安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「天城越え」について 6265

未分類 / 2023年12月31日

0.8今年もお世話になりました。昨日は消防特別警戒に着任。大晦日の今日も街を守る仲間がいます。感謝。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「NHK紅白歌合戦で歌う石川さゆりさんを見て思い立ったイチロー選手。年が明けて彼女のコンサートへ足を運び、『天城越え』を、打席に入るときの登場曲にしたいと願い出る。快諾した石川さんが録音して贈ると、イチロー選手から「これじゃ僕は戦えません」とまさかのダメ出しが(1月21日付「産経」)

じゃあ、と仲間をフル動員して納得の作品に仕上げると、イチロー選手は感謝し、「僕はこれで記録を超えます」と(同)。この年、200本安打の連続記録を伸ばし、2年後の2010年には10年連続を達成。メジャーリーグ記録を塗り替えた。

今年の紅白の紅組で石川さんに次いで出場回数が多い坂本冬美さんは、初出場のとき、ステージに向かう背中をポ~ンと押して「さぁ、行ってらっしゃい」と励ましてくれたのが、あこがれの石川さんだったと振り返る(『坂本冬美のモゴモゴモ』)

0.7皆さんが元気になっていただけるなら、いつまでも歌い続ける、と坂本さん(同)。石川さんは「どんな時も、どんな人の生活の中でも寄り添い合え」る、そんな歌を大事に届けていきたいと語る(8月4日付デイリースポーツ)

こんな歌姫たちに元気をもらい、来年も一歩前進をと決意する。」

来年もよろしくお願いします!

「どうする家康」から「光る君へ」について 6264

未分類 / 2023年12月30日

0.7今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」から、来年は「光る君へ」。主人公は紫式部。 平安時代に千年の時を超えるベストセラー源氏物語を書き上げた女性。その源氏物語は私の故郷・京都府宇治市も舞台。実家の近所には、市によって「源氏物語ミュージアム」が設置されています。源氏物語ミュージアム THE TALE OF GENJI MUSEUM, UJI – 宇治市公式ホームページ (city.uji.kyoto.jp) https://www.city.uji.kyoto.jp/site/genji/

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公の紫式部は琵琶湖に映る月を眺めて、源氏物語の構想を得たという伝承がある。古典文学の最高峰の誕生にまつわる逸話をさもありなんと感じさせるほど、月は芸術の創造の源泉であり、作品の題材にもなってきた。

人間の精神に深く影響してきたこの衛星の実像を、科学の対象にぐいと引き寄せたのが望遠鏡だ。オランダの眼鏡職人が発明したこの道具の機能を飛躍的に高めたガリレオは「星々を何度も観測し、それらに信じられないほどの喜びを覚えた」(伊藤和行訳「星界の報告」)と記している。初めに観察したのが月面だった。

米国が主導する月探査計画で、日本人の宇宙飛行士を月面に着陸させる方向で調整が進んでいる。そんなうれしいニュースが飛び込んできた。国際プロジェクト「アルテミス計画」だ。かつてガリレオが絵に描いた隆起やくぼみに満ちた地に、日本人が降り立つ日がやってくる。その報に喜ぶ一方で、気がかりな点もある。

ロシアが月探査のチャンスをうかがい、中国は人が滞在できる月面基地をつくる計画を掲げている。米国への対抗だ。国の威信をかけた開発競争の先に待つ未来は、芸術家の澄んだ魂に何を喚起するだろうか。「大空の真つただ中やけふの月」(正岡子規)。エスカレートする地上の覇権争いを、映す鏡にしてはなるまい。」

