令和8年2月定例議会

2月定例議会では、皆様から頂いたご相談について質問しました。引き続き、現場のお声に寄り添いながら、制度と実態のギャップを埋める提案を行ってまいります。以下、概要を報告します。
市営住宅における下肢障害者向住宅について
市営住宅に設置されている下肢障害者向住宅について、現状の設備が入居者の生活実態に合っているのか、また今後の改善の方向性について質しました。
◇ 設置目的・整備基準について
質問 下肢障害者向住宅の設置目的は?
都市整備局長 常時車いすを使用される方が安全に自立生活を送れるよう、出入口の拡幅、段差解消、流し台の高さ、浴室仕様等に配慮して整備しています。
質問 整備基準、現行基準の適用はいつからか?
局長 明確な統一基準はありませんが、車いす使用者向け製品等を参考にしています。出入口幅等に大きな差はありませんが、平成14年の福浜市営住宅建替以降は、浴室内に車いすで入れるユニットバスを採用しています。
◇ 設備と入居実態の乖離について
質問 浴室設備が入居者の実情に合っていないとの声がある。また、浴室改修等を入居者が自己負担で行っていることについての市の見解は?
局長 車いす生活を前提に整備していますが、障害の程度や生活習慣は入居者ごとに異なるため、全ての方に満足いただける仕様とすることは難しく、入居者に一定の負担をして頂くことはやむを得ないと考えています。
質問 市が安全確保のための改修を行うべきではないか?
局長 平成4年度以前に建設された一般の市営住宅で、障害の程度など要件に合う場合は市の負担で手すり等を設置しており、今後、下肢障害者向住宅についても手すりの設置など要件の見直しを検討していきます。
◇ 申込時の情報提供について
質問 市営住宅申込時に居室内の設備状況を確認できる仕組みを整えるべきではないか?
局長 現在は問い合わせに応じ、窓口で間取り図や写真により説明していますが、今後はホームページ掲載など、より確認しやすい仕組みを充実させていきます。
◇ 今後の下肢障害者向住宅の計画的改修について
質問 時代の変化や障害特性の多様化を踏まえ、計画的改修を検討すべき時期に来ているのではないか?
局長 入居者のご意見を伺いながら、検討していきます。
学校等での救急搬送時における選定療養費の負担について
学校園や放課後児童クラブ等の施設管理下で事故が発生した際の選定療養費の保護者負担について、こどもの命と安全を最優先にした体制整備の必要性を質しました。
◇ 救急搬送の判断環境について
質問 費用負担への懸念が救急搬送の判断をためらわせることがあってはならないと考えるが、現場が躊躇なく救急要請できる環境整備についてどのように認識しているか?
教育長 学校生活における児童生徒の命と安全の確保は最優先事項であり、不測の事態に際し迅速に医療機関へつなぐ体制を維持することは教育委員会の責務です。
各校で応急手当普及員の資格取得や校内研修を実施し、躊躇なく救急搬送の判断ができるよう危機管理体制を整えています。
◇ 助成制度の導入について
質問 他市では、学校管理下での救急搬送時に保護者が支払った選定療養費を補助する制度も始まっている。本市においても、施設管理下での事故に限り、保護者負担となった選定療養費を助成する制度の導入を検討してはどうか?
また、こどもの命に関わる場面で、学校が躊躇しない体制づくりは重要であるものの、事前に保護者へ説明を行わなければならない現状は、現場の教職員にとって心理的負担となっているのではないか?
選定療養費の発生件数が多くないのであれば、補助により保護者負担と学校側の説明負担の双方を軽減できるのではないか?
教育長 選定療養費がどの程度発生しているのか、また学校現場で実際にどのような課題が生じているのかについて、まずは実態を把握する必要があります。現時点では政令指定都市で導入している例はありませんが、補助制度を実施している自治体の状況も含め調査し、本市として何ができるのか研究してまいります。
廃園となった園の象徴的備品の保存について
統廃合や民営化により廃園となった園の門柱銘板、園章、園旗、記念碑、卒業制作物などの象徴的備品の取扱いについて、地域の思いに寄り添った対応を求めました。
◇ 保存・処分の基準について
質問 廃園となった園の象徴的備品について、現在どのような基準で保存や処分を判断しているのか?
岡山っ子育成局長 明確な決まりはありませんが、一点一点、保存の可否を検討しています。
質問 保存を求める意見があった場合はどのように対応しているのか?
局長 地域や保護者から保存を希望する声があれば、できるだけ対応するよう努めています。
◇ 保存や記録のあり方について
質問 象徴的備品の保存や記録のあり方について検討するべきではないか?
局長 象徴的備品は園児や保護者、地域の方々の思いがこもった大切なものと認識しています。
統廃合や民営化を進める際には、協議や説明会等で丁寧に意見を伺いながら、できる限り対応していきます。保存や記録のあり方についても検討していきます。
