非課税・世帯を対象として、医療や介護の支払いなど急を要する一時的な、生活資金の貸し出しとして実施されております。尼崎市においては、独自の制度として、更生援護・資金貸付制度がありますが、貸付条件として一定の資力のある者、連帯保証人が必要、貸し出し実行までに1ケ月程度の日数が必要で、緊急時には到底間に合わない制度になっているため、利用実績もほとんど無いのが現状です。「緊急小口資金」は、全国47都道府県のうち既に38都道県で実施され、兵庫を含む9府県が未実施となっておりました。この制度は、急を要する一時的な生活資金の貸し出しとして、また、多重債務者・発生防止の観点からも非常に有効であることから、谷井いさお県議は、9月に当局に対して、早期導入を、強く申し入れたところ、本年12月より制度が導入されることになりました。
谷井いさお県議は、緊急小口資金のスタートに当たり、県として、社会福祉協議会との連携を図り、積極的なPRに努め、十分に制度の浸透と、活用を図っていく必要があると主張しました。
これに対して、県当局は『本年12月から制度を実施する運びとなりました。今後は、社協による広報活動をはじめとしまして、民生委員や福祉事務所等からの情報提供を適時適切に行い、一時的に資金を必要とする方々への支援策として有効活用に取り組んでまいりたいと考えております。』との答弁がありました。
AEDの活用について
急病で心臓が止まった人に、救命措置を施すAEDは、その効果が広く報道されたこともあり、各施設への配備が進んでいる、状況にあります。本県並びに県下の市町村においても、急ピッチで配備が進んでおりますが、市民が使用したケースは少なく、自治体による、無料貸し出しの件数も、伸び悩んでいるとの報道がなされております。本県においても、345台のAEDが、県立・施設の全てに設置されておりますが、使用事例は1件もありません。当然、活用事例がない方がいいことでありますが、いざという時に活用できる状況にあるのかについては、検証しておくべきであると谷井いさお県議は、申し入れを行いました。「電気ショックを与える恐怖感で尻込みする市民が多い」と、消防局は分析しているとの報道がされており、専門家からは「このままでは宝の持ち腐れになってしまうのではないか」と心配する声が寄せられているようです。谷井いさお県議は、尼崎市防災センターに出向き、AEDを実体験しました。AEDの操作は非常に簡単ですが、心肺蘇生のための補助道具であり、心肺蘇生法を理解しておかないと使用できず、講習会の重要性を再認識しました。 そこで、谷井いさお県議は、講習会や研修会の実施回数を、増やすことや、学校の授業等に、取り入れるなど、定期的にAEDに触れる機会を、増やす努力が、必要であることを主張しました。
これに対し、県当局は『関係機関と十分な連携を図り、広く県民がAEDを抵抗なく使用できるよう、正しい知識や使用法の普及により県下に設置されたAEDを十分に活用できるように努めてまいりたいと考えております。』との答弁がありました。
音楽療法の普及促進について
谷井いさお県議の先輩で、3年前に、お亡くなりになりました、故・山守元県議が、取り組んで来られた「音楽療法」の普及に、努めていく決意を込めて、質問させて頂きました。谷井いさお県議は、兵庫県・音楽療法士会の関係者から、さまざまな課題を伺いました。音楽療法には、音楽療法士の存在が必要不可欠であるにもかかわらず、現状では、国家資格となっていないことから、身分が不安定であり、安定的に働く場の確保などの問題が山積している。そのため、若いメンバーに勧められない状況にある。さらに、楽器の運搬やセッションは、一人では困難であり、二人、三人で行うケースが多く、1セッション5千円という現行の音楽療法士への補助単価では、採算が取れない現状を訴えておられました。谷井いさお県議は、こうした課題を、解決するためには、音楽療法の全国統一資格制度の創設が必要であり、音楽療法の医療保険や介護保険への適用も大きな課題であると指摘しました。
これに対して、井戸知事は「県音楽療法士会等とも協力しながら継続的な取組を行ってまいります。さらに、音楽療法の社会的な定着を図るには、全国的な資格として制度化されることもご指摘のように重要です。日本音楽療法学会や全国音楽療法士養成協議会等と連携して国への働きかけを進めてまいります。」との答弁を頂きました。
障害者の就労支援について
先月、明石市役所内に「障害者が働く、福祉コンビニエンスストア」がオープンしました。出店したのは「セブン・イレブン・ジャパン」で、自治体と連携した「福祉コンビニエンスストア」は、初めての試みであり、自治体のコンビニ誘致も県内初です。静岡市では、新たな障害者の雇用創出モデルとして、93年から、市民文化会館でコンサートや、講演会等のイベントが開催される際、ホールに設置された、自動販売機の紙コップの補充や、回収などの管理業務を、障害者団体が行っております。 本年6月には、兵庫県・障害福祉計画を、策定し、障害者の就職者数を、平成18年度の8,900人から、23年度には12,100人に増加させ、雇用率1.85%を目指すこととしています。地元・尼崎の障害者の方に、お話しを伺うと、障害者を受け入れる、職場が少ないなど、障害者が抱える就労に対する悩みは、大変切実なものがあるとお聞きしました。障害者の就労支援は、ハンディキャップ・パーソンからチャレンジド(挑戦する人)へ、そして、納税者へ、その様な社会を実現するための大変重要な施策であると考えます。谷井いさお県議は、本県が策定した、障害福祉計画に掲げた目標数値を、達成するためには、相当な困難を伴うのではないかと思われ、今後、本県としても、独自の対策を積極的に講じ、障害者の方々の切実な思いに応えていく、必要があるのではないかと、指摘しました。