源氏物語から飛びましたが、この話、米国への対抗とも取れますし、対抗しないと潰されるから動いている、ともと取れます。

言葉では平和を求めつつ、やってることは潰し合い。力でねじ伏せようとする原始的な手法で苦しむのは各国の生活者です。

どの国の誰もが願うのは、衣食住に困らず、学問を受け、仕事ができ、親子が笑顔で生活できる日々。

上に立つ者が、いつまでも争いごとで人を不幸にし、他人の不幸の上に、自らを幸せを築こうとするのはやめるべきだと思います。

「大学で極める学問発見サイト・夢ナビ」によりますと、「源氏物語」は英国の東洋学者、アーサー・ウェイリー氏の英訳(1933年)を契機に海外でも広く読まれるように。これまで多数の言語に翻訳され、中国や韓国でも数種類の翻訳があり、広く読まれているそうです。かつて、外来の文学・文化を巧みに取り入れながら書かれた「源氏物語」が、千年もの時を超え、今は世界中の人々の手に渡って読み継がれているとのこと。

文化の力が、人と人を結び、国と国を結ぶ力になっていることを感じます。

年末年始消防特別警戒について 6263

未分類 / 2023年12月29日

0.7昨日から消防団の年末年始消防特別警戒が始まりました。横浜市内の各消防団では、地域住民の皆様が年末年始に安全安心に過ごせるように、出火防止などの警戒に当たっています。昨日はいくつかの消防小屋へご挨拶にまわりました。明日は団員として自分の属する班の消防小屋に着任します。

日中、ご挨拶まわりで警察の方と会話してますと、「強盗」が増えているとのこと。年末年始、短時間でも施錠するなどお気を付けください。

先日、公明新聞が警察庁などの情報を基に、防犯対策のポイントや、防犯に関する公明党の身近な実績について、大きく紹介していました。

「一般住宅を狙った「侵入犯罪」は近年、凶悪化しています。複数人で窓を破壊したり、宅配業者や点検業者を装い押し入ったりするなどして、現金や貴金属を奪う犯行が増えています。

警察庁によると、空き巣などの「住宅を対象とした侵入窃盗」は2004年以降、連続して減少している一方、凶器などで住人を脅して金品を強奪する「住宅を対象とした侵入強盗」については昨年、前年から増加に転じました。

統計によると、侵入を図った場所は「窓」と「表出入口」からが全体の7割以上を占めています。また、戸建て、集合住宅にかかわらず、侵入窃盗の多くは鍵の掛かっていない箇所から室内に入っています。ごみ出しや洗濯物を干す際など、少しの外出でも必ず施錠する習慣を身に付けましょう。

無施錠の次に多いのが「ガラス破り」による被害です。家を不在にする際に「雨戸を閉める」「窓に補助錠を取り付ける」「窓ガラスの全面に防犯フィルムを貼る」といった対策が有効です。

4階建て以上の共同住宅では「合鍵」による侵入も多くなります。玄関の周囲や郵便受けなど、合鍵を家の外に絶対に置かないようにしましょう。

住宅への侵入犯罪から命と財産を守るためには、一人一人が高い防犯意識を持つことが大切です。警察庁が推奨する自主防犯行動(添付画像)を参考に、習慣化しましょう。

また、空き巣や強盗などの侵入者は、目星を付けた地域や家の下見を行うことが多いとされています。侵入者は「近所付き合いが良く、連帯感のある住宅街を嫌う」といわれています。住民同士のあいさつや声掛けなど、近所付き合いを大切にすることが防犯対策につながります。

建物に侵入する際、「5分以内」に侵入できなければ、約7割の侵入者が諦めるといわれています。警察庁は、5分以上、破壊行為に耐えられた製品を「防犯性能の高い建物部品(CP部品)」として公表しています。CP部品はドア、錠、サッシ、ガラス、雨戸など17種類3464品目が認定されています(11月現在)。これらの製品にはCPマークが貼られているため、購入する際に確認してみてください。

この他に、特殊詐欺の被害を防止する方法として、「固定電話を常に留守番電話にする」「非通知番号を着信拒否に設定する」「大金の保管は金融機関にする」「宅配荷物の受け取りに宅配ボックスを使用する」といった手段も有効です。

