安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「ロードプライシングは有効か」について 5429

未分類 / 2021年9月20日

IMG_0375 4 3 (2)横浜市内においても感染減少の傾向が続いています。7月12日162人だった市内陽性者数は、8月12日には最大の1272人に。その後、減少に転じ9月18日は185人。只、コロナとの闘いは長く続くとの想定から、「アフターコロナ」の話以上に「with コロナ」を前提にどう乗り越えるか。第6波の備えを進めています。

3連休の昨日も高架から見た高速道路は混んでいましたが、国ではコロナ対策のひとつとして、人流抑制を進めるための「ロードプライシング」の話もあるようです。有料道路の料金上乗せ。

先日、日経新聞が「ロードプライシングは有効か」と題して記事にしていました。

「新型コロナウイルスの感染が続くなかで、全国知事会は8月20日、「ロックダウンのような徹底した人流抑制策の検討」を政府に求めた。一例として上げたのが「ロードプライシング」の導入だ。具体的な方法にはふれていないが、高速道路を使って地方に来る車に上乗せ料金を課すことを想定しているのだろう。

ロードプライシングはシンガポールやロンドンなどが採用している交通政策だ。中心部の渋滞を緩和するために対象地区内に流入もしくは通行する車に課金している。

日本でもオリンピック・パラリンピックの関係者の円滑な輸送を目的に首都高速道路で現在、実施している。主にマイカーを対象に日中の時間帯の料金を1000円上乗せする一方、深夜は自動料金収受システム(ETC)車を対象に料金を半額にしている。

国土交通省は今後、大都市圏の渋滞が激しい区間を対象に、時間帯や曜日で本格的に導入することを検討する。中央自動車道の小仏トンネル付近や東京湾アクアラインなどが候補に上がっている。

オリンピック期間中の首都高の利用状況をみると、2019年の同時期と比べた交通量は週末で2~4割、平日でも1~2割程度減った。これだけみると効果が上がったようにみえるが、五輪は無観客になったうえに外苑や晴海などの入り口の閉鎖も併せて実施している。料金政策がどの程度貢献したのかは判然としない面もある。

首都高とは対照的に、一般道では部分的に渋滞が発生した。本格的にロードプライシングを採用するためにはまだ様々な検討が要るだろう。

知事会の提案も現実的とは言い難い。例えば、東京から地方に向かう車を対象にするなら2つの方法が考えられる。ひとつは都内ナンバーの車に事後的に料金の上乗せ分を請求する方法だ。もうひとつはETCシステムを改良して都内発の車の料金を最初から高くするやり方である。

前者の場合、出口に設置されたカメラでプレートを読み込むが、現在のカメラの精度はそれほど高くないうえ、事後的な請求だから手間もかかる。後者は技術的には可能だが、システムの改修には1年程度はかかるとみられ、機動的な導入は難しい。そもそも鉄道や航空機の利用者との公平性という問題もある。

少なくともロックダウンを可能にするような法整備と併せないと実施は困難だろう。」

様々な考え方があると思います。収束を前提とした「アフターコロナ」の時が来るまで、しっかりと対策した「with コロナ」を進めて行かねばなりません。

横浜市「地球温暖化対策計画」の考え方について 5428

未分類 / 2021年9月19日

IMG_0370非常に激しい雨を降らせた台風14号。消防団出動も構えましたが、温帯低気圧に変わり関東を通過。横浜市内も無傷ではありませんでした。(人的被害なし、住家被害など物的被害3件)自然環境の変化は、台風の進路にも影響を与えているようです。まだ続く台風シーズン。お気をつけください。

一昨日、私が委員長を務めます「温暖化対策・環境創造・資源循環委員会」では、「横浜市地球温暖化対策実行計画改定の考え方について」の議論もありました。2050年の脱炭素社会の実現「ゼロカーボン」に向けた計画変更。これまでも取り組みが進められてきましたが、本市にもさらなる加速が求められています。

本市はCO2を排出する大規模事業者でもありますが、その5割以上を占めるのが「ゴミの焼却処分」と「下水の再生処理」。市民や事業者の皆さんに頑張って頂くには、「まずは市役所から」と様々な研究、検討が進められています。

