安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

ペット犬猫「56日規制」逃れについて 6741

未分類 / 2025年4月20日

昨日はご挨拶まわりの後、消防団の班会議等。13歳のうちの犬。太陽が昇る前に泣きわめき私を起こします。日頃から下に置かれていますが、家族の一員です。

犬や猫の国内飼育数は推計1595万匹。多くの家庭で家族として迎えられています。しかし、その健康を守るため、生後56日までの販売を禁止した法律が守られていない現状があります。先日、公明新聞が「一部業者「56日規制」逃れ 販売急ぎ、出生日を改ざん」との見出しで記事にしていました。

「早い時期に親やきょうだいから引き離すと、子犬や子猫の心身の健康に悪影響を及ぼす。じゃれ合いを通して社会性を身に付ける機会が減り、かみ癖やほえ癖などの問題行動が多くなるとされている。そのため欧米などでは、生後8週(56日)齢まで子犬や子猫の販売を禁じており、日本でも同様の「56日規制」が、2019年の動物愛護管理法改正を受けて21年から施行されている。

ところが、このルールが守られていないことが判明した。犬猫の主な流通経路は、ブリーダーが繁殖→ペットオークションに出品→ペットショップで販売→飼い主へ――だ。そこで環境省は56日規制の順守状況を確認するため、自治体に依頼し、23年11月から12月にかけて、ペットオークション運営業者やブリーダーを対象とした初めての全国一斉調査を行った。

すると全国のペットオークション会場では、取引開催日に、ちょうど生後57日となる犬猫の割合が極端に多く、体重を調べると大半が平均値を下回っていた。56日規制を書類上クリアするため、出生日を偽っていることが強く疑われる状況だった。」

「ブリーダーへの立ち入り検査では、調査した約1400事業所のうち、出生日を記録した帳簿がないなどの法令違反が約700事業所で確認された。うち約50事業所は、自ら出生日の改ざんを認めた。

環境省の担当者は「一番の責任は出生日を改ざんしたブリーダーにあるが、ペットオークション運営業者やペットショップにも、56日規制が守られているか確認の義務がある」と話し、流通経路上の各事業者に責任があることを指摘する。

ただ、こうした問題の背景には、より幼く小さな子犬や子猫を強く求める買い手側のニーズもある。同省では、犬猫の56日規制について広く知ってもらおうと、今年1月末に特設ホームページを開設。ユーチューブなどのSNS広告に啓発動画を出す試みも始めた。」

「出生日改ざんを防ぐ法改正も検討されている。5年ごとの見直しを定めた動物愛護管理法は、今年で前回改正から6年が経過する。公明党も含めた超党派でつくる「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」では、その他の課題も含めて改正への議論を加速させている。

党動物愛護管理推進委員長の公明党・山崎正恭衆院議員は「人と動物が幸せに暮らせる社会の実現へ、関係者の声を広く伺いながら実効性のある改正となるよう全力で取り組む」と語っている。」

公益財団法人「動物環境・福祉協会 Eva」の代表理事で俳優の杉本彩さんが、公明新聞のインタビューに答えられていました。

――日本の動物愛護の状況をどう見るか。

動物愛護管理法は、およそ5年ごとに改正され、少しずつ前進していますが、「56日規制」のように実効性がなかったり、抜け道があります。生年月日の改ざんが常態化している中、もっと抜本的な規制が必要です。

――動物愛護管理法改正について。

「動物虐待罪」のさらなる厳罰化を求めています。獣医師無免許で何匹もの犬のお腹を無麻酔で割き、帝王切開していた長野県松本市の業者が2021年に立件されましたが、わずか懲役1年、執行猶予3年、罰金10万円という判決でした。このままでは、同じような虐待が起こりかねません。併せて、悪徳業者が所有する動物を緊急一時保護できる仕組みなども必要です。

