Archive for 2007年 10月 16日

近郊農業をもっと元気にしよう!」。兵庫県議会公明党・県民会議は16日、都市部の台所を賄う神戸市北区の農家4カ所を視察した。近郊農業の活性化策を探るのが目的で、視察先では、酪農やハウス栽培で奮闘する農業者らと活発に意見交換をした。

 北区山田町にある弓削牧場を訪れた一行は、代表者の弓削忠生さんから酪農に注いできた努力や、経営の難しさなどを聞くとともに、牛舎などを見て回った。
 弓削牧場は、(有)箕谷酪農場(酪農部門)と、(有)レーチェルユゲ(加工・販売部門)から成る。酪農部門では、成牛40頭がいる牛舎に搾乳ロボットシステムを導入。これにより、個体管理の充実と、衛生的な生乳生産環境を確保。加工・販売部門では、チーズのほか菓子、石けんなどを加工。牧場内で販売しているほか、ホテル、デパートへの出荷、通信販売も行う。
 「苦労した点は」との公明党議員の質問に、「酪農だけではやっていけず、生き残りを懸けてチーズ作りに乗り出し、レストハウスなどの経営も手掛けた」と弓削さん。人並み以上の努力と工夫の跡がうかがわれた。
 同市北区大沢町の藤本農園では、イチゴの高設栽培システムを視察。同システムは、園芸パイプで組み立てて人工的に造った畝(畑の土の盛り上がった個所)で栽培するシステムで、イチゴの高品質化、作業効率化を狙いとしている。
 経営者の藤本耕司さんは、ビニールハウス約12アールでイチゴを栽培。このうち5・4アールで高設栽培を実施している。取れたてのイチゴの直販も好評。「採算は合うか」との公明党議員の質問に、「妻、子ども2人の4人家族が、(農業収入で)ようやく暮らせるようになった」と答え、長年の努力が実りつつあるとの実情を語った。
 藤本さんは今後、高設栽培システムへの全面移行を目指すとともに、株式会社の設立を検討したいと意欲を燃やす。
 このあと一行は、神戸農業改良普及センターや集落営農の関係者らとも懇談。松本幹事長らは「近郊農業の安定経営と、県民が安心できる食生活確保へ向け、農業政策に全力で取り組みたい」と決意を述べた。

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兵庫県 谷井勲
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