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今晩、郷土史を探求されておられた平井英次先生の通夜に参列させていただきました。93歳でした。郷土史の他にも、防犯協会や地元神社などの振興に努められた地域の名士であられた方です。

平井先生は、『多摩の方言と随想』、『多摩の方言と人情』、『多摩の方言と生活』、『多摩弁暦』、『多摩地方の仕来』、『武蔵野国川崎村の歩み』、『玉川上水物語』の7冊の本を世に出されています。羽村を中心とする方言を、自らの足を使ってひとり一人に直接お会いして集積されていかれた探求者であられました。

先生の本に初めて触れたのは議会図書室でした。町会議員を務めておられたこともあり寄贈本があったのです。その後、手元においていつでも見たいと思い、直接先生より何冊か購入させていただきました。入院先にお邪魔させていただいた時、書籍に先生の花押まで書いていただきました。久しぶりに書くのでと言われながら、しっかりと筆をすすめられる先生の姿が忘れられません。

執筆を続けていく中で、言われなき中傷もあったとお聞きしました。それでも一貫して書き続けられたそうです。ぼくとつとした文章でありながらユーモアも交えた先生の文章からは、郷土をこよなく愛する誇りが伝わってきます。時が経つほど先生が残された功績は光を放っていくにちがいありません。

その後、何冊か拝受いたしましたが、直接そのお礼と感想が言えなかったことが心残りとなりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。先生が遺された功績を大切に守り伝えていかねばと、強く誓う日となりました。

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羽村市 石居尚郎
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