安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「八代亜紀さん」について 5531

未分類 / 2021年12月31日

IMG_0370 5今日は大晦日。テレビを見る人が減っているとはいえ、今年も趣向を凝らした番組が準備されているようです。我が家の最近はダウンタウンですが、昔から大晦日と言えば「紅白」。私が子どもの頃は、八代亜紀さんと五木ひろしさんが日本レコード大賞で激戦を繰り広げ「五八戦争」と呼ばれた時代。その後の紅白。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が八代亜紀さんについて記していました。

「今年、デビュー50周年を迎え、「ベストヒット」3作品をリリースした歌手の八代亜紀さん。するとそこに収められた代表曲『舟唄』がこの秋、「週間USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキング」で初めて1位を獲得。

皆が知る<お酒はぬるめの 燗がいい>で始まるこの曲が、発表から42年間、1位になることがなかったのかと思いつつ、彼女の著書を手にした。

21歳でデビューし、売れない新人のとき、銀幕の大スター・高倉健氏の歌謡ショーに前座として呼ばれた。歌い終わると舞台袖で聞いていた氏は彼女に、「勉強させてもらいました!」と体を90度曲げてお辞儀したという。どんなにスターになろうと礼儀が大切だと学んだ。

22歳で歌った『なみだ恋』がヒットしたころ、両親が彼女によく言っていた。「聴いて下さる皆さんに感謝しなさい。いつも、頭を垂れる気持ちでいなさい」と。その姿勢をずっと大切にしてきたことがつづられたこの本の題名は『あなたに ありがとう』

師走に入り、コロナ禍にあって苦闘した1年を振り返ると、支えていただいた人の顔が次々と浮かぶ。感謝を伝える年末年始にと思うとともに、その恩に応えるため、来年の飛躍を決意する。2001年に発表した曲『これからがある』で八代さんは歌う。<君よ 勇気出し もう一度波濤を越えろ>。」

今年も有難うございました。来年も宜しくお願い申し上げます。

消防特別警戒と「オレオレ」特殊詐欺について 5530

未分類 / 2021年12月30日

IMG_0370 (5昨日は市役所での事務作業の後、夜は消防団の特別警戒活動。この年末年始、火の用心、災害への備えと共に、オレオレ詐欺を始めとする特殊詐欺への強い警戒が必要です。青葉区では、今年も被害が続きました。2021年上半期、区内で18件の特殊詐欺被害が発生しており(被害額約4,100万円)、被害がなくならない状況。被害傾向は、オレオレ詐欺7件(被害額約2,753万円)、還付金詐欺7件(被害額約645万円)となっています。

先日、日経新聞が「特殊詐欺「受け子」や「出し子」 有罪被告55%実刑」と題して記していました。

「現金やキャッシュカードを受け取る「受け子」や「出し子」として特殊詐欺に関わり、詐欺罪などで有罪判決を受けた被告のうち、過半数の55%が実刑判決を受けていたことが、26日までに公表された「2021年版犯罪白書」で分かった。犯罪組織で末端にすぎない役割でも、裁判所が厳罰を科している傾向が見て取れる。

特殊詐欺は「オレオレ詐欺」や架空料金請求詐欺など、被害者に対面することなく電話などで信じ込ませ、指定した銀行口座に振り込ませるといった手口で不特定多数から現金などをだまし取る犯罪の総称。白書をまとめた法務省の法務総合研究所は、16年1~3月に特殊詐欺に当たる罪で東京、横浜、さいたま、千葉の各地裁で有罪判決を受け、確定した男女202人について詳しく調査した。

役割別にみると、被害金を直接受け取る「受け子・出し子」が半数近い91人で最も多かった。指示を受けて実行する立場の「かけ子」が55人、物資の調達などで犯行を補助する「犯行準備役」が31人と続いた。犯行を主導する「指示役」は19人で、6人は役割が不明だった。

67%が実刑判決を受け、執行猶予が付いたのは33%にとどまった。指示役は84%が実刑で、21%は刑期が5年超10年以下だった。指示役やかけ子の4割超は5件以上の事件に関わっていたのに対し、受け子・出し子の半数は事件数としては1件だけしか関与していなかったにもかかわらず、55%が実刑となり、大半が2年以上の懲役刑だった。

