安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「異常気象」と「プラごみ対策」について 5776

未分類 / 2022年8月31日

2.2昨朝、こどもの国駅前での街頭活動、行政関連打合せの後、たまプラーザ地域ケアプラザで開かれた「認知症つながりシンポジウム」へ。横浜総合病院 臨床研究センター・認知症疾患医療センター長の長田乾先生の基調講演の後、地域で活躍される方々を交えてのシンポジウム。大変勉強になりました。夜は鶴見区での会合へ。

明日は防災の日。秋めいてきましたが、9月、10月は台風被害の多い時期。台風11号の報道も。

先日、公明新聞コラム「座標軸」が記していました。

「この夏、停滞する前線などの影響で大雨被害が相次いでいる。昨年に続いて打撃を受けた地域もある。日本気象協会は今月、気温40度超を酷暑日と呼ぶことにした。増加傾向にあるためだ。

もとをただせば、異常気象も人間社会の経済活動に起因している。私たちが温暖化防止への地道な行動ができるかどうかにかかっている。

望ましくないことが起こる可能性をリスクと言うが、こちらのリスクも放置できない。プラスチックごみ(プラごみ)である。2018年に国連環境計画が発表した報告書によると、日本の排出量は米国に次いで世界第2位という。

深海のプラごみ調査に当たる海洋研究開発機構の中嶋亮太氏は、千葉の房総半島から500キロメートル離れた約6000メートルの海底で白いレジ袋を見つけ「衝撃を受けた」(本紙日曜版7日付)と語っている。プラごみは年間800万トンが海に流入し、「50年には魚の量を上回る」(16年のダボス会議)との予測もある。影響は100年先まで続くとか。

プラごみ削減とリサイクル促進へ、4月には新法が施行された。使い捨てプラ製品の提供方法見直しが柱である。法的拘束力のある国際協定をつくる動きも加速している。今、協調して取り組めば、次代のリスクは避けられるだろう。」

プラスチック新法。プラスチック製品を作る段階からより環境に配慮することを求めています。それと共に、これまでの包装プラスチックの回収処分みならず、プラスチック製品全体を対象に徹底して回収処分していくもの。法律の理念と目的は重要であり、結果に結びつけていかねばなりません。

只、地方の現場からしますと、これまでの包装プラスチックの処分には業界から費用が出ていますが、多種多様なプラごみの処分の費用負担はまだ不明確。国では交付税措置など検討されていますが、地方行政が税を使って対処するには難しいものがあります。

また、大量・多種多様なプラごみを選別処分対応できる業者がない。横浜市でも業者を探したり、対応を種々検討していますが、まだ解決には至っていません。

待ったなしの温暖化対策。止まって出来上がりを待つわけにはいきません。国への要望含め、走りながら対策するよう取り組みます。

寿司の「値上がり防止策」について 5775

未分類 / 2022年8月30日

元石川高校前横断歩道整備完了220220826

昨朝、県立元石川高校前の横断歩道の修繕完了を確認。今年3月、地元自治会からご相談を頂き、青葉警察署と協議。県警本部にもご尽力頂き完成。地元からお喜びの声を頂いています。その後、市会で常任委員会関連の打合せ等。

先日、「お米を寄付したいのですが、どうしたらいいですか?」とのお電話を頂きました。青葉区内にはアフリカの方が中心となって運営されている「こども食堂」などがあり、そこに直接寄付するのでも結構ですし、横浜市がフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈するフードドライブ活動をご紹介しました。フードロスをなくすためにも、必要とされるところで無駄なく利用できる、より円滑な仕組みの必要性を感じました。

一方、食品の値上がりが続いています。先日、日経新聞が「パック寿司、変幻自在の組み合わせで値上がり防ぐ」と題して記事を掲載していました。これはあまり値上がりしていないようですが、その理由がありました。

「新型コロナウイルス下の巣ごもり消費で人気を伸ばしたスーパーの総菜。なかでもプチぜいたく気分も味わえる「すし」は底堅い人気を保つ。主な材料の水産物は価格高騰が続くが、POS(販売時点情報管理)データで分析するとすしはそれほど値上がりしていない。ネタの組み合わせやトレーの改良など価格を抑える工夫が駆使されている。

