「冷凍は、温度が低ければいいというものではない。鍵は冷凍のスピードにあり」
と、(株)テクニカンの山田社長は、自信を持って説明して下さいました。
その訳は、冷凍のポイントは細胞を壊さないことで、細胞が壊れなければ解凍した時に「ドリップ」が出ないとのことでした。
机上の講義は早めに切り上げて、後半は実際にその冷凍機器「凍眠」を使ってやってみましょうと、早速、実演会になりました。
肉、マグロの刺身、果物、こんにゃく等を冷凍させたり解凍したり、最後には試食してみましたが、なるほど家庭用冷凍庫とはまるで別物。
聞くと野菜も可能とのことでしたので、八丈町の明日葉の生葉を通年供給するには有効かもしれません。
「機械を一カ月くらい貸し出します」とまで言ってくれましたので、この視察が今後の島の産業拡大に繋がれば良いがなあ、と思いつつ最終便で島に帰ってまいりました。
疲れましたが、今回は実り多き視察でした。
10月10日、行政視察2日目。神山町農村環境改善センターにて貴重なお話をうかがいました。
人口減少が進んでいる日本では、これからは全国どこでも自然に減っていく時代。
過疎地ではその現状を受け入れつつ、どうすれば健全な人口構成になるのかを、その地域ならではの条件に合うように考えなければなりません。
過疎地には雇用がない、仕事がない。その中で、農漁業だけに依存せず多様な働き方を実現し、ビジネスの場としての価値を高める、それを創造的過疎と呼んでいるようでした。
その実践者は、NPO法人グリーンバレー理事長の「大南信也」氏。
特に印象に残ったのは、ワークインレジデンス。「この空き家はパン屋に」「ここはウェブデザイナーに」というふうに告知して、移住者を逆指名するような手法でした。
多様な働き方を実現するためのサテライトオフィスの誘致も参考になりました。
八丈島の発展のために、同氏の豊かで柔軟な発想を活かしたいと思います。


