安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

横浜市「空家」対策の推進について 5608

未分類 / 2022年3月16日

IMG_0370 (1)昨朝のNHKニュース。ウクライナ難民の受け入れに関し、公明党が政府に対し身元引受人を不要とし、住まいの確保、就労支援等を求める緊急提言。これを踏まえ政府は、日本国内に親族、知人がいない人たちと、自治体、企業をつなげる枠組みを設ける方向で検討を進めることになったと報じました。

人も、国も、あらゆる組織も、難局に直面した時、地金が見えます。公明党の人道主義が光ります。

地方自治体の難民対策は、国が方針を決めてからの話になりますが、横浜市でもウクライナの方への市営住宅の提供など検討に入っています。また、市役所にはウクライナ、そして姉妹都市のオデッサ市への支援、平和を願い、献花台、募金箱が設置されています。

ところで、昨日、旧知のマスコミ関係の方から「最近の横浜市政で注目するものは何ですか?」との電話がありました。災害対策、子育て支援、高齢者福祉等々、様々ありますが、「空き家対策はどうですか。国の法律を超えてやってますよ」とお伝えしました。

先の本会議でも「管理不全な空家等対策の推進」をテーマに質問しました。ご紹介します。

「管理不全な空家等対策の推進について伺います。

市内には、一戸建ての空家は約2万戸、そのうち、劣化や傷みのある、いわゆる管理不全な空家は6,400戸あると推計されています。

こうした中、我が党では、空家の外壁の落下などに対する緊急的な措置の重要性を主張し続け、令和3年8月には「横浜市空家等に係る適切な管理、措置等に関する条例」が施行されました。翌月までには、所有者がいない空家に対して、応急的に危険な部材を取り除く危険回避措置が速やかに実施され、我が党としても、手ごたえを感じているところです。

そこで、(1)条例に基づく応急的危険回避措置を実施したことについての所感 について、市長に伺います。

(市長答弁)今回、本条例に基づき、所有者がおらず放置されている空家において、頭上から今にも落下しそうで、通行人に怪我をさせる恐れがある屋根瓦などを、迅速に取り除き、地域の皆様の安全を確保いたしました。こうした、いざというときの有効な手段ができたことで、市民の皆様の安心感にもつながっていくと考えております。

(質問)本条例では、この応急的危険回避措置のほか、法よりも早い段階で周囲への危険を知らせる標識設置が可能となりました。さらに、法では努力規定となっている所有者による適切な管理も、横浜市では義務化されています。

行政としては、なかなか介入できない難しい問題もあるなか、空家法に基づく指導などに加え、所有者による自主改善を強力に進めることが可能となり、本市における管理不全な空家等対策も新たな段階に入ったと言えるのではないでしょうか。

そこで、(2)条例の施行を踏まえた今後の意気込みについて、市長に伺います。

(市長答弁)所有者による管理の義務化は、自主改善が原則であるという本市のスタ ンスを示すものであり、今後も所有者への働きかけをより一層強めていきます。

併せて所有者がおらず、生命や身体に危険が迫っているときには、今回同様に応急的危険回避措置を躊躇なく実施するなど着実な対応を重ねていきます。

(要望) この条例の施行を契機とし、管理不全な空家の防止・解消に向けて、着実に取り組んでいただくことを要望して、次の質問に移ります。」

引き続き、空き家対策、進めて参ります。

「ウクライナ危機と食料自給率」について 5607

未分類 / 2022年3月15日

IMG_0370 (1)))昨日、桜木町のハンマーヘッド大規模接種会場で3回目のワクチンを接種しました。先月、横浜市が発信した50歳以上で接種券が届いていない人を対象にした取組みで、該当したためネット予約。感染者数も減少傾向。全国の保育園やこども園の休園も大幅に減少している状況ですが、まだまだ感染予防は必要です。

ところで、ウクライナ情勢の悪影響が広がっています。先日、日経新聞コラム「十字路」にキヤノングローバル戦略研究所の研究主幹・山下一仁氏が「ウクライナ危機と食料自給率」と題して寄稿されていました。

「ロシアのウクライナ侵攻で、両国からの小麦輸出が減少するおそれがある。また、原油価格が上がると、原油の代替品であるエタノールの原料であるトウモロコシの価格も上がるので、その代替品である小麦などの穀物価格に波及する。供給の減少と原油価格上昇の両面で、日本がアメリカなどから輸入している小麦の価格も上がる。

