予算否決。議案齟齬。陳謝減棒。辞職勧告。。
3月議会が終わりました。24年度一般会計予算案は、15対6(議長除く)で否決となりました。(後日、3ヶ月分の暫定予算は可決)
【24年度一般会計予算案】
賛成・・・民主、社会・市民、ネット
反対・・・自民、公明、共産、みんな、ハート
予算案の審議は、計上された予算項目内の内容だけで判断するものではありません。大事なのは、山積する諸課題や今後の取り組みを、いつまでに、どうやって、またそのための財源をどう確保していくのか等の具体的な方針や指標が、根底にあるのかどうかです。馬場市長提案の当初予算案が、就任以来、毎回否決されてしまう原因はここにあるのだと思います。
「木を見て森を見ず」という例えがありますが、馬場市長は木を見るどころか、自分の足元しか見ていない感じがします。それでは自身がどこから来て、現在地はどこなのか、どこへどうやって向かうのかもわからなくなってしまいます。過去の主張・発言と、現在のそれとの不一致、また今後に対しての発言の曖昧さ、ビジョンの無さというものは、この裏付けに他ならないと思います。
今回は、一般会計予算案の他に、特別会計である東久留米市下水道事業の予算案も否決されました。これは全員一致の否決です。理由は、提示されてきた計画に齟齬(=食い違うこと)をきたしていたことが判明したからです。
下水道事業につきましては、処理経費を原則下水道使用料で賄わなければならない「独立採算制」を基本とすることから、現在の下水道財源の計画的な健全化を計り、一般財源からの繰り出しを抑制していかなければなりません。その上で、下水道使用料の見直しは一定の理解が必要となります。
しかしながら、今回提出議案の大前提である「平成32年度までに回収率100%にする」ことが、不可能であるということが判明致しました。もともと市民検討委員会での検討も、「10年間」での試算でありました。ところが実際の施行については、本年度7月からとしても平成32年度までは「8年9ヶ月」となります。そうなると、今回の提示内容では、平成32年度に回収率100%にすることはできません。
早急に再度試算すると共に、市民に向けての、回収率100%を「平成32年度まで」とするのか、施行後の「10年間で」とするのかを、しっかり検討することを強く要望しました。また、今議案に対しての「熟慮に熟慮を重ねた」との市長の言葉は完全に吹き飛びました。結果、市長から陳謝があり、減棒(50%×2ヶ月)する議案が提出され可決されるという始末となりました。
さらに、12月議会において4度目の「問責決議」を受けておきながらの今回の不手際、その根底の政治姿勢に対し、自民クラブより「辞職勧告決議案」が提出され、賛成多数で可決されました。
【馬場市長に対する辞職勧告決議案】
賛成・・・自民、公明、共産、みんな、ハート
反対・・・民主、社会・市民、ネット
しかしながら「辞職勧告決議」は「不信任決議」と異なり、法的拘束力はありません。あくまで「市長を辞職しなさい!」と言っているのに過ぎず、「辞職しなければならない」わけではないのです。ちなみに「不信任決議」は議員数の4分の3以上(我が市では18名以上)の賛成が必要です。もちろん馬場市長は、絶対に辞職はしないそうです。きっと「問責決議」にはもう慣れてきてしまっているのではないかと感じてしまいます。
任期は残り1年9ヶ月。市長に、木を、森を、現在地を、進み方を見る姿勢を持たすことができるか・・なんて、市政は市長育成の場ではありませんからね!決して悪い方ではないと思っています。ただ我が東久留米市の「現在の市長」としては適していないとつくづく思うだけです。
過去の原因を知りたければ、その現在の結果を見よ。未来の結果を知りたければ、その現在の原因を見よ。ご自身の体面ではなく、言葉だけではなく、本気で市のことを考えられる市長が欲しい。