総合防災訓練が開かれる、避難宿泊訓練も実施
八王子市の総合防災訓練が8月26日夜、陵南中学校で開催されました。今回は昨年の熊本地震を踏まえた形で、久々の夜間発災型対応訓練となりました。多摩地域を震源とするマグニチュード7.3の大地震(本市の最大震度は7)の発生を想定したものです。
最初に初動対応訓練「シェイクアウト訓練」が行われ、本部席も含めて①まず低く②頭を守り③動かないーーという実践からスタートしました。参加団体は48団体で、その参加者数は1,424人。救出救助、道路やライフラインの復旧、緊急物資を輸送する図る部隊が本部テント前に現場到着を告げ、具体的な作業を順次展開していきます。
今回は初めて警視庁のサインカーとよばれる高精度の巨大ディスプレーを搭載した車両が出動したほか、上空を飛来するヘリコプターから被災者向けにスピーカーを使って情報を伝達する訓練も行われました。市内3警察署からは鑑識部隊も出動し、ご遺体の検視・収容など一連の動作も展開していました。
今回の総合防災訓練でかなり目立ったのがアンブルボードの活用です。手書きで書いたものが明るく光るというもので、聴覚障がいの訓練参加者さんの情報伝達だけでなく、会場誘導など至るところで活用されていました。このほかにも市内企業が開発した十字型のLED投光器が多数設置され、夜間の訓練をしっかり補佐してくれました(私の写真の照明具合で明るさがお分かりかと思います)。
ところで、何といっても今回の最大の目玉は、陵南中第2体育館を使った宿泊訓練となるでしょう。地元町会の方たち、そして八王子国際協会の案内による外国人留学生も何人か加わり、50数名の方が避難所の開設・運営・宿泊を行いました。八王子市立小中学校はすべてそうですが、体育館にはエアコンが設置されてませんので、今回は窓を開けて風通しをよくしながら扇風機を回し、一方で窓から蚊が入らないよう防虫ネットも急ごしらえしたそうです。市の職員も何人か宿泊訓練に立ち会うのですが、真夏の夜間宿泊訓練、熱中症にならないかは心配になりました。この対策は将来必要と思いました。




