安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「戦争は人間の心から始まる」について 6793

未分類 / 2025年6月11日

昨日はご挨拶まわり、市会での団会議等。80年前の今日。米軍による沖縄本島への本格的な地上戦が始まりました。数多くの罪もない人々を巻き込み、不幸に陥れた太平洋戦争末期の「沖縄戦」。1945年3月26日~1945年9月7日。終戦後も続いた悲惨な事実。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「諸外国と長く交流してきた沖縄には、各地に外国人の墓地がある。那覇市泊の専用墓地では、中国人や米国ペリー艦隊の乗員、ベトナム戦争の戦死者も眠っている。

この地に外国人墓地が造られたのは琉球王国時代。近隣に外国漂着民を受け入れる施設があったからだという。当時は悪天候等で船の漂流が頻発していた。生存者は王府の手で祖国に帰されたが、助からなかった者は琉球で手厚く葬られた。“命に国境なし”――沖縄に脈打つ生命尊厳の精神を物語る歴史だ。

先月、沖縄を訪れた作家の佐藤優氏と、青年世代が懇談会を行った。その際、一人の女子中学生が質問した。「なんで戦争はなくならないのでしょうか……」

声を詰まらせる彼女に、とても難しい問題と述べた上で、氏は続けた。「われわれにも確実にできることがある。それは、自分自身が戦争を起こさない人間になることです」。そして、世界の惨状に涙する「あなたのその心のありようを大切にしてほしい」と。

戦争は人間の心から始まる。ならば、平和も人間の心から広げられるはずだ。自らが縁した一人また一人に、信念の対話を重ねる。それこそが生命尊厳の世界を築く、最も地道にして確実な歩みとなる。」

「戦争は人間の心から始まる」。国家間はもとより、人の心に日々起こり得ること。

80年前のような、誤った道へ進まぬように、と思います。