八王子市議会の令和3年第3回定例会は9月22日、市側から提出された補正予算などの議案について、各常任委員会の審査結果が報告され、採決に入りました。補正予算に関し、日本共産党が反対討論を行いましたが、起立採決の結果、賛成多数で可決しました。
今回成立した補正予算には、市議会公明党の要望事項が多数含まれています。
一つには「新型コロナウィルス感染症対策」の「地域医療体制整備」として、在宅療養者を中心に集団接種会場での接種が困難な方(約1,000人と推定)に対し、医師会との連携で訪問接種を実施することが決まりました。厚生委員会での審議の際、担当課長より高齢者、障がい者の対象把握に努めているが、最終的に希望者全員に接種できるよう取り組む、との考えが示されました。厚生委員会メンバーである私の方からは、重ねて不登校児童も対象とするよう市教委との連携を訴えました。
同じく「新型コロナウィルス感染症対策」の「飲食店等応援事業」として今回、飲食店認証制度の実施(感染症対策の設備投資に最大50万円補助)、それに都補助金を活用した「キャッシュレス決済ポイント還元事業」を実施することになりました。ポイント還元事業は、期間が2カ月間で、本年12月1~31日は中小飲食・小売・サービス業を対象業種として還元率20%、付与上限2,000円/回の計1万円、来年1月1~31日は対象を飲食店舗(認証店限定)として、同30%、最大3,000円/回の計1万8,000円という格好で実施します。都議会公明党(東村くにひろ幹事長)の小池都知事への訴えで予算化された「東京都生活応援商品券」制度を活用した事業であい、本年3月3日、公明党八王子総支部として市長に要望書を提出するなど具体化を働きかけてきていました。
また、今回の補正予算では、いじめ防止対策として、社会福祉士などの有資格者によるスクールソーシャルワーカーの3人増員経費が計上されました。全市で2人しか配置されていなかった時期、これでは不十分と市教委に訴え続けてきました。なかなか受け入れられませんでしたが、痛ましい事故も発生し、徐々に増員が図られ、ここでやっとスクールソーシャルワーカーが13人体制に増強されます。
ほかに「住宅確保給付金」の制度実施期間延長に伴う申請件数増加に対応した増額補正、いちょうホール大規模改修の見直し(施設維持に必要な部分に限定)に伴うスケジュール変更に絡む会計処理(繰越明許費設定)などが議決されました。
9月10日(金)、八王子市議会の厚生委員会が開かれ、8日に石森市長から提案された補正予算などの議案のうち、委員会所掌分について審議が行われました。
新型コロナ対策の一環で今回、集団接種会場に行けない高齢の方や障害をお持ちの方に対する「訪問接種予算」がつきました。これまで何度も会派の緊急要望で必要性を訴えてきたことが予算化されることになりました。
委員会質疑で私は、今回の補正内容を高く評価するとともに、「学校に行けない不登校のお子さんに対してもワクチン接種がきちんとできるよう、学校教育部と連携をしっかり進めるべき」と訴え、前向きな答弁を得ました。
また「1回目の訪問接種時、次の2度目のワクチン予約も1回目の時にできるよう」提案したところ、概ねその方向で検討していると答えがありました。
この日の委員会審議では、全ての議案が「可決すべきもの」と決まりました。全ての付託議案は9月22日の本会議で採決されます。
9月3日、八王子市議会の令和3年第3回定例会の本会議2日目、一般質問に登壇して災害時のドローン活用、公文書館整備、はちバス事業の見直し、について提案型で質問しました。通算52回目の一般質問となりました。
ドローン活用を初めて一般質問で取り上げたのは5年前です。当時の答弁ではかなりスピード感を持って導入を進めることになっていましたが、現状は東京都から貸与を受け、消防団に運航を預けているものが1機あるだけで、市職員で操縦士(パイロット)資格を持っている者もたった2人、と非常にスローすぎる進捗です。8月15日、大雨で土砂が崩れた際、あのときほどドローンで現場を確認できたらと思ったことはありませんでした(HP参照)。今回改めて、ある程度の風雨の中でも飛ばせる全天候型ドローンの導入、パイロットの養成を市長に訴えたところ、「大学および専門的技術を有する民間企業との連携や消防団の活動を強化するとともに、災害時にドローンを機動的に飛行させる体制を整えるなど、ドローン活用をさらに進めてまいります」との答弁がありました。進み出します。
公文書の管理・利用に関しては、市議会公明党の十数年来の要望である公文書館の整備に対し、市側は郷土資料館の建て替えの際、公文書館と一体化させた「総合情報館」として整備すると回答してきました。ところが、新郷土資料館整備の基本構想が固まってくる中、公文書館の話は一つも出てこないのが現実で、どうする方針なのか明確にさせました。質問の結果、総合情報館として整備することから遠退いていることが明らかになりましたが、代わりに現在、収蔵物を管理している旧・稲荷山小学校校舎などに閲覧スペースを整備するのとともに、アーキビストと呼ばれる専門職を常駐させ公文書館機能をしっかり持たせた施設を整えることを提案しました。木内副市長より「公文書を適切に保存し、利用しやすい公文書館の機能を確保することに向け、公有地や公共施設の有効活用なども念頭に置きながら、整備について検討を進めているところ」と理事者として初めて前向きな考えが示されました。具体的実現に向けて進めてほしい、と念を押しました。
