震災から1年。今、様々な角度から復旧復興への対応が検証されています。そのなかで、福島第一原発事故におけるドラマが東京新聞に掲載されていました。
原子炉への注水が始まったころ、一人の男性が動いた話です。報道等で原子炉注水の対応を見ていてたら、ヘリコブターや消防車、放水車などで、こんなものではダメだと思ったそうです。この男性は、大型コンクリートポンプ車を造る会社の社長をしておられた。そこで、大型ポンプ車を使用した方がよいと、恥をかいても自分が動かなければと決意して、行動を開始しました。
全国紙のある新聞社を訪問しても門前払いでした。ある警察署で説明してもだめ。東京電力のホットラインに電話しても体裁よくあしらわれました。再び他の全国紙の新聞社を訪ねたがだめだった。それで春日部市内の東京電力の事務所で仕様書を見せて説明するも、先が見えそうになかった。
そこで、日ごろ公明党の支援をたのみにくる婦人に話をした。そうすると葛飾区選出の公明党都議会議員の野上さんを紹介してくれた。野上さんはすぐに動いたそうです。間もなくして、公明党の山口代表から電話があった。「あなたの案は、原子力災害対策本部で採用されました」とのこと。
この男性はあきらめずに良かったと思ったそうです。再三の門前払いにもめげずに、真剣に説得して回った執念が結実した話でした。それにしても、大切な時に、大切な声に鈍感であれば、取り返しのつかないことになるのだなとの反面教師の記事でした。今再び、「一人の声を大切に」との原点を忘れてはならないと痛感。

