東久留米市議会議員 三浦たけし

誠実な対話と迅速な行動がモットーです!

原発にちょっと一言

未分類 / 2011年8月31日

私は専門家ではないので知識も分析力もありませんし、発言力もありません。が、一言述べておきたいと思います。

原子力をこれからどの程度使用するか

① 強制的に徐々に減らしていく

② 経済安定の為、新エネルギー誕生まで「電力の安定供給」を重視する

  私の答えは①。言い換えれば「強制的に命を守る」ということです。確かに電力の不安定は企業の足かせとなり、経済に影響を与える恐れがあります。しかし、そもそも経済の発展は何のためか。人間生活のためであります。人間活動の発展のために経済があり、経済のために人間がいるわけではありません。経済を軽視しているのではありません。命を重視しているのです。新エネルギー開発と実用化まではかなりの時間と費用が掛かるといわれております。決定的な原発の代用がない中での原子力削減は、企業や経済に負荷がかかりますが、人間の為の企業、経済は必ず乗り超えられると信じています。

◆プルサーマル発電について

  ウランを使用する原子力発電。エネルギーを生むと同時にそれ以上の「核のゴミ」プルトニウムが出てきます。この核廃棄物の処分法は「保管」のみ。そこで、この「核廃棄物」を再利用する計画が「プルサーマル」。ウランも枯渇燃料なので、このプルトニウムをリサイクルすることで、ウラン消費を緩やかにすると同時に廃棄物保管のコストも抑えられるといったもの。ちなみに核先進国アメリカとフランスは断念。ロシアでも難しい状況らしい。理由は確認してませんが、きっとリスクが高いのでは。「灯油用ストーブにガソリンを入れるようなものだ」という方もいます。

  ということで私は「プルサーマル発電」にも反対なのですが、廃棄物の保管はどうすればいいのかが問題です。現在日本の核廃棄物はイギリスとフランスに預かってもらっているそうです(ただではないでしょうね)。フィンランドでは「地層処理」といって地層に埋めて永久保管する方法を実験開始するそうです。日本でも検討しているそうですが、断層の上で絶えず揺れている日本の地層に埋めるなんて考えられません。核廃棄物の処分は、莫大な経費がかかっても外国にお願いするしかないのかなと考えてしまいます。莫大な経費といっても、後世でのリスクを考えれば、現在での決断が最も「安い」のかも知れません。遅かれ早かれこの処分については「地球人全体」で考えなければなりませんね。

◆電力供給体制

 現在の電力会社による「地域独占型」をどの会社でも参入できる「地域分散型」にした方が総電力は増えるといわれております。それには「発電」と「送電」を一手に賄っている「垂直統合」を崩し、「送電」=「送電線」の自由化が必要となります。当然、専売特許がなくなる大手電力会社は、猛反対となります。ここは、国が国策として取り組むべきことです。仮に労組の支持を受ける政府民主党が大手電力会社労組に気を使うのであれば現時点でのこの話しは終わりです。

 また「垂直統合」の代わりに、どんなに悪条件の場所でも電力の需要があれば送電できるようにしなければならない「供給義務」があるそうです。送電線が自由化されるとこの義務がなくなり、結果悪条件の場所には新たな設置がされにくくなったり、地域によってコストが高くなったりする危惧があるとのこと。しかしながらそういった地域格差を助成や法律で守っていくのが国の役目だと思うんです。何も変えずに何かを変えるなんてことは考えてないとは思いますが。。

   ドイツは脱原発を宣言し、地繋がりの隣国から電力を送ってもらっています。日本は海に囲まれた国。隣国から電力を送れません。資源も少ない。一日も早い「太陽光水素系の新エネルギー」の開発は、技術力集中力の日本の見せ場であり、義務であり、使命であるのは間違いない。

※ご意見ご要望はこちらにお願い申し上げます take_miura_komei@yahoo.co.jp

若い世代に市政を近づけたい!