小麦の用途は裾野が広く、パン、ラーメンなどさまざまな食品の原料なので、家計が影響を受けるという指摘がある。しかし、今回と同様、2008年小麦の国際価格が2~3倍に上昇し、パンなどの価格も上がったとき、食料品全体の消費者物価指数は、2.6%上がっただけだった。

大きな理由は、小麦の輸入額は、日本全体の飲食料費支出の0.2%にすぎないことだ。我々が払う飲食料費の9割は、加工、流通、外食に帰属する。農産物への帰属はわずかで、特に小麦を含めた輸入農産物への支出は2%である。

さらに、原油と穀物のように、消費には代替性がある。我々は、パンやラーメンなどの小麦製品だけを食べているのではない。パンの値段が上がれば、その代替品である米の消費が増える。

余る牛乳をもっと飲もうという運動があるが、ほとんどの牛乳は輸入トウモロコシをエサとして作られるので、自給率は上がらない。パンやラーメンなどの原料はほぼ100%輸入小麦だ。讃岐うどんの原料もオーストラリア産小麦だ。

小麦の価格上昇は、食料自給率を向上させる。自給率が低下した理由の一つは、小麦に比べ米の価格を大幅に上げたからだ。

いま米の値段は低下している。この際、100%国産の米をもっと食べてはどうだろうか。」

様々な知恵が必要なときかと思います。

それにしても、ここ数年、サンマなど以前よく食べていたの物に関して、食べる機会が大きく減っているわけですが、小麦となると問題は大きいです。また、その理由が戦争ともなると、ため息が出ます。

「日本スゴイ」と現実について 5606

未分類 / 2022年3月14日

IMG_0370 (1)昨日、谷本公園で行われたサッカー青葉区杯閉会式へ。仲間を大事に、友達と仲良くと訴えました。

会場に入る前、隣接する高速道路の高架下空地へ。テニスコート4面、フットサルもできる多目的コートが間もなく完成。約8年間、議会での議論を積み重ね、今3/19の開所式を待ってます。

健康づくり、スポーツの場の確保は、どなたにとっても大事な施策。充実をはかっていかねばなりません。しかし、財源問題などから、これまでのように進めるのは簡単ではありません。

昨日の日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「あれは日本人を油断させるための呪文だったのでは……。いまでは、そんな思いさえ抱いてしまうのが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉である。このタイトルを冠した米ハーバード大教授、エズラ・ボーゲル氏の著書は70万部を超すベストセラーになった。

1979年刊行のこの本は日本的経営の強みや背景を論じ、当時の人々を誇らしい気分にさせた。それはバブル期に絶頂に達し、後年まで日本人のメンタリティーに自尊と楽観が根強く残っていく。テレビで盛んにやっていた「日本スゴイ」番組はその象徴だろう。しかし、コロナ禍はようやく呪文を解きつつあるらしい。

本社が昨年11~12月に実施した郵送世論調査によれば、日本の経済と技術が「強い」と答えた人の割合は3年前に比べ、いずれも17ポイント下がった。技術は75%から58%に、経済は37%から20%への落ち込みである。世界とは周回遅れのデジタル化など、災厄のなかで浮かんだ日本の弱さを実感する人が増えているに違いない。

こうなると、こんどは世の中を自信喪失ムードが覆いそうだ。しかし、長い夢から覚めて現実が見えるようになったのだから僥倖(ぎょうこう)ではないか。ボーゲル氏は晩年、この国が築き上げたシステムにはまだまだ長所がたくさん残っていると語っていた。尊大と卑屈のあいだを揺れ動いてきた日本人が大人になるチャンスである。」

現実を直視し、的確に判断することは、次への行動を確かなものにするために大事なことだと思います。

過去の成功体験という呪縛を解くことができるかどうか。楽な道を断つことができるかどうか。

未来を生きる子ども達のために、尽くすことができるかどうか。大人が試されていると思います。

「ケチャップパスタ」について 5605

未分類 / 2022年3月13日

IMG_0370 (1)昨日は青葉区サッカー協会主催の小学生のサッカー大会開会式の後、中区での会合へ。成長期の子どもたちには、たくさん食べて大きくなって欲しいと思いますが、ウクライナでの紛争が家計を悩ませる一因に。ロシアとウクライナはともに世界有数の穀倉地帯。急激な小麦の値上がりも報じられています。

他方、私が学生の時に、当時はソ連でしたが、ウクライナのチュルノブイリ原発の爆発事故がありました。穀倉地帯にも大きな影響を与えたわけですが、周辺国で作るパスタの放射能についてよく報じられていました。