下記は当局からの報告内容です。

1 実行計画の位置づけ
「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく法定計画。地方公共団体の区域内における温室効果ガスの排出抑制等を推進するための総合的な計画として、計画期間に達成すべき目標の設定と、実施する施策等を定めたもの

【当初策定:平成 23 年3月、改定:平成 26 年3月及び平成 30 年 10 月】

2 改定の背景

令和2年 10 月 国が「2050 年脱炭素社会の実現」を宣言

令和3年4月 国が温室効果ガス削減量の 2030 年度目標を▲26%から▲46%(2013 年度比)に引き上げることを表明

令和3年6月 地球暖化対策の推進・市内経済の循環及び持続可能な発展を目的とした「横浜市脱炭素社会の形成の推進に関する条例」(以下「脱炭素条例」)を施行。市・市民・事業者の責務、再エネ導入促進、関連産業の支援、住宅・建築物の脱炭素化、環境教育の促進等を規定

令和3年6月 国が「地域脱炭素ロードマップ」を公表。これは、特に 2030 年までに集中して行う取組・施策を中心に、地域の成長戦略ともなる地域脱炭素の工程と具体策を示すもの

令和3年秋頃 国が「第6次エネルギー基本計画」、「地球温暖化対策計画」を改定予定

3 現行横浜市温暖化対策実行計画の削減目標の進捗状況

現計画では、2030 年度の温室効果ガスの排出量を基準年である 2013 年度比で▲30%とすることを削減目標に掲げています。2019 年度の速報値では、電力排出係数※が改善されたこと、家庭部門、業務部門、産業部門等でのエネルギー消費量が減少したことにより、1,772 万トン-CO2、前年度比で 2.5%の減少、基準年となる 2013 年比では 18%の減少となりました。

4 改定に向けた主な考え方

(1) 2030 年の新たな削減目標の設定 国の削減目標を踏まえた「新たな 2030 年目標」を設定します。

(2) 改定に向けた課題と重視する視点 新たな目標達成に向けた課題と、脱炭素条例や地域脱炭素ロードマップ等の趣旨を踏まえ、次の視点から計画を検討します。

ア 市民・事業者の行動変容

脱炭素社会を実現するためには、ライフスタイルの変換や産業構造の転換だけでなく、経済・社会システム全般にわたる変革が必要です。自然災害の頻発・激甚化により気候変動に対する関心は高まっているものの、未だ、市民・事業者の具体的な行動変容にはつながっていません。市民・事業者と目標を共有し、理解と協力を得ながら、脱炭素化に向けた具体的な行動変容を促していく必要があります。

イ 省エネの徹底と再エネの普及・拡大

2030 年の削減目標を達成するためには、今ある技術を最大限活用して着実に温室効果ガスを削減する必要があります。このため、建築物の省エネ化や省エネ設備の導入支援など、国の施策とも連動して、省エネをさらに徹底する必要があります。合わせて、消費エネルギーを再エネに転換していく必要があり、レジリエンス向上の観点からも、太陽光を中心とする再エネ設備の導入、再エネの地産地消を進める必要があります。

なお、都市部で創出できる再エネには限界があるため、再エネのポテンシャルが高い地方の裨益にもつながる広域連携を推進する必要があります。

ウ 脱炭素化と市内経済の持続的な成長

市内事業者の大多数を占める中小企業が、脱炭素化に伴う産業構造の変化に対応し、これを新たな成長へとつなげていくことは決して容易ではありません。一方、多くの研究開発機能が集積し、多様な産業集積を有する横浜は、国や産業界と連携して、日本の脱炭素イノベーションを牽引するポテンシャルを有する都市でもあります。

コロナ禍からの経済復興にあたり、脱炭素化や SDGs を持続可能な経営や新たな成長戦略に位置づけ、公民連携で脱炭素イノベーションの創出に取り組むとともに、市内事業者の円滑な脱炭素社会への移行を支援する必要があります。

