安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「面倒くさい」との戦いについて 6751

未分類 / 2025年4月30日

岡山で勤務するうちの3番目が帰省。一緒にラーメンを食べました。入社5年目。後輩も見る中堅に。「職場は人生の道場。かけがえのない人生を、仕事を通じて自分の力で充実させていこう」とは松下幸之助氏の言葉。明るく元気に成長して欲しいと思います。

私の仕事もそうですが、気を抜き、手を抜くと、必ず結果に表れる。先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「生きていると煩わしいことはどうしても避けられない。人として生きていくこと自体が面倒くさいもの。だが、それをどう捉えるかで随分人生は変わる。著書『人生の壁』(新潮新書)で明かした養老孟司氏の考察だ。

人に頼まれて仕方なく何かをやるのは煩わしい。それでも一生懸命やると結局は自分のためになる。それは運動すれば筋肉がつくのと同じ。筋トレはつらいが、サボらずに繰り返せば確実に筋力がつく。人間力もそうだろう。今日を精いっぱい生きること。その積み重ねを避けた人に本当の力は身につかない。

ボクシングを題材としたマンガ『はじめの一歩』(森川ジョージ作、講談社)。その主人公が口にした言葉をふと思い出した。「好きなコトしかしないというのは楽しいコトばかりというのとイコールではないよ」

それを垣間見た覚えがある。宮崎駿監督の創作現場に密着したドキュメンタリー番組。監督は「面倒くさい」と何度もつぶやく。監督にとって好きな創作は“面倒くさい”との戦いなのだ。

それでも決して手は休めない。やがてこう漏らす。「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ」。細部にこだわり絶対に妥協しない監督の一言が心に染みた。」

山を見て、「あーでもない、こーでもない」と麓で評論している間は、視界が変ることもなく、経験も積めず、人間としての成長もないのだろうと思います。

一歩でも前へ。一歩を踏み出す勇気の連続の先に、視界は広がり、経験が積まれ、人生が豊かになるのだろうと思ます。

共に頑張ります。

ネットの信頼性「マイナンバー活用」について 6750

未分類 / 2025年4月29日

昨日はご挨拶まわりの後、市会での打合せ、お世話になった方の通夜参列。長いがんとの闘いも、笑顔を絶やさず、世のため人のために生き抜いた信念の人でした。駅頭でお会いすると、いつも爽やかに右手を挙げられた姿は忘れません。ご冥福をお祈りします。

ネットをどう使うかは自由ですが、確かな情報で相手がわかるサイトと、ウラが取れない情報でどこの誰だかわからないサイト。見分けが肝心です。

先日、日経新聞「私見卓見」に「ネットの信頼性、マイナンバーで」と題し、大阪大学・大阪学院大学名誉教授(経済学)の鬼木甫先生が寄稿されていました。前に進めば課題も出てくるかも知れませんが、大事な指摘だと思いました。

「インターネットやウェブ・SNSでは、偽情報や詐欺、中傷が不便や被害をもたらしている。防止策として記名発信を義務化することは、民主社会の基盤である表現・言論の自由まで損なってしまう。そこで匿名発信を認めながら、「自発的な記名発信に、記名の真正性を保証して信頼性を付与する」方策を導入してはどうか。

日常活動でわれわれは、信頼できる対象とだけ関わりを持ち、また周囲から信頼されるように行動している。この信頼性は、組織や社会が円滑に機能するための必須要件だ。

しかし、ネットでは日常活動で享受していた信頼性が得られず、真偽・善悪が不明なことが少なくない。この状態で信頼性を実現する手段が提供されれば、多数のユーザーが利用するだろう。ネットには、信頼性への強い潜在需要があるからだ。

記名発信の真正性保証には、マイナンバー制度を利用できる。デジタル庁は氏名、住所、年齢、性別の「最新の利用者情報提供サービス」を開始し、「ネット事業者資格を持つ銀行が、預金者の同意を得て、預金者の認証情報にアクセスし、預金者の住所移転などを知る」業務を例示している。

これを拡張し、「ネット事業者が、ネット発信者の同意を得て、ネット発信者の認証情報にアクセスし、これを発信情報の受信・閲覧者に提供するサービス」を始めることを提案したい。