とはいえ、検査もされていましたし、スパゲティが好きで気にせず食べていました。今もケチャップスパゲティを自分で作ることがあります。

先日、日経新聞に興味深い一文がありました。

「バーベキューソースのかかった天ぷら、フルーツ入りの巻きずし、つゆがひたすら甘いうどん……。海外のレストランで、こういう料理に出くわした人は少なくないだろう。誰が呼んだか「トンデモ和食」。日本人の想像の及ばぬ「日本の味」が、昨今は世界中にある。

これは一大事とばかり、腕利きの料理人が現地に乗りこんでニセ物を成敗――。そんなテレビ番組があったほどだから、食文化はいたくナショナリズムを刺激するわけだ。世論調査大手のユーガブが世界17カ国・地域でイタリア料理の食べ方の是非を尋ねたところ、やはり本場のイタリア人は「邪道」を大いに嘆いている。

最も受け入れがたいのは「パスタにケチャップをかけること」で、約9割は容認せずの回答だったという。つまり、われらが昭和風ナポリタンなど論外らしい。しかし、あれはひとつの日本料理なのだ。同様に、海外の不思議な和食だって味の自在なフュージョンであるに違いない。料理とは、なかなか奔放なものなのだ。

そういえば数日前の小欄では、岩手県花巻市の「ナポリかつ」に触れた。山盛りナポリタンの上にトンカツが鎮座した異形の一品は、本場から見たらトンデモかクールか。この2つの価値観は、じつは背中合わせかもしれない。天ぷらにバーベキューソース、やってみると意外に悪くない。ケチャップはさて、どうだろう。」

私が好きな「ケチャップパスタ」は受け入れがたいとのことですが、一度食べてみたらとおススメしたいところ。

一方、海外で食べる日本食。コロナを終えて、平和な世界を取り戻す。その先にある楽しみのひとつかと思います。

横浜市「プラスチックリサイクルの推進」について 5604

未分類 / 2022年3月12日

IMG_0370 (1))昨日は委員長を務める温暖化対策・環境創造・資源循環常任委員会。先輩の仁田昌寿議員(南区)がコンビニのトイレを公衆トイレとして使えるようにする政策を提案。その場の議論で、局長から来年度にモデル実施する旨の答弁が出ました。「トイレ議員」の私としては、目立たないけど大事な話。安心の高齢社会へ一歩前進。終了後、お世話になった方の通夜に参列。

昨日の委員会では、来年度予算案に関する環境問題、温暖化対策に関する議論に多くの時間を使いました。そのうちのひとつがプラスチック問題。

先日の本会議では、プラスチックリサイクルの推進についても質問しました。市長の答弁を含めご紹介します。

(質問)海洋プラスチックごみや地球温暖化といった問題を契機に、素材としてのプラスチックがクローズアップされる中、「プラスチック資源循環法」が、いよいよ今年4月に施行されます。

しかしながら、実施に向けて考えなければならない課題は多くあります。

弁当容器や菓子袋などの容器包装に加え、新たに製品プラスチックも分別収集すれば量が大幅に増え、既存の施設で処理できるのか、非常に気がかりです。

また、製品プラスチックのリサイクルにおいては、そのコストを市町村が負担することとなっています。

プラスチックを燃やすことで多くの温室効果ガスが発生します。

IMG_0370 (2(脱炭素化に向けた施策は待ったなしであり、プラスチックリサイクルの取組はとても重要です。

そこで、製品プラスチックのリサイクルに向けた課題に対する見解について、市長に伺います。

(市長答弁)分別収集やリサイクルを拡大するために、新たな費用負担が生じること に加えまして、収集する膨大な量のプラスチックをリサイクルできる施設が、現時点ではないことなどがあります。このため、安定して事業を継続できるよう、財政負担の軽減を国に対して要望するとともに、民間企業や近隣都市と連携して、新たなリサイクル手法を確立していく必要があると考えております。

(質問)製品プラスチックのリサイクルは、国が制度を構築しましたが、実施するのは市町村です。ハードルは高く、多くの市町村が実施の難しさを抱えているとの報道もあります。しかし、脱炭素の実現に向けて、日本の総人口の約3%を占める人口377万人の横浜市が、全国、ひいては世界のモデルになるよう、先頭を走っていくことが求められます。

そこで、製品プラスチックのリサイクルを積極的に推進していくべきと考えますが、市長の見解を伺います。

(市長答弁)プラスチックの分別を拡大し、さらにリサイクルを進めていくことは、温室効果ガスの削減に大きく寄与することになります。これは市民の皆様と共に進める、脱炭素社会の実現に向けた重要な取組になると考えております。プラスチックリサイクルの拡大には、様々な課題がありますが、2050年「Zero Carbon Yokohama」の実現に向けて積極的に取り組んでまいります。

