田奈駅近くのENEOS跡地前の道路舗装補修が完了。補修とはいえ施工業者、東京ガス、水道事務所、土木事務所の4者で調整。お喜びの声を頂いています。
昨日は団会議の後、予算特別委員会理事会、委員会。今日の本会議で来年度予算案の採決が行われます。
今定例会では、小学生の放課後の居場所に関し、「放課後キッズクラブ」において今夏から夏休みの昼食提供が始まるなどの予算も盛り込まれ、関係者の皆様から様々なお声を頂きました。この間、それ以外のキッズクラブ運営に関する疑問や要望なども頂き、まとめて当局に届けました。その後、当局回答を得て関係者に報告。その内容をまとめましたのでご紹介します。保護者、学校、キッズクラブ、横浜市、皆さん「子ども達のため」に尽力されています。目指すところは同じ。常日頃からのコミュニケーションがとても大事だと思います。
Q1 夏休みの昼食提供に関し、今回の件は現場と意見交換したのか。
(回答)クラブへのヒアリングを行い、長期休業期間中の昼食提供についてご意見を伺っています。
【参考】ヒアリング実績
放課後キッズクラブ3か所、放課後児童クラブ2か所へ、調査会社研究員と放課後児童育成課職員がクラブへ訪問し、ヒアリングを実施しました。長期休業期間中の昼食提供、平日朝の時間帯の預かり等について実際の保護者や現場の声等を中心に伺いました。
【昼食提供に関する主な意見(抜粋)】
(1)放課後キッズクラブの状況
・長期休業期間中のお弁当作りが負担という声は多くある。
・アレルギーを持つお子さんへの対応をどうするのか。
・注文管理や集金方法、栄養価、お弁当の保管場所、お弁当内容の格差などへの懸念がある。
・特に注文管理は、クラブの出欠状況ですら連絡のない家庭が多い中で、予約をしていても欠席となった場合の対応が難しいのではないか。
(2)放課後児童クラブの状況
・ヒアリングをした2クラブとも、すでに長期休業期間中の昼食提供サービスを導入している。
・クラブ内で調理をしているクラブは、調理員の確保や食中毒への対応、食材・調理場の確保が課題となっている。
・仕出し弁当を提供している施設では、注文を同一法人内の4クラブでとりまとめ、一拠点に配達し、各クラブの担当者が受け取りに来るという運用で、特段大きな負担はない。
Q2 数区、数校の実証実験やモデル事業無しに、一気に全校実施は不安の方が大きい。
(回答)調査結果で9割以上の保護者が利用を希望していたように、保護者のニーズが非常に高いことから、全クラブでのモデル実施を行うことにしました。また、今回のモデル実施において、できる限り多くのクラブで実施することにより、具体的な検証を行うことができると考えています。保護者の方やクラブが不安を感じることなくモデル実施ができるよう、しっかりと準備を進めていきます。
【調査結果】長期休業期間中の昼食提供サービスの利用希望(クラブ種・区分別)→ 全体の92.8%の保護者が昼食提供を利用したいと回答している
Q3 ご飯やおかずの量は低学年・中学年・高学年と選択できるのか。
(回答)6年度のモデル実施においては、1種類のみとなります
Q4 アレルギーの把握等は行わないのか。また、キッズにその連絡は来るのか。
(回答)保護者が注文する際に確認できるよう、メニュー上で特定原材料等の食物アレルギー表示を行います。今回のモデル事業では代替食等の提供は行わないことから、クラブでの対応は不要です。
Q5 弁当配布・容器の回収はキッズスタッフの仕事になるのか。
(回答)事業者から配送されたお弁当を、注文した児童へ配っていただきます。お弁当の受け渡しの場所や方法については、今後クラブと事業者で調整いただきます。なお、容器や残菜の回収は、当日中に事業者が行います。
Q6 特に暑い夏の時期は食材を良い状態に保つための工夫が必要になる。
(回答)適切な温度管理ができる容器等によってクラブへ配送します。クラブには、これまで児童が持参していたお弁当と同様、直射日光等を避けた場所での保管を依頼します。
Q7 食中毒などの対応等、どのように考えているのか。誰が責任を負うのかを明確にしておいてほしい。
(回答)昼食提供事業者には、お弁当の適切な温度管理・衛生管理を行っていただき、万が一事故が発生した場合には、原則事業者の責任において対応することを想定しています。保護者への連絡等の事後対応については、事業者と横浜市が丁寧に対応します。なお、これまでと同様、区こども家庭支援課や生活衛生課への報告が必要となります。
Q8 未だにこども青少年局から具体的な説明がないまま、保護者宛て文書を出すようにとの指示には戸惑いがある。
(回答)2月29日にクラブに対して取組の概要を説明する動画を配信しており、クラブからのご意見やご質問を伺っていくことにしています。 クラブが不安なく昼食提供に取り組めるよう、丁寧に支援をしていきます。
Q9 選択制では、はま弁と同じように申込数は少ないことが予想される。
(回答)放課後事業での昼食提供は、保護者負担の軽減のために行うものであり、利用を希望する方が確実に利用できるよう、取り組んでいきます。なお、今年度実施した保護者アンケート調査では、9割超の方が利用を希望しており、また、週当たりの平均利用希望回数は約3.5回でした。
【参考】アンケート結果
○長期休業期間中の昼食提供サービスの利用希望