ネット発信者が発信する表示画面などにネット事業者がアクセス用ボタンを提供し、受信・閲覧者はこのボタンをクリックあるいはタップしてネット発信者の認証情報を入手する仕組みだ。

その結果、多くの発信者が自身の信頼性を示すためにアクセス用ボタンを用意し、受信・閲覧者はボタンを利用して発信者の信頼性を確認することになる。アクセス用ボタンを提供できない偽の商品広告や闇バイトなどのサイトは、アクセス数が減少。デマ記事・偽写真や中傷などにも抑制効果が働くだろう。

対象が日本国籍の個人に限られ、法人・団体や外国人には直接適用できないものの、既存の制度・システムを活用できるため、短期間で実現可能だ。」

真偽のほどもわからない、なんでもありの無責任な発信は有害ですし、人を貶めることに一生懸命の、レベルの低い文字は見たくないものです。発信元を特定できるネットワーク。社会の基盤である、信頼を醸成する大きな取り組みだと思います。

横浜市「体育館エアコン」「学校環境整備」について 6749

未分類 / 2025年4月28日

鎌倉市議選、公明候補3名全員当選。有難うございました!昨日はご挨拶まわり、打合せ等。一昨日、地域のバレーボールチームの練習に伺い、お話を伺いました。市として市民の健康づくりのためにもスポーツの場の確保は大変重要。その中で、体育館へのエアコン設置についてもやり取り。伺った先の青葉区・山内中学校では、今年度設置向けた設計が行われ、来年度工事着工の予定。工事時期については、これまで夏休み期間や冬休み期間を使っての工事を行ってきましたが、約400校の体育館エアコン設置計画の大幅前倒し(10年計画を5年計画に)できたことで、8年度以降は工事件数が増えることから、どのような工期設定になるかは未定であることもお伝えしました。

災害時に避難所としても活用する小・中学校の体育館へのエアコン設置。寒さ・暑さ対策のため、ご要望を多数頂いており、佐々木さやか参議院議員との連携で国の予算を拡大し推進しています。

青葉区では令和3年度からこれまでに、荏田西小学校、青葉台中学校、美しが丘西小学校、谷本中学校、鴨志田中学校、美しが丘中学校、新石川小学校に設置完了。7年度予算で、美しが丘小、美しが丘東小、あざみ野中の設置が予定されています。

また、バレーボールチームからは、体育館利用料金にかかる電気代の関係から「いつLED照明になるのか?」とのお声も頂き状況を説明しました。3年以内の設置を目指しています。

先月の予算特別委員会の質疑でも学校環境整備について取り上げました。ご紹介します。

「学校環境整備について、まず(1)学校照明のLED化について伺います。本市では、脱炭素化加速のため、2027年までに照明のLED化100%を達成するとしています。そこで、LED化の取組状況について、施設部長に伺います。

【答弁】「今年度、横浜市建築保全公社の自己資金を活用したESCO事業によりまして、35校のLED化を実施しております。昨年度までに完了している10校と合わせまして、累計で45校が完了致しまして、これは全体の約10%にあたります。来年度には、ESCO事業による39校に加えまして、工事発注による70校、合わせて109校のLED化に取り組む予定です。」

100%の学校が1割程度の状況で、残り3年間で100%の達成は非常に厳しいと思いますが、そこで、LED化を加速する上での課題と対応について、教育長に伺います。

【答弁】「今後、残り約400校のLED化に向けて、照明器具の現状の調査が必要です。各学校には平均1,000台の照明器具が設置されており、膨大な数の照明器具の調査が課題となっております。現在、職員が調査を行っておりますけれども、外部委託化も視野に入れながら、スケジュールどおり事業が進むように検討・推進してまいります。」

丁寧な調整で、官民協力しての目標達成を要望します。

次に、(2)体育館の空調整備について伺います。

教育現場の熱中症対策として長年要望し、推進してきましたが、授業はもとより、キッズクラブや学校開放など学校行事以外でも活用されており、また、災害時の拠点としての役割も果たす、非常に重要な施設です。そこで、体育館の空調整備の取組状況について施設部長に伺います。

【答弁】「体育館空調の設置数は、令和6年度末で115校に達しまして、設置率は約23%になります。来年度は、22校に設置し、78校の設計を実施する予定です。当初の計画を5年前倒ししまして、令和11年度までに設置を完了する予定です。」

