福岡県大野城市の牛頸ダム上流の山間地で、産業廃棄物の不法投棄が行われているとの情報を受け、公明党の浜崎達也、新開昌彦、高橋雅成の各県議と福山保廣・大野城市議が19日、現場を緊急視察した。
市内大字牛頸の現場は、同市民の水がめともなっている牛頸ダムから足洗川林道を1キロほど登った所で、同市の第1種自然環境保護区内に位置する。山林が生い茂る周辺とは異なり、山肌は泥で覆われていた。しかし、よく見ると、あちこちにタイルやコンクリートブロック、鉄の棒、塩化ビニール製品、さらにはコンデンサーなどが顔をのぞかせ、産廃を埋めた形跡が一目瞭然。
一行に同行した同市環境課の井手慎一係長は、「昨年7月の集中豪雨で山肌が崩れ、一面に汚泥の臭いがした。何が埋まっているか分からないだけに、地下水汚染が心配だ」と語った。
同県環境部監視指導課によると、同地は民間企業が1993年以来、資材置き場として所有しており、廃棄物処理法で施設の設置許可を必要としない埋め立て面積3000平方メートル未満のミニ処分場(自社廃棄物専用)とされていた。
現地は、大野城市議会公明党が昨年10月に調査しており、福山市議は「その時は、山の斜面に建築廃材などがむき出しでぎっしり埋まっていた。今は、廃棄物を細かく砕き、泥で覆い隠しているように見える」と述べた。浜崎県議も「林道側面にも産廃を埋めた形跡があり、ミニ処分場の域を超えているのでは……」と疑問を投げ掛けた。
調査を終えた一行は、県庁で同指導課の尾昭彦課長補佐から事業者への指導経過などで説明を受け、早急な現地調査と埋め立て面積の確認を強く要請した。尾課長補佐は「埋め立て面積の確認を急ぎたい。事業者には状況が確認されるまで、新たな廃棄物の搬入をしないよう指導している」と語った。
(公明新聞より)