年齢層でみると、指示役は7割近くが30歳以上だった一方で、かけ子や犯行準備役、受け子・出し子は30歳未満が過半数を占めた。組織の末端に年少者が取り込まれている現状がうかがえる。

特殊詐欺事件では、共犯者に氏名不詳者が含まれる割合が91%と極めて高いことも分かった。指示役などの立場で事件に関与しながら検挙を免れるなどして、全容解明に至っていないケースが多いことが浮き彫りになった。

20年に全国の警察が認知した特殊詐欺の件数は前年比20%減の1万3550件だった。検挙件数は9%増の7424件で、統計を取り始めた04年以降で最多となった。被害総額は約285億円と6年連続で減少しており、特殊詐欺撲滅に向けた官民の取り組みは一定の成果を上げている。

だが、足元の被害は大都市圏である東京都内を中心に増えている。

警視庁によると、21年1~11月の特殊詐欺認知件数は3026件で前年同期比15%増えた。新型コロナウイルス禍で還付金詐欺が増えているとして「受け子や出し子の早期検挙、(末端からたどる)突き上げ捜査などを徹底したい」(同庁幹部)としている。」

予測不能な「感情」について 5529

未分類 / 2021年12月29日

IMG_0370 1 (6)昨日はこどもの国駅前での市政報告配布の後、ご挨拶回り、市民相談関連の行政打合せ。榎が丘17番地の素人目では原因がわからない湧き水問題。「凍ったら危険」とのお声を頂き土木事務所と協議、対策。昨日工事が完成。お喜びの声を頂きました。

「『仕事がない』ってテレビのインタビューに答えている人がいたりするけど、いくらでもありますよ。『自分のやりたい仕事がない』ってことをちゃんと報道しないと」とは、昨日伺った28歳の若者の声。来月からスーパーに勤める彼。国家資格を目指して努力しつつ、生活の糧は大事。当然ながらも、頼もしいです。

先日、公明新聞コラム「座標軸」が記していました。

「従業員の人事評価に人工知能(AI)を活用する企業が増えている。導入する側は、人物評価における正確、公平な判断と事務処理の速さに魅力を感じている。デジタル社会の流れを考えれば、さもありなんな話である。

AIの活用は、新卒採用の場でも。志願者が多数集まるところでは業務効率化の観点から採り入れられ、中にはオンライン面接の際にAIが評価する試みも始まっているらしい。

一方で、AIを人物評価に使うことについては懸念も示されている。先の人事評価を巡っては、国内で組合側との労使トラブルに発展した例がある。欧州連合(EU)は4月、AIによる人物評価について、倫理的に「高リスク」と分類した。

新しい技術を使うことが関係する人々にとってプラスになるならば、歓迎こそされ異論は出ないだろう。AIもしかり。最適解を論理的かつ速やかに導くことが得意なのだが、人間社会に溶け込むためには、そのままでは足りない何かがある。

例えば、人には出会いを通じて、あふれ出す感情がある。これは、AIでは予測不能な類いかもしれない。人間は逆境にあっても、それを跳ね返し乗り越えるエネルギーを備えていたりする。何のための新技術なのか。人が使いこなしてこそ、その威力は発揮されるべきである。」

「何のため」がある人は強く、ハツラツとしている印象があります。

選択肢の多い、いい時代でもありますが、道に迷うことも。そして、道を選ぶことなく、漫然と過ごすこともあるこの時代。何とかなってしまう時代でもあります。

前に進むもうとすると、辛くても、乗り越えなくてはならない山もありますが、人としての幸せを思う時、山を乗越え、前向きで、豊かな感情が横溢する人生は、生きていて楽しいように思います。

そこはAIに渡さないようしなくては、と思います。

「アピールしない人は強い」について 5528

未分類 / 2021年12月28日

20211225横浜アリーナ (3)昨日は年末のご挨拶の後、市会で市議団の打合せ。来年に向けての準備を進めています。

年間MVP、Jリーグベストイレブン、プロ野球ベストナインなど、その年のスターが選ばれる12月。今年は大谷翔平選手が世界のスターになった年でもありました。

先日、日経新聞スポーツ欄に「アピールしない人は強い」と題した寄稿がありました。

「マツコ・デラックスさんが出演するしょうゆのCMのひとコマに、こんなフレーズがあった。「おいしいとか言っちゃダメよね、自分で。人様が決めることですよ」。エンゼルス・大谷翔平の”凱旋会見”で、あの言葉を思い出した。

