安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

道路陥没と横浜市の対応について 6662

未分類 / 2025年1月31日

昨日は建築局、都市整備局、道路局、港湾局、水道局、健康福祉局の予算研究会。埼玉県八潮市での県道陥没事故についても確認しました。

横浜市では、管路点検と共に、H3年より33年間、路面下空洞調査を継続中。(当初は年間数㎞、東日本大震災以降は年100㎞超調査)

路面下空洞調査は、地雷除去の技術などを活用し、道路や家の敷地下に空洞がないか調査するもの。公明市議団が推進。総延長1445㎞を調査し、これまで68ヵ所で穴が見つかり修繕等対応。現在2周目。約10年で1周するイメージ。来年度予算案では、緊急輸送路70㎞、幹線道路60㎞ 計130㎞を調査します。

<埼玉県八潮市での県道陥没事故と本市の対応について>

埼玉県では3年前に下水道管の調査し、問題なかったとのことをしたとのこと。下水処理場につながる大口径管が破損すると、今回のような大きな陥没が起きる可能性大とのこと。

事故発生後、国から全国に緊急点検指示があり、1/29から1週間以内に点検結果を報告すべく、下水処理場につながる大口径管の調査を実施中。

また、本市では、下水処理場につながるすべての大口径管の路面下空洞調査を、年度内に実施することを決めたとのことです。

埼玉での事故、早期復旧を願います。

横浜市 子育て支援・防災等の来年度予算案について6661

未分類 / 2025年1月30日

昨朝、地主さんのご厚意で新たな場所へポスターを貼らせて頂いた後、市会での予算研究会。夜は連合神奈川・横浜地域連合の新春の集いへ。研究会では、財政局、こども青少年局、脱炭素・GREEN・EXPO、デジタル本部、総務局、みどり環境局、資源循環局の予算説明を受けました。一部ですが、公明党が質問を重ね、推進した内容についてご紹介します。

1. 力強い子育て支援策の推進

妊娠出産サポートとして、訪問型産後母子ケアの対象期間を、産後4か月を産後1年に延長。また、ショートステイ実施施設における夜間の職員配置予算を増額。お母様方から頂いた声がカタチになりました。

妊産婦健康診査については、14回分補助券(82,700円)に加え、R6年5月から開始した5万円の追加支給を継続。政令市最高水準(計132,700円)で切れ目のない支援を充実させます。また、R8年度以降に受診券方式への見直し検討が予算化されました。

公明党が国で創設、拡大を続けてきた出産育児一時金。国における50万円に加え、昨年から都市部のコストを勘案して実現した、横浜市独自の上限9万円上乗せ支給を継続します。

2. 保育・児童教育の場の充実

医療的ケア児サポート園を24園から36園に拡大。青葉区では、従来から荏田保育園、市が尾保育園で実施しており、来年度予算では複数園での拡大を目標に予算化。安心の環境づくりを進めます。

私立幼稚園2歳児受け入れについて、国との連携で多子軽減制度を導入。

小規模保育、認可保育所等の空き定員を活用した緊急一時預かりモデルを実施することに。従来の一時預かり事業の受け入れ枠拡充、予約システムにWEB面談機能を追加し、利便性を向上。一方、定期利用の枠を設けない、保護者の急な用事やリフレッシュ等により、一時的に家庭での保育が困難な場合、認定こども園、小規模保育事業所等で一時的保育を実施し予算拡充。利用料は従来の一時預かりと同額で検討中。

公明党市議団が国との連携の中で推進している、保育所等に通っていない子供が一定時間通園を可能とする「こども誰でも通園制度」。R6年14施設を30施設に拡大。R8年度の全国での本格実施に向け、横浜が先行して実施します。保育所定員拡大、新規整備予算拡大と共に、外国につながる子どもへの支援を拡充(保育士雇用のための経費増額)