前回の改正時、公明党は困難といわれていた「動物殺傷罪」の厳罰化を実現してくれ、感謝の思いでいっぱいです。当時、元代表の太田昭宏さん(現・常任顧問)が「一歩も引かない」と決断され、その魂のこもった言葉に感動しました。今度の改正でも、公明党が先頭に立っていただきたいです。

――読者にメッセージを。

動物も人間と同様に感受性のある命です。子犬や子猫が並ぶペットショップのショーケースは華やかですが、裏側には劣悪な環境で乱繁殖させられる親犬や親猫がいたことも、これまでの事件で明らかになりました。ペット流通の実態に関心を持ち、消費者の意識や行動が変わっていくことが、動物の命と健康を守ることにつながると思います。」

より良い環境をつくるれよう取り組みます。

「シンガポールチキンライス」の値上げについて 6740

未分類 / 2025年4月19日

昨日は市民・にぎわいスポーツ文化・消防常任委員会、断続的な打ち合わせ等。先日、読売新聞が「カレー物価」が1年前と比べ3割上昇、初めて400円越えと報じていました。厳しい状況が続きます。他方、セブンイレブンで冷凍食品の「しっとり鶏もも肉のシンガポールチキンライス」を発見。久しぶりの一品。美味でした。30年ほど前、シンガポールに駐在していた時によく屋台で食べていましたが、大きく値上がりしているそうです。

当時はせいぜい100円~200円程度。それが今や450円とか。物価高騰、為替の変化もあるかと思いますが、そもそも当時のシンガポールの平均年収は約2万米ドル。日本は4万ドル。変化の少ない日本に対し、現在シンガポールは6万ドル。為替も強くなり大きく発展しています。

先日、日経新聞コラム「アジア便り」が「シンガポール「海南鶏飯」2割高」と題して記していました。

「シンガポールを代表する料理「チキンライス(海南鶏飯)」の価格が上がっている。物価が高騰するシンガポールで、ホーカーセンター(屋台街)のチキンライスは「庶民の味方」の代表格だ。しかしその選択肢も安くなくなってきた。

シンガポール政府の物価統計によると、チキンライス1皿の平均価格は、2025年2月時点で4.12シンガポールドル(約450円)と19年時点と比べ2割高い。24年以降は落ち着きつつあるものの、4シンガポールドル台で高止まりしている。

ホーカーセンターでは度重なる値上げで、上から紙で価格を貼り替えている店も目立つ。

チキンライスは鶏ガラスープで炊いたごはんの上に鶏肉をのせて食べる料理。店によっては5シンガポールドルを超える場合もある。

SNSでは、「チキンライスが6.8シンガポールドルなんて高すぎる!」などと価格上昇への不満も書き込まれている。」

行く機会もありませんが、行きにくくなりました。

「魔の7歳」と「スールゾーン」について 6739

未分類 / 2025年4月18日

昨日は党の「米国関税措置に関する緊急調査」アンケートを持ちご挨拶まわり等。日米交渉に注目が集まります。

入学式から間もないこの時期に増える交通事故。警察庁のデータによると、ここ数年間で歩行中に事故で死傷した人の内、最も多いのが「7歳」とのこと。「魔の7歳」とされており、先日はNHKニュースなどでも紹介されていました。

理由はの一つが「視野の狭さ」。専門家によると、子どもが注意を向けられる範囲は大人の半分程度だそうです。信号や標識、左右の車の往来など、重要な情報を見落としてしまいます。

もう一つの理由が「一人歩きデビュー」。小学校に入ると子どもだけで登下校することとなり、その環境の変化に慣れていないことから事故が増えるとのこと。

対策として、子どもと通学路を一緒に歩き、危険な場所を共有することが重要で、その際に、しゃがんで見てみることで、植え込みや塀など、子どもの目線の高さで視界をさえぎるものに気づけるそうです。

また、子どもを送り出すときに「気をつけてね」と言うだけでなく、「公園の前の道は車が多いから気をつけて」など危ない場所やその理由を「具体的に」「繰り返し」言ってあげることも大事とのこと。