東京都中央卸売市場の市場統計情報(全市場)によると、鮮魚の5月の平均価格は1206円と前年同月比19.5%高だった。漁船の燃料費や養殖のエサ代などコストが軒並み上昇し、ロシアのウクライナ侵攻や円安も価格上昇の一因となっている。

スーパーによっては、にぎりずしのご飯部分「シャリ玉」の大きさを機械で自在に変えられる。コメは値下がり傾向が続き、農林水産省の6月のデータ(速報)によると令和3年産米の相対取引価格(全銘柄平均)は60キログラムあたり1万2618円と前年同月比11%安い。シャリ玉の大きさは変更しないスーパーもあるが、シャリ玉の大きさをコメの価格に応じて調節することは可能だ。

にぎりずし以外には、いなりずしや太巻きが入った「助六ずし」もある。ただ、店頭ではにぎりずしの割合が増える傾向が見受けられる。コロナ禍で高まったすし人気だけでなく、組み合わせの自由さが店側にとっても魅力が高いことが背景といえそう。いなげやでは、6月1~21日までに販売された「にぎりずし」は約90商品とコロナ前の2019年同期比で4割増えた。一方、「いなり・助六」は同2割増の約50商品にとどまる。

容器の工夫でコスト減を図る動きもある。食品スーパー大手のオーケー(横浜市)は容器を5種類から2種類に減らしコストの削減を図っている。いなげやはトレーを改良。例えば、「助六寿司(三種のおこわ)」(税抜き299円)に使われているトレーでは、従来はふたをテープで留めていたが、ふたが外れにくいように設計を変更してテープ留めの作業を無くした。これにより作業員2人分の人件費が減り、コスト削減につながったという。

消費者の節約志向にも合致し、すしの売り上げは伸びている。日経POSによると6月、来店客1000人当たり販売金額は前年同月比4.4%増だった。」

この記事を見て、回転寿司を持ち帰りました。値段の変化はあまり感じない一方、かなり小さくなっているように感じました。

様々な場面で「コロナ前には戻らない」とされますが、寿司についても「戻らないかなあ」と思いつつ箸を動かしました。

夏季議員研修会について 5774

未分類 / 2022年8月29日

2.5昨日は午前中に県本部の会議、午後からは会場を移して夏季議員研修会が開かれ、山口那津男代表が出席。直近統一外選挙の公認証書授与、活動報告、三浦のぶひろ県本部代表による政治学習などと共に山口代表が講演。

冒頭、山口代表は、公明党がリードする核廃絶の流れについて言及。核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議が最終文書案を採択できずに決裂したことに触れ「誠に残念だが、多数の参加国が『核の先制不使用』を約束させる合意ができる寸前までいったことは高く評価すべきだ。核のない世界をめざす方向性が底流にしっかりとあることを深く認識して、これからもその流れをリードしていきたい」と述べました。

その後、立党精神を体現するため、公明議員は「“団結第一”が基本姿勢でなければならない。大局観に立って結束し、求心力を発揮することが公明党の強さにもつながる」と力説。

また、“大衆直結”の姿勢が「現場第一主義」や「小さな声を聴く力」といった実践に展開されてきたと力説。こうした公明党の政治姿勢が自公連立政権にも浸透してきたと述べ「公明党の立党精神が今の政権運営にも生かされていることを誇りに思いたい」。

さらに、“たゆまざる自己研さん”によって正確な知識や事実をつかんだ上で政策を推進していく重要性を強調。知識や技術、経験を学ぶだけでなく、「自分自身が国民とコミュニケーションを取る力を磨くことが大事だ」と述べ、訪問対話運動や街頭演説などを通して議員力アップを図っていこうと呼び掛けました。

心新たに出発して参ります。

「これをやればOK」について 5773

未分類 / 2022年8月28日

2.5昨日は不法投棄関連の相談対応の後、青葉区谷本公園で行われたサッカー中学2年生大会へ。夜はたまプラーザテラスで行われた友人の集まるフットサルへ。どれだけ強いチームでも、「絶対」はなく、万全の準備と当日のコンディションが大事。

