安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

青葉区「健康寿命の延伸に向けた研究結果」について 6112

未分類 / 2023年7月31日

202307三和前オレンジポール1昨日、こどもの国駅前のスーパー三和近くの歩道にオレンジポール設置完了を確認。暴走する自転車が危険とのことでスクールゾーン協議会の方々等からお声を頂いていました。お喜びの声を頂いています。

他方、青葉区が「健康寿命の延伸に向けた研究結果」について記者発表しました。

青葉区と桐蔭学園は、令和4年4月「こころと身体の健康調査研究に関する協定」を締結。健康寿命 の延伸と健康格差の縮小等に寄与することを目的に健康調査研究を実施。その調査結果がでまして、区はこの結果を介護予防・認知症施策に生かし、地域包括ケアシステムの推進に取り組むとしています。

例えば、インターネット等の活用が認知症リスクの低減に寄与する可能性や、精神的・ 社会的ウェルビーイング(心身ともに満たされた状態のこと)を高齢期になっても高く保持することの必要性が高いことなどを踏まえ、介護 予防・認知症施策推進を目的とした高齢者の居場所づくりなどについての検討を進めるとしています。

調査は40~79 歳の区民男女各 1,500 名(計 3,000 名)を対象に昨年の8,9月実施。有効回答数は1,021(回答率 34%)平均年齢 63歳。

調査分析結果の主な概要は以下の通り。

① 青葉区民(65歳以上の高齢者)の認知症発生リスクは、全国調査の対象者より低い傾向。要介護認知症リスク群(スコア9以上で 5 年以内の認知症発症リスク 43.6%)について、青葉区は全国(5.1%)と比較すると半数以下(2.4%)であり、認知症発生リスクが低い傾向がみられる。

② インターネット・SNS を毎日使う 65 歳以上の高齢者の割合が約 10%高い。インターネット・SNS を「毎日使う」と回答した 65 歳以上の高齢者は、全国調査の対象者で 60.3%、青葉区民は 70.1%となった。インターネット・SNS の利用が認知症リスクの低減の一要素として寄与している可能性がある。

③ 40・50 代における精神的ウェルビーイングについて、「居場所がある」と答えた青葉区民は全国調査の対象者に比べて高い割合となっている。精神的ウェルビーイングに関して、青葉区民は全国調査の対象者より「居場所がある」と答えた割合が 40 代で 13.8%、50 代で 9.4%高い。また「抑うつ」に関しても青葉区民は全ての年代で全国調査の対象者よりも得点が低く、精神的ウェルビーイングが高い可能性が示唆される。

④ 青葉区民は「将来の見通しを立て、実行する力(二つのライフ)」が高い。青葉区民は将来の予定に対して、「見通しを持っている」かつ見通しに対して理解し実行する割合が、全国調査の対象者比で 15%以上高い。そのことが、社会的ウェルビーイング促進の一要素として寄与する可能性がある。

こうした取り組みと共に、区として、人生 100 年時代の今、前向きに人生を送るヒントを伝えるシンポジウムを、青葉区役所 と桐蔭学園の共催で実施するとしています。

日時:令和5年10 月7日(土)14時~16時(予定)青葉公会堂

テーマ:「幸福寿命を考える ―つながりが紡ぐ 100 年人生 認知症になっても自分らしく安心して暮らせるまち青葉区を目指して」の予定

URL : https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/kurashi/fukushi_kaigo/koreisha_kaigo/care-plan/symposium.html

ご興味ありましたらどうぞ。

人格のないAI「起きる問題」について 6111

未分類 / 2023年7月30日

1.7昨日は市会での事務作業等の後、青葉区内各地のお祭りへ。笑顔あふれる、賑やかな集い。人と人とのふれあいが創り出す価値は何物にも代えがたいものであることを感じます。理性の動物「人」に代わって、AIにもそうした力があるとか、ないとか。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「先日、ラジオのニュース番組で生成AI(人工知能)を取り入れた小学校の授業を紹介していた。AIに問いかけ、どんな回答が返ってくるかを体験させていたようだ。おや、と首をかしげたのは子どもたちの質問と、それに対する教師の指導に話が及んだときだった。