他方、横浜市では交通事故から子どもたちを守るためにスクールゾーンを設定。小学校を中心としたおおむね半径500mを範囲としています。

重要な役割を担うのが、各小学校で組織されているスクールゾーン対策協議会。小学校が主体となり、保護者や地域の自治会・町内会、老人クラブ、交通安全協会などのメンバーで構成されています。校内外での交通安全活動や通学路の安全点検を実施し、警察、区役所(土木事務所、地域振興課)などの関係機関と連携しながら対策を進め、小学校・地域・行政をつなぐ重要な役割を担っています。

危険な場所や対策について、PTAの皆さんからお声を頂くことがあります。

子どもの注意だけでは限界もあるので、大人が注意して子どもの安全を守っていきたいです。

横浜市「車中泊」支援の検討について 6738

未分類 / 2025年4月17日

昨日は青葉台駅前での街頭演説。友人の梅ちゃんが写真を撮ってくれました。その後、市民相談対応、ご挨拶まわり、市会での打合せ。夜は消防団。今月から班長になり班長会議に出席。もとより、力はないわけですが、少しでも役に立てればと思います。

消防団は出火時や事故対応などと共に自然災害の対応もあり、これまでも台風が直撃した際、皆で器具置場に待機し、区内で倒木を処理するなどしています。

他方、避難所に入れない場合どうするか。区民の方から時々話題になる「車中泊」についても問われることがあります。先月の予算特別委員会でわが党から質しました。ご紹介します。

「地震発生時の避難方法としては、在宅避難、地域防災拠点への避難のほか、車中泊避難も挙げられます。今回、新たな地震防災戦略において、避難生活を支える新たな考え方として「車中泊避難のリスク低減策の実施」が挙げられています。そこで、車中泊避難に関するこれまでの考え方と新たな支援の考え方について、市長に伺います。

答弁「車中泊避難は、健康リスクなどの観点から、長期の避難生活を送る場所としてはできる限り避けていただくことが望ましいことから推奨しておりませんでした。

しかし、実際の被災地では、様々な事情によって車中泊避難を選択される方が多くいらっしゃるのも事実です。このような状況を踏まえて、本市でも車中泊避難を前提とした、新たな支援について取り組むことにいたしました。」

国においても昨年6月に「在宅・車中泊避難者等の支援の手引き」を策定し、車中泊避難者への支援に向けた取組を自治体に周知しており、本市としていち早く具体的な取組を挙げたことを評価しています。そこで、車中泊避難者支援に向けた取組の方向性について、市長に伺います。

答弁「まず、車中泊避難者の個別の状況やニーズを把握するとともに、行政からの物資や情報を確実にお届けするため、地域防災拠点以外の大規模な駐車場などを車中泊避難場所に指定する調整を進めます。

また、避難時の細かな運動や水分補給などの啓発、そして血栓防止用物資の新規備蓄などといった健康リスクの軽減に向けた対策をとります。なお、長期的な車中泊避難は、引き続き望ましくないと考えますため、より生活環境の整った避難所へと案内することなどにも取り組んでまいります。」

(要望)避難所を指定しても、トイレや支援物資、最新情報へのアクセスの利便性が担保されなければ、機能しないと思われますので、こうした点もしっかりと考慮しながら検討を進めて頂きたいと思います。」

これが横浜市が検討している状況になります。人口が密集する大都市において、避難所に入れる方は限られています。

他都市の取組みも参考にしつつ、様々な角度から検討し、安心を広げる取り組みを進めます。

青葉区 「スローショッピング」について 6737

未分類 / 2025年4月16日

昨日、横浜総合病院・臨床研究センター長で横浜市認知症疾患医療センター長の長田乾先生と共に、青葉区・すすき野東急ストアで先月スタートしたスローショッピングを視察。高齢者、認知症の方やその家族が安心して買い物ができる環境づくり。昨日は地元ケアプラザ、社協、ボランティア、区役所、東急の皆さん、そしてイッツコムの取材も。2019年に岩手県で始まり、地方都市に広がりを見せる中、3年前に長田先生から都市部での必要性を伺い、関係者と共に調査、議論をスタート。昨年4月に横浜初のスローショッピングが栄区のイトーヨーカドーで始まり、首都圏でも少しづつ広がりを見せ、青葉区でもスタート。先週はタウンニュースも記事にしていました。

