「帯状疱疹ワクチン」4月から定期接種化実現について 6641
昨日はご挨拶まわり、市会での作業、打合せの後、歯科医師会の新春の集いへ。人生の最期の日まで「自分の口でおいしく食べることができるようにすること」を目的に活動される歯科医師会の皆さん。それは「健康長寿社会の実現」へ挑戦でもあります。
健康長寿への取り組みといえば、これまで公明党として強力に推進している帯状疱疹ワクチンの定期接種化。横浜市会でも公明党が先頭に立って動き、その進捗状況を街中でのポスター掲示でご報告するなどしてきましたが、先月12月に今年4月からの定期接種化が実現することとなりました。
先日、公明新聞「主張」が記していました。
「皮膚に痛みや、かゆみを伴う発疹が帯状に現れる「帯状疱疹」の発症や重症化、それに伴う後遺症などの減少につなげたい。
厚生労働省の専門部会は18日、帯状疱疹を予防するワクチンについて、2025年4月から定期接種化する方針を了承した。個人の予防に重点を置き、原則65歳の人と、経過措置として70歳から5歳刻みの年齢の人を対象に、接種費用の一部を公費で助成する。
帯状疱疹ワクチンは現在、任意接種の位置付けのため、原則、全額が自己負担となる。国内で使用されるワクチンのうち1回接種の生ワクチンは約1万円、2回接種の不活化ワクチンは約4万円かかり、経済的負担の重さから、接種をためらう人がいるのが実情だ。
公明党は、ワクチンの有用性を踏まえ、希望する高齢者らが一人でも多く接種を受けられるよう、各自治体で助成を推進するとともに、国会質問で定期接種化を強く主張してきた。4月からの実現を歓迎したい。
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスが原因で、成人の9割以上がウイルスを保有しているとされる。加齢や疲労により免疫が低下した時に、ウイルスが再活性化して引き起こされることが多い。
発症する人の割合は70歳代が最も高く、80歳までに約3人に1人が発症するといわれる。重症化すると神経の損傷による痛みが長く続いたり、まひが残ったりする恐れもあり、希望する高齢者の接種を後押しする意義は大きい。
定期接種は、主に感染症から国民を守り、社会でのまん延や個人の重症化を予防するため、法律に基づいて行われる。実施主体は市町村であり、各地で円滑に始められるよう準備を進めていくことが大切だ。
予防ワクチンや病状の正しい知識の周知も欠かせない。専門部会は、ワクチンの有効性や安全性、費用対効果などについて科学的知見を踏まえて、今回、接種対象などを設定した。対象者が効果などを十分に理解した上で、接種できるようにしてほしい。」
引き続き、対象拡大に向け取り組みを進めます。