あまりにも自然なAIの受け答えに、児童は「君は何歳ですか」「どこの国の人ですか」とあたかも人間にするように尋ねた。これを見た教師は「まずい」と判断し、AIには人格がないことをしっかり教えたという。うーん。年齢や国籍を聞いてみるなんて、子どもの自由な発想と想像力は素晴らしいと思うのだが……。

なぜAIに人格があると思ってはいけないのか。もっともらしい言葉を並べても、彼らは学習した文章を考えず合成しているにすぎない。だから「心から信用してはいけない」というのが、理由の一つだろう。ベルギーではAIと対話し「煽(あお)られた」男性が自殺、社会問題になった。子どもへの影響を心配するのはわかる。

文部科学省も新たに作った指針で小学生の利用は「慎重に対応を」と明記した。子どもに限った話ではない。人は言葉に感情を動かされる生き物だ。コミュニケーションを武器に進化したから、無意味な言葉の連なりにさえ意味を見いだし一喜一憂する。高度に言語を操る機械とどう付き合うか。もっとじっくり考えたい。」

種の存続、子孫繁栄を目指し、人は環境の変化から生き残るため、技術革新を進めつつ、変化に適応させてきました。

すでに今でも開発が進められていますが、AIが生成した文章か、人が作ったものかどうか。早晩わかるようになるようです。そうなると、AIに頼る人と、自分で表現する人がわかるようになる。自分で自分を表現できる人、自分の考え方などを、自分の言葉で示せる人かどうかが改めて問われる。

「その人を知りたい」「人間としての力はどうなのか」となると、道具としてのAIの使い方はうまくても、やはり「本物」が生き残るのではないかなと思います。

車や飛行機など、便利な移動手段ができて、人の一生は大きく変わりました。それがない社会は考えられません。

一方で、交通事故などで命を縮める可能性もありますし、戦争による殺し合いも拡大しました。そこには法律で縛ったり、好き勝手に使えないようにする仕組みも生まれました。

AIは何をもたらすか。ビジネスチャンスでもあり便利な側面が大きく取り上げられますが、これから見えてくるものも多々あるかと思います。

AIは便利で、使い方も広がっていくと思いますが、個人的には、人間が豊かに、幸せになるための道具であり、本文のように、まだ「じっくり」といった感じです。

視察「空き家対策」と「にいがた2㎞」について 6110

未分類 / 2023年7月29日

2.0昨日は建築・都市整備・道路常任委員会の視察で新潟市役所へ。空き家対策と共に、今年3月に策定された「新潟駅・万代地区周辺将来ビジョン」「にいがた2㎞」について伺いました。下記はメモです。

横浜市における空き家率は約1割、約18万戸。全国的な傾向ですが、新潟市では空き家率約13%、約5万戸。空き家の有効活用等を推進するための補助制度について、福祉事業者向け等の福祉活動(リフォーム工事費 補助率1/3 上限100万円 耐震改修を行う場合は200万円)、集会所等の地域活動(リフォーム工事費、外構整備費 補助率額等は福祉事活動と同じ)、移住定住(空き家購入費 リフォーム工事費1/2・上限75万円 購入リフォームを同時に行う場合は150万円)、住み替え・跡地活用を目指す流通促進の4つの活用タイプに分け、空き家活用推進事業として補助金を出している。

住み替えのため空き家を購入する場合、空き家の購入費(戸建てのみ)として、子育て世帯に対しては1/2上限45万円。一般世帯向けは1/3 上限30万円とのこと。

郊外部の空き家については、移住定住を促進している。発生抑制と流通促進に向け、横浜でもこうした積極的な取り組みが必要と感じる。

空き家対策における民間企業との連携は、連携協定を13団体と締結し、年2回の空き家無料相談会を開催。市の事業の利用を促すことなどを含め、課題解決に向け取り組んでいる。

