
昨日は県本部での会議の後、地元に戻りご挨拶まわり。伺った何軒かのお宅では、歓迎されていたのどうかわかりませんが、犬の声が聞こえました。青葉区はペットの登録件数が市内No1。我が家にも犬が一匹いますが、犬や猫など「ペットは家族の一員」とされているご家庭が少なくありません。
先日の決算特別委員会の質疑では、長年取り組んでいる「ペットの防災」についても取り上げました。ご紹介します。
「動物愛護フェスタについて伺います。
(質問)先日の9月23日、秋分の日に、動物愛護フェスタよこはまが4年ぶりに開催されました。これまでの中区山下公園の会場に代わって、都筑区のセンター南駅前ということで、初の北部方面での開催となり、私も北部開催を長く推進してきましたので、大変うれしく思っています。
当日伺わせて頂きましたが、地元の子どもたちによるダンスパフォーマンスなどもあって、多くの方でにぎわっていました。また、区役所では、ペット防災対策や適正飼育に関する俳優・浅田美代子さんの講演会も行われ、とても有意義な動物愛護の啓発イベントだったと思います。
そこでまず、初めて北部方面で開催した所感について、監視等担当部長に伺います。
[答弁]
地元商店街、地域の方々にも多大なご協力をいただき、初めて北部方面で開催することができました。駅前のステージや広場のほか、都筑区役所で講演会など関連事業を開催し、駅前会場には約4,800人、区役所会場には約200人と、多くの方にご参加いただきました。
アンケートの結果でも、「楽しかった」「勉強になった」などの好評のお声をいただいており、適正飼育や防災対策などのPRができたと考えております。
(質問)動物の愛護と適正な飼育について関心と理解を深める内容で、本市における動物愛護週間行事としてふさわしい行事となったと考えます。
そこで、今後のフェスタでどのような啓発内容を取り上げていくのか、局長に伺います。
[答弁]
過去に開催してきた動物愛護フェスタでは、災害時のペット対策をメインテーマとして、啓発を行ってきました。先日の動物愛護フェスタでは、避難場所でも役立つ、日頃からの適正飼育をメインテーマに実施いたしました。
今後も、災害をはじめ、ペットの健康管理や終生飼育等、様々な内容のテーマを取り上げ、楽しみながら学べる、効果的な啓発の場にしていきたいと考えております。
(意見)今後も、北部開催の機会を検討して頂きたいですし、今回は難しかったようですが、私の地元青葉区での開催もお願いしたいと思います。引き続き応援して参ります。
(質問)さて、これまでも、フェスタなどのイベントのテーマとして掲げ、啓発や情報提供に取り組んでこられた、災害時のペット対策は積極的に取組むべき課題の一つと考えます。ペットと一緒に日常生活を送る方が増えている中で、飼い主にとっても、地域の方々にとっても、災害時のペット対策は非常に関心が高く、重要視されてきていると考えます。
そこで、災害時のペット対策のこれまでの取組状況について、部長に伺います。
[答弁]
災害時に避難場所となる地域防災拠点では、ペット同行避難に関わる具体的な留意事項の説明などを、区役所と連携して実施しています。また、全460か所のうち141か所の地域防災拠点で一時飼育場所を設定するなど、具体的な受け入れの準備も進めていただいています。
さらに、同行避難への理解を深めていただくため、啓発用DVDを作成して全拠点に配布しているほか、YouTubeでもこの動画を配信して、多くの方にご視聴いただいております。
(質問)万が一の時に混乱がおこらないよう、日頃の備えはとても大切で、地域防災拠点でのペット同行避難の体制整備は飼い主の協力も欠かせません。
地域の防災訓練に積極的に参加していただき、それぞれの拠点でのペットの飼育ルールづくりなどにご協力いただくことが重要です。
また、地域防災拠点は多くの被災者が共同で避難生活を送る場であるため、動物を苦手とする人、アレルギーの人などがいらっしゃることも配慮しなければなりません。
今は、コロナ禍で地域の防災訓練などが、なかなか開催できない状況と聞いていますが、これからもぜひ推進してほしいと考えます。
そこで、災害時のペット対策を今後どのように取り組んでいくのか、城副市長に伺います。
[答弁]
発災時に安心してペットを連れて避難できるように、地域の皆様の御理解と御協力のもとで、ペット同行避難者の受け入れが進むことが重要というふうに考えております。
今後も、地域防災拠点の防災訓練時に出張啓発などを行うことや、動物愛護フェスタ等の展示啓発、講習会の実施などにより、飼い主の方はもとより地域の皆様への普及啓発に継続して取り組み、災害時のペット対策をしっかり進めて参りたいと考えております。
(意見)発災時にペット同行避難が円滑に行われるよう、様々な機会をとらえて、今後も普及啓発と避難所体制整備の支援にしっかりと取り組んでいただくことを要望します。」