台風25号の影響で消防団出動。横浜市の発表(9/22 5:30) によると、市内で人的被害なし。住家被害3件の内1件は、青葉区元石川町での倒木による一部損壊。その他、道路陥没、崖崩れ等は42件(青葉区はなし)。今年の9月は記録的な長雨。困りものです。
大雨で中止となった「鴨志田祭り」。昨朝、自治会長発信の地元店「レスキュー情報」をFBで確認。ウルチカさんの「ゴロゴロいちご」を購入。美味しかったです。
昨日は敬老の日。日本人の平均寿命は男性が約81歳、女性が約87歳で、健康寿命は男性が約72歳、女性が約75歳とのこと。超高齢社会の日本において、がんと認知症は「誰もがなり得る当たり前の病気」。医療の進歩によって寿命が延びた結果、長生きすることの裏返しとして、どちらも避けて通ることが難しい病気。
最大の原因は「加齢(年齢を重ねること)」。人間の細胞は年齢とともにコピーミスを起こしやすくなり、それが「がん」の原因に。私などは「ど忘れ」した際、「コピーミスかな」と思うことがあります。
また、脳の神経細胞も長年の生活や老化によって変化していくため、長生きすればするほど「認知症」のリスクも上がります。
私は来年60歳。他人事ではないものを感じます。
認知症治療薬「レカネマブ」を使った治療が、青葉区の横浜総合病院等で行われています。知人やその家族からも「いくらかでも前に進めてよかった」等の声がありますが、先日、日経新聞「認知症治療 在宅で「週30秒」エーザイ、皮下注射「レカネマブ」発売へ 潜在患者500万人の見方」との記事が掲載されました。ご興味ありましたらどうぞ。
「エーザイが開発するアルツハイマー病(AD)治療薬「レカネマブ」の利用者の裾野が広がる。わずか週30秒で投与可能な皮下注射製剤が日本で16日承認された。対象となる潜在患者は約500万人ともいわれ、患者は医療機関のほか、在宅でも使えるようになる。
「最近よく物忘れをするんじゃないですか?」。埼玉県川越市に住む81歳の男性は、脳神経外科のかかりつけ医からそんな質問を投げかけられ、はっとした。「長年寄り添ってくれた妻を今後支えていくためにも、自分が元気でいないと」。治療を決意するまでに時間はかからなかった。
レカネマブは、ADの進行を遅らせる薬だ。ADは脳の神経細胞の外に通常ではみられないシミのような斑点「老人斑」ができることで発症するとみられる。老人斑は「アミロイドβ」と呼ばれる特殊なたんぱく質の塊が蓄積して創出される。
7月に開かれた「アルツハイマー病協会国際会議(AAIC)2026」では、対象患者の75.9%が疾患ステージを維持し、6.6%は改善したとの研究結果が示された。
日本では65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれ、レカネマブの対象となるADの軽度認知障害(MCI)と軽度認知症の潜在的な有病者は30年に500万人を超えると推定される。
〈進行抑制の期待〉
「レカネマブの登場で、患者や家族の治療への意識が変わった」と鈴木脳神経外科(埼玉県川越市)の鈴木海馬医師は話す。病気の進行を遅らせられるかもしれない――。そんな期待が患者の受診につながっている。
日本では現在、静脈点滴で投与するタイプのみ発売されている。2週間に1回通院し、投与には約1時間かかる。
皮下注射タイプが登場すれば、週1回、250ミリグラム入りの製剤(1本あたり約15秒)を2本打つことで完了する。投与時間自体は30秒で、自宅での投与も可能になる。米国では8月24日に発売済みで、中国でも承認を取得した。
エーザイの内藤景介最高執行責任者(COO)は「患者らの通院負担や医療機関の点滴投与に伴う人的・設備的負担を軽減でき、ADマーケットが変わる」と期待を寄せる。発売済みの競合他社のAD薬と差別化でき、利便性の高い皮下注製剤の発売がシェア拡大につながるとみる。
医療機関のメリットも大きい。点滴静注剤は患者の体重に合わせて看護師が投与量などを調剤する手間があった。「ヒューマンエラーの抑制にもつながり、医療機関の負担が減る」(鈴木氏)と期待する声がある。
〈塊形成前に除去〉
レカネマブは症状悪化を根本から抑える世界初の薬として23年に日米で発売された。それ以前も、脳内の神経伝達物質を調整し一時的に症状を和らげる治療薬はあった。
レカネマブが「画期的」といわれる理由は、その作用機序にある。脳の中でADの原因となるアミロイドβが塊になる手前の神経毒性の強い「プロトフィブリル」に作用し、直接結合して免疫の力で脳内から除去する。長期の投与で、重症化を平均2~3年遅らせられる可能性がある。
スウェーデンのストックホルムから約500キロ離れた北極圏に近い町ウメオ――。レカネマブはこのオーロラがみえる町に住む一族の、遺伝子の突然変異がもたらす病変をヒントに誕生した。
大学で遺伝性のADを研究していたラーシュ・ランフェルト教授は、住民の生年や家族構成、死因などを記した教会の記録「チャーチブック」を調べた。読み解いて調査すると、若年でADとみられる症状を発症する一族が持つ突然変異を発見した。この変異を「アークティック変異」と名づけ、01年に発表した。
詳しく調べると、原因タンパク質のアミロイドβが、脳内で塊を作る手前の「プロトフィブリル」という状態で通常より多く存在する特徴があり、これが神経細胞にとって毒になることを実験で突き止めた。
当時、エーザイは初のAD薬として対症療法薬「アリセプト」が米国で承認されていた。バイオ企業のバイオアークティックを設立したランフェルト教授は05年にエーザイとAD治療剤の共同研究を始めた。
07年に研究から得た抗体についてライセンス契約を結び、エーザイが世界での開発・商業化権を取得した。同教授は「AD薬で先駆者だったエーザイを選んだのは自然な選択だった」と振り返る。
皮下注製剤の開発は、岐阜県にあるエーザイの工場と研究所を兼ねそろえた製剤研究所「川島工園」で行われた。構想は早い段階からあり、12年に検討を始め、社内の会議体で開発合意に至ったのは19年のことだった。
難しかったのは、皮下組織への投与のために薬液を高濃度化することだった。薬液の組成によっては、投与時の浸透圧で痛みを感じやすい。患者の使い心地を意識して条件検討を繰り返した。
もっとも、レカネマブは認知症の進行を完全に停止したり、治癒させたりする薬ではない。対象は症状が軽い患者に限られ、薬剤費は点滴静注の場合で、平均的な投与量での薬価は1人(体重50キログラム)あたり年250万円程度と高額だ。皮下注製剤の薬価は年内にも決まる見通しだ。
ADが初めて報告された1906年から120年がたった。長年、根本的な治療法のない病気とされてきた認知症だが、投与の利便性が高まり、より多くの患者が症状の進行を抑制できるかもしれない。」
健康第一で、と思います。