また、危険性の高い特定空き家について、略式代執行を検討する案件もあり、土地売却の可能性、解体の見積り等の協力を団体から得ている。年間約200件の通報があるが、連携協定団体と連携して対応している。

通常は月1回が多い市の広報について、新潟市では毎週発行する中、早めの空き家対策についてご家庭で検討して頂くなどを促しているとのこと。空き家が増えることによる社会問題を見越して、税を投入しながら「発生抑制」の先手を打つ新潟市。参考になります。

他方、新潟都心のまちづくり「にいがた2㎞」。エリアの名称で、同市最大の繁華街となる新潟駅・万代地区周辺2キロの将来の姿や方向性を、民間企業、商店街、交通事業者、市民団体等と広く共有し、公民連携のまちづくりを推進することを目指している。

首都圏などから新潟にオフィスなどの移転を検討する企業からの移転問い合わせが来るが、同地域では築40年を超え、耐震に問題のあるビルが非常に多く、他の政令市、北陸の都市と比べ地価低迷。また空地、平面駐車場が増えている状況。

市民、事業者、行政が将来像を共有し、その実現に向けて官民連携で取り組むため、今年3月に「新潟駅・万代地区周辺将来ビジョン」を策定。道路、建築物含めた整備が必要。規制緩和を含め民間の力を引き出すための知恵を投入。約20年でのビジョン完成を目指している。

その議論中で進める取り組みも様々。例えば、ドローンを飛ばしてお弁当を配達できるようにするなど、先端技術の社会実験ができる場所にしようとしている。ドローン連携について、難しいのは許可。新幹線の上とバイパス(高規格道路)を通って、産直野菜を送る取り組みをした。民間だけではできないので行政がサポート。規制緩和まではいかず、今あるルールの中で何ができるか、人脈を活用して進めた。国交省の河川事務所、JR、高速道路とのやり取りに苦慮した。

市の事業局とのやり取りは打てども響かないことが多い印象。人とのつながりで動いている状況。

新潟の玄関口である同エリア価値と魅力の向上は、新潟全体のまちや経済を活性化し、国際競争力を高めるうえで不可欠。

将来像を共有し、エリアの魅力と価値の向上に資する都市活動を活性化し、持続可能とするエリアプラットフォームを構築。エリア関係者で情報共有と意見交換、課題を共有する場。街に新たなものを作ったり、新たな取り組みをする場合にはワーキンググループを作り、カタチにしていく。

また、官民連携による魅力的で風格ある都市空間の形成や、居心地よく歩きたくなるまちなかづくり(まちなかウォーカブル)を推進。飲食店や企業と連携しながら道路を活用したエリア内での実験を続けている。「新潟都心の都市デザイン」の具現化に向け、エリアの将来像を描こうとしている。

先端技術を積極的に採用し、既存のルールをフルに活用しながら、また規制緩和も考えながら、民間の取り組みを後押しし、次の時代を創ろうとする行政。学ぶべきところが多いです。

終了後、横浜に戻りました。暑い日々、お気を付けください。

視察「木造コンサートホール」と「スケボーパーク」について 6109

未分類 / 2023年7月28日

2.0昨日は建築・都市整備・道路常任委員会の超党派視察で山形県南陽市へ。全国初となる大型木造耐火の文化ホールであり、日本最大の木造コンサートホール「なんようシェルター」へ。圧巻でした。下記はメモです。

昭和43年に建築された旧市民会館の老朽化問題がある中、市民の1/3の建て替えを求める署名や、議会でも請願の建て替えを採択。故・坂本龍一氏、故・尾崎豊氏を育てたプロデューサー福田信氏、キョードー東京代表等、7名による専門家委員会が発足され整備を推進。平成27年に完成。総事業費45億円でスタートしたが、結果的には67億円になったとのこと。総事業費の約半分が補助金・交付金。一般財源は15億円。

