横浜の「観光振興」について 6573
昨日は雨の影響でいくつかのイベントが中止に。この週末から「夜の横浜イルミネーション2024-25」が開幕。今月1⽇から来年3⽉2日まで開催。各地で横浜の夜を美しく彩ります。
先月の決算特別委員会・総合審査では、横浜の観光振興施策について市長他と議論しました。答弁含めご紹介します。
(質問)観光振興について伺います。観光は平和産業ともされますが、1967年に国際連合は「観光は平和へのパスポート」とのスローガンを設定し、平和だからこそできる観光なのではなく、観光こそが、相互信頼を育み国際社会を安定させると謳っています。海外旅行を通じて外国を知り、出会った人との思い出は、相互理解を深め、信頼を醸成する最高の安全保障施策と考えます。
そこで、観光を通して外国人旅行者と相互理解を深め、信頼を醸成することが重要と考えますが、市長の見解を伺います。
《市長答弁》「観光庁の調査等によると、日本に訪れる外国人観光客の関心は、コロナ禍を経て、更にモノ消費からコト消費へ移っており、「その土地ならではの体験をしたい」と考える旅行者が増えています。本市においても、飲食や宿泊、地域での体験を通じ、文化やライフスタイルに触れていただくことで、旅行者との相互理解が進んでいくものと考えます。」
(質問)横浜には世界最大級のKアリーナ横浜をはじめ、大規模な施設が集積しており、毎週のように多く方が訪れます。コンサート等、イベントで賑わうのは喜ばしいですが、イベント終了後、すぐに皆さんが帰ってしまう現状は、非常にもったいないです。
そこで、大規模イベントを目的とした来街者の回遊促進策に対する考えについて、市長に伺います。
《市長答弁》「都心臨海部の音楽施設の集積は他都市に類を見ない規模になっています。1年を通じて様々なコンサートが開催され、全国から大変多くの方にお越しいただく状況になってきています。
横浜を初めて訪れる方も多く、そのような方々に横浜の魅力を知っていただき、楽しんでいただく絶好の機会なので、回遊促進策は絶対に必要な施策です。
イベントの主催者と連携し、様々な回遊促進策を図っていくことで、横浜の街の魅力を更に知ってもらう、そして初めて横浜にお越しいただいた方に強く印象付けることを図っていきたいと思います。来街者の滞在時間の延長、そして宿泊促進を図り、市内経済の活性化につなげていきます。」
(質問)にぎわいスポーツ文化局は昨年4月創設され、約1年半が経ち、どれだけの実績が上がったか気になります。そこで、大規模コンサート等と連携したにぎわい創出の実績について伺います。
《にぎわいスポーツ文化局長答弁》「昨年9月のKアリーナ横浜こけら落としの「ゆず」公演以降、市内で開催された8回のコンサートと連携して、様々な回遊施策に取り組んできました。
店舗の一押しメニューの利用や購入で限定グッズを手に入れられたり、複数の観光施設などへのフォトスポットの設置など、ファンの方が巡らずにはいられない企画を、商業施設と連携し展開することで、滞在時間を延ばし、消費拡大と宿泊促進につなげました。」
(質問)一方、にぎわい創出施策を進める上での課題についてどのように考えているか伺います。
《にぎわいスポーツ文化局長答弁》「これまでは、みなとみらい21地区を中心に取り組んできましたが、観光施設などと連携した回遊施策に、より広いエリアで取り組む必要があること、また、コンサートをはじめとした多くのイベント主催者と連携することで、年間を通じて継続的なにぎわい創出を図っていく必要があることなどが、今後取り組んでいくべき課題と考えています。」
(質問)まだまだ課題があることが分かります。来街者が多いだけではなく、どれだけ長く滞在してもらうかも重要です。現在、都心臨海部での短時間花火、「横浜スパークリングトワイライト」のような取組は、宿泊につながるなど、良い取組だと思います。
そこで、より滞在時間を長くできる取組を強化すべきと考えますが、市長の見解を伺います。
《市長答弁》「これまで、コンサートに加え、様々なIPコンテンツと連携し、フォトスポットやスタンプラリー、ライトアップなどを面的に展開させ、戦略的な回遊施策に取り組んできました。
更に、花火も活用することで、ナイトタイムエコノミーの推進も図っています。今後も、連携メニューの充実や花火の打ち上げ回数を増やすなど、滞在時間の延長や宿泊の促進につながる取組をより充実させていきます。」
(要望)平和施策・都市間外交と共に、一層の観光施策の充実を通して、国際平和都市・横浜の役割を果たすことを期待し、次の質問に移ります。」
ぜひお越しください。