市の震度計の比較調査を提案中
市の震度計について、新たな提案を致しました。
当市の震度計の設置環境につきましては、平成26年第2回定例会での質疑で一定の結論を得たわけであります。それは、隣接市に比べて当市の震度が低いのは、震度計が本庁舎の地下2階に設置されているからではないかとの疑問に対し、市として改めて気象庁より適切である旨の確認がとれたことから、現在の震度計の移設の必要性はないということであります。
しかし、今も地震があるたびに、毎回ではありませんが、市民の方から「市の震度計は合っているのか」との問い合わせがあります。震度計には設置基準がありますが、人の感じ方には基準がありません。私自身も、気象庁に確認した上で我が市の震度計は設置基準内といえども、非常にまれな設置環境にある震度計であるということを認識すべきと主張しているわけであります。
そこで、例えば生涯学習センターと中央図書館がある敷地内に簡易な震度計を地上設置して、参考値として、しばらくの間、現在の地下の震度計との比較調査を行ってみてはどうかと提案しました。
市側の答弁としては「設置費用や設置場所、管理・運用面について調査・研究が必要であることから、まずはその点を検討させていただきたい。」とのこと。
今後、引き続き質問してまいりますが、震度は市内でも地域によって違いが出る可能性もあります。大事なことは、災害時の市の初動態勢であります。広く状況を把握するためには、東京ガス等の民間企業との情報共有も有効的と考えます。その点も踏まえ、確認してまいりたいと思います。
【大規模地震が発生した場合の市の初動態勢】
市の災害対策本部につきましては、震度5強以上の地震が発生したとき、また、市本部を設置し、総合的な応急対策を行う必要があると認めたときに設置することを地域防災計画に定めております。また、災害対策本部を設置すべき震度を観測しなかった場合におきましても、震度4以上の発生または発生のおそれがある場合におきまして情報監視体制をとることとなっており、防災防犯課の職員により情報の収集・伝達を図るとともに、指定職員間での情報連絡ができるよう体制を整えています。
昨年9月、東京湾を震源とし、調布市で震度5弱を観測したときにも、本市は震度3でありましたが、防災防犯課職員が参集し、情報収集・伝達を行いました。