・平均利用希望回数は週3.5回
・平日毎日(週5回)の希望も3割
<キッズクラブの運営について>
Q10 利用区分1の受け入れについて。
(回答)わくわく【区分1】については、すべての子どもたちの「遊びの場」として実施しており、キッズクラブの前身である、はまっ子ふれあいスクールの時代では、平日だけでなく土曜日も含めて毎日18時まで「遊びの場」を開所することとしていましたが、近年のわくわく【区分1】の利用状況等から、土曜日の受け入れ廃止や、平日や長期休業期間中の利用時間短縮等、その時々のニーズを捉えて制度の変更を行っています。引き続き、クラブの声も伺いながら、「遊びの場」のあり方を検討していくとともに、クラブへの支援を行っていきます。
※今後、必要に応じてクラブごとに当局と相談しながら改善を進めるとの話あり
<DX化について>
Q11 減免対象世帯など市で把握している情報なので、保護者がキッズ側に証明書類の提出などを省けるようにして、個人のプライバシーを遵守できるシステムにしてもらいたい。
(回答)放課後キッズクラブ・放課後児童クラブ事業においては、保育所等と異なり市が利用調整を行っておらず、保護者が直接クラブへ利用申込を行っています。そのため、証明書等についてもクラブへ提出いただくことになりますが、クラブにおいて適切な個人情報の管理ができるよう、システム開発を進めていきます。
Q12 利用料についても学校給食費のようにシステムに連動させて市で徴収することにより利用料徴収に係る現場の負担をなくしていただきたい。
(回答)放課後キッズクラブ・放課後児童クラブ事業は、市の補助事業として行われており、保護者とクラブの契約関係により、クラブが保護者から利用料を徴収しています。そのため、市が利用料を徴収することは困難ですが、新たに導入するシステムにより、請求額の計算や口座振替が可能な仕組みを設けるなど、クラブの事務負担が軽減するよう取り組んでいきます。
Q13 市税を投入して構築するシステムなので、保護者や運営側の負担を減らし便利に快適になるものをつくってほしい。
(回答)システムの構築にあたり、これまで紙での提出が必要だった利用申込をオンライン化するなど保護者やクラブの事務負担の軽減を図り、また見やすく、操作しやすいものとなるよう取り組んでいきます。
<非常災害時の対応について>
Q14 非常災害時の対応について。
(回答)キッズクラブは小学校施設内での活動となることから、災害時も学校との連携を行い、学校での対応に準じながら対応します。具体的には、市で作成している安全管理マニュアルや、学校向けハンドブック等においてクラブでの対応や学校との連携について記載しています。なお、関係者への連携等、具体的な内容については区こども家庭支援課にご相談ください。
<朝の居場所づくり事業について>
Q15 登録制なのか、自由に誰でも来ていいのか。
(回答)全ての児童を対象として実施する予定ですが、事故があった時等、保護者へ連絡する必要があるため、利用に当たっては登録をしていただくことを想定しています。
Q16 1年生から6年生、個別支援級の児童がいるが、誰が見るのか。
シルバー人材センターへの委託による実施を予定しています。
なお、モデル事業は、「預かりの場」ではなく、「見守りの場」として位置付け、基本的にはお子さんたちが自主的に活動できる場を提供することし、そのために必要なスタッフの体制を整えていく予定です。事業の趣旨や見守りに関するスタッフの体制等を踏まえて、利用の有無を判断いただきます。
Q17 何かあった時の責任は誰が取るのか。
(回答)事業実施中に起こった事故等への対応は受託事業者が行います。なお、学校施設を活用して実施するため、学校との連絡体制等についても、教育委員会事務局とも連携して検討を進めていきます。
Q18 結局教職員へも負担が行くのではないか。
(回答)門の開閉や活動場所の管理等は受託事業者が行うため、教職員による対応は想定していません。事故等が発生した際の連絡方法等については、モデル実施校において個別に調整を進めていきます。
Q19 朝食を食べてこない児童がいるのではないか。
(回答)朝食については、ご家庭の責任において対応いただくよう、事業の利用に先立ち案内をしていきます。
Q20 冬はまだ暗いうちから家を出ることも予想される。
(回答)保護者の送迎の要否等、お子さんが安全に利用できるよう、しっかりと検討していきます。
Q21 登校班がある学校では、班長をやりたくない高学年児童が朝の居場所を利用するため、登校班そのものが崩壊しうる。
(回答)登校班がある学校での実施に向けては、教育委員会事務局とも連携して検討を進めていきます。
Q22 いずれキッズクラブが対応するようになり、それも含めて再選定の要件になってしまうのではないかと言う危惧がある。
(回答)朝の居場所づくり事業は、放課後キッズクラブとは別事業のため、キッズクラブ運営法人の選定要件とすることは想定していません。長期休業期間等のキッズクラブとの連携については、モデル実施を通じて検討していきます。なお、今後の運営法人の選定は、従来の再選定ではなく、公募による選定を行うこととしています。」
前に進めば、課題も出てきます。
今後も関係者のコミュニケーションが大事。
引き続き、状況に応じて対応して参ります。