市立病院整備調査特別委員会
市立川西病院は、平成31年4月から、民間のノウハウを活用した運営方法の指定管理者制度を導入しています。患者数、常勤職員数、月別収支、モニタリングチェック表、モニター会議・経営評価委員会の会議要旨、管理運営状況の評価などの資料を基に、議論致しました。
担当者より、市立川西病院が令和2年3月から発熱外来を設置していること、コロナ患者を受け入れ公立病院の役割を果たしているとの説明がありました。私からは、明日から4度目の緊急事態宣言に入る状況を踏まえ、感染力の強いデルタ株が拡大し先が読めない災害ともいえる有事の状態。医療従事者、関係者の懸命な取り組みに感謝するとともに、これまで以上の対応を県や国から求められた場合、更なる対応は可能であるかなどについて質疑致しました。現在、川西病院では30床(場合によっては40床)を受け入れしており、医師・看護師等のスタッフの確保を含め、現在の状況が限界に近いところであるとの説明でありました。越田市長からは、市・県・国の領域にとらわれることなくできる対応を進めていくとの説明がありました。また、市として医療が逼迫している状態を説明した上で今以上にお一人お一人が予防に努めて頂く必要がある。ワクチン接種を含め市民にもご協力頂けるよう、しっかりメッセージを発信して頂きたいと述べました。
その他、令和3年4月に小児科で発達障害外来を設置されている状況について質疑。大人の診察や、土曜日の予約診察ができるとの説明がありました。市内において発達障害の専門外来が少なく、大人になって社会生活がうまくできないなどで、発達障害を起因にし悩まれている方も多いこと。ニーズのある分野であるため、周知も含めた対応をして頂きたいことを意見致しました。また、評価点の低い情報発信について、今後の努力に期待することを述べました。