3.放課後の居場所づくり推進

放課後キッズクラブ、児童クラブにおける長期休暇期間中の昼食提供を、夏休みに加え、冬休み、春休みにも拡大。「パマトコ」(横浜市が提供する子育て応援アプリ。子育てに関する手続きや情報が集約されており、オンラインで申請や予約、確認などを行うことができる)と入室等管理システム及び昼食注文システムを連携させることに。保護者や現場の皆さんの声がカタチになります。

4. 地域療育センター 巡回訪問の拡充

質問を重ねている療育環境の充実。来年度予算案では保育所、幼稚園、小学校等に加え、地域の児童発達支援事業所等へ試行的に実施するため、北部・西部・東部の療育センターにソーシャルワーカー増員を予算化

5.社会的養育の推進

青葉区・中里学園でもお力を頂いている社会的養育の推進。支援が必要な家庭で暮らすこどもや、代替養育を必要するこどもが、落ち着いた環境の中で安定した生活が送れるようにするための取組み。里親家庭への支援、新規ファミリーホームの開設支援と共に、里親リクルートを充実し、担い手の増加に向けた予算を拡充。また、里親支援センターの設置に向けた検討を開始することになりました。また、横浜型児童家庭支援センター予算、施設を退所するこども等への支援予算を拡充。

6.公園トイレの洋式化推進 R6年度74% → R11年度に100%

7.学校トイレの洋式化推進 R6年度88% → R11年度100%

8.災害時備蓄拡充 公明党市議団が国との連携で強力に推進、予算拡大。

地域防災拠点の備蓄品の配備。従来1日2食を、新たに3食3日へ拡大。避難者の栄養補助や衛生維持、プライバシーや就寝環境の向上等に必要な物資の備蓄拡充や車中泊避難者の健康リスク軽減のための資機材導入を新たに予算化。物資の確保や避難所等への供給体制の強化に向け、流通備蓄など民間事業者と連携した取り組みを新たに開始することに。

また、国との連携・予算拡大で強く求めてきた避難生活を支援するためのTKB(トイレ・キッチン・ベッド)の試行導入を予算化。トイレトレーラーは現在の寄付で頂いた1台に加え、国との連携で2月補正予算1台追加、新年度予算で5台を予算化。計7台体制となります。キッチンカー1台及び簡易ベッド300台購入を予算化。

9.帰宅困難者抑制対策

災害発生時において、過去の経験からも、青葉区における最大の課題は帰宅困難者の大量発生。来年度予算案では、一斉帰宅抑制の賛同事業者を増やすとともに、一時滞在施設及び災害時帰宅支援ステーションを拡充。横浜市避難ナビの機能を拡充し、一時滞在施設の状況を確認できるシステムの整備を予算化。安心への環境づくりを進めます。

10.公衆トイレ整備

改修のご要望を頂いてきた青葉台駅前公衆トイレの整備。来年度予算案に同トイレの洋式化改修工事が入りました。10月工事開始、工期は3か月間の予定。

横浜市 予算議会開始について 6660

未分類 / 2025年1月29日

昨日、第1回定例会開会。夜はトラック協会の賀詞交歓会。本会議の後、来年度予算案の説明が始まりました。昨日は教育委員会、政策経営局、国際局、にぎわいスポーツ文化局の予算案と共に、本定例会に提案された議案概要の説明がありました。

横浜市の人口(1月1日現在377万人 その内青葉区31万人)は、R3年より減少していたところ、R6年は4年ぶりに人口増(364人)。社会増減(市外からの転入者と市外への転出者の差等)は+18,802人。自然増減(出生数と死亡数の差)は-18,438人。ポイントとしては、20代から40代の社会増減が、過去20年で最大の増加。(16,526人) 傾向として、減少傾向が顕著だった生産年齢人口について、過去20年で最大級の増(5,881人) 引き続き、住みたい、住み続けたい街を目指して取り組みを進めるとしています。

公明党市議団が質問を重ね、予算化された一部をご紹介します。

1 全員で食べる中学校給食の実現

様々な意見が衝突する中、公明党が中学校給食の実現を目指して推進し、2016年に開始した「ハマ弁」が、2021年に中学校給食へと進化。現在、給食の供給能力アップ中。弁当と給食の選択制を実施しており、R6(2024年度)の給食喫食率46%から来年度は60%へと拡充。R8(2026年)4月からの全員喫食実施に向け、能力拡充と共に、備品整備、配膳室整備等、着実に推進します。