(要望)大いなるチャレンジが期待される今、市長が先頭に立って、前向きに検討いただくことを期待して、次の質問に移ります。

「ロシアはなぜ侵攻するのか」について 5603

未分類 / 2022年3月11日

IMG_0370 (3 (2)昨朝は青葉台駅前での街頭演説の後、市会で各種打ち合わせと共に、米州友好横浜市会議員連盟として米国大使館関係者の来訪を歓迎。夜は地元の会合。

3.11、あれから11年。今、世界は天災でなく、人災に翻弄されています。

「なぜロシアは侵攻したんですかね?」とは民間企業に勤める後輩の声。お互いロシアの素人ながら、思うところを話し合いました。難しい選択を迫られている状況。下記はメモです。

思い通りにならないから暴れる。こういう人とはどのように付き合うことが賢明なのか。距離を置くことのできない場合はどうするのか。京都アニメーション放火殺人事件や凶悪なストーカー事件を思い出した。

いかなる理由があろうと、ロシアのウクライナ侵攻、人殺しは許されず、絶対悪として歴史の汚点になることは間違いない。また、国内の自由な報道を非合法化するというのは、北朝鮮と同じということになる。恐らく殆どの国民が求めているものとは異なる状況を為政者が作っているのではないか。

米国をはじめ、広がる一国平和主義的なものもある。世界的潮流のような話もあるが、ロシアのそれはどうなのか。

ロシアは大国とはいえ、経済的には難しいものがある。日本も成長がほぼ止まっているとはいえ、例えば、平均年収は日本の半分以下、アジア各国と比べても低い状況。不満は募る。

ネットの「せかいじゅうライフ」見ると「ロシア連邦国家統計局(Rosstat)の発表(2019年11月時点 1ルーブル=1.7円にて計算)によると、ロシアの平均月収は46,285ルーブル(約78,700円)。ボーナス3ヶ月として、平均年収は694,275ルーブル(約1,180,300円)。

また、モスクワに限定すると、平均月収は88,657ルーブル(約150,700円)となり、平均年収は1,329,855ルーブル(約2,260,750円)。

ボーナスや残業代の有無、週休日数の違いなどにより差が出てきますが、色々な人に話を聞いている感じではだいたい平均年収として5万ルーブル位だという印象だったので、ロシア全体の平均については妥当だという感じですが、モスクワについては想像より少し高い印象でした。

日本の国税局が発表している平均年収が約441万円ですから、ロシアの平均年収と比べるとかなり差があることが分かります」とのこと。

一方、ロシアの人々が考える祖国への想いとはどのようなものか。共産主義が失敗だったとはいえ、体制、イデオロギーは残りつつ、祖国が小さくなっていく。領土が取られていく、経済的にも落ちるばかり、惨めな状況が続き、さらに苦し状況を突きつけられているとしたら。

不満がたまっているのは国家だけでなく、国民はどうなのか。情報統制があるとしても、どれだけのロシア人が今回のことを支持し、また反対しているのか。きな臭い状況が続いても、これまでのプーチン大統領の支持は低くない。

侵攻、侵略がなど絶対に許されるものではない。そうせざるを得ない状況に追い詰められた人間の心理として考えた場合、どのような行動に出るか。武器を持っている。まわりはどう対処するか。弱腰になるのか、威勢よく「叩き潰せ」というのか、共に生きる道を探るのか。

ここに至るまで各国はロシアとどのように対話してきたのか。ウクライナはどのように対処してきたのか。目の前の惨事は降ってわいた話ではなく、長い経緯と発生原因がある。

今週、NHKが2014年5月に放送した「引き裂かれる祖異国で~ウクライナ・独立広場の若者たち」を真夜中に再放送した。8年前、ロシアがクリミア半島を制圧された時から「戦争になる可能性は高い」とされてきた。ドネツク地方などの東部問題が語られていた。過酷な長い歴史の中で生きてきたウクライナ国民。

ロシアのウクライナ侵攻前に編集されたニューズウイーク3月1日号に、「『ウクライナ奪還』プーチンの本気度」と題した一文がある。筆者は元イスラエル外相で歴史家のシュロモ・ベンアミ氏。

「帝国が静かに崩壊することは決してなく、敗北した大国は常に失地回復の野心を抱く。第一次大戦後のドイツがそうであり、現在のロシアもまたそうだ。

2005年にロシアのプーチン大統領は、ソビエト連邦の崩壊を「20世紀最大の地政学的惨事」と呼んだ。そして、国境の外にいるロシア系少数民族を保護するという口実で、その惨事を覆そうとしている。(中略)