体育館空調設備の設置計画の加速化はわが党からの要望が反映され、「新たな横浜市地震防災戦略」にも掲げられたことは高く評価していますが、体育館の空調整備の加速化の課題と対応について教育長に伺います。

【答弁】「空調整備の加速化をすることで、年間の事業量が増大をいたします。そのために、技術者の不足による入札の不調や、メーカーの製造が間に合わないということによる工期の遅れなどが心配されます。これらの課題に対処するために、工事の時期を年間通じてバランスよく設定致しまして、円滑な事業進捗に配慮しながら進めてまいります。」

 課題克服、早期設置を要望します。

次に。(3)普通教室の空調について伺います。

今年の夏は観測測史上3番目の暑さと予想される中、すべての市立学校ではすでに主要教室に空調が整備されていますが、設置後10年以上経過しており、一部の学校では空調機の不調が発生しています。そこで、普通教室空調の更新時期について施設部長に伺います。

【答弁】「普通教室の空調の更新につきましては、令和12年以降、実施を予定しております。更新までの間においても、学校運営に支障がないよう、空調機の洗浄を年間100校で実施するほか、オーバーホールや緊急の故障対応などを考慮した予算体制を確保してまいります。」

 設置すれば必ず更新時期を迎えます。体育館空調や給食室空調ついても先を見据えた計画をたて、教育環境の維持に努めるよう要望します。

次に、(4)学校のエレベーターついて伺います。

わが党では、市立学校におけるエレベーターの設置促進の重要性を繰り返し訴え、バリアフリー化を加速させてきました。

そこでまず、エレベーター整備の取組状況を施設部長に伺います。

【答弁】「6年度末のエレベーターの設置校数と割合ですが、小学校は157校で約47%、中学校は115校で約80%です。

また、7年度には、小学校3校、中学校29校にエレベーターを設置する予定でありまして、全中学校にエレベーター各1基が設置完了する見込みでございます。」

わが党の継続的な国への働きかけにより、財政面でも補助率の引き上げが行われており、来年度末までの緊急かつ集中的にバリアフリー化が進められ、全中学校でエレベーター整備が実現される見込みですが、小学校では多くの学校で未整備となっています。そこで、今後のエレベーター整備の進め方について教育長に伺います。

【答弁】「中学校は7年度に完了致しますが、未設置の小学校53%については、車いすを使用している児童の入学にあわせまして、エレベーターの速やかな設置を進めます。また、階段の移動に配慮が必要な児童生徒の在籍の状況にあわせまして、整備を進めることで、早期に全校への設置を目指してまいりたいと思います。」

(要望)全校整備を目指し、加速することを重ねて要望します」

様々課題はありますが、着実に前に進むよう取り組みます。

「第96回かながわ中央メーデー」について 6748

未分類 / 2025年4月27日

昨日、みなとみらいの臨港パークで開催された連合神奈川主催「第96回かながわ中央メーデー」に参加。公明党神奈川県本部労働局長としてご挨拶させて頂きました。私自身、日立製作所で長くお世話になり、電機連合の一員として組合活動していました。挨拶内容をご紹介します。

「連合神奈川の皆様におかれましては、メーデーの持つ伝統と実績を大切にされながら、平和を願う労働者の祭典として、今年も盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。

連合の皆様は、これまで労働者・生活者としての立場から賃上げや生活改善を訴えてこられました。公明党に対しましても、日頃から様々なお声を頂く中、昨年末にも連合本部から党本部へ「国会で熟議を重ね、国民、日本の経済社会のために連合の掲げる政策を予算に反映いただきたい」とのご要請を頂きました。

これに対し、わが党は、「連合の皆様の要請内容は、わが党の政策との共通点が大変多く、しっかりと令和7年度予算等に反映させ、より良い日本を作っていく」とお返しし、 その後、様々な議論を経て、皆様の多くの声を新年度予算に盛り込むことができた次第です。

昨今、賃上げや社会保険料負担の議論が高まるなか、様々な政策をどう社会全体に行きわたらせるかといった悩みがあります。公明党は、中小企業への支援策など幅広い政策を掲げる連合の皆様のご意見は大変重要と考えております。