先日、日経新聞「サッカー人として」にサッカー元日本代表の三浦知良選手が寄稿されていました。

「サッカーに絶対というものはないんじゃないかと思っている。そのなかでチームや選手は「これをやればうまくいく」と確信を持てる型を、毎日毎試合探りながら、つくり上げていく。

僕ら鈴鹿はそんなスタイルを確立すべく模索している途上であるだろう。中断期のここまで7勝3分け7敗。当初から、秋口まで五分でいければ悪くないと思っていた。そこから迷いなく勝ち進めるチームが昇格にたどり着けると、J2で昇格レースを何度も経験した僕には実感があるから。

横浜FCがJ2から昇格できた2006年は、前半を0-0でやり過ごせさえすれば勝てるというパターンができていた。GKを中心にしのいでいれば、どこかで一撃を食らわせ競り勝てるという割り切り。1点差勝ちが多かった。0-0で試合を折り返すと「まずい……」と相手がひとりでに焦る。こうなると強い。

ただし「スタイルがないのがスタイル」という型も、それはそれで侮れない。同じ横浜FCは18年、昇格プレーオフ2回戦で東京Vに敗れ、その東京Vが磐田との決定戦に進んだ。最終的に勝った磐田では戦前に「東京Vの方が戦いやすい」との分析があったと聞く。理由は「東京Vはどう戦ってくるか、ある程度読める。横浜は何をしてくるのか、よくわかんない」。あの年もスタイルはあったはずなのだけど、相手には伝わらなかったみたい。

選手からすれば、何をしなければいけないかが整理されている方がグラウンド上でやりやすい。「これをやればOK」というものができればサッカーは楽だ。僕自身も歯がゆい離脱期間が続いていたけれど、5日からは部分的に練習にも合流、公式戦再開までの練習試合でプレーできる状態にするべく調整していく。

J3参入資格で失格となり、今季の昇格はなくなった。でも、Jリーグを目指すクラブでなくなったわけじゃない。お客さんは変わらず見に来てくれている。スタジアム構想など行政も理解してくれている。ここで僕ら現場が活気を失っては、動き出した希望も逆方向へ回り始めてしまう。チームや経営陣がしっかりと方向性を示して結果を出していく。まだまだ僕たちは周りを動かす活力となれる。立ち止まるわけにはいかないよ。」

現在の鈴鹿へは期限付き移籍ですが、移籍元の横浜FCは昨日も勝ってJ2首位。来季のJ1復帰に期待しています。

しかし、「まさか」と思うことが何度もあります。油断大敵。

「これをやればOK」とはいかない。政治もそうだなと思います。

 

横浜市「中学校給食」のアンケート結果について 5772

未分類 / 2022年8月27日

2.1昨日、教育委員会関係の常任委員会が行われ、「今後の中学校給食の在り方の検討状況について」「3つの視点に基づく第4期横浜市教育振興基本計画策定に向けた考え方について」が当局から報告され議論しました。

中学校給食の在り方については、現在約30%の生徒が利用していますが、学校給食法の趣旨を踏まえ、より多くの生徒に提供することを目指し、全生徒、教職員分(約83,000食)の供給体制の確保に向け検討しつつ、アレルギー対応や家庭弁当の選択についての議論も続きます。

昨日の委員会では、横浜市立中学校全145校の生徒と保護者へのアンケート(各学年1クラス抽出 1校あたり3クラス 計約3万人)結果が報告されました。相当なサンプル数です。

調査結果の現状分析を見ますと、給食を利用している理由では、生徒は「家庭弁当を作る負担を減らしたいから(62%)」「便利だから(38%)」、保護者は「弁当作りが負担だから(71%)」「便利だから(38%)」との回答が多く、「家庭弁当を作ることが負担」だと捉えている割合が多いとのこと。

給食を利用しなかった理由では、生徒は「家庭弁当を用意してくれるから(63%)」「家の弁当等が好きだから(50%)」、保護者は「給食を食べて欲しいが子どもが利用したくないと言っているから(42%)」「取りに行くのが面倒だから(36%)」との回答が多い。