エ 地域のまちづくりと一体になった脱炭素化

地域のまちづくりと脱炭素化を連携させることで、効果的な取組が可能となり、地域の活性化や課題解決を合わせて図ることが期待されます。市内では、多様なステークホルダーによる地域特性を生かしたまちづくりが行われており、こうした蓄積を生かして、再生可能エネルギーの地産地消による防災性の向上、プラゴミや食ロスの削減による循環経済への移行、地域交通の維持と低炭素化など、まちづくりと脱炭素化を一体的に推進する必要があります。

オ 世界共通の課題である SDGs や脱炭素化への貢献

気候変動問題を解決するためには、世界全体で脱炭素化に取り組むことが不可欠であり、途上国では脱炭素化と経済発展の両立が求められています。本市はこれまでも、上下水道や廃棄物など都市に不可欠なインフラに関する技術協力に加え、再エネ・省エネ事業やリサイクル事業など、市内事業者のビジネスチャンスにつなげてきました。引き続き、先進的な都市や国際的な都市ネットワークとの連携を強化するとともに、技術協力や情報発信を行うことで、グローバル都市横浜として、特にアジアの SDGs 達成や脱炭素化に貢献する必要があります。

カ 市役所の率先行動

市役所は市内最大級の排出事業者であり、市民や事業者による脱炭素化の積極的な取組を促すためには、市役所が行う全ての事務・事業を対象に、自らも率先して省エネや再エネの積極的な導入などを進める必要があります。また、脱炭素化の取組は極めて多岐にわたるものであるため、全庁が一丸となって、それぞれの所管業務において、市民や事業者の脱炭素化につながる取組を支援する必要があります。

5 今後の予定

令和3年  計画骨子策定、環境創造審議会への報告・意見聴取

令和4年  素案策定、パブリックコメント実施、原案策定

6 その他

本計画は、脱炭素条例第7条に定める「脱炭素社会の形成の推進に関する基本的な計画」(今年度議員提案で成立した条令)を兼ねるものとします。

 

オヤジもハマるトマトについて 5427

未分類 / 2021年9月18日

IMG_0372 6昨日は温暖化対策・環境創造・資源循環委員会。その後、決算特別委員会に向けての準備。

時々、帰宅途中にコンビニへ寄りますが、たまに買うのが「トマト」。昨日もそうでしたが、棚を見ると目に入り、思わず手にっとていることがあります。

先日、日経新聞「ヒットのクスリ」が「オヤジもハマるトマト」と題して記していました。

いきなり筆者自身の話で恐縮だが、1年半のリモートワークにより、ランチを買う近所のファミリーマートで一つの消費パターンが生まれた。

300円近いカップに入ったミニトマトの購入だ。値段を見ないでレジに持って行くと、単価の高さに「しまった」と思った。しかし、食べてみるとプリッとした食感で実においしい。

すっかりはまってしまったところ、欠品の続く日があった。「高いので売れずに販売中止か」と諦めると、再び店頭に並ぶ。中止ではなく、売れ過ぎたのだ。このミニトマト、ファミマでは近年のヒット商品で取扱店が約9千店に及ぶ。とりわけコロナ禍で売り上げが伸び、前年実績を約20%超える。

実はこのトマトを作っているのが、サントリーホールディングス傘下のサントリーフラワーズ(東京・港)。かつて話題になった「青いバラ」を2004年に開発した企業だ。

08年には花事業に加え、野菜苗事業に進出した。しかし、現実的に家庭菜園を対象にしたマーケットだけではもったいないと考え、15年に野菜青果事業に参入することを決めた。

同社の阿部寛青果事業部部長は4歳から家庭菜園に親しむ野菜の「プロ素人」で、サントリーフラワーズに転職し、この事業を始めた変わり種。「多くの野菜はトマト、キュウリなど品目名だけで売られているが、海外では1つの品目で多彩なブランドをそろえている。野菜の世界をワインのように広げたい」(阿部部長)と話す。

その代表的な野菜がファミマなどで扱う「本気野菜」シリーズのミニトマト「純あま」だ。通常のトマトの糖度は6~7度だが、「純あま」は平均8度以上。リコピンなどの栄養素の含有量も多いという。