メーカーとしては自慢の風味に仕上がったしょうゆを「おいしいですよ」と、正面切って売り込みたいのだが、おいしいかどうかは消費者が決めること、とマツコさんは戒める。そんな自重が効いていた。

大谷もまた、自重の人らしい。15日の”凱旋記者会見”で、子どもたちに勇気を与える活躍だった、という内容の質問に「プレーする側としては、夢を与えようとか、元気を与えようみたいなものは全く考えていない」と答えた。

「そう受け取ってもらえたらうれしい」とは言ったものの、自分のプレーに何を感じるかはそれこそ、人様が決めることと心しているのだ。自分から勇気を与えようなどとはおこがましい、と。

イチロー氏が、新天地への移籍会見の場で「これからも応援よろしくお願いします、とは絶対に言いません」と話したことがあった。

同じことを言っても、ちょっととがってしまうのが、イチロー氏だが、これも自重の形に違いない。応援は自分から頼み込むものではなく、黙っていても人が応援したくなる存在であらねばならない、との決意表明だった。

人の心は左右できない、自分のできることだけに専念する、という姿勢は一流選手に共通するスタンスだ。伸び悩んでいる選手に限って、どうにもできない相手の心中を考えすぎるきらいがある。

「人様が決めること」と割り切るのは案外難しい。周りにどう見られているか、毎日気にしながら暮らしているのが、むしろ普通だろう。

そこへいくと、投打二刀流に「人様」から懐疑の目を向けられながらも、委細構わず疾駆してきた大谷はやっぱり違う。

大谷やイチロー氏ら、ことさらにアピールしない人はたぶん、本当に強い人。そこがなんとも格好いい。」

アピールしない政治家はあまりいないと思いますが、私などは何かあると「宜しくお願いします」。

地道に役目を果たしたいと思います。

地震の国「日本」について 5527

未分類 / 2021年12月27日

IMG_0370 1 (5)昨日、お世話になった方の葬儀に参列。グッと寒くなり、体調を崩される方も増えています。お気を付けください。夜は消防団の年末巡視。先輩、同僚団員と消防車に乗車し「火の用心」を訴えました。

それにしても、ここ1,2週間は地震を感じませんが、今月上旬は全国各地で立て続けに発生していました。

今週、内閣府の有識者検討会が、東北・北海道方面の巨大地震の発生確率と被害想定を公表。最悪の場合、死者19万9000人、経済被害は31兆円に上ると推計。「冬の夜なら被害最悪」とのこと。気をつけようがありませんが、出来ることもあります。

ところで、養老孟司著「超バカの壁」には次のような記述があります。

「都市の人間は、物事を人のせいにしなくてはおさまらないのです。都市は人間が作ったものですから、そこで具合が悪いことが起これば、だれか他の人間がそれをやっているという結論になる。日本人は水に流すという知恵を忘れてきたようです。段々、日本人はかつての日本人ではなくなってきている。」

「もともと日本人は世界もっともそういう災害に対して強い人たちだったはずです。なぜならば、歴史上記録にあるマグニチュード6以上の地震の一割が日本で起こっていて、噴火の二割が日本で起こっているのです。その日本の陸地面積は世界の四百万分の一にすぎません。0.25パーセントしかない陸地の上で世界的な大災害の一割、二割が起こっているということは、かなりひどい災害国家なのです。そこでずっと生きてきたわけですから、本来災害に対する耐性は世界一だった。

江戸時代末期に日本を訪れたスエンソン というデンマーク人がいます。彼は横浜の大火事の後の日本人を見て感嘆したということを書き残しています。町中が焼けたような大火事の後、日本人はすぐに立ち直っていた。彼は次のように描写しています。

「日本人はいつに変わらぬ陽気さとのん気さを保っていた。不幸にに襲われたことをいつまでも嘆いて時間を無駄にしたりしなかった。持ち物をすべて失ったにもかかわらずにである」