AIでスローショッピングを検索すると、

【スローショッピングの取り組み内容】

認知症サポーター養成講座を受講したボランティアの「パートナー」が買い物を手伝う

ゆっくり会計ができる「スローレジ」を設置する

店内イートインスペースに「くつろぎサロン」を設置する

【スローショッピングの目的】

認知症の人やその家族が安心して買い物ができる環境をつくる

認知症の人の外出支援による悪化を緩やかにする

認知症の人や障害者など誰もが安心して買い物ができる環境をつくる

認知症について理解を深め、高齢者や障害者にも優しい街にする

世代や病気に関係なくだれもが安心して暮らせる住みやすい地域にする

横浜市会で初めて取り上げたのが、2022年10月の決算特別委員会。ご紹介します。

「認知症対策に関連しスローショッピングについて伺います。

岩手県では、認知症患者の治療と支援に積極的に取り組んでいる医師を中心として、「スローショッピング」の取組を推進しており、今全国的な展開を見せ始めています。

外出支援による認知症の悪化を緩やかにするなどの効果が認められているからですが、この取り組みは、お店が認知症の人のための優先レジを設置し、急かされることなく、支払いができるようにする取組で、スーパーで見かける「ファストレーン」の逆の発想となっています。

認知症高齢者や障害者などの誰もが、安心して買い物ができる環境をつくることは、とてもいい取り組みだと感じています。

そこで、本市においてもスローショッピングのモデル実施を検討すべき、と考えますが、局長に伺います。

[答弁]「認知症の方等が買い物をしやすくなるように、地域や企業の協力を得ながら、スローショッピングの取組が行われていることは承知しております。

認知症の方等が自分のペースで安心して買い物ができる環境を整えることは、とても良い取組だと思います。そのため、他都市の取組状況を情報収集するとともに、まずは、本市が協定を締結している事業者等へも働きかけていきたいと考えております。」

(要望)認知症サポーターや認知症の人を支える人を地域で増やし、認知症の方の尊厳を守り、安心して暮らせる仕組みづくりを進めていただくことを要望して次の質問に移ります。」

昨日は社協、ボランティアの皆さんの声に多くのことを学びました。本人も家族も安心の高齢社会へ。まだまだやるべきことがあります。

スローショッピング。取り組みを進めます。

「点字」について 6736

未分類 / 2025年4月15日

昨日は市民相談対応の後、各種打合せ、ご挨拶まわり等。移動途中、県庁前で「点字」を撮影。先日、横浜市の職員と打合せしていると、前職が点字の専門家の方がいました。幅広い人材が活躍しています。

コラム「名字の言」が記していました。

「点字」の誕生から今年で200年になると、ある盲学校の卒業式で伺った。発明者は幼い頃に不慮の事故で視力を失った、フランスのルイ・ブライユである。

ブライユは視覚障がい者への理解が乏しかった時代に、家族や周囲の支えで盲学校に進学。向学心を燃やして学び抜き、画期的な点字を考案する。だが“特別な文字は社会との溝を生む”等の理由から、なかなか実用化には至らなかった。

盲学校の教師になってからも、彼は点字の活用を訴え続けた。学校での使用が認められたのは考案から約20年後。点字を使い続けて成長した生徒たちがその価値を証明し、現在は100以上の国々で使用されるようになった。

前述の卒業式――生徒たちは床の点字ブロックをたどり、自席から演台の前へ。卒業証書を受け取り一礼する彼らを、温かな拍手が包む。途中で止まりながらも、一歩また一歩と進む姿が人生の歩みとも重なり、胸が熱くなった。」