野菜の国内市場規模(産出額ベース)は約2兆1500億円で、トマトが1割を占める。中でもミニトマトは単価上昇が進む反デフレ野菜だ。

ファミマは高付加価値のカップ野菜に目を付け、サントリーフラワーズに取引を求めた。だが安定供給が難しく、サントリーフラワーズ側は一度断っていたが、この課題をクリア。18年からファミマの店頭に並ぶようになる。

「純あま」は購買層が面白い。1位は20代女性で、2位は筆者のような50代男性という。この商品の特徴は「即食」「健康食」「間食」(デザート)ニーズを満たしていること。人生の分岐点を迎えるおじさんが手軽に、若い女性のように健康に気を使い始めていることが浮かび上がる。加えて、20代女性と50代男性の購入比率が高いのは、比較的お金を自由に使いやすいからだろう。

意外な価格で、意外な顧客層をつかんだ「純あま」。カップタイプは女性にとって「スイーツ」のイメージだが、おじさんには「つまみ」として野菜を食べる行動になる。顧客を固定したイメージで見ると見誤る。緩く考えた方が意外なニーズをつかめるのだろう。」

よろしければ、お試しください。

昨日の一般質問について 5426

未分類 / 2021年9月17日

IMG_0370昨日の本会議一般質問。公明党から斉藤伸一議員(保土ヶ谷区)が登壇。市長の政治姿勢、選挙戦での公約などについて質しました。答弁を聞いていると、選挙戦の時と、市長になってからの変化があまりに大きいことを感じます。答弁書はまだですので、質問部分とメモの一部についてご紹介します。

「市長は、先の選挙において、多岐に渡る具体的な選挙公約を掲げ当選されました。

選挙公約は、市長や私たち議員のような公選職にある者にとって、市民の皆様との約束であり、最も重要なものであるということは、市長も同意されることと思います。

であればこそ、我が党は、選挙に臨む際、掲げる公約の一つ一つについて、その実現可能性やスケジュールを綿密に検討・議論して決定しています。

その公約は、決して華やかなものではないかも知れませんが、市民の皆様に約束したことを着実に達成していく、この姿勢こそが、市民の皆様に真に誠実であると考えるからです。

市長は選挙戦において「市民に誠実。データに正直な市政の実現」を掲げ、所信表明でも同様に述べられました。

私も、非常に大切なことであると考えています。

市長が掲げられた公約についても、当然、データに基づき実現可能性を踏まえて検討・作成されたものと考えます。
しかしながら、先の議案関連質疑では、ワクチン接種の24時間体制について具体的な答弁をいただけなかったように、裏付けとなるデータや実現可能性がはっきりしない公約が多く、疑念を抱かざるを得ません。

さらに、「ワクチン接種が他都市に比べて遅れている」との市長発言について、我が党の望月議員が質問したところ、「接種率は平均的な状況」と答弁されました。これまでの発言は、データや事実に基づくものではなかったのでしょうか。そこで、

(1)「公約が、データや実現可能性に基づかないものであるならば、それは市民に対して誠実な姿とはいえない」と考えますが、市長のご見解を伺います。

⇒ 「公約は市民の声を聞いて考えた。今後、データを踏まえて考えていく」旨を答弁。データに基づいた公約ではないということ。

また、(2)公約は1期4年で実現しようとしているのか、市長にお伺い致します。

次に、「現場主義」について伺います。

我が党は結党以来、現場第一主義を掲げてきました。

現場に行かなくては本当のことはわかりません。現場で苦闘している人たちが何を考え、何を悩み、何を期待しているのか。

そういうことを直接、自分が見聞きしなければ、本当の政策はつくれないというのが、一貫したモットーです。
所信表明で「市民の皆様の声を聞き、市政に生かす現場主義の徹底」と発言する一方で、「データは数字の羅列ではなく、人々の暮らしの実態を客観的に映し出し、次の一歩を踏み出す基盤」とも言われていますが、この一見相反するようにも見える二つの考え方を、どのように両立していくのでしょうか。そこで、

