市議会公明党、令和5年度予算要望書を市長に提出
八王子市議会公明党は8月31日、石森孝志市長に対し、「令和5年度予算要望書」を提出しました。来年度予算の編成作業が本格しつつある中、市民の皆様からいただいたご要望を元に、会派として来年度予算などに盛り込むべき政策課題を4日間にわたって協議してとりまとめ、市長・副市長に面談、具体的な取り組みを訴えました。
幹事長である私から重点要望11項目を読み上げた後、他212要望を含めて各議員から特に訴えたい要望を市長に訴えました。「できるだけ来年度予算に反映させていきます」と力強いコメントを得ました。
最後に私の方から、全国的に少子化に歯止めがかからない事態に対応するには、子育て支援に関するありとあらゆる最強メニューを取り揃え、実現していくしかないと訴えたところ、「私もその思いです」との言葉が返ってきました。心強く思いました。
この日を新たな出発点として、要望した事項が予算計上や条例化など具体的なカタチになるまで、粘り強く取り組んでまいります。
重点項目は以下の通りです。
記
1.避難所となる学校体育館等に空調機を設置すること。
2.高校生等を対象とした医療費助成制度の実施にあたっては、所得制限撤廃に向けて取り組むこと。
3.鉄道駅の安全性を高めるため、ホームドアまたは転落防止柵の整備を推進すること。特に、都立八王子盲学校の最寄駅である西八王子駅については、最優先で設置すること。
4.高齢者も住み慣れたまちで生活できるよう、すべての市域で効果的な地域公共交通のしくみを構築するにあたり、はちバスの抜本的な再編や新設のほか、デマンド交通、MaaSの導入に向けて積極的に取り組むこと。
5.急激な環境変化にあえぐ中小企業の支援にあたって、企業の経営潜在力、回復力を引き出せるように、商工会議所やサイバーシルクロード八王子等の中間支援組織と連携を強化し、強靭な伴走支援モデルをつくること。
6.土砂災害警戒区域に指定された公有地、公的施設、緊急輸送道路及び幹線道路については、事前防災・減災対策におけるハード・ソフト両面を合わせた総合的な取り組みを推進すること。
7.八王子市定住促進奨学金返還支援事業の拡充を図るとともに、国の施策スキームを活用した「奨学金肩代わり制度」を積極的に導入すること。
8.スマートフォンを所有していない市民を含め、情報弱者に向けた災害情報伝達の複線化を図るため、防災ラジオ等の機器・システムを導入すること。
9.市民サービスの向上と行政事務の効率化を強力に推進するため、DXを戦略的に推進すること。
10.市内で周産期医療を充実させるため、中核病院にNICUを整備すること。
11.地域ぐるみ獣害対策推進事業においては、地域住民の理解、民間の関係団体の協力を得られるよう、市が中心となって対策を強化すること。
以上