公明党は地域の安全・安心を守るため、防犯対策をリードしてきました。

電話してきた相手に対し、通話の録音を伝えるメッセージを発し、会話を自動録音したり、詐欺に使われた番号からの着信を拒否できたりする機能を備えた電話機や、そうした機能を電話機に後付けできる装置があります。公明党の地方議員は、これらの電話機や装置の無償配布をはじめ、貸し出しや購入費用への補助制度を推進し、普及に力を入れています。ぜひ一度、お住まいの自治体の支援制度をご確認ください。

また、公明党は、通学路や公園、商店街などへの防犯カメラの増設や、町内会向けの設置費用の助成制度を各地で推進してきました。犯罪の抑止効果が高いだけではなく、容疑者を摘発する場合の重要な手掛かりにもなっています。」

街の安全に関して、今年も特に防犯カメラの設置に力を入れてきました。引き続き、安全安心な横浜を目指して動きます。

飲み会と食道がんリスクについて 6262

未分類 / 2023年12月28日

2.1昨日は年末のご挨拶まわり。お昼は桜木町駅南改札を出た所にある、今年待望の復活を果たした立食いそば「川村屋」へ。7代目が創業123年目となる老舗の暖簾を守りました。天ぷらうどんといなりずしセット620円。変わらぬ味。美味しかったです。

「飲み会」も多い年末年始。先日、日経新聞コラム「がん社会を診る」に、東京大学の中川恵一特任教授が「飲み会と食道がんリスク」と題して寄稿されていました。

「新型コロナウイルスが感染法上の5類に移行してから、初めての年末を迎えています。久しぶりに仲間と鍋をつつきながら、お酒を酌み交わした方も多いことと思います。しかし、アルコールや熱い食べ物は食道がんを増やしますので、注意が必要です。

食道がんは、酒飲みの私も心配しているがんの一つです。国内では年間約2万3千人が罹患(りかん)し、1万2千人ほどが命を落とします。がん全体の5年生存率は7割近くまで改善していますが、食道がんでは5割にとどまります。

胃や腸とちがって、食道には臓器の外側をおおう漿(しょう)膜がないため、早い時期からリンパ節に転移しやすく、大動脈などまわりの臓器にも広がりやすいためです。

お酒は食道がんの他、のどや口のがん、大腸がん、肝臓がん、乳がんなども増やします。

とくに注意が必要なのが、お酒を飲むと顔が赤くなる人(フラッシャー)です。このタイプが飲み続けると、食道がんのリスクが非常に高くなります。エタノールが分解されてできるアセトアルデヒドには強い発がん性があります。

このアセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱いタイプが日本人の半分弱を占めます。なお、フラッシャーや全く飲めない下戸は、中国の東北地方、朝鮮半島、日本列島くらいにしか見られません。

下戸の人はそもそも全く飲めませんので論外ですが、フラッシャーが大量にお酒を飲むと、アセトアルデヒドを分解しきれず、体内の濃度が上がり、発がんリスクが高まります。

たとえば、フラッシャーが毎日3合の日本酒を飲み続けると、食道がんの発症リスクは全く飲まない人の50倍にもなります。

食道がんやのどのがんは、赤くなるかどうかで、飲酒による発がんリスクが左右されます。しかし、同じ飲酒がリスクを高める大腸がんや肝臓がんでは、赤くなるかどうかはあまり重要ではないとされています。

アセトアルデヒドは口内細菌によってアルコールから産生されることもあるとされ、飲酒後の唾液内濃度は血中濃度の10倍以上に上昇します。フラッシャーの場合はさらに濃度が高まるため、食道がんやのどのがんのリスクが増加するものと思われます。

たばこの煙にもアセトアルデヒドが含まれるため、「飲酒+喫煙」は最悪の組み合わせと言えます。

熱い食べ物や濃い酒も食道粘膜にダメージを与えるため、食道がんを増やします。お酒はほどほどにして、歯磨きを忘れないことが大切です。」

フラッシャー。私のことです。気を付けます。

「電線不足」と「ChatGPT」について 6261

未分類 / 2023年12月27日

3.3昨日は田奈駅前での市政報告配布・街頭演説の後、ご挨拶まわり。「朝の駅頭」は大変多くのお声を頂きつつ、議員になった約17年前から「年間75回以上、計150時間以上」を目標に取り組んでいます。コロナ禍を除いて今年も目標達成。「元気になった!」「頑張れ!」とのお声や、笑顔を向けて頂いたり、SNS、メール等々、様々な形でお力を頂いてます。感謝です。