「当時は地震でも大火事でも起こったらすぐに立ち直っていたのでしょう。そしてそれが外国人には奇異に見えた。そう考えると、日本人はその後どんどん外国人に近づいてい行っているのでしょう。」

日本人の「心の問題」について記した章ですが、日本の地震がいかに多いかについても記されていました。

日本で地震はあって当たり前。だからこそできる限りの備えをしていかねばと思います。

「コロナで医療費減 経験生かせ」について 5526

未分類 / 2021年12月26日

IMG_0370 (5昨日、中区に山口那津男代表をお迎えし、臨時の公明党神奈川県本部大会を開催。長年貢献されてきた上田勇前代表に代わり、三浦のぶひろ代表代行が県本部代表に選出されました。山口代表からは「大衆とともに」との立党精神のもと、参院選の予定候補者でもある三浦代表の勝利目指して頑張ろうとの訴え。三浦代表も先頭に立って闘うとの話がありました。党員・支持者の皆様のご期待にお応えすべく、頑張って参ります。

山口代表の話の中では、「ワクチンと言えば公明党」との内容で、かつてなかった「接種無償化」の実現や、第6波への備えとしての検査、病床、経口薬等、政府を動かし、国民の生命を守る取り組みの状況の話もありました。国で決めた内容については、迅速かつ着実にお届けするのが地方の役目。反対に地方にある現場の声をカタチにするのが国の役目。ネットワーク政党・公明党の目に見える実績の積み重ね。さらに期待が高まっているコロナ禍でもあります。

他方、先日、日経新聞「十字路」に大和総研執行役員の鈴木準氏が「コロナで医療費減 経験生かせ」と題して寄稿されていました。大変鋭く、重要な指摘です。

「2020年度の国民医療費は43兆円程度となり、前年から1.4兆円ほど減ったとみられる。兆円単位での減少は、統計がある1954年度以降初だ。対策が十分でないという批判が多い新型コロナウイルス感染症が流行したが、むしろ医療費は大きく減ったことをどう考えればよいのか。

もちろん、感染拡大を避けるために入院や手術を先送りし、外来受診を控えた影響は大きいだろう。それによって重症化や死亡の事例が増えていないか検証は必要だ。だが、コロナ禍前にはその必要性が低い入院や受診も相当に多かったのではないか。

例えば外来医療費の減少の半分以上は、風邪などの呼吸器系疾患である。日本の1人当たり年間外来受診回数はフランスの2.1倍、米国の3.1倍、スウェーデンの4.8倍で軽微な受診がやたら多い。自身の健康に責任を持ち、軽い不調は自分で手当てするというセルフメディケーションの考え方を広げれば、医療機関へのかかり方ももっと上手になるだろう。そもそも、うがいと手指消毒で風邪の予防ができたのなら、それを続けようではないか。

2020年度には医療機関が発行する処方箋枚数も約1割減った。他方、受診日数が減り、調剤1回当たりの投薬日数が増やされたため、処方箋1枚当たりの薬剤料が1割近く増えた。医学的に問題のない長期処方やリフィル処方(一定期間は処方箋を反復利用できる制度)を広げて再診を減らすことは、患者や医師の負担を軽くする。

ここ1~2年の経験を生かして医療資源を効率的に利用する工夫をすれば、保険料負担の増加を抑制できる。コロナ前後で医療に関する個人の行動や健診結果がどう変化したかも重要だ。各保険者には加入者の生活の質や保険財政の持続性を高めるためのデータ分析が求められる。」

コロナの経験を生かして、改革を進めるとの視点。他にもあるように感じます。知恵を集めたいと思います。

ソ連崩壊30年と今について 5525

未分類 / 2021年12月25日

IMG_0370 (5昨日はご挨拶まわりの後、市会で断続的な打ち合わせ。コーヒーを買いにコンビニに入り、飾り付けを見てクリスマスを感じました。今年もあとわずかです。

1990年12月25日、ソ連崩壊。今日で30年。そして約3週間後の1991年1月17日には多国籍軍がイラクを空爆して湾岸戦争が始まりました。歴史が大きく動いた時期でもあります。当時、卒業間近の大学4年生でしたが、「人生でこんなに時間が取れる時はない」と迷わず2か月間、友人を頼ってフィリピン、マレーシアで見聞を広げました。