中学校給食の評価では、主菜の味の満足度は高い一方、副菜は評価が分かれていました。おかずの量は、量が多いと感じている生徒と少ないと感じている生徒の合計が50%。

生徒、保護者共に今後の中学校給食を検討する上で大切に思うこととして、「栄養バランス」「おいしくワクワクする」「温かさ」の3つが多いとありました。

中学校給食の満足度別にみると、給食の満足度が高い生徒ほど、給食を通して学んだことが多く、栄養バランスを重視する傾向みられるとのこと。

給食を利用しなかった理由では、喫食率の低い学校の生徒の方が、高い学校よりも「取りに行くのが面倒だから」と回答した割合が10ポイント以上も高くなっていました。

様々な質疑がある中、実施方式については、デリバリー方式が費用、運営等の面から現実的であることがわかると共に、自校方式や親子方式については市長も教育委員会も実施困難との認識のようで、今後議論の対象から外れていくようです。

私からは、喫食率を上げるための目の前の課題として、以前から議論している「配膳環境の改善」を早急に行うことと、給食喫食を促進する「さくらプロジェクト」の更なる充実について質問。

また、令和8年度から全員が食べられることを目標にしているが、現状の供給能力は最大4割。デリバリー型で進めるとしても、急に供給能力を引き上げることには無理があり、業者との綿密な連携の中での段階的な能力引き上げについて質問。

さらに、全員で食べることを目標とすることで、アレルギー対応だけでなく、家庭弁当等の選択制を希望する人をどうするかについて、令和8年に向けて環境を整えつつ、対応を検討する必要性について質問しました。

昨日はアンケート結果の報告が目的ですので、今後検討していく旨の答弁がありました。

いずれにしましても、長い時間はかかりましたが、公明党横浜市会議員団が社会のニーズに応え、現実を直視しながら合意形成を重ね、「ハマ弁」を経て実現した横浜市立中学校のデリバリー型給食。

さらに利用者が増え、より良いものにしてけるよう、取り組みを進めて参ります。

「認知症バリアフリー」について 5771

未分類 / 2022年8月26日

2.4昨日は市会で党市議団の政務調査会による来年度予算関連の打合せ、団会議等々。一昨日、横浜総合病院の長田乾先生(認知症疾患医療センター長)と種々議論しました。これまで横浜市の認知症対策を強力に推進してきましたが、認知症の鑑別診断ができる認知症疾患医療センターの増設を推進し、現在市内9カ所、2区1カ所体制となっており、青葉区では横浜総合病院に設置。今年度は青葉区に若年性認知症支援コーディネーターの配置を完了。これらは認知症専門医でもある長田先生との強固な連携の中、「ご本人も家族の安心の街づくり」「ずっと住み続けたい青葉区」を目指して取り組みを進めてきた結果でもあります。

「認知症は、誰が認知症かわからない。外見からは判断できない。だから、認知症の人にやさしく、ではなく、人やさしくできる社会が大事」「みんながイライラしない街をつくると、認知症の人の外出のチャンスができる。社会参加ができる基盤になる。そういう社会がいい社会ですよ」とのお話もありました。

まだまだやらねばならないことがあります。

先日、日経社説に「認知症にやさしいデザインを」と題し記していました。

「日本は世界でも指折りの長寿の国になった。裏を返せば認知症大国でもある。困難の多い人たちにやさしいデザインを社会に広げ、いつまでも安心して暮らせる街づくりを目指すべきではないか。

アルツハイマー病などの認知症は年を重ねると誰もがなりうる病気だ。国内の患者数は約602万人(2020年)と、高齢者の6人に1人が患う。根治薬の実現は見通しがたっていない。50年には1000万人を超すとされる。

私たち一人一人が認知症と向き合い、正しく理解し、この病と共生する社会を築くことがとても大事になる。社会課題を解決するツールとして最近注目されているのが、デザインの力の活用だ。

認知症と共生する街を掲げる福岡市の取り組みが興味深い。自宅や地域で安心して暮らせるように専門家の意見を踏まえ、2年前に「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」を作った。

例えばトイレだ。認知症になると尿意を催しても間に合わないことがよくある。トイレがどこなのか迷い、中に入っても便器がどれかすぐにはわからないからだ。

扉の色は壁や床とコントラストをつけ、目線の位置に大きな文字とピクトグラム(絵文字)を併記する。白い便器が識別できるようその周囲は紺色などにする。手引きにはこんな指南が並び、公民館などの施設で導入が進む。