未分類 / 2011年8月28日

 平成23年度4月24日東久留米市議会議員選挙の統計です。

 有権者数92802人に対し、投票者数43551人で、過半数を下回る46.93%でした。世代で見ますと、若くなるにつれ投票率が低くなっています。これは恐らくどこの自治体でも同じ状況だと思います。
 20代と30代の投票が今の1.5倍になったとすると、合計投票率は51.26%と過半数を超えます。ちなみに増票数は4018。今回ぶっちぎりのトップだった並木議員の得票を1000も上回る数です。

 「少子高齢化社会」といわれておりますが、「超高齢社会」に突入していることもあり、「少子化」よりも「高齢化」の対策にウェイトを置きがちになっているように思います。もちろん高齢化対策も待ったなしの重要な問題ですが、同時に少子化対策も重要です。
 なので、もっと20代30代の方にも市政に政治に参加して頂きたいなと思っております。これは誰もが言っている、政治家による「政治不信」や「わかりづらさ」等が原因となっているかもしれません。私は「不信感」や「わかりづらさ」、そして何より強敵な「興味の無さ」は、つまり「政治が遠くなっている」ことが一番の原因だと思っています。

 このブログも市政に興味のない方は見ることもないでしょうね(笑)
ですので、今後も私から積極的に20代30代の方へわかりやすくお伝えし、意見をお聞きし、具体的な政策を進めて参りたいと思います。若い世代に対しての政策推進は若い世代の政治への興味と声が必要です。(奇抜さは生活に密着しているケースが多い!)

 これを読んで頂いた「市政に興味のある」皆様!世代を超えて若い世代に政治を近づけませんか!時間を要しますが、私も真剣に取り組んで参ります!
 「ちょうちん型」の人口ピラミッドの上部を細くすることなく、再度大きな「富士山型」にすることを目指したい!

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小・中学校のエアコン設置 再始動!

未分類 / 2011年8月19日

 「保留」となっておりました、「小・中学校エアコン設置」ですが、この度再始動できることになりました!これより準備にとりかかり、今年度の冬休みや土日祭日を利用し工事していく予定となる方向です。来年度の夏休み工事は予定通りとなるのではないかと思われます。(保留になりました経緯とその後の対応は本ブログの「小・中学校のエアコン設置について」及び「学校での熱中症対策を急げ!」に掲載しております。)

国の補助が保留になっている為、予定していた(上図)財源が確保できず、引き続き国へ補助を要望している最中ですが、7月22日付けで東京都が同助成制度を改正。もともと「国の助成」を受けることで、市の負担分の75%を借金できる制度でしたが、この度の都の措置により、都の許可債で市負担の75%を借金できることとなりました(下図)。

 まずは、小・中学校にエアコンが設置されることとなり一安心です。(業者選定や工期の心配はありますが・・)
しかしながら、この度の都の措置は大変にありがたいものの、このままでは市の負担が大きくなっております。この東京都の助成事業は来年度までとなっており、国の助成を待っていては、都の助成が受けれなくなる可能性がありますのでやむを得ずこのかたち(上図)をとったわけで、の助成が決まれば、その段階でもともと(最上図)のかたちに戻ります。

 引き続き、国の助成が「第三次補正案」に入るよう、公明党一丸となって努めて参ります!

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東久留米市内空間放射線量測定結果(8月)

未分類 / 2011年8月19日

市内施設空間放射線量測定結果【第2回目(平成23年8月1日~8月12日)】をご報告致します。

                                   

石巻市へ視察に行きました

未分類 / 2011年8月13日

8月1日・2日に公明党東久留米市議団で、南三陸町へ「おでって(お手伝い)」に、石巻に視察に行って参りました。

【石巻市】
 お忙しい中、石巻市議会阿部議長と議会事務局長にお会いさせて頂きお話しをお伺い致しました。
 まずは、石巻市役所が駅前のデパートの中にあるのにびっくり。昨年移転してきたそうです。議場も映画館だったところを再利用しています。柱もない空間の為、大地震の時に天井が全て落ちてしまったようで未だ復旧中とのこと。
 通りには「石ノ森章太郎」がフューチャーされていて、駅前から商店街のいろんなところに等身大の「サイボーグ009」や「仮面ライダー」たちが立っています。おもしろい街です。
 ここは海岸から離れているものの津波は1.5mの高さでこの市街地を飲み込んだそうです。津波当日はこの市役所(デパート)に900人が閉じ込められ、4日間出られなかったとのこと。1F食料品売場から上げれるのもだけ上げて過ごしたそうです。
 ちなみに市内に大型商業施設「イオン」もありますが、ここにも1000人を超える方々が避難してきて食料や飲料水が配給され大いに貢献したこともご報告しておきます。(東久留米市にも25年3月オープン予定・・地域貢献施設設置と共に災害時の防災拠点となる予定)
 一見、市街地は津波の影響は無かったかと思うほど店舗の復旧は進んでいるように見えましたが、処々未だに信号が復旧していない状況です。

