3点について一般質問させていただきました。
1.「雑誌スポンサー制度」の導入について
【提案】デフレ経済での税収の低迷状況の中、多くの自治体やあらゆる事業は、財政面の縮小が余儀なくされている状況であり、そのため財政改革を一層進め、財政の無駄を如何に削減できるかに大変苦慮されている実情がある中、「雑誌スポンサー制度」の導入を提案しました。
この雑誌スポンサー制度というのは、図書館のブックカバーに企業名の広告を掲載する代わりに、その雑誌の代金を広告主に肩代わりしていただく制度であります。
具体的に申しますと、図書館の雑誌は、通常1冊1冊にクリアーカバーがついている状態で雑誌コーナーに置いてあります。
このクリアーカバーにスポンサーになっていただいた会社の社名広告を乗せて、その代わりにその雑誌の購入代金を1年分、月間雑誌であれば12冊分の代金をそのスポンサーに肩代わりしていただく形となります。
その分、図書館の雑誌購入費として出費していた金額が浮く形となり、別の雑誌の購入代金等に回すことができるようになります。
現在では、近隣の小田原市、厚木市が導入し、この4月からは平塚市が導入し始めております。
平塚は、この4月からスタートするために3月にスポンサー募集を始め、この1か月で4団体、雑誌数として8誌のスポンサーが付き、現在の成果は金額にして年間約6万円となっております。
私は、平塚市の図書館を視察に行って話を聞いてきましたが、図書館長は、最初はスポンサーがつくかどうか心配でしたが、スタートは上々で、今後の課題は、いかにより多くの企業や商店にPRしていくかということでした。
図書館内での広告ということで、広告範囲は限定されているものの、広告料金が、雑誌の費用分だけで宣伝ができるのなら安いといっていただける企業も多いのではないかと期待できると思います。
川越市では、現在年間30万円の成果を出しているようです。
本市としましても、ぜひこの雑誌スポンサー制度を導入してみてはいかがでしょうか。
【答弁】厳しい財政状況の中、是非検討していきたい。
2. 通学路の安全対策の強化について
昨今の通学における交通事故が多発している中、早急なる安全対策が求められています。
昨年度だけでも、全国で発生した登下校中の交通事故の死傷者数は、全国で2845人、1日平均8人と、驚くほどの児童が事故にみまわれている状況です。
早急な合同点検の実施と共に、しっかりとした安全確保に向けた対策と、実施を要望しました。
☆市民の声
・安全対策の要望を出してもなかなか実行してもらえない。
☆市内の小学校の校長先生の声
・要望書を出しても実現されるのはごくまれで、あまり期待ができない。
・要望書という書面によって提出するだけでは、直接熱い思いを伝えたくても伝える機会がない。
【要望】その改善の為の検討会に、これまでにはなかった学校とPTAを交え、直接意見を聞く場を設ける事を要望。
【答弁】通学路の安全の為の検討会を、今後は、PTAや学校関係者を一同に介した中で開催し、安全対策の強化に取り組んでいきます。
【要望】学校への登校時間と、車による通勤時間とが丁度重なる点や、車の通勤の抜け道とスクールゾーンが重なるなど、2重の悪条件が、危険度を高めている点を指摘。
・自動車等のスクールゾーンへの侵入の時間規制や、「スクールゾーン」や「時速30km規制」などといった文字を路面に表示して、運転者への注意を喚起することなど、警察とも連携して積極的に対策を進めることを要望。
・「ヒヤリハットマップ」なるものを、各学校で活用することを進めていくべきではと提案しました。
「ヒヤリハットの法則」について
事故が発生する場合の多くが、ひやりとしたり、ハットしたりというようなケースが、その場所で何回か続き、やがて大きな事故に発展します。
【答弁】9校ではこのヒヤリハットマップなるものを作成して活用しているが、作成していないほかの学校でも作成・活用するようにし、更なる安全対策の強化に努めていきたい。
3 .学校の防災教育について
東日本大震災以降、余震活動が活発化しており、今後も長期間続くといわれています。
また、この震災を機に、わが国の地震活動が活動期に入り、周期的にみても、次に発生する地震は、東海地震、東南海地震、南海地震と3連動型の大規模な形で起こることが危惧されています。
昨年9月議会の一般質問で私は、東日本大震災に見舞われた釜石市において、多くの犠牲者があった中、小中学校の管理下におかれた釜石市の生徒約3000名全員の命が守られたという「釜石の奇跡」を取り上げ、その裏には、群馬大学の片田敏孝教授による生徒たちに対する徹底した防災教育があったことにふれ、本市としての防災教育の抜本的な見直しを訴えました。
そのことが契機となり、その片田教授を講師として、この平成24年4月23日、本市庁舎にて、約2時間にわたる大変に有意義な講演会を開催することが出来ました。
もし、片田教授の徹した防災教育がなかったら、この3000名という尊い生徒たちの命が失われていたかもしれないことを考えると、教授が行ってきた防災教育は、あまりにも重いものがあったのではないか。
私は、このような防災教育を、学校教育の中で展開すべきだと訴えました。
☆この講演に参加した教職員
教育長をはじめ本市の小中学校の教職員約70名が参加。各学校で1人以上参加した学校は、本市の約7割。
☆参加した方の感想
大変に感銘を受けたので、今後の防災教育に大いに役立てたい。
【要望】(学校の防災教育のまとめ)
片田教授は、1次的には防災、2次的には生きる姿勢を教えています。
そして教授は、自然の猛威は誰も予測できない。だから、ベストをつくせ。これしか自然の猛威から逃れるすべは無い。そのためにも、大切な命を自らが責任を持って守りきれ!常にいかなる時もベストをつくせる自分になれ!
と知識だけではなく自らの命は自らが責任を持って守り抜くという“自助”の姿勢を教えています。
これは、人生何があるかわからない。しかし、何が起きようともベストをつくして立ち向かえ!決してあきらめてはならない!日ごろからそういう強い自分自身を築き上げろ!
と人生の生きる姿勢を教えているようにも思えてならなりません。
まさに、これこそが子供たちに教えて行かなければいけない、現実に向き合うということの生きた教育であり、このような生きた防災教育を、本市としても早急に展開していくことを強く要望しました。