襤褸(らんる)展「ぼろ 語りつぐ藍と愛」と題して
防府駅前のアスピラートにて、9月1日から10日まで開催されています。
「襤褸とは、繰り返し重ね繕って大切に使い込まれた布で、『ぼろ』とも呼ばれている。色褪せながらも美しい濃淡を作り出し、表からでは見えない、裏に広がる縫い目や『つぎはぎの美』は、暮らしを慎ましく支えた女性たちの家族への祈りであり、絆の記憶である」展覧会パンフレットより
一点一点どの展示も、この説明が胸に突き刺さるものでしたが、私が特に感動したのは、手のひらサイズの小さな子供用の足袋。家族が着ていた着物の端切れで紡がれたものでしょう。家族の温もりが、ひと針ひと針の縫い目から伝わって来ました。
「豆三つ包めたら布は捨ててはいけない」と説明書きに、何か大切なものを忘れてきているようで「どきっ」としました。
会場には、藍染作家の飴村秀子先生がいらっしゃり、先生の作品を拝見できたことも大きな感動でした。
防府市は、誇るべき「藍染」を次世代に残す伝統産業にしていきたいと力を入れています。
写真は、会場入り口に「どうぞ触って見て下さい」と置かれていた「ぼろ」。
とても柔らかくて温かい布でした。ほっこり。