八王子市の地域コミュニティバス「はちバス」の運行について、市はここで2年間をかけて中長期的課題を検討することになりました。2004年2月の北部コース開設以来、はちバス事業は開始以来18年あまりが経過する中、実に多くの要望・リクエストを寄せられながら、ほとんど微調整、軽微な修正に止まっている感の「はちバス」事業につき、本当に抜本的見直しを行うべきとの思いで訴えました。今回の質問で提案した市民に対する大がかりなアンケートについて、市は「広く市民の意見を聞くため、利用者に対する乗り込み調査や利用者以外の意見も幅広く聞くためアンケート調査なども検討していきたい」と答弁しました。はちバスに関する本格的なアンケート調査を行うとすると、これが初となります。この間、市民の高齢化が進み、公共交通システム整備は重要テーマであることから、市民目線に立った事業改革(拡充)を訴えるとともに、自動運転やスマホを使った予約システムなど新技術導入も積極的に検討すめるよう併せて訴えました。今後もチェックしてまいります。
余談ながら、議会改革の一環として、ペーパーレス化の一環として議員にタブレットが配布されましたので、今回の一般質問は失敗を覚悟の上、原稿用紙を読まず、端末で質問を行いました。徐々に慣れていくと思います。

9月1日は「防災の日」。八王子市役所の駐車場に東京消防庁で一台しかないVR防災体験車が来場。雨の降る中、撤収ギリギリのタイミングで、地震体験のバーチャルリアリティーを体験しました。
ゴーグルを顔に装着し、どの方向に顔を向けても画面がシンクロすることを確認しつつ、平和な家の中にいる状況を楽しんでいるところからスタート。突然の余震から天地がひっくり返るような本震、強い揺り戻し、そしていつのまにか建物の下敷きになり、救出されるまで、という衝撃の体験でした。
体験車を下りるときには顔面蒼白でしたが、実際はもっと酷いものだろうと思います。これは防災意識を高めるため大事な設備と思いました。
八王子市が新規更新した起震車「ぐらっと君」も、都内1台のVR体験車ほどでないかもしれませんが、揺れの面では本物の大地震の怖さを十分すぎるほど体感できる本格的な設備です。是非一度、体験されてみてはと思います。
八王子市議会の厚生委員会が8月23日開かれ、東京都のモデル事業として本年秋、「重複・多剤服薬管理指導」を実施することなどが報告されました。本市は2018年度に適正服薬の取り組みを開始しましたが、今秋、新たに薬剤師による「訪問服薬指導」を行うことになります。
重複・多剤服薬管理指導事業は医療情報(レセプト)から重複・多剤服薬の対象者を抽出・分析し、被保険者に働きかけを行い、薬の飲み過ぎによる健康被害を防ぎ、併せて医療費適正化へとつなげるものです。八王子市が2018年度からの実績を背景に立候補して三多摩唯一、荒川・大田・中野区とともに東京都のモデル事業に選ばれました。
都モデル事業で対象者となるのは、①多剤併用(2カ月連続、1カ月間で6種類以上の医薬品が処方調剤されている)②重複調剤(同期間で同一医薬品または同様の効能効果を持つ医薬品が処方調剤されている)③頻回受診(同期間で同一の医療機関を10日以上受診している)④併用禁忌(日本医療情報センターの併用禁忌薬剤データに該当している)――八王子市国民健康保険の被保険者、約1,800人。対象者には9月に勧奨通知、服薬管理指導の同意書を送付、同意した方には薬剤師が10~11月、訪問指導することになります。
八王子市の適正服薬の成果として、委員会では2018年度742万円、2019年度398万円、2020年度758万円の医療費減少が報告されました。残薬問題の解消、適正服薬の推進を2016年第2回定例会の一般質問で行い、そこから市の取り組みが始まりましたので、個人的に思い入れの強いテーマです。今回の都モデル事業の展開を契機に、目に見える結果が出ることを期待しています。
八王子市の給食センター3箇所目がこのほど元横山に竣工し、2学期から5つの中学校に温かい給食を提供することになります。
一日の調理能力は2,800食で、昨年稼働開始した南大沢、元八王子の2給食センター(各2,500食)より調理食数が1割強も多く、その分建屋も一回り大きい感じです。ここからは第一、第五、ひよどり山、石川、打越の各中学校に配食されます。
市議会公明党が半世紀がかりで取り組んできた中学校給食は、石森市長の英断により、こちらが提案した給食センター方式を採用し、具体化に向けて動き出しました。
給食センターの整備はこの後、4番目が楢原、5番目が寺田に建設され、全館の竣工は2024年度と予定されています。少しでも早く完全実施となるよう、引き続き全力を尽くしてまいります。


気象庁は8月15日午前5時15分、八王子市に土砂災害警戒情報を発表、これを受けて市は7時45分、東南部・東部地域の土砂災害警戒区域にお住まいの方に「警戒レベル4」の避難指示を発令しました。
私も地域の議員として朝から夕方までパトロールして回りました。
由木中央市民センターに避難場所が設定され、2度目の状況確認のために様子を見ていたところ、上柚木地域で土砂崩れが発生したとの報告。現場に到着して状況確認の後、市防災課に一報し消防団、消防署の到着を待ちました。
約15mの高さからの土砂崩れでしたが、幸い人的被害がありませんでした。
ずぶ濡れになりながら現場を丁寧に見て、対応してくれた消防団、消防署の皆様には感謝がつきません。(写真)
土砂災害警戒情報は14:55に解除されました。
後日、大雨被害の状況が市から示されました。総雨量は13日21時〜15日24時までで344.5mm(南大沢)、1時間当たりの最大雨量は52.5mm〈同)を観測しました。避難所への避難者数は富士森体育館がゼロ、由木中央市民センターが最大9人だったそうです。幸い人的被害はありませんでしたが、床下浸水が1件、土砂崩れ、土砂流出、道路冠水、水路詰まり各1件など発生しました。
これから台風シーズンが到来します。防災グッズの点検など、災害被害を最小にするための手立てを進めてまいりましょう。