1.7地元南陽の山から切出したスギ材を活用し、国内最先端の技術を取り入れた木質耐火部材を採用。主要構造部を耐火構造でつくることで、火災等の災害においても建物が倒壊せずに自立し続けられる木造軸組工法による耐火建築物。一般的に鉄筋コンクリート造の文化会館が多い中にあって、日本初となる大型木造耐火の施設は、メインとなる大ホールが「最大の木造コンサートホール(Largest wooden concert hall)」として、平成27年12月、ギネス世界記録に認定されたとのこと。木造でのメリットは低燃費(温度変化が少ない)、快適(湿度の変化も少ない)。

平成29年4月から、最先端の木造耐火技術を提供した株式会社シェルター(本社山形市)がネーミングライツを取得し「シェルターなんようホール」の愛称を使用。

移動観覧席を使用した多彩な小ホール利用。大ホールは、「静けさと響きがよい音響空間」をコンセプトに、音楽から舞台芸術まで多様な催しが開催できるプロセニアム形式、部隊を額縁のように切り取る構造物、で最大1,403席の多機能ホール。当初の想定を大きく上回り利用されているとのこと。

木造でのメリットは「音響」。残響し過ぎないことで、音がクリアに響き、聴きやすく感じられる。特性を生かしたやわらかい質感と、ダイナミックかつ美しい響きは、ミュージシャンの山下達郎さんらにも絶賛されるなど、人々に感動を届けているとのこと。

その後、新潟県村上市へ移動し、村上市スケートパークへ。「『むらかみ』をスケートボードの聖地に」をスローガンに建設。横浜市内でも小さなスケートボードができる場所はありますが、大型施設の新設を求める声が多々あります。 特に東京オリンピックを経てからは、その声が更に強く、大きくなっています。下記はメモです。

村上市のそれは日本国内最大規模の屋内スケートボード施設。そのきっかけは金銀メダルを獲得した地元の平野歩夢選手の活躍。オリンピック種目の「パーク」「ストリート」のセクションを設置。他にも、ボルダリングやトレーニングコーナー(スラックライン・トレーニングマシン)、ランニングコースを併設。全天候型スポーツ施設として、スケートボードをはじめとしたスポーツに利用可能。

2019年に完成した屋内型のパブリックスケートボードパーク。カリフォルニアスケートパーク社の監修。広さは約1,500㎡、全面コンクリート。総事業費約16億円。屋外型の大きなスケボーパークはありますが、屋内型の公共スケートパークとしては群を抜いて全国最大規模。超大型のパイプボウルを備えたパークエリアと、多数のセクションが配備されたストリートエリアを設置。

どちらのエリアも国際クラスの大会に対応する本格的な構造となっており、トッププロやエキスパートの練習環境としても国内最高峰。

1.8スケートパーク事業は、大会イベント等の積極的な開催、ジュニア世代の育成とのステップが進められており、今後はアスリートの育成拠点、ナショナルチームの誘致を進め、その先には交流人口拡大、地域経済の活性を図ることを目指し、最終的にスケートボードの聖地になることを目標にしている。

令和4年3月、トップレベル競技者が村上市で集中的・継続的にトレーニング・強化活動を行うための、ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設となった。現在54名の強化選手がパリオリンピックを目指し利用中。また海外のナショナルチームの合宿も行われている。

パークは、全天候型のため、雨の日や積雪時期でも利用でき、年末年始以外の毎日午前9時から午後9時まで開場。ほぼいつでも滑走できるというだけでなく、利用料金も大人500円、小人200円とかなり割安な料金となっているのも魅力。

一方、実際の利用者の声も紹介。アリーナは国際大会を開催できる難易度の施設であり初心者には利用しにくい。屋内施設であり天候に左右されないため、遠方からでも計画的に利用できる。冷暖房完備のため、大会・合宿を予備日なしで計画通りに開催でき、設営も容易で開催経費も安価。首都圏から来るには遠い。

初心者専用の教室と中級者専用の教室を市が委託し競技団体が毎週火曜日に開催している。また、初心者向けに市内にある利用を終えたテニスコートを開放し無料で練習環境を提供している。この影響もあり、路上滑走をする者がいなくなったとのこと。