これに対して、井戸知事は、「今年度、障害者就労支援計画を策定することにいたしております。そこで、職業能力の開発、職場適応訓練の充実、就労斡旋のすすめ、職場定着の支援に視点を置いた各種施策を展開し、計画的・総合的に推進してまいりたいと考えております。」との答弁を頂きました。
県道西宮豊中線・宮園橋西詰交差点の安全対策と 今後の歩道整備について
県道及び橋梁は、地域の基幹道路として、その地域で暮らす人々の生活と密接に関わり、大変重要な役割を担っています。谷井いさお県議は、尼崎市内の県道を徒歩や自転車でくまなく見て回りましたが、その中で特に、県道西宮豊中線の宮園橋の状況には大変驚きました。多くの県道や橋梁の整備が進んでいるにも関わらずこんなに危険な橋梁があることに驚いたのです。宮園橋の車道の幅は5.5mと、大変狭く、いつ事故が発生してもおかしくない構造になっています。歩道専用道がありますが、これも1.5mと大変狭いため、歩行者と自転車がすれ違うのがやっとで車いすは到底通ることができません。東から西に橋を渡り切って、交差点を横断する際、信号機がなく大変危険で、それに続く道路は、急な下り坂、しかも左にくねっているため、誰が見ても大変危険な交差点です。宮園橋は昭和34年に完成し、43年には歩道橋が架けられ、その後、抜本的な道路改良がなされないまま現在に至っていますが、この宮園橋と、その付近では、過去に交通事故が集中して発生しております。平成22年4月には隣接して新設高校が開校予定であり、通学による自転車の交通量の急増も予想されています。
国は、自転車事故対策として100カ所のモデル地区を選定し整備を行うこととしています。県が管理する橋梁うち、500の橋について「橋梁長寿命化・修繕計画」を策定します。谷井いさお県議は、それらの計画に則って、この宮園橋・西詰め交差点の改良を、最優先に位置づけるべきであると訴えました。
これに対して、県当局は「抜本的な自転車歩行者対策が必要と考えている。例えば、宮園橋の北側に橋側歩道橋を設置し、瓦宮交差点に至る自転車歩行者道整備など自動車の流れと混在しない連続した自転車歩行者空間を確保することなどが考えられる。しかしながら、このためには、河川管理者である国土交通省との協議や地元協力など多くの課題があり、今後、これらの課題解決に向けて鋭意検討・調整を進めたい。今後も、宮園橋西詰交差点などの事故危険箇所や小学校1km圏内等で重点的・効果的に交差点改良や歩道整備を進め、県民の安全確保に努めていく。」との答弁がありました。
西武庫公園及び、武庫川河川敷の緑化の推進について
県立・都市公園・西武庫公園は多くの県民に親しまれる交通公園であり、市内の幼稚園・小学校低学年の児童にとっては、交通教室を兼ねた遠足の場として数多く利用され、思い出多い交通公園であります。また、桜の名所としても大変有名で毎年シーズンになると花見客で大盛況です。平成18年度の入園者数は553,600人で、前年度から4.1%増加しており、増加の理由は隣接するパークタウン西武庫が完成し新入居者が増えたことやウォーキングやラジオ体操などの場として利用されているためです。公園運営は西武庫公園・管理運営協議会と地域ボランティアなどが創設した西武庫公園・ネットワークが連携して推進されております。本年4月には西武庫公園情報センター「ゆめハウス」がオープンし、写真展や演奏会、ボランティアの活動報告などが行われており、さらに市民グループ「鬚の渡し・花咲き会」とも連携を広げられております。「鬚の渡し・花咲き会」は、以前ゴミや不法投棄などで荒れ果てていた武庫川河川敷約13,000平方メートルを見事なコスモス畑に変身させた市民グループです。市内や周辺地域・近隣府県からも多くの方が見に来られ、サンテレビでも紹介されるなどコスモス畑は大変な人気スポットになっております。谷井いさお県議は、地域の皆様から西武庫公園の開園当時に植えられた桜の木が寿命を迎え枯れ始めていることや、武庫川河川敷のコスモス畑についても、新行革プランに伴い、県の支援がなくなるのではないか、との声を多く聞きました。谷井いさお県議は、この地域は住民と一体になった公園運営や、自然保護活動が実現している「県民による参画と協働」のモデル地域として、この成功例を広く県下に発信していく必要がある。さらに県として、この地域の緑化事業を推進していくべきではないかと強く訴えました。
これに対して、井戸知事は、「今後とも、西武庫公園の老木化したサクラの植替や緑化に取り組みますとともに、武庫川河川敷のコスモス畑づくりを自立的に継続していって頂くために、引き続き種の配布等の支援に努めてまいります。また、これに加えて募金など活動資金が確保される仕組を一緒に検討していきたいと考えます。このような先駆的な活動により、県民の参画と協働のもと、これらの地域が憩いの場としてさらに充実していきますよう取り組んでまいります。」との答弁を頂きました。
主な実績を紹介いたします
『西武庫公園』に、『定期利用者用・ロッカー』設置の要望を頂き、このほど公園内にロッカーを設置して頂きました。早朝のラジオ体操利用者や将棋などの定期的に公園を利用されている方々に大変喜ばれています。
県道西宮豊中線(上坂部3丁目セブンイレブン前)の歩道改良について、現地調査にて地域の皆様のご意見を伺い道路改良を行いました。
『宮園橋西詰交差点』の交通安全に関する意見交換会を開催。地元自治会代表者、尼崎東警察署、尼崎市、県庁道路保全課、西宮土木事務所などが出席し交通安全についての意見交換会を開催しました。
名和小学校の生徒が、歩道橋を利用し、右に反転した時に自転車と出合頭の衝突事故が発生している。注意を促すための衝突防止用ミラーを設置しました。