私が生まれて初めて景色を見て「美しい」と感じた場面、それは乙千代ヶ浜で見た夕陽だったと記憶しています。
中学1年生くらいの頃だったろうか、夕方まで泳いだ帰り道、坂の上からふと振り返ると海一面が金色に輝いていてね・・・
オオ―ッ、と心を震わす風景でした。
いつも見ていた筈の景色なのに、その時初めてその美しさに触れたのでした。
それ以来、身の回りの美しきものを「美しいもの」として認識するようになりました。
そしてそれは景色だけでなく、人の振舞いや言葉や表情、読んだ本の文章表現にまで、ありとあらゆるものに広がっていくようになりました。
思春期の始まりだったのかもしれませんね。
さて、今日、乙千代ヶ浜で見た沈みゆく夕陽。
その景色は、はるか昔の自分の中だけにしまっておいた過去の記憶を蘇えらせてくれました。
「美しきもの」を「美しきもの」として、素直に受け入れざるを得ない自然の営みの壮大さ、それらドラマティックな島の宝の数々、大切にしたいですね。
そろそろ夏の終わりが近づいてきたかな・・・