大変参考になりました。スケボーパーク、横浜市での設置を目指します。

視察「歩くほど幸せになるまち」について 6108

未分類 / 2023年7月27日

1.8昨日は建築・都市整備・道路常任委員会の視察で超党派で山形市へ。同市は「ウォーカブル推進都市」として、「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」を推進中。商店街の自主的な取り組みに市が協力しながら、様々な工夫をしながら街路整備の取り組みが進められています。市役所内の座学と共に、「粋な町七日町」(通称・粋七)の取組みを現地で説明を受けながら歩きました。令和9年度の完成を目指されています。ポイントは、「小径(こみち)」の整備。下記はメモです。

山形市では「歩くほど幸せになるまち」の実現を掲げ、歩行者の回遊性向上を推進中。七日町という風情や情緒あふれる地域を、「粋」という言葉で表現。粋な街・七日町を「粋七」と命名。ここを歩行者中心のまちを目指して整備を推進。

同市の今年度予算で、「粋七」の整備には5億5186万円を予算化。料亭や御殿堰が並ぶ七日町地区で、広場や小道を整備し、風情ある街並みをつくるとしており、「食事するだけでなく、時間をかけて色々な場所を巡れるような空間をめざしたい」とのこと。

街なか観光の拠点とし、街なか観光客の入込数の増加につなげる。

1.9宅地の形状を整え、再配置を行うことにより土地の利活用を促進し、資産価値の向上と商業活動の活性化を図る。

料亭だった旧千歳館の庭園を都市公園として整備することなどに2832万円、約3年前に破産した大沼山形本店の周辺一帯の再開発計画づくりに向けた費用に1207万円を今年度充てている。

整備する「小径」は、直線だけでなくカギ型の道も取り入れることで、「角を曲がった先には何があるのだろう」と歩行者が自然と奥へ奥へと引き込まれていくよう工夫。

また、買ったものを食べたり散歩中に休んだりすることができる「余白(広場)」を配置することで、ゆったりと滞在することを想定して街づくりを推進。

他方、七日町では、粋七エリアのほかでも道路拡幅事業が進めてきたが、粋七エリアではそれらの箇所とは事業の手法が異なる。

これまでの事業エリアは、沿道の土地に奥行きがあったため、道路拡幅後も住居や店舗の再建築が可能だったが、粋七エリアは、沿道の土地に奥行きがないことや道路拡幅後に不整形な土地が残ってしまうことから、有効な土地利用が困難。事業によって七日町が持つ情緒や風情が失われてしまう懸念があるため、粋七では道路拡幅と同時に土地を再配置する手法を取り入れているとのこと。(「沿道整備街路事業による土地の移動」というもので、土地の入れ替えが簡単出来るようにしている)

1.7行政側が一方的に進めることはいい結果に結びつかないと考える一方、様々取り組んだものの地権者の声をまとめることも難しい。そこで現在は山形市の目指すまちづくりを示し、意識の醸成を図っているとのこと。そのための素敵な動画も拝見しました。

今後の維持管理については、民間に公共空間を自由に使って頂く一方、民間から協力してもらう街づくり協定などをつくり、民間管理を構築していく考え。

エリアの価値を上げて、次の手を打っていきたい。

「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」。勉強になりました。

「食を通じて仲良く」について 6107

未分類 / 2023年7月26日

1.7昨日は市会で事務処理、資料作成、各種打合せ。途中、川崎市議会の平山浩二議員(高津区)が来訪し打合せ。力のある後輩です。その後、地元に戻り市民相談対応。

昼は平山議員と市役所内の中華料理店でランチ。横浜市役所には和洋中のレストラン、ラーメン店、ハンバーガーショップ、パン屋さん等々、様々なお店が出店しています。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「作家の立原正秋は魚を好んだ。アジなら釣ったものと、網でとったものの風味の差までかぎわけたというから本格派だ。「近海魚をおいしく食べるには、獲(と)れたて、庖丁(ほうちょう)を入れたらすぐ食卓にのせる、この二つが生命のようである」と随筆に残している(「魚と酒」)。

