ケーブルテレビでカラヤン指揮のベートーベンの第九が放映されていました。子どもの頃、父が購入していたレコードを何度も聴いたものです。カラヤン指揮、ウィーンフィルの演奏だったでしょうか。懐かしさもあり慌ただしい年の瀬、わずかな時間でしたが、じっくりと聴かせてもらいました。
ベートーベン晩年の名作。経済苦に加え、耳が聞こえなくなるという音楽家として絶望的な状況で書き上げた歓喜の歌。苦悩を突き抜けて歓喜へ。
「友よ、これまで演じてきた調べではなく、もっともっと、喜びに満ちた歌をうたおう!」 シラーの詩に自分の作詞を加えた冒頭の部分です。この年末に聴くとなおさら心を揺さぶられます。
東日本大震災。福島第一原発の放射能問題。景気の低迷。続く円高。今年はいろんなことがありました。今なお自身の課題と闘っている方もおられるでしょう。戦う気力さえ萎えてしまった方もいらっしゃるでしょう。
それでも苦悩の突き抜けて、歓喜の頂へ。「時流が強く切り離したものを すべての人々は兄弟となる」 これまでの既成の価値観を乗り越え、人々が待ち望んだ絆深き共生の社会へ。
闇が深ければ深いほど、暁は近い。来年は何としても希望の見える年としていきたい。この一年、お世話になった全ての方に感謝を申しあげます。そして新しい生命で来年も戦い抜くことをお誓いし、この一年の締めくくりとさせていただきます。皆さま、本当にありがとうございました。