冷戦構造が名実ともに終結したソ連崩壊。ソビエト連邦を構成していた15の共和国は独立。各国とも民主化の道を歩み、自由で平和な欧州が誕生すると期待され、北方領土問題も解決に向かうのかと思いきや変わらず、その後はウクライナを巡りロシアは2014年にクリミア半島を併合。現在は展開する部隊を増派。一方、ウクライナのNATO加盟交渉が進められ、欧州とロシアがソ連時代のように東西対立している状況にあります。

昨日の日経新聞コラム「春秋」に味のある一文が記されていました。

「ロシアの作家、ドストエフスキーは常にお金の問題で悩み続けた。自身の賭博癖。無心に群がる親戚たち。人生最後の文章も、小説の印税を早く払ってほしいという編集者へのお願いだったという。今年生誕200年、没後140年を迎えた文豪の素顔は妙に人間臭い。

実生活を映してか、作中にもお金が具体的な金額を伴いよく顔を出す。「カラマーゾフの兄弟」では、現金3000ルーブルが殺人事件の鍵になる。他の作品でも登場人物らは信仰の意味など深遠な議論を戦わせる一方で、巨額の遺産からささいな借金まで身分に応じたお金に翻弄される。このリアリティーも人々を引きつけた。

当時のロシアは急速な近代化で混乱の中にあった。雑誌「現代思想」で社会学者の大沢真幸さんは、この作家には神と金が生涯の問題であり、両者を重ねて見ていたと説く。大沢さんによれば金が新たな神となったのが資本主義であり、神を巡る精緻な議論は資本主義の長所と困難を考えるヒントとして今も有効だという。

社会主義国ソ連が姿を消して30年たつ。民主国家が世界を覆い安定するというフランシス・フクヤマ氏の「歴史の終わり」論は外れ、旧東側では古い権威主義が復活し旧西側も自由や民主主義が揺らぐ。世情が不安定な時ほどドストエフスキーの読者は増えるそうだ。だとすれば文豪の地位は安泰だが、素直に喜びにくい。」

マニラに向かう格安チケットはエジプト航空。乗客が殆どいない機内で、アラブ系の乗務員の方々が様々気を使ってくださったのを思い出します。サービスが仕事とはいえ、小汚い学生を相手に、湾岸戦争についてアラブの人たちがどんなことを思っているかなど丁寧に話をしてくれました。

どこの国でも、そこに住む人々が願うのは平和な世界、家族の幸せ。

どこの国でも、人々の犠牲の上に立って、国がどうした、民族がどうしたと言っている為政者は、一度宇宙にでも行って、地球を眺めてみた方がいいように思います。

貞観政要「3つの鏡」について 5524

未分類 / 2021年12月24日

IMG_0370 (5昨朝、恩田駅前で市政報告を配っていると「消防団、よろしく!」とのお声がけ。年末の巡視活動が始まっています。また、初めてお会いしたご主人から「SNS、見てますよ」。寒い季節に暖かい言葉。感謝です。

その後、地元でご挨拶まわり。試行錯誤の中でコロナ禍を乗り切ろうと、経営者はあの手この手で対策を打ち続けています。今週成立した補正予算の活用はもとより、頑張った人が報われる環境整備を続けて行かねばなりません。

以前ご紹介しました出口治明著「座右の書 貞観政要」。そこにはリーダー要件として「3つの鏡」との項目があるとの内容があります。

「優れたリーダーにもっとも必要なのは、正しい意思決定ができる能力です。リーダーの意思決定は、世の中や人の生き方に大きな影響を与えます。組織で何かが決まったのに、実行されないことはまずありません。

つまり、意思決定とは、人やモノやお金を動かすことなのです。人やモノやお金が動かないのであれば、それは本当の意味での意思決定ではありません。

では、良い意思決定をするうえで必要な心構えは何かと問われれば、僕は迷うことなく、「貞観政要」の中で語られる「三鏡」を挙げます。

  • 銅の鏡(実物の鏡)「部下が自然ついてきてくれるような“いい表情”を作れているか」
  • 歴史の鏡 「将来に備えるための教材は、歴史(過去)しかない」
  • 人の鏡 「耳に痛いことを言ってくれる人がいなければ、裸の王様になる」