鮮度への熱意は並でない。カツオは切って30分たてばもう「まずい」。魚屋で売っている片身は「あれなど味がないと言ってよいだろう」と散々だ。それほどのこだわりも舌の鋭さも持ち合わせない当方だが、新鮮な魚介がうまいのは確かにわかる。九州勤務時代、ぴかぴか光るサバやイカのなんと素晴らしかったことか。

冷蔵の魚が届くのに2週間かかると聞けば、作家もあきれたに違いない。中国が日本の水産物の放射性物質検査を強化した。通関に手間取り、一部廃棄の恐れもあるようだ。科学的根拠に乏しい主張も力業で押し通す。珍しくもなくなった光景ではあるが、おいしく食べてもらいたかった漁師の無念を思うとため息が出る。

築地をのぞいたら、中国からの観光客が冷えた岩ガキにかぶりついていた。一方的な政策で本国では日本産品を食べられないとなれば、かの国民も被害者といえようか。作家は干しナマコを例に「中国人の食への貪欲さも見事」とほめてもいる。お互いうまいもの好きの隣人同士、食を通じてもっと仲良くなれるはずなのに。」

中国の方はスープを大事にする方が多く、何度か教えてもらうことがありました。中にはブランデーを持ち合歩いて、「これでもっと美味くなるんだ」と一滴たらす人もいました。そのあと、あーでもない、こーでもないと続くわけですが、人の数に比例してか、食通も多く、中華料理、おいしいです。

食を通じて仲良くなる。私もそう思います。

「こども誰でも通園制度」の検討について 6106

未分類 / 2023年7月25日

1.8昨日は市会で断続的な打ち合わせ。横浜スタジアムでは高校野球神奈川大会準決勝が行われ、横浜市立横浜商業高校(Y校)と松坂大輔選手や万波中正選手などの活躍で有名な私立横浜高校(横校)との12年ぶりの「YY対決」。うちの次男は、3年間太鼓を叩いた、Y校野球部OB。古豪復活とはなりませんでした。横校、がんばれ!

昨年夏、佐々木さやか参議院議員と連携し、国での議論を見つつ、「定員に満たない保育園の空きを活用して、保護者が孤立しないための取り組みを」と区役所での会議や、こども青少年局の常任委員会で訴え、実施に向けた答弁を得ていました。その後、この議論をさらに大きくしたのが、政府の「こども未来戦略方針」で掲げた「こども誰でも通園制度(仮称)」。モデル事業が、全国31自治体の50施設で順次始まっています。横浜市でも現在準備中。公明新聞からです。

「同制度は、親の就労の有無にかかわらず、保育所などを時間単位で柔軟に利用できる仕組みを構築するもので、未就園児の親の育児負担の軽減や孤立化を防ぐのが目的。公明党が昨年11月に発表した「子育て応援トータルプラン」などで提唱し、政府に実現を訴えていた。

今年度のモデル事業は、既存の「一時預かり事業」を参考に、保育所や幼稚園に通っていない未就園児を対象に、定員に空きのある保育所で週1~2回程度受け入れる。保護者が保育所に事前登録することで毎回の手続きを省き、定期利用しやすくする。保護者に対しては、定期的な面談などを通じて支援する。

■政府、24年度本格実施めざす

モデル事業には仙台市や横浜市、千葉県松戸市、東京都文京区、北海道白老町など全国の31市区町が参加。政府は効果を検証した上で、2024年度からの本格実施をめざす。

こども家庭庁によると、21年度時点で0~2歳児の約6割に当たる146万人が未就園。親が自宅で子どもと向き合い続けて疲弊したり、誰にも悩みを打ち明けられなかったりする“孤育て”に陥る可能性が指摘されている。こうした問題は家庭内で起きるため、虐待や障がいといった課題を抱えていても発見が遅れがちになるのが特徴だ。

同制度を利用することで、親がリフレッシュしたり、保育士から助言を受けたりすることができ、孤立化の防止につながる。また子どもにとっても集団遊びの経験は発育への効果が期待される。