14年にウクライナ南部のクリミアを併合した後、プーチンは熱狂的な観衆に、クリミアは「人々の心の中では常にロシアの欠くことのできない一部」だと語り掛けた。ウクライナは正統派キリスト教王国としてのロシアの象徴であり、首都キエフは「ロシアの都市の母」とされている。

最近もプーチンは、「ウクライナは国ですらない」「ウクライナの領土の『大部分』は私たちに与えられたものだ」という長年の主張を繰り返している。(中略)

90年2月にベーカー米国務長官はソ連のゴルバチョフ大統領に、NATOは「東に1インチも拡大しない」と約束した。同年9月の東西ドイツ統一の枠組みを定める「2プラス4会議」で、ソ連はドイツのNATO加盟のみ承諾した。しかし、結果として、冷戦末期にロシア西端のレニングラード(現サンクトペテルブルク)はNATOの東端から約1900キロ離れていたが、現在は160キロほどに迫っている。」

これをどう見るか。一方、約1か月前の2月8日号では、元CIA工作員のグレン・カール氏の寄稿には次のようにあった。真逆の中身。

「ソ連の崩壊後、NATOは東欧の国々を続々と加盟させた。プーチンや多くのロシア人はこれを裏切りと見なしている。30年前にアメリカがNATOの東方不拡散拡大を約束したと、ロシア側は考えているのである(実際には、アメリカもNATOもそのような約束をしていない)」

記憶では前者の話が事実だったと思うが、どちらの主張が正しいのかわらない。しかし、根本的な相互不信、惨事の原因であることは間違いない。

話し合いをしてこなかったのか、話しても通じ合えなかったのか。「対話」があったのか、外交という名のもとに主張をぶつけ合っただけだったのか。

日本の民主主義からすると、「どれを選ぼうと自由だろ。西がいいから西でいいだろ」と思うのは当然。しかし、価値観が異なれば、場所によってはそうはいかないものがある。各家庭では考え方が異なり、ある局面において、対処する方法も、導き出す結論も異なるとの同じではないか。

人間のすることは、国同士の話し合いも、人と人の対話も似たようなものではないか。

「人生それぞれ。今の状況は、自分が作り出したものだし、自分の問題だから、自分でよく考えろ」と突き放すのは簡単だが、本当に相手が困っている時に「色々あるけど、一緒に考えよう。一緒に乗り越えよう」とするのが「対話」ではないか。

「負け犬は、負け犬の人生を歩め」とする利己的な発想が、理性ある成熟した民主主義社会に生きる人間の思考だとは思えないし、あってはならない。同じ人間だと考えることができるかどうか。

他方、人の命に差別があってはならない。同じ人間とは考えない、民族論などを盾にした差別的、選民思想的発想と言動はナチスと変わらない。

翻って、日本の社会は大丈夫なのか。行政的な仕組みだけでなく、人間の力、社会の力は大丈夫かと気になる。

結局、どれだけ偉い人でも、どのような立場の人でも、人生は「人間力が試されている」ように感じる。

「行くところまで行く」とするのか、どこかで折り合いをつけるのか。停戦が長引くほど被害は拡大する。しかし、「無理が通れば道理が引っ込む」ようなことでは問題だ。とはいえ、「ウクライナと共に」とはどうすることが最善なのか。

ウクライナから国際社会への助けを求める声が届いている。しかし、西側の都合で応えきれていない状況。

ウクライナの大統領から「ロシアの石油を買うお金が銃弾に替わる」と言われて、買うのをやめるかといえばそうではない。また「飛行禁止区域に」と言われても、そうすれば更なる大惨事になるからやらない。

西側にとっては、自由な価値観を守るのか、エネルギーなどを大事にするのか。いかに国際秩序を守るのか。

難しい判断を迫られている。

ウクライナを応援する、戦闘を支えるとしても、このままの状況が長引くほど、ウクライナの人命が奪われ続けることになる。

何があろうと、戦争は絶対にダメだ。どのような理屈があろうと、すぐにやめるべきだ。

横浜市「脱炭素先行地域」について 5602

未分類 / 2022年3月10日

IMG_0370 (3 (2)昨日は予算特別委員会局別審査に温暖化対策・環境創造局関連及び財政局関連の質疑に望月康弘議員(港北区)が登壇。昨日で局別審査を終了し、この後常任委員会での議論、来週の総合審査を経て、再来週の本会議へ向かいます。