2.不登校児童生徒支援

不登校中学生の学校内の居場所「校内ハートフル」の全146校での実施と共に、登校はできないものの外出することができる児童生徒のための「ハートフルスペース」を拡充。不登校・いじめ対策部を新設。複数の非常勤弁護士を配置。

3.ボランティア支援事業拡充

児童生徒に対し有償ボランティアを配置し、校内活動、校外学習、宿泊行事における支援を実施

4.学校設備整備事業の推進 公明党の国と市の連携で強力に推進中

給食調理室空調設置事業 R6年度は6校 R7も6校予算化

学校エレベータ設置事業 R7年度 33校予算化

学校体育館へのエアコン設置事業 地域防災拠点の体育館空調の整備完了をR16年度からR11年度まで大幅前倒し予算化。7年度は78校の設計と22校の設置工事を予算化。R7度末時点で115校への設置完了予定。残り390校。

5.教員の負担軽減

日本スポーツ振興センター災害共済給付制度の手続きが煩雑で、学校の負担が大きいとの声を頂き、議会で議論を続けてきました。来年度予算案では、学校事務の負担軽減に向け、支払い事務を市教委で一括行うための予算を初めて確保。

6.学校図書館への新聞配備

これまで学校ごとに行っていた学校図書館の新聞購入契約手続きを、来年度から新たに教育委員会事務局に集約化するなど、教職員等の事務負担軽減を予算化。

「仮装身分捜査」と「おとり捜査」について 6659

未分類 / 2025年1月28日

昨日は中区での会合の後、断続的な打ち合わせ。今日から定例議会が始まります。国で議論している「仮装身分捜査」。「おとり捜査?」かと思いましたが、どちらも捜査員が身分を隠して犯罪グループに接触する捜査手法であるものの目的や対象、捜査の進め方などが異なります。前者は被疑者との接触を目的とし、後者は犯罪を行うよう相手に働きかける、犯罪行為を行った段階で摘発、とのこと。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「身分を偽ってギャング組織に潜り込む新人警官。逆にその組織から警察へひそかに送り込まれた内通者。正体を見破られてはならない2人のスパイが薄氷の任務に挑むのが米映画「ディパーテッド」だ。マーティン・スコセッシ監督はこの作品でオスカーに輝いている。

本来の自分でない誰かになりきる、ひりつく緊迫感が観客をひきつける。日本でも潜入捜査が映画や小説でよく描かれてきた理由だろう。もっとも当人の負荷は重い。ディカプリオ演じる新人警官は、組織のボスのそばで働く恐怖におののく。「いずればれて殺される」「警官じゃなく自分に戻りたい」。訴えが真に迫る。

本格的な潜入が現実のものになるのか。警察庁が今年から「仮装身分捜査」を導入する。警官が正体を隠し闇バイトに応募する。これまでもおとり捜査はあったが、警察が架空の身分証まで作るのは初めてだ。跋扈(ばっこ)する闇バイトに対抗するには新たな道具が要るのだろう。捜査員の安全を守りつつ、検挙につながればいい。

正月早々、詐欺グループも営業を始めているようです――。先日の警視庁の情報配信メールにそんな注意喚起があった。確かに犯罪集団に暦の上の仕事始めなど関係あるまい。冒頭の映画の素地には重い貧困と犯罪の多発があった。日本も犯罪件数が増え、体感治安の悪化が深刻だ。気を引き締めたい一年の始まりである。」

私の守備範囲でできること。防犯灯で街を明るくし、駅周辺や繁華街だけでなく、住宅街や公園などに防犯カメラを増やすこと。

引き続き、頑張ります。

「厳しい道を選ぶ人」について 6658

未分類 / 2025年1月27日

昨日は鶴見区での会合、断続的な市民相談対応等。昨日アップしたイチローさんに関するブログについて、いくつかの声を頂きました。

2005年、イチローさんが矢沢永吉さんと対談。当時のBS-JAPAN(現BSテレ東)で「英雄の哲学 イチロー×矢沢永吉」として放映されました。矢沢さん56歳。イチローさん32歳。その後、その内容は2006年「英雄の哲学」として出版されました。

