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政府が進める子ども子育て新システムにひと言もうしあげたいと思います。

何の為の子育て支援策でしょうか。これまでも親の立場での子育て支援策は述べられてきましたが、子どもの発達段階に応じた、子どもの育ちを第一とする幼児教育・保育が、いったいどれだけ議論されてきたのでしょうか。はなはだ疑問に思います。

帰りの際、毎日園児をギュッと抱擁する札幌創価幼稚園の教師

先日、札幌創価幼稚園を視察してきました。満面の笑顔で迎えてくれた園児たち。この幼稚園では、3歳までは親元でスキンシップを充分して育ち、その後幼児教育をとの考えで、2年保育を実施していました。時代の変化でなかなか難しくなってきているとのことでしたが、受け持った子どもは全員、「つよく、ただしく、のびのびと」育て、小学校に送り出していくとの気概を園長先生はじめ、教職員の方々の振る舞いから感じ取れました。

 毎日のお帰りの時間になると、担任の教師は、園児一人ひとりをギュッと抱擁して、さよならするそうです。園児たちはこれを何よりの楽しみにしていました。

大学生になった卒園児が園を訪ねてきたとき、照れくさそうに、「先生、ギュウしてください」と言い、自分よりも大きく成長した元園児を教師が抱擁していたというエピソードを聞きました。

幼少の時の愛情やスキンシップは心の深いところにちゃんと収まっていて、人格の大切な柱となっていることを感じました。

園児たちはみな笑顔で活発にあいさつをしてくれ、積極的にスキンシップを求めてきます。日ごろから愛情を受けている所作に他なりません。

これまで、幼児教育はどちらかと言うと大学教育や中等教育、初等教育に比較するとあまり光が当たってこなかったように思います。生涯学習を考える上で、これからは幼児教育をもっと重要視すべきだと思います。

お帰りの前に、読み聞かせをする札幌創価幼稚園の教師

羽村市の私立幼稚園、ごのかみ幼稚園が40周年の記念誌を本年度発行されました。その編集後記には母と子が共に育つ原点とも言うべき文が掲載されておりました。

「家庭で子育てをしている女性も、働きながら子育てをしている女性も、『子育てが何より大切なこと』と受け止め、子育ての喜びを感じながら、母として子どもとともに成長できる心豊かな社会、地域にしたいものです」と。

教育が社会のために利用されてきた「社会のための教育」から、教育そのものを目的とする社会「教育のための社会」へ転換していくためにも、集団教育の最初となる、子どもの育ちを第一とする幼児教育・保育を、国も行政も教育委員会も、もっともっと真剣に向き合う時ではないでしょうか。

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サイト管理者
羽村市 石居尚郎
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