誠に残念なことに高齢者の孤独死が続いています。
これまで日本の標準世帯は、父、母、子ども2人の4人家族を基本モデルとしてきました。しかしながら、これからは単身世帯が標準になってきています。その中でも高齢者の単身世帯が増えています。
羽村市が本年3月に発表した、65才以上を対象とした高齢者の基礎調査報告書にはっきりと表れています。高齢者単身世帯が全体の14.1%、夫婦のみで夫婦とも65才以上が40.2%、夫婦のみで夫婦どちらかが65才以上が5.6%です。
町内会・自治会の加入率が毎年減少し、地域における人と人との交流が少なくなっている現状が、深刻さをさらに加速させています。これまでも議会の中で何度も質問してきた課題でありましたが、本格的に本腰を入れて取り組まなくてはならない重要課題です。
今日、あるご婦人と懇談させていただきました。その方は、そのような高齢者の方のおかずを毎日作っておられるそうです。一週間のメニューを考え、一人ひとりの日程を調整してながら、複数の方々に届けているそうです。将来的には、空家等を使用して、高齢者の方がお茶のみできる場を作りたいと抱負を語っておられました。
自身が病気を克服され、一人で何もできない苦しさを味わったご経験や、ご両親の介護の経験等を踏まえ、何か地域でご恩返しできないかと思われたそうです。
大変感銘を受けました。無縁社会(むえんしゃかい)という造語があります。この言葉は、単身世帯が増え、人と人との関係が希薄となりつつある日本社会の一面を言いあらわしたものだそうです。
その対極にある生き方、あえて関わっていく社会を目指しておられるご婦人の生き方。以前の日本には当り前のことでしたが、今では、あえて作りあげていかなければできない社会となってしまったようです。
人の命を一番に考える政治。言葉だけでなく具体的実効性が即、求められています。今日お話しいただいたご婦人の生き方に強く共鳴しながら、私なりに一層の努力を誓う大切な出会いとなりました。