印象に残るやり取りがあります。

「(矢沢)今、イチローさんが50まで現役とおっしゃっていたけど、俺も30のときに「俺、50まで歌うぜ」って言ったんですよ。表現の仕方は違うけど、同じ気持ちなんです。

ロックシンガーで現役というのは、40くらいでいいところだろう。どんなに人気があっても、50で武道館でマイク蹴飛ばしてはいけねえだろうというのが、あったんですよ。そういうものがあればあるほど、俺はやるよ、と。見せようよ。それは自分へのケツ叩きでもあったんですね。語ること、言うことによって、風呂敷広げて、やらざるを得ないところまでもっていっちゃうみたいな。50を過ぎて、現在はやるべきものがあるから幸せなんだなあと。これくらいの歳になると思いますね。

(イチロー)自分の道が楽な方と厳しい方の両方あったとしたら、常に厳しい方を選んで自分を追い込んでいく。それが50歳を超えてまで残っていることが信じられないですし。だいたい40くらいで魅力にない人って、自分が行くところまで行っちゃって、上からモノを見る、若い人たちを見る、そんな姿勢で来られるんですよね。

自分が世の中のことを沢山知っている、色々な経験をしている、だから私が教えてあげるよ、そういうスタンスでこられると、あぁこの人、限界なんだろうなと言う風に思うんです。でも、輝いている人って、常に自分が上を目指しているし、いくら歳が違っても、目線を同じところまで持ってきてくれる大きさがある。それがまさに矢沢さんなんですよね。」

一流は言うことが違います。

「いつの時代も、やる奴はやる、やらない奴はやらない」とは永ちゃんがよく使う言葉。

「あぁこの人、限界なんだろうな」と思われないように頑張ります。

「記録」と「記憶」について 6657

未分類 / 2025年1月26日

昨日は県本部の会議、市民相談対応の後、連記ポスターへの貼り換え等。お力を頂く皆様に心から感謝です。

日本選手初のアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチローさん。「これがゴールとも捉えられるが、殿堂入りの先輩たちに近づくためにこれからがスタートとも考えている」との言葉。すごい方です。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「今月、日米の野球殿堂入りを果たしたイチロー氏。輝かしい「記録」とともに、阪神・淡路大震災の年のリーグ優勝や翌年の日本一への貢献など、「記憶」を歴史に刻んだ人物でもある。

1994年にシーズン200安打の日本記録を達成した直後、球場で氏と一緒に記念プレートを掲げたのが球団マスコット「ネッピー」。その中に入っていた島野修さんも野球ファンの「記憶」に残る人と言える。

島野さんは“高校球界の逸材”と鳴り物入りで68年にドラフト1位で巨人に入団。だが通算1勝4敗でユニホームを脱いだ。その後、球団マスコットをかぶり、18年間で1175試合に登場した。

一時は“ドラフト1位の僕がなぜ着ぐるみを”とプライドが許さなかったというが、心から野球を愛する島野さんは“自分にしかできない裏方の仕事”との誇りで全うした。今でも球団マスコットの話題となれば、その名がファンの間で語り継がれている。」

まさに「陰徳あれば陽報あり」。「記録」は破られても、陰徳の「記憶」は人々の心に残る。

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。「そういうものに私はなりたい」と思います。

物価高騰対策と日本語弁論大会について 6656

未分類 / 2025年1月25日

昨日、自民党市議団と公明党市議団が共同で、山中市長に対しトラック運送業界支援についての要望書提出。様々な業界で物価高騰、人手不足等が続いていますが、血流ともいえる物流業界。全国で1500億円、横浜市内で30億円のコストアップと共に人手不足が重なり、多くの企業で事業継続が困難な状況。今回は国の重点支援地方交付金を活用し、燃料価格高騰等により事業継続困難な市内トラック事業者への支援を申し入れました。