この年末、ご挨拶まわりをしていますと、「電線が入らない」「ケーブルが買えないよ」との建設関係の方々のお声を伺いました。「大阪万博需要」「複数のデータセンタを一気に立ち上げるため」「工期のずれによる需要集中」など、噂されているようですが、ある企業では「年度末までは大丈夫だけど、それを超えるとなくなる。仕事ができないよ」とのこと。真の理由はわかりません。やりようがないのですが、見えにくいところで問題が起きています。国へも声が届いているようです。

他の方面でも社会が変化する中で、かつての「当たり前」がそうでなくなっていることがあります。自然環境が原因であったり、人手不足や経済力が落ちることによるものであったり。

人間、動物にとって環境に適応することは、生きていくための必須の条件。只、対応が難しい場合もあります。

ChatGPT に聞いてみたところ、「環境の変化に対応する方法は、柔軟性を持ち、変化を受け入れることです。計画を柔軟に調整し、新しい状況に適応する能力が重要です。」とのことでした。

正しいとは思いますが、正論では問題は解決しないわけで、そのうち変化するのかも知れませんが、やはり道具かなと思います。

人間も同じ。課題を前に、正論だけでは解決しないことが多々あります。多くの会社の面接など、社会から求められるのは、正論を述べるより、問題解決能力があるかどうか。その資質があるかどうかが問われます。

そして、問題を解決するにしても、どこに向かうのか。損得なのか、全体最適なのか、様々あるかと思いますが、その人の持つ本質が問われます。ここに思想哲学の重要性を感じます。

生成AIに万能のようなものを期待する声や、その危険性を指摘する声、また規制に関する議論もありますが、基本は人間が自分で考えて、行動できるようにした方がいいように思います。

「手帳」について 6260

未分類 / 2023年12月26日

6

昨日は年末のご挨拶まわり。市役所にある本屋さんには、来年の手帳が並んでいます。以前は手帳に書き込んでいましたが、今はスマホで日程管理しています。メモの書き込み含め、ミミズ文字がなくなり、「読めない!」という事はなくなりましたが、手書きの良さ、便利さはあると今も思います。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「自分のスケジュール管理を、スマートフォンでしている方も多いだろう。筆者は長年、1年単位の手帳を愛用している。毎年12月になると、購入した翌年の手帳に、大切な人たちの誕生日や心にとどめておくべき記念日を記入する。

その際、今年の手帳を1月から見返していく。この1年の数々の出来事が自然とよみがえってくる。“あの日、あの時”の自身を振り返っては、感謝や決意、反省といった思いを深く、新たにする。

ドイツの哲学者ジンメルの言葉にある。「誇り高い者は自分の価値の絶対的な高さだけを気にかけ、虚栄心の強い者は自分の価値の相対的な高さだけを気にかける」(土肥美夫訳)。自分の真価の判断は、人と比べるのではなく、自らの信念を貫き、使命を果たそうと行動できたか、で見極めるべきである。」

今年もあと6日。1年の振り返りと来年の準備が進みます。

老いても「推し活」 消える年齢の差について 6259

未分類 / 2023年12月25日

0.7

昨日、「矢沢永吉コンサートツアー2023」が横浜アリーナの最終公演をもって終了しました。長年ファンクラブの一人です。昔とは異なり、今や世代を超えた老若男女に支持される歌手、エンターテイナー。今年は150回目の武道館公演を行うなど、驚くほど変わらないパワフルな74歳。来年も「ヨロシク」です。

