先進的に進む「認知症対策」について 6772
昨日は終日地元でご挨拶まわり。途中、先月も伺った青葉区・すすき野東急ストアでのスローショッピングへ。高齢者、認知症の方やその家族が安心して買い物ができる環境づくり。今後に向け、横浜総合病院・臨床研究センター長で横浜市認知症疾患医療センター長の長田乾先生、市職員と共に現場の声を伺いました。
こうした取り組みもそうですが、日本における高齢者施策、認知症対策はかなり進んでいるよう。国内では様々な声がありますが、世界と比べると「経済大国ならではなのかな」と思います。
先日、国際会議に出席された上述の長田先生からメッセージを頂きました。
「今年の連休は、台北で開催された台湾神経学会総会とソウルで開催されたアジア認知症学会に参加して、我が国におけるレカネマブ治療(疾患修飾薬による認知症治療)について講演する機会を得ました。
韓国や台湾はレカネマブが承認されたものの保険適用にならず、現時点では全額自己負担であるのに対して、我が国では健康保険の適用に加えて、高額医療費制度や自立支援医療の対象になることを説明すると驚いていました。
さらに、横浜市の物忘れ検診が、50歳から無料で受けられることを紹介すると、台湾、韓国、マレーシア、シンガポールなどの臨床医から「横浜市はなんて素晴らしい都市なんだ!」と口を揃えて絶賛されました。」という内容。
同病院をはじめ、横浜市内の複数の病院でレカネマブ治療が行われ、多くの患者さんやご家族からお喜びの声を伺っています。
また、認知症やその家族が集う認知症カフェやオレンジバルなどの取組みと共に、認知症サポーターの拡大等々、認知症施策が進められています。
まだ改善すべき課題はありますが、「隣の芝生は青く見える」とのことわざも。
より良い環境づくりに取り組みます。