私などは、現実的に難しいものもありますが、理想を追う中に、良い変化もあるのだろうと思います。

私にも座右の書があり、自分にとっての理想がありますが、それを求めると現実とのギャップで悩ましいこともあります。

只、あきらめないで、日々前に進むことが大事だと思っています。

五大市「国への要望」提出について 5523

未分類 / 2021年12月23日

IMG_0370 (4昨日、霞が関にある厚生労働省へ。公明党五大市政策研究会(大阪市・名古屋市・京都市・神戸市・横浜市)として、コロナ対策を中心とした国への要望書を提出しました。

歴史的に5大市と呼ばれてきた各政令指定都市が、現場の声を集約した各省庁への要望書をもって、各都市の政調会長が項目の多い厚労省に集い、佐藤英道副大臣に手渡しました。懇談の際、各都市から様々な観点からの要望を伝える中、私からは都道府県に交付される臨時交付金は、市民目線で迅速に対応するため、生活現場に密着した政令指定都市へ直接交付するよう要望。

佐藤副大臣からは、今週国会で議決された補正予算についての説明も絡め、一部要望に対する回答もありました。要望にも入れましたが、コロナ病床確保に4兆円を超える予算が付き、オンライン診療に関する指針を改めて策定することになったとのこと。期待しています。

只、菅政権の時に類似の予算が組まれた際、前者は既存病床のコロナ病床への切り替えはあっても、総数として増やすことができず大幅に予算が余ったと伺いました。また、後者はオンライン診療に反対する声との折り合いをどうするか。予算をつけるという、政治的役目を果たしたとしても、様々な声を乗越えて着実に予算執行できるかどうか。難しいことがある中ですが、大いに期待しています。

下記は詳細を除く項目一覧です。

1.医療体制等について

① コロナに関する医療・専門人材の確保、体制の強化

② 入院待機者を適切に医療につなげるための措置

③ 円滑な3回目のワクチン接種の実施及び大規模接種会場の設置

④ オンライン診療等の継続と定常化

⑤ 道府県から政令指定都市への権限移譲

2.経済活動・事業継続への支援について

① 危機的な状況にある中小企業等の事業継続に向けた下支えの充実

② 持続可能な観光の実現に向けた支援の充実

③ ワクチン・検査パッケージによる積極的な社会経済活動の再開

④ 営業時間短縮等の協力金の公平な支給と不公平感の解消

3.自治体への財政支援について

① 自治体への支援の充実

② 政令指定都市への臨時交付金の直接交付
今後の新型コロナ対策や経済支援、ポストコロナへの取り組みに対する財政措置が、国から明確に示されていないことから、都道府県に交付される臨時交付金は政令指定都市へ直接交付するなど、政令市へのコロナ対策に資する交付金の財政措置を合理的かつ効率的に行うよう要望させていただきたい。

4.教育・その他について

① 子どもの学びを止めないための対策
コロナ禍において国の主導による長期の学校休業が行われ、政府はGIGAスクール構想の1人1台端末の整備を前倒ししたが、ハード面の整備にくらべ、教員のICT習得やシステム補助を行うICT支援員の充実が十分ではない状況があることや、各家庭の状況によってはオンライン学習ができない状況も散見されていることから、オンライン学習・授業を確実に実施するために、国の責任において、現場で必要な人的・財政的な措置を積極的に行っていただきたい。

② 政令指定都市として交渉できる窓口の確保
都道府県の知事会などのような、政令指定都市として国に交渉できる窓口を確保できるよう努めていただきたい。

横浜市「10万円 年内一括支給」議決について 5522

未分類 / 2021年12月22日

IMG_0370 (4昨日は横浜市会第4回定例会最終日。10万円を給付する「子育て世帯への臨時特別給付支給事業」も追加議案として盛り込まれ議決しました。

国の経済対策を踏まえ、児童を養育している者の年収が 960 万円以上(妻と子供二人世帯の場合など)の世帯を除き、0歳から高校3年生相当までの子どもたちに対し、今月から給付金を順次支給を開始します。