先日、日経新聞が「老いても『推し活』消える年齢の差」と題した記事を掲載していました。ご興味ありましたらどうぞ。

「肉料理を好む若者は多く、シニアは少ない。こうした世代間で異なった嗜好や価値観の差が消えようとしている。若者が熱中する「推し活」も未来はシニアも楽しむのが当たり前になりそうだ。人口減に伴い縮む国内市場は、年齢の壁を超えて生きる消費者一人ひとりの心をつかむことで広げられる。

10月末、福島県白河市に新幹線で紅葉を見に来た一行は7体のぬいぐるみ。名所を観光したり、白河ラーメンを堪能したりして1泊2日の旅を楽しんだ。

旅を主催したうきうきわくわく(東京・中央)は持ち主からぬいぐるみを預かり、約300の道中の動画などをSNSで共有し、持ち主はそれらにコメントするなどして盛り上がった。

ぬいぐるみは子ども向け玩具と思われがちだが、旅を企画する片山きりん氏は「触って幸せな気持ちになるのは大人も同じ」と語る。20回の旅に参加した延べ約130体の持ち主はみな大人で、ぬいぐるみは相棒のような存在という。実際の旅は準備も面倒だが、相棒に旅をしてもらうことで〝2人〟の世界を気軽に楽しむことができる。

実際に少子化にもかかわらず、ぬいぐるみ市場は伸びている。日本玩具協会によると、2022年度の市場規模は約320億円と10年前の1.7倍だ。

「価値観や嗜好で世代間の差が小さくなる『消齢化』が起きている」。博報堂生活総合研究所は、20~30年間の社会の変化を指摘する。例えば「ハンバーグ好き」の割合は02年に20代後半が約61%だった一方で、60代は約20%にとどまった。22年には両世代の差が約20ポイントに縮小し、32年にはその差が約7ポイントとさらに縮まると推計する。

同研究所が生活意識などを調べた990項目のうち、02年から32年にかけて世代間の差が小さくなる項目は147で、差が大きくなる17項目を上回る。医療技術の進歩などで長寿化し、元気な高齢者が増えることもあり、石寺修三所長は「消齢化は不可逆的な流れ」と語る。

かつては年齢を重ねるごとに世代横並びで就職や結婚、出産といったライフステージは変化していた。企業のマーケティングも「女子大生向け」「主婦向け」といった年齢、属性で分ける戦略が一般的だった。

消齢化の背景のひとつに、ライフステージと年齢がリンクしなくなっていることがある。1975年に25歳で第1子を出産する女性は16%だったが、2020年はピークの29歳でも1割に満たない。40代で初めて結婚する人もいれば、出産する人もいて、孫に囲まれる人もいるのがこれからの当たり前だ。

「若者に共感する親世代の大人が増えている」。若者の行動に詳しいSHIBUYA109lab.の長田麻衣所長は「アムラー世代やバブル世代の親は今も流行に敏感で親子は友達のように仲が良い」と指摘する。

人口が1億人を切る50年代はデジタルネーティブ世代が社会の中心となる。40年に65歳以上になる団塊ジュニアもデジタルに慣れているため「世代間ギャップはさらに小さくなる」(石寺氏)。老若男女が同じ趣味を楽しむのが日常の風景となる。

すでに兆しは見えている。同じ趣味の仲間とつながる「界隈(かいわい)消費」が様々な分野で生まれている。応援するアイドルやアニメキャラクターにお金も時間も費やす「推し活」などでは、新型コロナウイルス下の巣ごもり生活もあり、SNSなどで年齢問わずに交流する人が目立つ。

韓流アイドルのユン・ジョンウ推しという和美リズさん(31)は同好のファンとSNSで交流し、時にはカフェに集まる。本名を知らない人もいるが、「共通の推しでつながるので年齢や属性にはこだわらない」。

高齢者の間でも推し活が広がる。サントリーグループの心身の健康増進を支援する「Beサポーターズ!」では延べ約6000人の高齢者がサッカーJリーグの推しチームを応援する。

価値観が多様化するなか、企業も動き出している。ローソンは約5年前に買い物客の性別や年齢を記録するレジのボタンをなくした。店員の負担軽減が主な理由だが、デジタルマーケティング部の坂井建夫マネジャーは「年齢や性別だけでは消費者像がぼやけてしまう」と指摘。価値観などで分けた9つの消費者像を基にニーズを探る。

