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特別支援教育が開始されて7年が経過しました。東京都においては、平成16年に第一次実施計画がスタートして以来、昨年11月には第三次実施計画が策定されました。ここでは長期計画と実施計画の見直しをおこない、平成28年までの計画延長を決めました。

障害の有無にかかわらず、誰もが相互に人格と個性を尊重し支えあう共生社会(ノーマライゼーション社会)の実現を目指すとして出発したのが、特別支援教育です。私が議員として活動を始めたころ、心身障害教育(国では特殊教育)から特別支援教育への移行時期でした。

羽村市では特別支援教育が開始される際、固定学級がなくなるなどと、ありもしない風評をばらまいた人たちがいました。当時、保護者の皆さんからたくさんの相談をいただきました。そしてその不安を払しょくすべく、都庁に赴き、羽村市議会でも市の姿勢を質し、一部の悪質なデマを流す勢力に対し、今後のあり方を明確にしていきました。

このことがきっかけとなり、特別支援教育、発達障害支援について取り組みを始めました。教育カウンセラーとしての経験も少なからず役にたったのではないでしょうか。この8年、保護者の皆さんとの意見交換、学習会等の参加や多くの先進地も視察させていただき、議会の中で一歩づつではありますが前進させてまいりました。

いまだに特別支援教育は、ノーマライゼーションという高い頂きを目指ている登攀途中だと思います。今後さらに前進をと思っていたところ、銀の鈴社より一冊の本が出版されました。点頭てんかんという障害をかかえた娘さんと共に歩んだ25年を手記にまとめた書物です。題名は、『お月さん、とんでるね~点頭てんかんの娘と共に生きて』です。

一昨日、著者の夏野いづみさんからこの本を頂戴しました。当事者が客観性を持って伝えることは決して簡単なこどではなかったと推察します。しかし、この書物は一人の母親の視点で、温かくも適切な指摘がちりばめられた内容となっています。多くの教育・学校関係者をはじめ、保護者の皆さまにも是非読んでいただきたい一書だと思います。

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羽村市 石居尚郎
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