■子育て施策の充実、応援プランで提唱

公明党は子育てしやすい社会の実現に向け、国と地方の公明議員が子育て世帯の声を直接聴き、施策充実に力を注いできた。中でも“孤育て”を防ぐための取り組みを進めるため、「専業主婦家庭も定期的に利用できる保育制度の創設」の必要性に着目し、「子育て応援トータルプラン」や4月の統一地方選重点政策で提唱。政府への提言をはじめ、国会質問などを通じて同制度の早期実現を訴えていた。」

保育の現場を知り、日々現実と格闘している自治体職員と議論しますと、課題は少なくないわけですが、こうした制度を使うことで、子どもや保護者の環境が少しでも良くなって欲しいとの願いは同じ。

より良いものになるよう、国会議員も含めた議論を続けて参ります。

「名を残す人」について 6105

未分類 / 2023年7月24日

0.4昨日は青葉スポーツプラザで行われた青葉区少年少女サッカー大会決勝・準決勝へ。その後、地元の会合、打合せ等。

「学ばない者は人のせいにする。学びつつある者は自分のせいにする。学ぶということを知っている者はだれのせいにもしない。僕は学び続ける人間でいたい」とは三浦知良選手の言葉。常に成長しようと学ぶ謙虚な姿勢。

そのカズ選手が、先日の日経新聞コラム「サッカー人として」に「得点したい 選んだ残留」と題して記していました。

「ポルトガルで、それもオリベイレンセでゴールを取りたい。もっと出場時間が増える選択肢もあるだろうけれど、オリベイレンセで得点、それをやり遂げたい。

熱心に声をかけてくれたオリベイレンセと鈴鹿(日本フットボールリーグ)が示してくれた条件はほぼ同じ。双方と複数回、じっくり話し合ったうえで考えた。僕にはやはり、この半年でまだやり残した挑戦がある。

5月末に帰ってくる前に監督やGMともやり取りをした。「選手として使う気があるのか。使えない、とみているのか。はっきり言ってほしい」「使えると思っている」「大差の付いた追加タイムに数分出場させて、『使っている』はナシですよ」。試合に継続的に関わり、状態を上げていきたいという自分の考えも伝えてある。お互いの意思を疎通できる関係性が既にできていることは大きかった。

僕だけでなく、何人もの日本選手が欧州へ挑戦すべく、旅立っていく。僕らはあえて、成功の保証されない世界へ飛び込んでいく。振り返ってみればキャリアの分かれ道のたびに、いかにも困難で大変そうな方を選んできた気がする。

難しめの状況に身を置き、多少背伸びしてでも、今の自分がどのくらいできるのかを自分自身が知りたい。僕らはそんな種族なんだと思う。僕もこの年齢でもう一度、より多くピッチに立ち、オリベイレンセのサポーターをゴールで喜ばせてみたい。
冒険を求めてしまうんでしょうね。危険な香りのする、悪い女性の方になぜかひかれてしまうように。僕は専門家ではないので詳しくないですけれども。

再び、僕は試されることになる。今度は倍以上の長丁場、倍以上の覚悟が必要だけど、焦ってもいけない。抑えるところは抑え、出し切るときに出し切る。前回の経験を生かし、挑戦のロードマップはなんとなく頭の中に描けている。

この間、練習参加した鈴鹿では多くの方々が温かく出迎えてくれた。歓迎され、惜別され、どんな形であれ求められること。プロとしてこんなありがたいこともない。

オリベイレンセを離れる前日、なじみのカフェの女性店員さんがぽつりと言った。「あなたは私たちを置いて、いってしまうのね」。こうなったらオリベイレンセの寅さんとなって、「おう、帰ってきたぞ」と応えるしかないよ。」

自らの信念を通し、挑戦を続けるカズさん。

虎の皮を残すより、名を残す人なんだろうと思います。

シンガポール競馬の廃止について 6104

未分類 / 2023年7月23日

0.2昨日は県本部での会議の後、地元に戻り区内各地の夏祭りへ。どこも大盛況。市が尾では商栄会会長の串田さんに「御来臨」とおしたため頂きました。大変なご達筆。有難うございました!