消齢化はマーケティングに新たな可能性をもたらす。50歳のウエディングに70歳の推し活。年齢や属性から解放されることで、市場は1億人に広がる。」

最近は、年齢の差、性別の差、国境を越えて色々な国々の食べ物を好きになったり。

壁が消えゆくのを感じます。

「ケーキの切れない非行少年たち」と「境界知能」について 6258

未分類 / 2023年12月24日

藤が丘246歩道整備20231215外部からの要望昨日は国交省横浜国道事務所と相談していた246号線の歩道補修完了を確認。その後、ご挨拶まわり、市民相談対応等。今年も様々な市民相談を頂く中、基礎自治体における発達障害の方への支援のあり方について種々頂きました。

4年ほど前にベストセラーとなった「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治著 新潮社)。同著をきっかけに、社会の意識が変化したように思います。

小さい頃の勉強は何とかなったが、あるタイミングからついていけなくなった。いじめらるようになった。生きづらい。悪気はないが犯罪に至る。再犯の可能性等、ご相談頂くにあたり様々な言葉がありますが、弱い立場の方をいかに守るか。社会の力が試されます。今も様々な行政サービスがありますが、世界の国々は、各自治体は、この問題とどう向き合っているのか。強い関心をもって動いています。

児童精神科医である同著の著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く方法を公開した著作でした。

先週、公明新聞がその宮口幸治氏(立命館大学教授)のインタビューを掲載していました。興味深く読ませて頂きました。

知能指数(IQ)の平均域と知的障がいのはざまに当たるIQ70~84の「境界知能」の人は、全国に1700万人(人口比約14%)いると推計される。その多くは社会に適応して生活しているが、中には教育や福祉の支援につながることができずに“生きづらさ”を抱えたまま暮らす人もいる。境界知能の人を巡る現状や支援のあり方などについて立命館大学の宮口幸治教授(児童精神科医)に聞いた。

0.1――境界知能の人には、どんな生きづらさがあるか。

宮口幸治教授 一見、日常生活を送る姿は健常者と何ら変わらないので、仕事でミスを繰り返したり、困りごとが起きてパニック状態になったりして困難を抱えることが多いが、周囲の理解や助けを得られにくい。いわば“普通”に見えるのに“普通”ができないため、やる気の問題だと誤解されてしまい、適切な支援につながれない恐れがある。

そうした人々は、仕事が長続きしなかったり、犯罪に巻き込まれたりといった問題に直面した後に検査を受け、境界知能だと判明することが多い。社会に出る前の学校生活では困難が目立ちにくいので、仮に学校の授業に付いていけなくなっていたとしても、恥ずかしさから誰にも相談できず、単に「勉強の苦手な子」として扱われてしまうケースも少なくない。

――何が生きづらさにつながっているのか。

宮口 境界知能の人の特徴として「5点セット+1」が挙げられる。①認知機能の弱さ②感情統制の弱さ③融通の利かなさ④不適切な自己評価⑤対人スキルの乏しさ――そして、身体的不器用さがある。最後をあえて+1としているのは、小さい頃からスポーツを通して身体機能に優れている人もいるからだ。

これらは①見たり聞いたり想像する力が弱い②感情をコントロールするのが苦手③予想外の出来事に弱い④自分のことを客観的に見るのが難しい⑤人とのコミュニケーションが不得意⑥力加減ができない――と言い換えられる。

――どのような支援が求められているか。

宮口 抱えている困難の“克服”へ、早期発見・早期対応が大事だ。先に紹介した「5点セット+1」の特徴も踏まえて当人の状況をよく理解し、生きづらさを和らげるための力を身に付ける取り組みが必要で、ほぼ全ての人が通う義務教育現場で実施するのが望ましい。

小学校の段階から、学習の土台となる認知機能のトレーニングを実施すれば、認知機能を鍛えるとともに一人一人の特性も把握できるので、早くから個別支援が可能になる。社会に出てからでは、境界知能の自覚がない人を見つけ出して支援につなげるのは困難だ。

