昨朝、地主さんのご厚意で新たな場所へポスターを貼らせて頂いた後、市会での予算研究会。夜は連合神奈川・横浜地域連合の新春の集いへ。研究会では、財政局、こども青少年局、脱炭素・GREEN・EXPO、デジタル本部、総務局、みどり環境局、資源循環局の予算説明を受けました。一部ですが、公明党が質問を重ね、推進した内容についてご紹介します。
1. 力強い子育て支援策の推進
妊娠出産サポートとして、訪問型産後母子ケアの対象期間を、産後4か月を産後1年に延長。また、ショートステイ実施施設における夜間の職員配置予算を増額。お母様方から頂いた声がカタチになりました。
妊産婦健康診査については、14回分補助券(82,700円)に加え、R6年5月から開始した5万円の追加支給を継続。政令市最高水準(計132,700円)で切れ目のない支援を充実させます。また、R8年度以降に受診券方式への見直し検討が予算化されました。
公明党が国で創設、拡大を続けてきた出産育児一時金。国における50万円に加え、昨年から都市部のコストを勘案して実現した、横浜市独自の上限9万円上乗せ支給を継続します。
2. 保育・児童教育の場の充実
医療的ケア児サポート園を24園から36園に拡大。青葉区では、従来から荏田保育園、市が尾保育園で実施しており、来年度予算では複数園での拡大を目標に予算化。安心の環境づくりを進めます。
私立幼稚園2歳児受け入れについて、国との連携で多子軽減制度を導入。
小規模保育、認可保育所等の空き定員を活用した緊急一時預かりモデルを実施することに。従来の一時預かり事業の受け入れ枠拡充、予約システムにWEB面談機能を追加し、利便性を向上。一方、定期利用の枠を設けない、保護者の急な用事やリフレッシュ等により、一時的に家庭での保育が困難な場合、認定こども園、小規模保育事業所等で一時的保育を実施し予算拡充。利用料は従来の一時預かりと同額で検討中。
公明党市議団が国との連携の中で推進している、保育所等に通っていない子供が一定時間通園を可能とする「こども誰でも通園制度」。R6年14施設を30施設に拡大。R8年度の全国での本格実施に向け、横浜が先行して実施します。保育所定員拡大、新規整備予算拡大と共に、外国につながる子どもへの支援を拡充(保育士雇用のための経費増額)
3.放課後の居場所づくり推進
放課後キッズクラブ、児童クラブにおける長期休暇期間中の昼食提供を、夏休みに加え、冬休み、春休みにも拡大。「パマトコ」(横浜市が提供する子育て応援アプリ。子育てに関する手続きや情報が集約されており、オンラインで申請や予約、確認などを行うことができる)と入室等管理システム及び昼食注文システムを連携させることに。保護者や現場の皆さんの声がカタチになります。
4. 地域療育センター 巡回訪問の拡充
質問を重ねている療育環境の充実。来年度予算案では保育所、幼稚園、小学校等に加え、地域の児童発達支援事業所等へ試行的に実施するため、北部・西部・東部の療育センターにソーシャルワーカー増員を予算化
5.社会的養育の推進
青葉区・中里学園でもお力を頂いている社会的養育の推進。支援が必要な家庭で暮らすこどもや、代替養育を必要するこどもが、落ち着いた環境の中で安定した生活が送れるようにするための取組み。里親家庭への支援、新規ファミリーホームの開設支援と共に、里親リクルートを充実し、担い手の増加に向けた予算を拡充。また、里親支援センターの設置に向けた検討を開始することになりました。また、横浜型児童家庭支援センター予算、施設を退所するこども等への支援予算を拡充。
6.公園トイレの洋式化推進 R6年度74% → R11年度に100%
7.学校トイレの洋式化推進 R6年度88% → R11年度100%
8.災害時備蓄拡充 公明党市議団が国との連携で強力に推進、予算拡大。
地域防災拠点の備蓄品の配備。従来1日2食を、新たに3食3日へ拡大。避難者の栄養補助や衛生維持、プライバシーや就寝環境の向上等に必要な物資の備蓄拡充や車中泊避難者の健康リスク軽減のための資機材導入を新たに予算化。物資の確保や避難所等への供給体制の強化に向け、流通備蓄など民間事業者と連携した取り組みを新たに開始することに。
また、国との連携・予算拡大で強く求めてきた避難生活を支援するためのTKB(トイレ・キッチン・ベッド)の試行導入を予算化。トイレトレーラーは現在の寄付で頂いた1台に加え、国との連携で2月補正予算1台追加、新年度予算で5台を予算化。計7台体制となります。キッチンカー1台及び簡易ベッド300台購入を予算化。
9.帰宅困難者抑制対策
災害発生時において、過去の経験からも、青葉区における最大の課題は帰宅困難者の大量発生。来年度予算案では、一斉帰宅抑制の賛同事業者を増やすとともに、一時滞在施設及び災害時帰宅支援ステーションを拡充。横浜市避難ナビの機能を拡充し、一時滞在施設の状況を確認できるシステムの整備を予算化。安心への環境づくりを進めます。
10.公衆トイレ整備
改修のご要望を頂いてきた青葉台駅前公衆トイレの整備。来年度予算案に同トイレの洋式化改修工事が入りました。10月工事開始、工期は3か月間の予定。