先の本会議、予算関連質疑では温暖化対策に関連し、横浜市の「脱炭素先行地域」への取り組みについても質問。翌日の神奈川新聞に記事が掲載されました。質疑をご紹介します。(脱炭素先行地域とは、2030 年度までに民生部門(家庭部門および業務その他部門)の電力消費に伴う CO2 排出の実質ゼロ実現を目指す地域のことです)

(質問)本市は2050年ゼロカーボンヨコハマを目指していますが、先般、市長は市政方針において、本市の2030年温室効果ガス50%削減の目標を表明され、大変意欲的なものと感じています。

しかし、最新の2019年の削減実績では18%の削減にとどまっており、あと8年ほどで50%にするのは、並大抵のことではありません。市長の責任は極めて重いものがあります。

本市の、これまでの経験やノウハウをフルに活用させるとともに、考えられる限りの新たな手法にも果敢に取り組む必要があります。

ポイントの一つは、民の力です。脱炭素化は、例えば、先ほどのPFSのような民の力の活用がないと目標達成はおぼつかないのではないでしょうか。

そこで、(1)行政だけではなく、市民も事業者もこの目標を共有し、その達成のために、あらゆる手法を用いて進めていくべきと考えますが、市長の見解を伺います。

(市長答弁)今回表明した2030年の新たな削減目標と、達成に向けた課題などを、市民・事業者の皆様と共有し、脱炭素化を必ず実現しなければならないと考えています。

そのため、先進的な技術を持つ企業との連携や、熱意ある市民・団体との協働などに加え、成果と連動させることによる意欲的な事業者への参加機会の提供など、あらゆる手段を講じて、温暖化対策を強力に進めてまいります。

(質問)ゼロカーボンを目指す横浜市として、国が目指す脱炭素ドミノの中核となるべきエリアを脱炭素先行地域として積極的に申請し、国の枠組を最大限活用する中で、全国を先導していくべきと考えます。

そこで、(2)「脱炭素先行地域」への対応について、市長に伺います。

(市長答弁) 昨日、みなとみらい21地区の業務・商業施設を対象とした「脱炭素先行地域」に係る申請を国に対して行いました。同地区は、環境に積極的な企業の集積、先進的なエリアマネジメント、日本最大級の地域冷暖房など脱炭素化に向けた環境が整っております。この環境を生かし、立地企業の皆様と、大量のエネルギーを消費する大都市の脱炭素モデル構築に挑戦をいたします。」

昨日の質疑でも、脱炭素への挑戦について、横浜市の本気度の高さを感じました。

しっかりフォローして参ります。

世界の縮図「スピーチ大会」について 5601

未分類 / 2022年3月9日

IMG_0370 (3 (3)昨日、緑公会堂で行われた、青葉区に拠点を持つ「翰林(かんりん)日本語学院」の2022年スピーチ大会にお招きいただき、参加させて頂きました。ご挨拶では、横浜に来て良かったと感じて頂けるよう取り組んでいること共に、世界中から留学生が集まる、世界の縮図でもある同校で友情をはぐくむことが、世界の平和につながる旨のお話をさせて頂きました。

同校には欧米からの学生さんも少なくないですが、皆さん今回のことに心を痛めています。人々が悪いわけでなく、権力の魔性が惨事を招く。そう思います。

それにしても、涙が出そうな話の数々。出身国によって「ここまで生活環境が違うのか」と感じる事もありました。

冒頭のスリランカ人の女性は、介護施設で働きながら日本語を学ばれていますが、本国では大学の先生。スピーチの内容がものすごく深い。いつかスリランカも日本のように社会が高齢化する。その時に皆が困らないよう、帰国したら介護の仕事を立ち上げたいとのこと。

ミャンマーからの方は、緊張か、感極まってかわかりませんが、時々詰まりながら母国の苦しい状況と共に、自らが経験した人間同士の「相互理解」の大切さを訴えていました。

IMG_0370 (3 (2)中国の方は面白いし話の中でも、自らの葛藤と戦っている姿が印象的でした。裕福なご家庭からのようで、日本に来て、ゲームして、食べて、マンガ読んで、課金して、、、このままではダメになってしまうと思い、一念発起。でも、本当に頑張られて、日本語も上手で立派でした。

ベトナムからは3人が登壇されましたが、3人とも新聞奨学生。小さな、細い体に鞭打って頑張る異国の地・日本での体験。人生の大きな糧になることは間違いないと思います。もう、どの道に進んでも勝負できる皆さん。私も父が亡くなる小5までは読売新聞販売店の息子でしたので、小1から配達を手伝っていたこともあり、どれだけ大変な仕事かはわかっているつもりです。