私自身も、日立労組で長くお世話になった、電機連合の一員でしたので、働く者の目線、声が、極めて重要と考えます。

今後も適宜、意見交換しながら政策課題解決につなげていきたいと考えておりますので、引き続き、宜しくお願い申し上げます。

結びに、連合神奈川の益々のご発展と、本日ご参会の皆様の益々のご健康、ご活躍を心よりお祈り申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。

ありがとうございました。」

引き続き、働く者の声をカタチにすべく、取り組みを進めます。

自転車反則金「ながらスマホ 1万2千円 ]「逆走・信号無視 6千円」について 6747

未分類 / 2025年4月26日

昨日は減災対策推進特別委員会等。自転車の交通違反に反則金を科す「青切符」による取り締まり。来年4月のスタートが決まりました。とても危険な現状からしますと、仕方ないと思います。スマートフォンを使いながら運転する「ながら運転」は1万2000円の反則金とのこと。各新聞テレビが報じました。

反則金は警察官の警告に従わなかったり、危険を生じさせた際の交付を想定し、16歳以上による113の違反行為が対象となり、次の運転に適用されるとのこと。

▼スマホの「ながら運転」:1万2000円 ▼信号無視や逆走、歩道を走る:6000円 ▼指定場所で一時停止しない:5000円
 ▼車に追い抜かれる際に道路の左側に寄らない:5000円 ▼2台並んで走ることや2人乗りなど:3000円 ▼ブレーキが利かない自転車に乗る:5000円

都道府県の公安委員会規則違反となる、傘差し運転やイヤホンを付けて周囲の音が聞こえていない状態での運転は5000円とする方針。

これまで自転車違反の多くは交通ルールについて指導を受ける「警告」にとどまり、事故につながる悪質な運転などは刑事処分が問われる「赤切符」の対象で、反則金を科す「青切符」の導入は初めて。

また、車が自転車の右側を追い抜く場合に、十分な間隔をあけなかったり、安全な速度で走らない場合は、車の運転手に反則金7000円(普通車)が科されます。

また今回の改正で普通免許や準中型免許の受験資格が18歳から17歳6カ月に引き下げ。仮免許は17歳6カ月で取得できるようになるそうです。

警察庁は4月25日から5月24日まで政府ホームページで意見募集を行い、来年4月1日に施行する方針。

危険が減ればいいのですが、、、。

ネット詐欺と誤情報について 6746

未分類 / 2025年4月25日

昨日は恩田駅前での市政報告の後、ご挨拶まわり、働き方改革に関する打合せ等。ネット詐欺が横行しています。数か月前、アマゾンで「おっ、安くなってる」と思って購入処理。その後「ネット環境の問題で直接取引に変更」との旨のメッセージ。「あり得ない」と思い、その業者のサイトを見るとクレーム投稿の嵐。その後、「着払いで商品を送った」とのこと。不在票には送り主「縦横産業」。どこにも出てこなかった社名。引き取り拒否で終了。消費生活総合センターに連絡。個人情報を抜くのが目的なのかわかりませんが、中には騙される方がいるかも知れません。

先日、公明新聞コラム「座標軸」が記していました。

「先日、推しの作家が待望の新刊を出版したので早速買うことにした。インターネットで検索すると、通販サイトなどで該当書籍が出てきたが案の定、定価前後の品ばかり。検索を続けると1冊だけ35%引きの中古本が。ラッキーと思い購入手続きに進んだ。

次のページに進むと、見たことのない決済方法が示された。支払いはプリペイド式の電子マネーのみ。「もしかするとこれ怪しいサイト?」。たまたま、通販サイトでこの種の詐欺が横行しているとの情報に接していた。

悪質業者の見分け方を確認してみた。販売業者名や住所、氏名がなく、日本語の表記が不自然なのは要注意とある。このサイトは全くその通り。危うく被害者になりかけた。

詐欺もしかり、インターネットには真偽不明な情報があふれている。ネットを普段使いする中高年世代もその渦中にいる。この世代のネット利用者の動向を調査する英国の研究者は、「中高年はSNS上の誤情報に影響を受けやすい一方、若者と同じようにネットの危険性にさらされていると自覚していない」と警告する(日経、3月25日付)

誤情報を使えば、自らデマの拡散元にもなり得る。「少しの間立ち止まる」ことが大切と同研究者は訴える。中高年の皆さま、気を付けて。」

コメ価格の高騰に乗じて、「安くコメを手に入れられる」との詐欺被害が相次いでます。

お気を付けください。

「あいさつ」について 6745

未分類 / 2025年4月24日

鎌倉市議選、2期目に挑戦・こだま文彦、新人候補・岸本とみよ、水上たけしの応援へ。市内をまわりました。激戦突破へあと一押し!

