青葉区「健康寿命の延伸に向けた研究結果」について 6112
昨日、こどもの国駅前のスーパー三和近くの歩道にオレンジポール設置完了を確認。暴走する自転車が危険とのことでスクールゾーン協議会の方々等からお声を頂いていました。お喜びの声を頂いています。
他方、青葉区が「健康寿命の延伸に向けた研究結果」について記者発表しました。
青葉区と桐蔭学園は、令和4年4月「こころと身体の健康調査研究に関する協定」を締結。健康寿命 の延伸と健康格差の縮小等に寄与することを目的に健康調査研究を実施。その調査結果がでまして、区はこの結果を介護予防・認知症施策に生かし、地域包括ケアシステムの推進に取り組むとしています。
例えば、インターネット等の活用が認知症リスクの低減に寄与する可能性や、精神的・ 社会的ウェルビーイング(心身ともに満たされた状態のこと)を高齢期になっても高く保持することの必要性が高いことなどを踏まえ、介護 予防・認知症施策推進を目的とした高齢者の居場所づくりなどについての検討を進めるとしています。
調査は40~79 歳の区民男女各 1,500 名(計 3,000 名)を対象に昨年の8,9月実施。有効回答数は1,021(回答率 34%)平均年齢 63歳。
調査分析結果の主な概要は以下の通り。
① 青葉区民(65歳以上の高齢者)の認知症発生リスクは、全国調査の対象者より低い傾向。要介護認知症リスク群(スコア9以上で 5 年以内の認知症発症リスク 43.6%)について、青葉区は全国(5.1%)と比較すると半数以下(2.4%)であり、認知症発生リスクが低い傾向がみられる。
② インターネット・SNS を毎日使う 65 歳以上の高齢者の割合が約 10%高い。インターネット・SNS を「毎日使う」と回答した 65 歳以上の高齢者は、全国調査の対象者で 60.3%、青葉区民は 70.1%となった。インターネット・SNS の利用が認知症リスクの低減の一要素として寄与している可能性がある。
③ 40・50 代における精神的ウェルビーイングについて、「居場所がある」と答えた青葉区民は全国調査の対象者に比べて高い割合となっている。精神的ウェルビーイングに関して、青葉区民は全国調査の対象者より「居場所がある」と答えた割合が 40 代で 13.8%、50 代で 9.4%高い。また「抑うつ」に関しても青葉区民は全ての年代で全国調査の対象者よりも得点が低く、精神的ウェルビーイングが高い可能性が示唆される。
④ 青葉区民は「将来の見通しを立て、実行する力(二つのライフ)」が高い。青葉区民は将来の予定に対して、「見通しを持っている」かつ見通しに対して理解し実行する割合が、全国調査の対象者比で 15%以上高い。そのことが、社会的ウェルビーイング促進の一要素として寄与する可能性がある。
こうした取り組みと共に、区として、人生 100 年時代の今、前向きに人生を送るヒントを伝えるシンポジウムを、青葉区役所 と桐蔭学園の共催で実施するとしています。
日時:令和5年10 月7日(土)14時~16時(予定)青葉公会堂
テーマ:「幸福寿命を考える ―つながりが紡ぐ 100 年人生 認知症になっても自分らしく安心して暮らせるまち青葉区を目指して」の予定
URL : https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/kurashi/fukushi_kaigo/koreisha_kaigo/care-plan/symposium.html
ご興味ありましたらどうぞ。