――具体的には。

宮口 すでに幾つかの小学校で採用されているが、私が考案した認知機能強化トレーニング「コグトレ」は、学習面、社会面、身体面で子どもを支援する包括的なプログラムで、朝の会の10分程度で行える。タブレットなどの情報通信技術(ICT)端末にも対応しているので、現場の負担を大きく増やさずに済む。

なお、トレーニングを行う際は、境界知能の子だけでなく全員を対象にする方がいい。補習のような位置付けでは子どものプライドを損ねてしまうし、誰にでも苦手分野は存在する。皆で一緒に取り組むからこそ、継続した活動になる。

――保護者は境界知能の子どもをどう支えていけばいいか。

宮口 「多様性を大事にして、ありのままを受け入れたい」「少しでも苦手な部分を減らしてあげたい」といった周囲の価値観を押し付けず、本人の話を聞き、その気持ちを大切にしてほしい。

本人が少しでも頑張りたいと思っているのであれば、自立をめざして伴走者として寄り添い、成長を促してあげるのが大人の使命ではないか。ただ、なかなか本音を正直に言えない子もいるので、やる気のサインを見逃さないことも重要だ。

――大人になって自分が境界知能だと分かった人へのアドバイスは。

宮口 まず、自分の特性を知ることが大切だ。自らの強みと弱みを正しく理解すれば不安を和らげられる。そして、誰かに言いくるめられて利用されそうな時など、困った時に備えて相談先をつくることが大事だ。

なお、人の知能について、はっきりとした学説があるわけではない。現時点の主流の説に基づいて作られた知能検査で分かるのがIQという位置付けなので、絶対的なものではないし、状況で数値が変化する可能性もある。障害者手帳や療育手帳を取得する基準としては必要だが、IQの数値はあくまでも参考程度だ。大切なのは、自分の特性に合わせたトレーニングで生きづらさを少しでも緩和することだ。

(編集後記) 境界知能は、IQの平均域(85~115)にも、知的障がい(約70未満=自治体ごとに数値が異なる)にも該当せず、知的能力の上限は中学3年生程度とされる。正式な病名や診断名ではないため、公的支援の対象外。ただ、1965~74年の間は、IQ70~84が「境界線精神遅滞」と定義され、知的障がいの一つとされていた。

境界知能の人を巡っては、勉強、仕事、人間関係などで生きづらさを感じているものの、適切な支援を受けられずに社会的な孤立や経済的な困窮に陥り、罪を犯したり、うつ病などの精神疾患を引き起こしたりする“負の連鎖”が懸念されている。

犯罪という意識はないまま特殊詐欺の“受け子”として利用されたり、言葉たくみに操られて性被害に遭ったりするなどのケースが報告されている。2019年11月には、境界知能の女子大生が空港のトイレで女児を出産し、直後に殺害するという痛ましい事件が起きた。

公判では、女性が幼少期から繰り返し叱責を受けたために自信を喪失したことが明かされ、弁護側は何でも相談できる人がいれば事件は起きなかったと主張。女性は21年9月、懲役5年の実刑判決を言い渡された。」

みやぐち・こうじ 神戸大学医学部卒。医学博士。臨床心理士。児童精神科医として精神科病院や医療少年院に勤務し、2016年より現職。一般社団法人「日本COG―TR学会」代表理事。主な著書に『境界知能の子どもたち』(SB新書)、『ケーキの切れない非行少年たちのカルテ』(新潮新書)など。

 

「火の用心」と「災害時の覚書」について 6257

未分類 / 2023年12月23日

0.3昨日は年末のご挨拶まわりの後、夜は消防車に乗り、地元消防団による火の用心。空気が乾燥しています。お気を付けください。

今週、12月21日、青葉区に本社を置く「ラーメン大桜」が横浜市と災害時における覚書を締結しました。

記者発表資料によると、青葉消防署は浸水想定区域内にあり、風水害時に浸水する恐れがある場合、青葉消防署(青葉消防地区本部)及び青葉消防団本部の機能を荏田消防出張所に移転。その際、継続した災害対応などに必要な消防関係車両の駐車場所確保が課題となっていたとのこと。大桜荏田店は同出張所の隣にあります。