横浜市では、中学生以下は、今年中に10万円一括支給。16歳から18歳の高校生相当の方は申請が必要になり、関係書類は1月以降に対象者へ送付されます。(高校生相当への書類送付は、給付対象者に送付されるわけでなく、収入条件によっては、申請してももらえない場合があります)

横浜市内での対象児童数は約45 万人(対象世帯数:約29万世帯) 横浜市の事業費は約228億円(全額国費)

昨日の本会議では、会派を代表して安西英俊議員(港南区)が、子育て世帯への10万円支給事業と共に、生活困窮者への支援金支給事業を含め質問しました。本会議質疑作成に関与してますので、その内容につきご報告します。

「まず、子育て世帯への臨時特別給付支給事業について伺います。

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、暮らしを広く下支えする取り組みの一つとして、先の衆議院選挙で、我が党は「誰もが安心して子育てができ、十分な教育が受けられる社会づくりを国家戦略に据えて取り組みを進めるべき」との考えのもと、子育て世帯への10万円の給付を公約に掲げました。そして自公政権継続との選挙結果を受け、その実現に向け取り組んで参りました。

10万円の給付が決まって以降、これまで5万円相当はクーポンによる給付を前提とした検討が進められてきましたが、先日、今回の10万円の給付を全額現金で支給することを認める見解が示されました。また続いて全額を一括で給付する方法も示されたことで、今回の議案では10万円全額を一括現金により給付する内容が提案されています。非常に短期間のうちに本案はまとめられ、かつ臨機応変に対応を進めたことをまずは、評価をさせていただきます。

そしてすでに児童手当を受給している世帯へは、先行して年内に支給する準備が進んでいると伺っていますが、

そこで、
1 全額現金で支給できることになったことへの評価について、伺います。

全国で最も多くの人口を抱える基礎自治体である横浜市において、年内に児童手当受給世帯に対して給付を行い、年明けから申請が必要な世帯の申請受付対応を行うことは、他都市と比較すればより多くの課題が生じる状況にあると思います。

国会での審議の過程で国が示す考えも変わり、当初想定したスケジュールや仕組みも日々変わりました。先行給付のために本市が送付した通知の内容も現状とは異なってしまいましたが、状況の変化に対応しながら最善の方法を模索してきたことは評価できます。
給付に向けて様々な思いもあると思いますが、

そこで、
2 迅速な給付に向けた決意について、市長に伺います。

コロナの影響で経済的に困難を抱えた世帯からの、本給付金に対する期待は非常に大きいと感じています。職員の負担も大きいと思いますが、様々な困難を乗り越えていただきながら、対象となるご世帯に速やかにお届けできるよう尽力いただくこと要望します。

● 新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業について

次に、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金事業について、伺います。
本支援金につきましても、今年の制度創設からわが党が強力に推進し、実現してきたものですが、先の総選挙の結果を受け、自公政権として、更に事業を充実させ、今回の提案に至っています。

本支援金の支給は7月より開始しましたが、区役所生活支援課では、コロナ禍以前より、生活保護や生活困窮者自立支援制度を通じて生活にお困りの方の相談・支援にあたってきました。

そこで、
(1)生活困窮者自立支援事業等について今までどのように取り組んできたのか市長に伺います。

今回の補正予算案では、要件緩和に伴う新規支給件数を約3,000世帯と見込んでいます。
この約3,000世帯を見込むにあたって、自立支援金の対象要件の1つである総合支援資金の初回貸付を借り終えている世帯等約19,500世帯から積算していると伺っています。
この2つの数字には、大きな開きがあるのではないかと思います。

そこで
(2)総合支援資金初回貸付を借り受けた世帯数と自立支援金の支給見込世帯数の差が生じる理由について市長に伺います。

この制度では、収入や資産の確認など複雑な要件になっており、それによって、提出する書類も多くなっています。制度内容がわからない、提出書類を揃えるのがわからないという方もいると思います。そういった方が、申請につながるような取り組みが必要と考えます。

そこで、
(3)総合支援資金を借りている方に、より自立支援金を利用していただくためにどのように取り組むのか、市長に伺います。

この制度を利用することで救われる方も多くいらっしゃると思います。制度周知について継続的に丁寧に行うなど、より一層の取組みをしていただくことを要望し、公明党横浜市会議員団を代表しての質問を終わります。」