21年には、認知症の人たちから見える世界を描いた書籍や映画が話題になった。こうした視点から、新たなデザインの発想が多く生まれてくることも期待したい。

欧米の国には認知症のためのデザイン研究に取り組む大学などの機関が存在する。高齢者施設への活用や街づくりにとどまらず、商品設計やサービスの創出も進めようとする取り組みだ。

政府は19年、認知症施策推進大綱を策定した。共生をうたって「認知症バリアフリー」を進めるという。自治体の先行事例を水平展開し、やさしいデザインの普及を後押ししてもらいたい。」

試行錯誤を繰り返しながら、取り組みが進んでいる地域もあります。動いて参ります。

「民主主義の危機」について 5770

未分類 / 2022年8月25日

2.1昨日は田奈駅前での街頭演説の後、地元行政との打ち合わせ、市民相談対応の後、横浜総合病院・認知症疾患医療センターの長田乾先生と青葉区の認知症対策について種々議論。

先日、日本総合研究所会長でもあり、多摩大学学長でもある寺島実郎氏へのインタビューを目にしました。効率化の進む社会にあって「民主主義の危機」を訴えられていました。

「――参議院議員選挙・投開票日(7月10日)の2日前、安倍晋三元首相が応援演説中に銃撃され、死亡するという事件が起きました。今回の事件についても「ネット社会が深く関係している」と、寺島会長は指摘しています。

寺島 そうです。事件の直後、メディアでは「民主主義への挑戦」といった反応が目立ちました。過去の政治家へのテロを例に挙げつつ「戦前の日本に戻してはならない」と語る識者もいますが、それでは問題の本質を見誤ってしまうでしょう。

そもそも、犯人の動機は政治信条やイデオロギーを巡るものではなく、特定の宗教団体に家庭を壊されたという個人的事情だと報じられています。そこには、現代特有の社会的背景があると考えます。

――どのような危険を抱えているのでしょうか。

寺島 SNSの発達によって、今では誰もが発信者になり、情報の入手も容易になった一方、SNSや検索エンジンのアルゴリズム(計算手順)の世界では、誰もが自分の見たいものや知りたい情報だけを提示され続け、特定の関心事ばかりに詳しくなっていきます。アルゴリズムの世界に閉じ込められているのです。

今回の事件で言えば、ネット環境を通じ、凶器や火薬入手の情報を得て、憎む相手の行動予定を特定していきました。

自分で情報を選択しているつもりが、いつの間にか、特定の意見や思想に傾倒する自分になってしまう。これを「エコーチェンバー(共鳴室)効果」と呼びます。「自分が自分でなくなる情報環境」に陥り、AI(人工知能)やそれを使う人々に考えることを任せてしまう「思考の外部化」が進行しているのです。

人々の判断は歪められ、社会には分断が生まれる。新しいタイプの「民主主義の危機」といえます。」

効率を追求することで、幸福を最大値にできると思い込む「勘違い」を目にすることがあります。

それは仕事だけでなく、勉強でも、人との付き合いでも。

そもそも「幸福」とはなにか? 得することなのか。損しないことなのか。

人によってとらえ方はそれぞれですが、真の幸福とは何なのか。

携帯電話あたりから始まった通信環境の大きな変化は、劇的に世の中を便利にしましましたが、失くしてはならないものまでそぎ落としてしまったような気がします。

あとには戻れない状況ですが、「人間らしさ」を取り戻す何かは必要だと思います。

横浜北部で初の「動物愛護フェスタ」開催! 5769

未分類 / 2022年8月24日

2.1昨日は市民相談対応の後、市会で断続的な打ち合わせ。第3回定例会の準備が進みます。

昨日、横浜市が記者発表。9月23日(金・祝日)10時から15時、横浜市主催の「動物愛護フェスタよこはま2022」が、都筑区・センター南駅前すきっぷ広場・砂の広場で開催されることになりました。約6年かかりましたが、北部地域では初の開催となります。

私自身、人の災害対策はもとより、ペット防災について、ペット同行避難訓練の促進に取り組むと共に、毎年中区・山下公園で行われていきた同フェスタを、青葉区など北部方面での開催を推進してきました。

