プラスチック問題 横浜港「海底ゴミ」調査について 5552
昨朝、横浜市が行っている「海底ゴミ」の分布概況調査を視察するため八景島シーパラダイス近くの金沢漁港に向かいました。国はストローやハンガーといった使い捨てプラスチック製品12品目の使用量を削減する「プラスチック資源循環促進法」今年4月1日に施行すると決定。プラスチック問題は解決すべき極めて重要な課題です。
本市では横浜港内における海底ゴミの分布概況を潜水目視及び水中ドローンで撮影して状況把握。臨港パーク周辺2区域、金沢木材埠頭周辺1区域、海の公園周辺1区域で実施しています。
昨日は港湾局港務艇「おおとり」に乗船し、委託業者が実施しているダイバーによる潜水目視調査の状況を視察。合わせて、事前に実施した水中ドローン調査の映像を船内で確認しました。思ったよりきれいな海底でしたが、空き缶に釣り竿、ガスコンロなどが回収されていました。
最近、特に大きな関心を集める海洋プラスチックごみ問題。横浜港も例外ではなく、公明党では金沢区選出の竹野内猛議員を中心に、先進的な取り組みをする自治体を積極的に視察すると共に、議会でこの問題を取り上げてきました。
横浜港では、海上に浮遊しているプラスチックごみについては、清掃船により定期的に回収していますが、海底に沈んでいるものについてはそのままになっていることを指摘し、対策を求めてきました。
2年前の予算委員会では、竹野内議員から漁業組合等と連携し、海底のプラスチックごみを底引き網で回収すること。また、水中ドローンなどによる実態調査を行うなど、課題解決に向けた先駆的な挑戦について質問。局長から次の答弁がありました。
「海底清掃の取組としましては、山下公園前面水域において、ボランティアダイバーの協力を得て、海底ごみを回収する「山下公園海底清掃大作戦」を開催しています。
底引き網の活用は海域により、プラスチックごみの堆積状況、海底の地形や底質など、 技術面で課題がありますが、海底ごみの回収に有効な方法と考えられますので、今後、具体的な検討をしてまいります。」
この答弁がきっかけとなり、調査活動が行われることに。来年度は本格的な海底清掃活動が始まる話もあります。
大事なことは、言葉ではなく、具体的な一歩前進の積み重ね。
引き続き、環境問題へ取り組みを進めて参ります。