師匠はブライユの生き方を通して「真に偉大な人とは、逆境を成長のバネに変え、その力で人々を励まし、希望を送りゆく人である」と。」

点字は基準に応じて必要なところに整備されていますが、「点字が壊れている」との声も時々頂き、行政と連携しています。

安心して日々を送れるよう、より良い環境の整備に取り組みます。

「タンゴ」と「ウルトラ高齢社会」について 6735

未分類 / 2025年4月14日

昨日、たまプラーザホールで行われた「あおば健康フェス2025」へ。その中で、日本タンゴセラピー協会のセラピスト・丸山良司さんが「プチで育てるタンゴ式介護予防」を開催。転倒予防、認知症予防に効果的。私も初めてタンゴに挑戦。丸山さんは介護施設やケアプラザなどでタンゴを通してご高齢の皆さんを元気にする活動を続けられています。益々のご活躍を願っています。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「今の日本を“ウルトラ高齢社会”と呼ぶ人がいる。なぜか。総人口に占める65歳以上の割合が7%超で高齢化社会、14%超で高齢社会、21%超で超高齢社会といわれ、7の倍数で考えると次に来る28%超を既に上回っているからである。昨年9月15日現在で29・3%だった(総務省推計)

高齢化で社会保障給付費が膨らむ中、受益が乏しく負担ばかりと不満を募らせる現役世代が少なくない。SNS上で「江戸時代の五公五民と同じ」との投稿も見た。

五公五民とは収穫したコメの5割を年貢として納め、残りを農民のものとする年貢率のこと。国民全体の所得に占める税金や社会保険料の負担割合「国民負担率」が2021年度で48・1%であることを指しての批判である。フランス(68・0%)のように高率の国は珍しくないと言ったところで現役世代の納得を得られないだろう。

月刊「公明」最新2月号で評論家の與那覇潤氏は、「何もせずとも大気が循環し植物が生い茂るように、『放っておいても子どもは育つ』、だから現役世代は自分で何とかするだろうと、多くの人が雑に思い込んできた面がある」と指摘する。

公明党の論戦を現役世代は必ず見ている。」

環境の変化への対応には行動が必要。考えているだけでは変わらない。

タンゴセラピー無料体験会。田奈駅前の青葉区民交流センターで、毎月第3土曜日、第4火曜日15:30~16:30に開催中。

よろしければどうぞ。

「賢人と馬鹿と奴隷」について 6734

未分類 / 2025年4月13日

昨日、奈良ミニバス創立50周年記念パーティが中区で開催され、ご招待頂き参加しました。お元気な藤田監督を中心に仲良く50年を重ねられた皆さん。強い信頼関係で結ばれた、暖かな雰囲気が印象的でした。更なるスポーツ振興への尽力と共に、明るく楽しい日々を送れる環境を作っていかねばと改めて感じました。

ところで、1年前の丁度今日、上海市にある魯迅博物館を見学しました。日中友好横浜市会議員連盟の一員として公式日程を終え、上海に駐在する大学の同期生にお世話になり訪問しました。(公式行事含め旅費は全て自己負担)

魯迅は、社会的な地位がある人が偉大なのではなく、民衆とともに生き抜き、歩み抜いた人が、一番偉大であり、為政者は民衆に奉仕すべき存在であると訴え続けた人。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「アホ」と言われても気にならないが「バカ」には傷つくのは、育った地域のせいだろう。お笑い芸人の故坂田利夫氏は「アホ」と呼ばれ、多くの人に慕われた。アホは愛情表現でもある。

一方のバカはどうか。中国の作家・魯迅の寓話「賢人と馬鹿と奴隷」(竹内好訳)には主人からひどい扱いをされて常に不平を口にする奴隷と、奴隷に寄り添うふりをしながらそれを傍観する賢人と共に、馬鹿が登場する。

馬鹿は奴隷の悩みを聞くとすぐに行動を起こす。ところが思いがけず奴隷に邪魔をされて失敗に終わる。奴隷と賢人が、主人による不正の継続に加担する側として描かれているのが興味深い。

