「横浜マラソン」と「ふるさと納税」について 6204
昨朝、市が尾駅前での街頭演説をしていますと、「声を聞いていて元気になりました」とのお声。「川崎市からです」とご主人。笑顔のお声がけに私の方が元気になりました。
今日の未明、長男夫婦に第一子が誕生。初孫。今日はハロウィンの日。「パリピ」なのかも知れません。
一昨日開催された今年の横浜マラソン。24,500人が参加。一般枠14,100人、ふるさと納税枠500人、チャリティ枠400人等の皆さんが横浜を駆け抜けました。
ふるさと納税枠。横浜市に12万円以上の寄附をしていただいた方(横浜市外に在住の方に限る)を対象に、横浜マラソン2023のフルマラソンに無抽選で出走できる権利を進呈。2005年(平成17年)4月1日以前生まれの方で、フルマラソンを6時間以内で完走できる方 が対象となっています。
横浜市にとって、今年は500人×12万円で6千万円が税収増となります。しかし、横浜市の昨年度の住民税流出額は272億円と全国ダントツトップ。(2位:名古屋市159億円、3位:大阪市148億円、4位:川崎市121億円)東京都内もそうですが、地方出身者の多い地域は流出額が多い傾向です。
只、国からの地方交付税交付団体である横浜市などは、流出分の75%が国から補填されますので、実質的な流出額は約70億円という事になります。
そこで、いかにして70億円の穴を埋めるか。横浜市もあの手この手を繰り出していますが、その内のひとつが「横浜マラソン出走権」。今回500人で6千万円。5千人にすれば6億円。1割弱は穴埋めできる、との見境のない単純な皮算用。さらに、いっそのこと「横浜ふるさと納税マラソン」にしたら30億円となり、約半分の穴埋めが、、、というのは極めて現実的ではありません。
国の制度ですので、流出額が多いと嘆いても元に戻ることはないと思います。他都市でも魅力のある返礼品が用意されていますので、知恵と工夫でそれに負けない取り組みを進めていかねばなりません。
因みに、横浜マラソン出走権の場合、「大会が中止になるなど、いかなる理由があっても寄附申込後の入金取消及び寄附者への返金は行いません」となっています。
来年はどうなるか。色々ありますが、より良いものにと思います。