「アラブの平和」について 6554
昨日は青葉区民秋季剣道大会の後、ご挨拶まわり、市民相談対応等。剣道全国3位の桐蔭学園高校と青葉区選抜の団体戦は圧巻でした。
終わりの見えない戦争・紛争・内戦が世界で続いています。パレスチナ問題、ウクライナ侵攻、アフガニスタン紛争、シリア内戦、リビア内戦、イエメン内戦等。暴力、誘拐、少年兵等々、そのすべてで子どもたちが犠牲になっています。
先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。
「その記録映画の撮影は、中東につかの間の凪(なぎ)をもたらしたオスロ合意の4年後、1997年に始まった。イスラエルに暮らすユダヤ人、アラブ人双方の子どもにインタビューした「プロミス」だ。暴力と死、憎しみに満ちた世界を生きる幼い瞳がまっすぐに問うてくる。
「なぜ争いはなくならないのか」と。ユダヤ系米国人ら3人の監督はパレスチナ難民キャンプ、エルサレム、ユダヤ人入植地へと往来を重ね、子どもたちと親しくなる。やがて理不尽な境遇や植えつけられた嫌悪を超え、彼らの中に互いを知りたい、考えを伝えたいという願いを見て取ると、こっそり両者を引き合わせる。
イスラエル兵に弟を射殺された少年や、父を投獄された少女らアラブの5人と、ホロコーストを生き延びた祖父を持つ双子のユダヤ人少年だ。あっという間に仲良くなり、理解を深める7人。だが別れ際、アラブ人の少年はそれが悲しいと涙を流す。大人になれば、きっと敵になる。「友達になれたことも忘れてゆくんだ」
映画の完成は2001年、それから23年が過ぎた。当時10代だった子どもたちは今、どうしているだろう。平穏な日々が続いていたなら、夢見て語っていたように、結婚し父親や母親になっているはずだ。だが、中東の現実は希望から遠ざかるばかり。アラブ人少年の涙と言葉をしきりに思い出す。胸の鈍い痛みとともに。」
人の命の重みもわからない、程度の低い大人のケンカに子ども達が巻き込まれているという事かと思います。
戦いたいのならスポーツで十分。立派な大人なら、話し合って、折り合いをつけろと言いたいです。
早期停戦を願います。