予算特別委員会
3月5日、予算特別委員会の厚生関係の質疑に立ちました。
その中で、昨年(2008年)7月に開設された安佐南区総合福祉センターの車いす等対応トイレが、電動式車いすなどで利用できないという不備が指摘されていることについて質問しました。
安佐南区総合福祉センターは、昨年7月8区の中で7番目に開設された市内で最も新しい福祉センターです。しかし、開設当初より、障害のある方などが利用される車いす等対応トイレが通路をUターンして入らなければならない構造のため曲がりきれないなどの苦情が出ていました。「他の施設ならいざ知らず、福祉施設でどうしてこのようなことがおこるのか。このことを市としてはどう受け止めているのか」とその原因と対応を問いました。
その他にも、トイレの開閉用のセンサーの位置が使いづらい点、金属の手すりの角が子どもの目の高さにあり、しかも周囲の壁と同系色でわかりにくく危険である点などを指摘しました。
担当部署からは「配慮が足らなかった」などの答弁が続きましたが、最後に秋葉市長が「(トイレについて)個人の尊厳という点からも非常に重要な問題だと思う。現地を確認し、必要があれば追加の予算をつけてでも改修する」と答弁しました。
その後、市長が現地を確認し、この度、トイレの扉の移設、開閉用タッチセンサーの増設、手すりへの保護パットの取り付けなど不備な点が改修されることになりました。改修はできるところから始め、9月までにはすべての工事を完了する予定で進められています。