その後、横浜市開港記念館で開催された「第25回語学留学生による弁論大会」へ。関東甲信越地区日本語教育機関連絡協議会の主催。所謂、日本語弁論大会の関東大会で、今年は横浜開催。ご招待頂き伺いました。

アジアを中心にした発表者は17人。「外人シート」「大津波」「コスプレアート」「失敗」「家」等々のテーマで素晴らしい弁論が続きました。

「留学生は各国の大使」「日本とアジアおよび世界各国がより友好的で緊密な関係を構築していこうとするとき、これらの若者たちが国際交流の強力な絆となってくれることと強く信じております」とは実行委員会委員長で翰林日本語学院・長岡校長のご挨拶。その通りだと思いました。

留学生の皆さんが「日本でよかった」と感じて頂ける環境づくりはとても大事。私も学生時代にお世話になったマレーシアは、今も大事な故郷のひとつ。

そうした積み重ねが、平和への道につながると思います。

 

横浜市「火災・救急」概況について 6655

未分類 / 2025年1月24日

昨日は市民相談対応の後、市会で来週から始まる予算議会に向けての断続的な打ち合わせ等。今月からフジテレビで放映されている月9ドラマ「119 エマージェンシーコール」。横浜市消防局の全面協力のもとで撮影されており、消防局の通信指令センターを舞台に指令管制員らの活躍を描いています。今月開催された横浜市消防出初式では俳優さんがサプライズ登場。因みに、ドラマで指令センター入口となっているのは市庁舎で、センターは別の場所になります。

先日、横浜市消防局が令和6年の火災・救急の概況を公表しました。

「① 火災件数は減少。しかし死者(放火自殺を除く)は前年より10人増え、24人発生

・ 全火災件数は678件で、前年と比べて55件減少しましたが、建物火災は457件で、前年と比べて19件増加しました。

・ 火災による死者(放火自殺を除く)は24人で、過去10年間では平成28年と並び最多となりました。

・ 全火災における電気火災(※)の件数は198件で、依然として高水準で推移しています。

② 3年連続で、救急出場件数、搬送人員ともに過去最多を記録

・ 救急出場件数は256,481件で、前年と比べて1,845件(0.7%)増加し、過去最多となりました。

・ 搬送人員は207,472人で、前年と比べて2,501人(1.2%)増加し、過去最多となりました。搬送人員の割合を年代別にみると高齢者が58.5%、傷病程度別にみると中等症以上が54.7%となりました。」

ザックリですが、救急車の出動件数は1日700回。2分に1回出動。救急車1台当たり1日約10回出動。市民の15人に1人が利用したことになります。青葉区では、前年と比べて807件(5.4%)増加。市内最高の伸びとなっています。

横浜市民380万人の安全安心に向け、取り組みを進めます。

「パナマ運河」について 6654

未分類 / 2025年1月23日

昨日は藤が丘駅前での街頭演説の後、相談対応、ご挨拶まわり等。トランプ大統領就任。「アメリカの黄金時代が始まる」との言葉が印象的。世界には戦争、紛争等、様々な問題が山積。米国のかかわり方が注目されます。また、各地で領有権問題が続いていますが、グリーンランドやパナマ運河の帰属についてトランプ大統領が発言しています。日本にとっても重要な太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「背の高い街灯のポールの先に、大きな旗がひらめいている。背後で立ち上る黒い煙。われらの国旗を掲げよ。ポールをよじのぼり気勢をあげた若者たちのデモは大衆を巻き込んだ。中米のパナマ共和国で撮影された写真は、1964年1月の米ライフ誌の表紙を飾った。

引き金は米国の支配への反発だ。パナマ運河の建設には巨額をつぎ込んだ。運河の実権をにぎり、自国の領土のように振る舞ったのだ。パナマ国旗の自由な掲揚さえ認めなかった。暴動は米軍が弾圧し、双方に死傷者を出す。もはや南の小国の声を無視できず、77年の新運河条約の締結と、99年末の返還のきっかけとなる。