小学生の頃、お祭りで「あてもん」に興じていました。関西弁で「くじびき」のこと。今思えば、子ども相手に射幸心を煽る、結構なビジネスモデルでした。

約30年前の話ですが、シンガポールに駐在している時、会社の同僚に誘われて時々競馬場に行きました。教えてもらいながら賭けるわけですが、勝った時は、同僚の勧めで決まって売店で「亀ゼリー」を買って食べました。当時にしてはいい値段だったのですが、理由は「明日への活力だ」「明日も勝つぞ」とのことでした。翌日は大体仕事でしたが。

先日、「日本とゆかりの深いシンガポール競馬が来秋に廃止へ…180年の歴史に幕」とのサンスポの見出しを目にしました。

「シンガポール競馬を統轄するシンガポールターフクラブは(6月)5日、2024年10月をもって、クランジ競馬場での開催を終了すると発表した。27年3月までに同競馬場の土地を政府に返還するためで、約180年の歴史を持つシンガポールでの競馬開催は幕を閉じることになる。

シンガポールでは1843年に競馬開催がスタート。2000年にはシンガポール航空国際カップが設立され、世界各国からトップホースが参戦した。日本調教馬は2006年にコスモバルク、07年にシャドウゲイトが優勝。それに先駆けて、元ホッカイドウ競馬のリーディングトレーナーだった高岡秀行調教師が03年に移籍して開業し、シンガポールダービーを勝つなど活躍した。

日本産馬が数多く輸出されているほか、日本人ホースマンの勤務も多く、賞金面のクオリティーが高いシンガポールはアジア競馬隆盛の一翼を担ったが、15年を最後にシンガポール航空国際Cが廃止されるなど、近年は存在感が低下。存廃を危ぶむ声が高まっていた。

シンガポールターフクラブでは、発表前に関係者向けの説明会を実施。廃止に際して資金的な援助をする意向を示したが、時間的猶予のない廃止決定に対する不満の声が出ている。廃止の時期に関して流動的な面はあるものの、廃止そのものが覆る可能性は極めて低い。アジアの先進国から競馬の火がひとつ、消えようとしている。」

赤道直下のシンガポールで、馬も走るのは大変だろうなと思って見てました。

元々英国の植民地。教育、文化、建築物等々、大きく影響を受けているわけですが、競馬もそのひとつ。

少し寂しい気もします。

「鬼の霍乱」について 6103

未分類 / 2023年7月22日

0.2昨日は市会での各種打合せの後、市民相談対応等。 今週はじめは猛暑実感の日々でしたが、途中から一雨もあって助かりました。これからが夏本番。先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「いつも元気な人がにわかに体調を崩すことを「鬼の霍乱(かくらん)」と言う。昨今でもよく使われる慣用句だが、この「霍乱」とは、暑気あたりによるさまざまな症状を指したようだ。つまり熱中症である。ときには命にもかかわる夏のひどい暑さを、みんな昔から用心してきた。

近年は霍乱が段違いに深刻化している。熱中症による死者は2022年までの5年間の平均で1295人。平成の初めまでは100人に満たぬ年が多かったから、何やらタガが外れた格好なのだ。今年は梅雨明けもしていないのに容赦なく暑い。きのう東京の最高気温は37.5度に達したのに、もはや驚かなくなっている。

ひと夏に1000人以上が酷暑の犠牲になる時代を、かつて誰が予想しただろう。政府は30年までに死者数を半減させることなどを掲げた実行計画を決めた。来年からは、現行の「警戒アラート」より上の「特別警戒アラート」も出すという。地球温暖化によるこの暑さは重大な自然災害だ。それを心しなければなるまい。

「かくらんに町医ひた待つ草家かな」(杉田久女)。家族が暑気に倒れ、往診の医師を待つ不安ないっときの情景だろう。現代なら119番だが、総務省消防庁によれば、昨年5~9月に熱中症で搬送された人は全国で約7万人にのぼった。救急車を「ひた待つ」たくさんの人たちの姿が、気候変動の脅威を物語っている。」

お気を付けください。