スピーチを終えた直後に、審査員から質問があるのですが、長岡校長先生が朝夕500部を配る新聞奨学生のベトナム人女性に「一番大変だったことは何ですか?」と質問。

彼女は「夜に配達していてバイクが壊れたことでした。私は携帯を持っていなかった。歩いてきたおじいさんが携帯を貸してくれたが、店は営業時間外で誰も出ない。本当に困った。でも最後は助けてくれる人がいた」とのこと。どれだけ心細かったことか。言葉が出ませんでした。

約30年前、私はマレーシア留学の一人でしたが、日本から海外に出る人は、ある程度の適応力、メンタリティがあったり、勉強するための環境整備ができてから出て行く人が多いと思いますが、途上国から日本に来る方々は、自分に合うか会わないか以前に、決死の覚悟で国境を越えてくる人が少なくないと思います。

同じ人間「やっぱり助け合わなきゃ」と思いましたし、翰林日本語学院のもつ教育力、人間力の高さを感じました。

皆さん、苦労されながら、日本語だけでなく、人生を学び、友情を育み、自分を作り上げている。

この人たちがいれば、世界の未来は決して暗くない。そのように感じました。

来年も楽しみにしています。

横浜の認知症対策「血液検査」で早期発見について 5600

未分類 / 2022年3月8日

IMG_0370 (3 (2)昨日は予算委員会局別審査において、政策局関連の質疑に加藤広人議員(磯子区)が、交通局関連に竹野内猛議員(金沢区)が質問に立ちました。

連日、来年度予算案の審議が続いていますが、先の本会議・予算関連質疑では、認知症対策の着実な推進、施策拡充を進めると共に、血液検査による認知症やがんを発見する研究が進んでいることから、早期発見・早期対応のため、横浜市において早急に検討を進めるよう質問しました。ご紹介します。

(質問)現在、国では認知症基本法案の議論がわが党のリードで続いておりますが、本市では、令和3年3月に基本法案に先駆け、横浜市独自の認知症施策推進計画を策定し、認知症対策の方向性を具体的に示したことを高く評価しております。

そこで、まず 認知症施策推進計画の取組実現の方向性について、市長に伺います。

(市長答弁)「地域住民や専門職が連携して、認知症の人が地域活動に参加しやすい環境づくりを進めるチームオレンジの取組を地域ケアプラザ単位でモデル実施します。

また、若年性認知症支援コーディネーターの追加配置や認知症疾患医療センターと関係機関等のネットワークづくりを推進します。

これらの取組により、発症早期からの支援の充実や社会参加できる場の拡大を図り、誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らし続ける社会を目指します。」

(質問)「我が党は、横浜市内において、認知症の鑑別診断ができる認知症疾患医療センターの増設を推進し、現在9か所、2区1か所体制となっております。引続き全18区への設置を求めておりますが、来年度は若年性認知症支援コーディネーターの増配置が予定されており、若年性認知症の方への支援の充実は重要であり、期待しています。

さらに、認知症の早期発見・早期治療は、介護や医療の費用削減につながり、市の財政に大きく寄与する施策です。

そこで、(2)認知症の早期発見を推進するための取り組みについて、市長に伺います。

(市長答弁)「認知症の早期発見のためには、家族や地域の人が認知症を正しく理解し、必要なときに相談や受診につなげることが重要です。そのため認知症サポーター養成講座を地域や企業などで行い、認知症への理解を深めます。

また、日頃、高齢者と接触の機会が多い医療従事者等への研修を実施し、早期の気付きと対応につなげます。

さらに令和4年度よりもの忘れ検診を通年で実施します。これにより、認知症の疑いのある人を早期に発見して、鑑別診断につなげ、認知症の重症化予防を図ってまいります。」

(質問)「現在、研究機関や企業等で、血液から、認知症やがんの徴候を把握する研究が進んでいます。

もし、日常の血液検査だけで、認知症とがんを早期に発見することができれば、手軽で身体への負担が少なく、重症化を防ぐことができ、本人、家族の幸せはもとより、将来的な本市の医療費の大幅削減につながります。また、今後策定される、横浜市の持続的な発展に向けた財政ビジョンの趣旨に沿った主要施策のひとつになると考えます。

そこで、(3)特定健診の血液検査で「認知症」「がん」がわかる最先端技術を導入し、本市が市民の健康を守るトップの自治体になるべきと考えますが、市長の考えを伺います。