2016年12月の本会議質問で、当時の林市長が「市内全域で検討する」旨を答弁したところから、市が検討を開始。コロナの影響もあり、また周辺環境の制約などから青葉区での開催は困難でしたが、初の北部開催となります。

当日はコンサートや体験コーナー、出展ブースなどが用意されると共に、都築区役所では女優の浅田美代子さんが「保護犬との暮らし~動物を飼う上で心がけたいこと~」と題した講演会も予定されています。(事前予約・抽選)

「ペットは家族の一員」とされるご家庭の多い、北部地域、青葉区のみなさん。

人もペットも安心の取り組みを進めて参ります。

(横浜市HPでの紹介)

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/pet-dobutsu/aigo/fureao/festa2022.html

横浜市 2つの「レシ活」がスタート

未分類 / 2022年8月23日

618555F8-8A96-441F-9C50-1046135F7DB1横浜市が8/26から「2つの「レシ活」がスタート」と記者発表しました。横浜市民のためのお得な買い物支援事業。飲食店、それ以外での買物でも使えます。是非ご活用ください。

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/keizai/2022/0823reshikatsu.files/0004_20220823.pdf

「まん延する病魔」について 5768

未分類 / 2022年8月23日

2.0昨日は青葉台駅前での街頭演説の後、市会で打ち合わせ、団体との政策懇談会等。今日のテーマ「まん延する病魔について」。コロナのことではありません。燃費に関する不正なデータを国に提出していた日野自動車。次々に問題が発覚する中、ほぼすべてのトラックが出荷停止とのこと。これは同社のみならず、日本社会に「まん延する病魔」との指摘。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「社史なんて無味乾燥な事実の羅列でつまらないと思いつつページを開いたが、意外に面白かった。ガス器具会社が自動車製造に乗り出し、苦心のすえトラックの開発に成功。戦時中は戦車工場に。敗戦で解散するも新会社として再出発を果たす――。日野自動車である。

玉音放送の当日、社長と専務が行く末を話すくだりが生々しい。「農具でも製作してやっていけないものだろうか」「そんなことではどうすることもできません」。7千人の従業員を300人に減らし、しばらくナベやカマをつくり糊口(ここう)をしのいだという。トントントントン、とユーモラスなCMに映らない歴史を知った。

社史には「日野の一家主義」という言葉が登場する。いわく、上下がフランクに意思を疎通し、研究熱心で全社員一丸となるのが社風だそうだ。明るみに出たエンジン不正問題では、上層部の意向を絶対視する体質や部門間の連携不足、物言わぬ社風が背景として挙がる。高く掲げた理想との隔たりはなぜ生じたのだろう。

嘘に嘘を重ね、自浄作用が働かぬ会社の病状はかなり重そうだ。ひょっとすると日本企業にまん延する病魔かもしれない。こたびの不祥事は次の社史でどう記されるか。組織を土台から建て替え、ものづくり企業の誇りを取り戻しました。そんな再生の物語をつづることができれば読み応えのあるものになると思うのだが。」

「沈黙は金、雄弁は銀」との言葉がありますが、19世紀のイギリスの評論家トーマス・カーライルの著書『衣装哲学』に記した一文。「説得力のある言葉を持つことは大事だが、黙るべき時を知るのはもっと大事である」との意とされています。

自分だけのことを考えればそれでいいと思うこともありますが、翻って、世界が混迷の度を深め、また災害のみならず各地で人間が紛争を多発させる今、それで世の中がよくなればいいですが、「本当に沈黙は金なのか?」と思うことがあります。

人権の闘士・キング牧師は「最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である」「善人の沈黙は悪人の残酷さより悲劇だ」との言葉を残しています。

社会が退廃しようとしている様を見過ごすことはできない。政治家が保身の塊となり、都合のいい言い訳を繕い、「見て見ぬふり」をすることが賢い選択だと思う社会は「手に負えない症状」かと思います。

どのような立場の人間も、自らのために進むべき「道」を選ばなければならない。正すことも、避けることも、くみすることも「道」。

謀略や暴力などは論外ですが、話し合いによる理解を目指し、粘り強く取り組むことが正しい「道」かと思います。

それを、力をもって抑え込み、黙らせようとする力は、「悪」以外の何物でもない。そう思います。