今日は、公明党の「2011夏季議員研修会」が新宿で開催されました。
内容は盛り沢山で、講師を東京大学医学部付属病院 放射線科.准教授 中川恵一氏による「放射線のひみつ」の講演がそのひとつでした。
今回の福島原発事故を通して放射線被ばくについて、何を恐れるべきなのか知ることが大事。被ばくすると、一般の市民は「がんが増えるかもしれない」ということのみ。
放射線物質…ヨウ素(8日間影響)、セシウム 134(2年間影響)、セシウム 137(30年間影響)風の向きによる一定の地域に影響
今はヨウ素はほとんど無いし、セシウムは5ヶ月前に放出された量のみ。
がん大国日本では、日本人の二人に1人が「がん」になる。3人に1人ががんで亡くなっている。(放射能と生活習慣によりがんになる)。
がんの原因….3分の1がタバコ、3分の1がそれ以外(過度の飲酒、野菜不足、肉の取り過ぎ、運動不足など)、3分の1は運とのこと。
自然被ばく…年1.5ミリシーベルト
医療被ばく…4ミリシーベルト 計 年5.5ミリシーベルト
タバコの葉には放射能を持っていて、放射能発生地域以外のところでは、自然被ばくより、医療被ばくの方が高く、医療被ばくより、タバコを1日一箱以上1年間吸い続けるほうが被ばく量ははるかに高く、がんへのリスクも高いとのこと。
だから、放射能被害にあまり神経質になり過ぎても、ならなさ過ぎてもいけないとのことでした。
約70歳で100ミリシーベルトの放射線を受けていく。
累積で100ミリシーベルトになるとがんの死亡率が0.5%増える。早期発見(がん検診)が大事という講演でした。