(市長答弁)「様々な最先端技術を用いた検査について研究が進められていることや、民間サービスが提供されていることについて承知しています。これらの検査は、研究段階のものが多く、行政として実施するためには更なる知見の蓄積が必要であると考えています。そのため、最新の技術や知見に常にアンテナを張り、また、国の動向を注視し、他自治体や民間の様々な事例を調査・研究してまいります。」

(要望)「他都市で、認知症対策推進のため、条例化などの取り組みが広がっていますが、本市においても、早期発見・早期治療のため、最適な手法を駆使し、全国に先駆けた取組を推進するよう要望します。」

引き続き、早期発見・早期治療に向け取り組んで参ります。

「挑戦する人へのエール」について 5599

未分類 / 2022年3月7日

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昨日はご挨拶まわり、会合等々。地元で市政報告を配りながら田奈町の雨水幹線路の工事状況をご報告。「いつまで続くんだろうね」とは昨日伺ったご主人の言葉ですが、それはロシアのウクライナ侵攻のこと。侵略はおろか核兵器など許さないのは当然ですが、終わりのない戦争はないものの、強硬なロシアの出方、受ける西側の姿勢からは、事態は長引き、ウクライナの悲劇が広がりそうな雰囲気。双方とも本気で「行くところまで行く」ことを前提にしているのかどうかわかりませんが、人の命を想うと、早くどこかで折り合いをつける必要があるように感じます。

また、この後のウクライナの統治。食料、エネルギー問題。そもそも今回のことをロシア国民の過半数はどう思っているのか。様々ある中、世界の中の日本が、世界のため、日本国民のために取るべき最善の選択と行動とは何なのか。ここに多くの日本国民の求めるものがあると思いますし、冷静に考え、国民に説明し、具体的に対処することを政府や国会議員に求めれられているように感じます。頑張って頂きたいです。

ところで、今日で55歳になりました。生年月日が10日違いのサッカー元日本代表・三浦知良選手が、先日の日経新聞コラム「サッカー人として」に「挑戦する人へのエール」と題し寄稿されていました。

「何をもって成功、失敗とするかの尺度は、人生それぞれでありもする。メダルの色、順位だけがその評価軸じゃない。4回転半のジャンプに挑んだフィギュアスケートの羽生結弦選手は、跳ばずに勲章を得られたとしても、跳ばなかったことを人生で悔やむことになると考えたのだと思う。

失敗するかもと思えば、怖い。でも、やっておけばよかったと後々思う人生になるほうが、失敗よりもつらいんじゃないのかな。

「今、これをやらねば後悔する」。プロになるため単身でブラジルに渡ることを決心した15歳の僕もそうだった。「なれるわけがない」と誰もがみていたけれど、学内で一番怖くて厳しい先生は、こう言った。

「お前がブラジルに行こうと決心し、行ったこと、つまり行くだけで成功なんだよ。そこに失敗も成功もない。プロになった、なれない、そんなことじゃない。挑戦したことが成功なんだ。だからダメだとしても恥ずかしがらずに、すぐ帰ってこい」

年を重ねた今、40年前の言葉をより深い響きとして思い返すことがあるんだ。

先週末はJ1開幕戦、横浜FCの開幕戦と連日、動画で観戦した。白熱の展開、高いレベル。緑の芝は画面越しにも懐かしく、Jリーグの醸す雰囲気を「いいものだなあ」とうらやましくもなった。離れたからこそ、自分のいた場所の良さがより分かるのかもね。

その土曜、僕は大学選抜チームとの練習試合で先発した。アシストもして手応え十分の45分間。こうしてみるとやっぱり、プレーの実感を得られる今の自分のほうが、幸せだとかみしめられるんだ。とどまることもできた場所への恋しさが、ゼロではないとしても。

鈴鹿で成功できるかは分からない。それでも自分の道は、自分で開くよ。50歳を過ぎた僕を後押ししてくれたのはロベルト・バッジョだ。「苦しいときは、俺のことを思い出せ。俺がカズの背中をいつだって押しているよ」

あれだけの才能に恵まれた人でも、けがや事情から、断念した挑戦があったのかもしれない。挑戦とは、それができる者の特権なんだ。だから、やりたいのなら、やれるだけやり続ければいい。あれ以来、心からそう思えるようになった。」

厚労省が2019年に発表した男性の平均寿命は81.6歳(健康寿命は72.7歳)。他方、ネットにある「長生き確率表」によると、70歳まで生きる確率は81.7%。73歳までは76.8%だそうです。

当然その確率は年々下がるわけで、先のことはわからないものの、現実を直視しながら、長いようで短い人生を、折角なので明るく元気に、自分にできることを、やりきりたいなと思います。