酪農経営の安定策を探ろうと、公明党福岡県議団の浜崎達也、大城節子両議員が2月24日、同県筑紫野市筑紫で乳牛を牛舎でつながずに飼養する牧場「石橋ファームランド」を視察した。
同牧場では現在、乳牛100頭が、牛舎(922平方メートル)で放し飼いにされ、搾乳作業も独立した施設で行われている。飼料の量は1頭ごとコンピューターで管理。搾乳作業も衛生的な条件下で、立ったまま実施。ふんは堆肥発酵機で堆肥にされ、牧草畑などの肥料として還元されている。牛舎独特の悪臭はなかった。
県畜産課によると、同牧場と同様に牛をつながないフリーストール牛舎を整備している飼養戸数は県内で58戸(全体の13・3%)。牛舎で牛をつながないため、牛のストレスが少なく、乳量がアップし、搾乳やふん尿処理の作業時間も大幅に短縮。経産牛1頭当たりの飼養管理労働時間は、つなぎ牛舎に比べ2分の1から3分の1の年間45~70時間に短縮。飼養頭数も従来より2・2倍の75頭(平均成牛)に拡大されている。
同牧場の石橋義則代表は「牛舎で放し飼いすることで牛が開放的になり、体が大きくなった。乳量も2割アップした。つなぎ牛舎時の45頭から100頭に拡大し、管理も夫婦2人で十分」と大喜び。浜崎議員も「酪農農家の減少に歯止めをかけ、生産性向上の上からも放牧牛舎の整備を推進したい」と語っていた。
(公明新聞より)