今回、「駐車場の使用に関する覚書」を締結することで、この課題を解消することができるとしています。

因みに、同社は平成8(1996)年7月創業、「ラーメン大桜」をはじめ 18 店舗のラーメン店などを神奈川県や東京都、沖縄県に展開。また、盲導犬や介助犬などの働くワンちゃんたちを応援している企業。くせになる豚骨醤油ラーメンでリピーターの多いお店です。

災害への備え。そして火の用心。笑顔の年末年始にと思います。

「EV充電器」と「カスハラ」について 6256

未分類 / 2023年12月22日

20231219アルファ忘年会 (3)昨朝、みなとみらい21地区に市内3か所目となる「公道」へのEV急速充電器が設置されました。全国初の設置は青葉区しらとり台。都筑区センター南駅前に続く3か所目。温暖化対策推進のため、さらに「急速」に増やしていかねばなりません。

ところで、「客だから何を言ってもいい」というものではありません。「カスハラ」は社会問題となっています。

演歌歌手・三波春夫さんの「お客様は神様です」との言葉は、歌う時に「神前で祈るときのように、雑念を払い、真っさらな心にならなければ完璧な藝を披露することはできない」とする心構えを語ったことが元とのこと。よって、客を神様のように敬えということではないそうです。

間違いは正す必要がありますが、立場によって、人間を見下し、隷属させるような、卑劣な勘違いは、それこそ間違い。我を押し通す「カスハラ」には憤りを感じます。買い物をするにも、仕事をするにも、「お互いさま」のやり取りの方がいいと思うのですが、、、。

残念ながら、今年は「カスハラ」という言葉を見たり、聞いたりする機会が増えたような気がします。

先日、日経新聞が記していました。

「顧客からの嫌がらせや迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」を直近1年間に受けた人は64.5%に上るとの調査結果を危機管理コンサルティング業「エス・ピー・ネットワーク」(東京)が発表した。土下座強要や長時間の居座りなどを経験した人もいた。

同社は「従業員を守れないと、人材確保に大きな影響を及ぼす」と指摘している。

調査は7月にインターネット上で実施。クレーム対応をしたことがある営業・販売、一般事務、カスタマーサポートといった職種の20~60代からの回答をまとめた。

直近1年のカスハラ経験の質問に対し、回答した764人のうち53.1%が「1~5回」で最も多かった。「6~10回」は7.1%、「11~15回」1.2%、「16回以上」3.1%で、「ない」35.5%だった。

卸売・小売業と交通インフラ業の回答者の半数以上は「執拗な言動」「威圧的な言動」をそれぞれ経験していた。

自由記述では「土下座を強要」(サービス業)、「2時間近く居座り」(製造業)、「3時間以上の拘束」(金融・保険業)などが挙がった。

カスハラの影響の質問(複数回答)では「メンタル・モチベーション低下」49.2%、「本来の仕事への圧迫」28.3%、「従業員の離職」20.9%と続いた。

厚生労働省は昨年2月にカスハラ対応の手引を策定。ただ調査では、勤め先に対策方針や対応手引がないとの回答がいずれも半数を超えた。」

「カスハラ」の原因は何か。クレームを言うことへの規範意識や抵抗感が低下しているなど、時代の変化もあるようですが、そもそも人間の耐性が弱くなっている面もあるように思います。

比較的柔軟な発想と広い心で成立してきた「お互いさま」ですが、耐性の変化と利己的な側面により、社会の様々な場面で、何かが劣化し、壊れてきているように感じる事があります。

衣食住に困らない便利な時代の日本に生きていることに感謝する一方、昔は当たり前だった「お互いさま」が難しくなってきている現在。

人は変れど、自分の周りで「お互いさま」を心掛けていきたいです。