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「近所の商店へ買い物に行った際、店員に元気な声で「いらっしゃいませ」と迎えられた。支払いを終えると店員から「ありがとうございました」と、すがすがしくあいさつをされた。

その前に何店舗か回ったが在庫切れだった商品を、ようやく手に入れられたこともあってか、「こちらこそ、ありがとうございました」と、自然と声が出た。その直後、2人でほほ笑み合った。漢字の「挨拶」の2文字には共に「近づく」という意味もある。あいさつは“言葉のやり取り”以上に“心の交流”を重んじる行為なのだと思った。

今春、新社会人になった友もいるだろう。仕事で信用を得るための経験や実績を積むには、相応の時間が必要だ。だが、自分からあいさつをして信頼を築くことは今日からでも実践できる」

元気で爽やかなあいさつ。大事です。

横浜市「送配水管の更新・耐震化」について 6744

未分類 / 2025年4月23日

昨日はご挨拶まわり、市民相談対応等。街中を歩いていると、下水道管の工事現場。監督、作業員、警備員等の方々が汗を流されていました。「お疲れ様です」とお声がけ。学生の時によく工事現場でバイトしました。感謝です。

先の予算特別委員会でも送配水管の更新・耐震化について取り上げました。答弁含めご紹介します。

「我が国の社会資本ストックは高度経済成長期に集中的に整備され、それらの老朽化対策は、全国的に喫緊の課題となっています。

老朽化に伴う事故が起きると人命を脅かす重大な公衆災害につながる可能性があります。先月発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故では、走行中のトラックが陥没した穴へ転落する事態が発生しました。下水道管の破損が起因すると思われますが、同じインフラと考えると水道管でも同様の事故が発生するのではないかと懸念しています。水道局では、管路の老朽化対策として更新・耐震化事業を以前から着実に進めていると伺っておりますが、どのように進めているのか気になるところです。

そこで、(1)管路の更新の進め方について、配水部長に伺います。

<答弁>「管路を更新する際には、局独自に設定した想定耐用年数のほか、埋設状況や漏水履歴などを総合的に勘案し、優先順位を付けて進めています。

中でも、衝撃に弱く割れやすい鋳鉄管や、破損した場合に広範囲に影響を及ぼす口径の大きな管、避難所や医療機関などの重要拠点施設につながる管路の更新・耐震化に重点的に取り組み、平常時だけでなく、災害時の断水リスクの低減化を図ります。」

管路の老朽化対策を進めることは、平常時はもとより災害時にも給水を確保する重要な取組です。昨年は、能登半島地震の発生や南海トラフ地震臨時情報が発表され、地震対策の必要性はますます高まっています。そのような状況において、管路の大部分を占める送配水管の耐震化がどの程度進んでいるか、気になります。

そこで、(2)送配水管の耐震化状況について、配水部長に伺います。

<答弁>「送配水管の総延長は約9,300kmあり、5年度末時点において、約3,100kmの耐震化が完了し、その割合は、約33%となります。現在、年間約100kmペースで管路の更新・耐震化を進めており、現中期経営計画の最終年である9年度末には、約37%となる見込みです。」

現在の耐震化状況を見ますと、市内の送配水管をすべて耐震化するには、まだまだ時間がかかることは、明らかです。このような状況を踏まえ、更新・耐震化については、優先順位を付けながら計画的に進めてきていると思いますが、

そこで、(3)更新・耐震化を進める上での課題について、配水部長に伺います。

<答弁>「口径の大きな管の更新事業量が増大することに加え、交通量の多い幹線道路や鉄道軌道下の横断など、施工の難易度が高い箇所での工事の増加が見込まれています。さらに、近年の物価上昇に伴い、更新・耐震化に必要な材料単価や労務単価も上昇しており、更新費用が増加傾向にあるため、必要な財源を確保して、持続的に事業を進めていくことが重要な課題と考えております。」