馬鹿は“力なき正義は無益”の象徴に感じたが、大阪公立大学の酒井隆史教授(社会思想史)は“よどんだ状況を突破する力を持つ存在”として肯定的に捉えている。今から100年前の3ページ足らずの内容だが、示唆的だ。

公明党は草創期、永田町の常識が通じない「政治の素人」とバカにされた。しかし経験を重ねて実力を磨き、今や東京都政ではキャスチングボート(政治的な決定権)を握り、国政では連立政権の一翼を担う。社会の閉塞感の打破こそ今も昔も公明党に期待される役割だ。」

「人間本位」と信念の言論戦を貫いたため、常に非難・中傷が絶えなかった魯迅の人生。

「道とは何か。それは、道のなかったところに踏み作られたものだ。荊棘ばかりのところに開拓してできたものだ」

「光明はかならずや訪れる。あたかも夜明けをさえぎることはできないように」

私は私の現場で頑張ります。

「フラワーセラピー」について 6733

未分類 / 2025年4月12日

昨日は市民相談対応、中区での会合等。移動途中、横浜公園でチューリップなどの花々がきれいに咲いていました。花を見ると、私などような薄汚れた心が洗われ、気持ちが和みます。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「昨年、名古屋鉄道の車両にユニークな中づり広告が掲出された。実物のドライフラワーを真空パックに入れたもので、「乗客が視線を上げることで気分も上向くきっかけになれば」という「うえむくとうわむくプロジェクト」の一環だった。

また、東北のある商業施設では廊下の左右の壁に造花が一定間隔で飾られた。右側を歩くと、つぼみから開花までを見られる順で花が並ぶ。気持ちよく右側を通行してもらうことで、廊下の混雑を弱めるのが目的だという。

花には、見る人の気持ちや行動を善き方向へといざなう力がある。その力は生花だけでなく、ドライフラワーや造花などにも宿るように思う。

それは花を生ける人、アートフラワーなどを作る人が、見る人、受け取る人を思い、花に真心を込めるからだろう。花で心を癒やす「フラワーセラピー」の効果は“花そのもの”と“相手に送る気持ち”にあるともいわれる。」

花粉は困りものですが、いい季節になってきました。

「リスクとリターンは同方向に動く」について 6732

未分類 / 2025年4月11日

昨日は青葉台駅前での街頭演説の後、市会での打合せ、会合参加等。相互関税の話。市民生活への影響が気になります。「無謀」「わがまま」等の文字もありますが、何が狙いで、どこが着地点なのか。分析し対処することが大事かと思います。一喜一憂して振り回されると、いいことがないように思います。

環境を変えるため、変化を受け入れなくてはならない時、個人でも、組織でも、国家でもリスクが伴います。

先日、日経新聞コラム「大機小機」の「真に資本主義経済をめざす時」との見出しの中に、次の一文がありました。

「リスクとリターンは同方向に動く。高い成長(=高いリターン)は、リスクが相応に高いプロジェクトからしか生まれない。個々のプロジェクトが失敗する確率は高まるが、マクロ経済でみれば成長率は高まる。経営者は成長投資への挑戦とリスク管理をやり抜く、強い企業家精神を持っていなければならない。」

経営のみならず、組織運営や人生においても基本は同じかと思います。現実的な計画と周到な準備が必要に。

無謀である場合には、リスクを自分で取るのでなく、他人に追わせるケースが多く、戦前の日本がそうであったように、国のリスクはすべて国民にしわ寄せされ、塗炭の苦しみを与える結果に。

只、リスクなしにリターンだけを求めることはできない。常識かと思います。

どこまでリスクに耐えられるか、身の程を知ることは大事。

リスクを取らず、リターンだけ求めるというのは無責任。まわりも困ります。

リスクを取れるかどうかが、人としての力量そのもの。

大人になるほど、また人の上に立つほど求められるように思います。