 沿岸部。凄まじい異臭と膨大な瓦礫の山があちこちに残っています。

 石巻市の瓦礫の量は他地域より多く、その処分費だけでも3500億かかるとのこと。もちろん県や市だけではどうにもならない費用。1割を市で一時負担しろというが、それでも350億。収集は進めたものの、その後の国からの対応が示されず、その先が進まない。未だ23%の処理率。
 
公明党も、瓦礫処理の加速化が復興のカギを握るとし、1割でも地方自治体の一時負担をなくす特別措置法案を訴えた。8月12日、震災から5ヶ月経って、ようやく参院本会議で全会一致で可決、成立した。被災自治体の要請に応じて国が代行し、処理費用も事実上、国が全額負担する内容だ。
 石巻市亀山市長「法律ができたおかげで、これらの作業のスピードアップを期待している。被災者支援では、被災者の目線で法案や予算への対応を迅速に行い、避難者などの生活再建を一刻も早く進めることが急務だ。こうした点で公明党の力を一段と貸してほしい。」(8.13公明新聞)とおっしゃっている。

 但し、これはあくまで「復旧」の為の第一歩である「瓦礫処分」の法案。これで国にふんぞり返られてはたまらない「復旧」から「復興」には、石巻市だけでも1兆円規模に及ぶといいます。津波で壊滅的な被害を受けた各地域を中心に、新たなグランドデザインを描かなければなりませんが、そこには市有地の他、私有地、県道、国道もあり、一筋縄ではいきません。更に石巻市では44ヶ所あった漁港が全滅しました。土地の整備の他に待ったなしの漁業、商業の復興も進めなればなりません。

 過日行った山元町でも、懸念されていた「まちづくり協議」で紛糾していることが報道されてました。非常に難しい問題が山積していると思いますが、国は「国による土地の一時買取」等、現場の負担を少しでも軽くして地域でのあらゆる計画を進めやすくしていくべきだと思います。「復旧」の法案成立に5ヶ月掛かりました。次の「復興」の為の法案は「復旧」以上に難しい。今まで以上のスピード感覚を持たないと!!

※ご意見ご要望はこちらにお願い申し上げます take_miura_komei@yahoo.co.jp

 

                                                                   

南三陸町へおでってさ行きました

未分類 / 2011年8月12日

8月1日・2日に公明党東久留米市議団で、南三陸町へ「おでって(お手伝い)」に、石巻に視察に行って参りました。(作業は今回もハードでした)

【南三陸町】
午前中はプレハブで設置された仮設町役場の隣りの体育館2階へ物資の寝具や食器の搬入をほぼノンストップで行いました。
一緒に作業した方達の中に神奈川県厚木市から来ている方々が大勢いらっしゃいました。会社の社長が東北出身であることから、会社をあげて連日ボランティアに来ているとのことでした。しかも休暇と有給を使って。。若くて元気いっぱいの人たちで、とても「いい会社」なんだろうなと感じました。私も以前は営業職でしたが、その会社を見るのはその社員を見るのが一番かも知れませんね!

午後からは「志津川病院」の瓦礫撤去作業。作業前に、この病院で72名の方が亡くなったことの説明があり、入口に設置されている祭壇で合掌。(建物の写真は控えさせて頂きます)
5月に行った時は「ベテランボランティア」の方が多かったのに対し、今回は「企業」「ボランティアツアー」の方々が多かったです。

沿岸部では大きな瓦礫の撤去のみで、細かい瓦礫はまだまだ残っている状況。10mを超える津波により、3〜4階建ての建物の屋根には車や瓦礫が乗っかったままになっています。半壊の建物も多く残っていて「復旧」から「復興」へ転じるのはまだ時間がかかりそうです。

集積された瓦礫の山はビル4階に及ぶ高さになっています。その中でも、ガソリンスタンドは営業を再開し、コンビニもプレハブ
               で開店準備
をしており、ひとつひとつ再構築へ向いていることを
               感じます。

南三陸町復興のシンボルとして販売されているという「たこの文鎮」が見つからなかったのが残念。。売り切れかもしれません。

石巻は次の項でご報告致します。
mailto:take_miura_komei@yahoo.co.jp