無表情で「ノー」と言い放った。今月20日に大統領に就くトランプ氏である。デンマークの自治領グリーンランドやパナマ運河を米国の管理下におく意欲を見せている。「軍事的、経済的な強制措置はとらないと約束できるか」と問われて、答えた。中国が運河を運営している。首をかしげる、そんな発言まで飛び出した。

運河を最も利用するのは米国。中国、日本とつづく。170の国・地域の約2000の港を結ぶ貿易の要だ。気候変動による水不足という危機に直面し、一国支配どころか国際協調が求められる。赤青白で4分割されるパナマ国旗は南北の米大陸、太平洋と大西洋を結ぶ十字路を表す。掲げつづけるべき理想の図であろう。」

個人的な意見ですが、米国の弱体化が目につき、意志の強要がさらに露骨になっていることを感じるここ数年。「自由と民主主義の闘い」との言葉。世界のにとってのそれなのか。米国だけにとってのそれなのか。考えさせられることがあります。

今月、インドネシアがBRICSに加盟。当初の5か国(インド、中国、ブラジル、ロシア、南アフリカ)だけで32億人以上、世界人口の40%。その後、イラン、エジプト、アラブ首長国連邦、エチオピア、インドネシアが加わり現在10か国。世界人口の半数以上は加盟国となると同時に、経済力もG7を追い抜く勢い。

米国、ロシアの対話が始まりそう。世界の環境は変化が続いています。

どの国も、自ら国益を考え、行動し、国民を守るかじ取りが問われています。

日本は日本の道をと思いますが、付加価値の創出と貿易で生きてきた日本。

国際協調の役目を果たすことが大事かと思います。

この80年と比して環境の変化は激しく、従来通り、というのも難しいように思います。

「親確」について 6653

未分類 / 2025年1月22日

昨日は防災防犯対策、来年度予算に関する打合せ等。市庁舎等で「横浜春節祭」が始まりました。各地でにぎわいそう。めでたいです。

先日、息子から仕事についての相談が。社会人の上3人。就職の時もそうですが、大人ですので、自分のことはり自分でと思いますが、複雑な社会にあって親として気になる時もあります。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「近ごろは、学生の就職先の決定に保護者(親)の意向が大きく影響する。民間調査では、親の承諾を得られない場合は内定を辞退すると回答した人は約3割だった。企業の採用現場では内定者の親の承諾確認が重視され、「オヤカク(親確)」なる言葉が生まれているほどだ。

背景には、少子化による親子関係の変化がある。親が子どもの教育や将来により高い関心を寄せるようになり、子どもも身近な相談相手に親を選ぶようになった。社会への第一歩を踏み出す学生にとって、自分を知り、世間を知る親の存在は心強いのではないか。

就職氷河期を経験した筆者には、今の就職事情は隔世の感がある。当時ブラック企業という概念は定着していなかったが、長時間労働やハラスメントが横行する会社は珍しくなかった。親の意見を聞くのは、そうしたリスクの回避にもつながる。

ただ、人生の大きな節目となる就職の判断を親に依存してしまうと、若者の自立する力が失われないか心配だ。状況が厳しい時、踏ん張れるだろうか。

大事なのは主体性だ。就活生が自身のキャリアプランをしっかりと思い描き、親の理解を得ることができれば、より良い選択となろう。若者の成長を促したい。」

成人した子どもへの親のかかわり方。

個人的には、社会人の先輩としてアドバイスは大事だと思いますし、必要に応じてサポートもしますが、その先に親がずっと一緒にいるわけでもなく、成人が自分で自分の進む道を決める時ですので、ある意味、子どもの進学、就職、結婚などは、子育ての決算のような気もします。思った通りに行くこともあれば、そうでないこともあります。子どもが幸せである事が一番大事。

親のアドバイスもそうですし、学歴、職歴なども、あったらあったで「安全性」は上がるかも知れませんが、「絶対」はないのが人生の現実。

大事なことは、どのような時も「乗り越える力」があるかどうか。

人間も動物ですので、環境の変化に対応できるようになる。

子育ての目指すところのような気がします。