老朽対策、耐震化の社会要請がある中、一方で工事費の上昇などの課題もありますが、市民生活や社会活動を下支えするためにも、将来にわたり適切に管路のインフラの健全性を維持していく必要があります。

そこで、(4)将来にわたる管路の更新・耐震化の考え方について、局長に伺います。

<答弁>「日常における漏水リスクと災害時の水の供給の確実性など、管路更新の全体のバランスを考慮して、計画的かつ効果的に更新・耐震化事業に取り組んでまいります。厳しい財政状況が続きますが、管路の更新・耐震化を全力で進めることで、将来にわたって安定給水を維持し、安全・安心な市民生活を支えてまいります。」

限られた財源の中でも、物価高騰など考えると、事業に見合った財源を確保し着実に進める必要があります。また、事業を担う人材の育成や技術継承、担い手の確保も重要です。市民生活や経済活動を支えるための重要な取組として、着実な更新・耐震化の継続を要望します。」

あって当たり前のインフラ。だからこそ、着実な整備更新が重要。社会基盤を守る取り組みを進めます。

あおばタイムズ 4月号について 6743

未分類 / 2025年4月22日

昨日は消防署での打合せの後、市民相談対応、市会での打合せ等。先日発行されたあおばタイムズ4月号に市政報告を掲載。ご紹介します。

<災害時給水所の整備拡充>

災害時の給水体制は地域防災拠点となる市立学校を中心に整備されていますが、人口が密集する横浜市では不十分であり、縦割りを排し、他の公共施設にも整備すべきと予算委員会で質問。副市長は「公共施設につながる管路の耐震化状況を調査し、公共施設を所管する関係局とともに整備検討する。市の応急給水体制の充実へ、オール横浜で取り組む」と答弁。引き続き、災害対策を推進します。

<通級指導教室の充実>

特別な配慮や支援が必要な子ども達への支援強化について質問。教育長は「通級指導教室を小・中、小学校中学校1校ずつ増設し、自らの学校内で通級指導が受けられる「校内通級」を、新たに試行実施する。通学や保護者付添いの負担軽減、在籍校と通級教員の連携強化等を図る」と答弁。安心への取組みを進めます。

<地域トピックス>

多くのお声を頂いてきた「青葉台駅前公衆トイレ」の洋式化・再整備が、新年度予算に入りました。10月工事着工、工期3か月の予定です。

「事件は現場で起きている」について 6742

未分類 / 2025年4月21日

昨日は消防団の器具点検。議会で取り上げてきたバックモニターがわが班の車両にも設置されていました。感謝。その後、市民相談対応等。先日、火事で焼け出されたご家族から悩ましいご相談を頂きました。横浜市では、火災で住家の損害した部分の面積が被災前の建物の延床面積の20%以上の場合、市営住宅の一時入居が検討されます。

横浜市内に居住していることが住民票により確認できる方が対象で、被災してから1ヶ月以内、かつ横浜市に居住していることが条件。市が整備する市営住宅を3か月間一時使用することができ、使用料は減免されます。

損害部分の測定は消防署が行いますが、ご相談いただいた方のお宅の損害面積は15%。しかし、人が住むことはできない状態。ご家族は当日町内会館に身を寄せ、翌日から役所とやり取りをはじめましたが、基準を満たさないため市営住宅への入居は不可に。

そこで、「住まいの相談窓口」 https://x.gd/7ZdPe をご紹介。横浜市では、住宅関係の団体等と連携・協力しながら、住まいの相談窓口を設置しています。こちらを利用し、前に進むことができました。

火事で焼け出され、全く人が住めない状態にある方が、市営住宅に空きがあっても一時入居ができないというのは問題だと思います。DV対応等、様々なケースに対応しなければならないこともあり、厳格な基準を設ける理由もわかります。只、今回のように明らかに住める状態ではないなどの場合は、柔軟に対処できるルールに変える必要があると思います。

「事件は現場で起きている」。映画「踊る大捜査線」のセリフ。今回の件とは異なりますが、主人公の青島俊作が、現場の状況を把握せず、会議室で議論するだけのキャリア官僚に対する、現場の刑事の怒りを表す。そしてこのセリフを叫び、現場での状況を理解し、解決に努めることの重要性を訴えます。

市民目線での改善を求めます。