(3)市長が言われる「現場主義」とはどのようなものか、市長にお伺い致します。

公約と今後の財政運営

次に、市長が掲げた公約と今後の財政運営について、伺います。

質問に入る前に、ここで一つの歴史的な事実をご紹介したいと思います。

平成29年9月、当時の安倍首相は衆議院を解散する意向を表明し、全世代型社会保障を進めるため、消費税率10%への引き上げに伴う増収分の使い道を見直すことについて、国民の信を問いたいと述べられました。

これを受けて我が党は、幼児教育・保育の無償化、私立高校授業料の実質無償化、返済不要の給付型奨学金の拡充など「教育負担の軽減」を重点政策に掲げ、軽減税率の確実な実施も訴えて衆院選を戦いました。その結果、自公政権が継続し、我が党は現在までに、これらの政策を全て実現しました。

一方、平成21年の衆院選で単独過半数を獲得して政権の座に就いた当時の民主党は、「ムダ削減などで16.8兆円の財源捻出」といった主要な選挙公約を実現できず、3年後の衆院選で大敗することとなりました。

山中市長におかれましては、このような歴史的な事実を念頭に置きながら、ここからの質問にお答えいただければと思います。

昨年9月、「横浜市の長期財政推計」が公表されました。本推計については、今後の市政のあり方を考える上での重要な資料として、この市会の場においても、各会派から、これまで何度となく取り上げられてきたところです。

本推計で示されている将来の財政の姿について申し上げれば、今後、少子高齢化の進展による社会保障経費の増加と市税収入の減少によって、2065年までに収支不足が約2,170億円まで拡大する見込みとなっています。

忘れてならないことは、現在でも既に数百億円の収支不足が生じており、これを減債基金の取崩などの臨時的な財源によってなんとか賄っているという状態にあるということです。

また、長期財政推計には、現時点で得られるデータをもとに、統計的な手法等により機械的に推計したものですので、市営住宅や学校の建て替えなど、今後見込まれる公共施設の保全更新費の増加は含まれていません。

さらに、市長が選挙中に公約実現の財源として喧伝していた劇場建設のための615億円、そのランニングコスト年間50億円は、そもそも予算化されておらず、本推計に含まれていないことを付け加えておきます。

こうした極めて厳しい財政状況に鑑みれば、今後、本市の持続性をいかに確保していくかということが重要な課題であることは明らかです。

このことは、市政に関係する者にとって十分に共有されていると考えていましたが、多額の追加財源が必要となる市長の公約を見ると、その点について一体どうお考えなのか、疑問を抱かざるを得ません。そこで、

(1)市長が公約を策定する上で、本市の厳しい財政状況についてどのように認識していたのか、また、実際に市長に就任した今、横浜市長として、どのように認識しているのか、市長にお伺い致します。

仮に、多額の財政負担が見込まれる市長の公約、とりわけ「3つのゼロ」と中学校給食の全員実施について、これまでの議論の積み重ねを無視してその実現に固執すれば、本市の持続性を考える上での不確実性は格段に高まると言わざるを得ません。

あえて申し上げれば、私もそうでありますが市長は4年間の任期について市民の信認を得たに過ぎません。しかし、市長の公約の実現は、本市の財政にとって取り返しのつかない影響を残すのではないかと大変危惧しています。市長は、所信表明の中で、「財政責任条例の趣旨を踏まえて、将来にわたって責任ある財政運営を行っていきます」と述べられましたが、市長公約の実現に飛びつく前に、将来世代を含む市民に対する責任を果たしていただきたいと思います。そこで、

(2)財政責任条例の趣旨を踏まえれば、公約実現の議論をする前に、本市の持続可能性を担保する「今後の財政運営の基本方針」の策定が必要と考えますが、市長のご見解を伺います。

たとえ「今後の財政運営の基本方針」を策定したとしても、公約の実現には現実に多額の財源を生み出す必要があります。現状でさえ、これまで財源確保の取組に地道に取り組んできたにも関わらず、臨時財源がなければ予算が組めない状況であると考えます。そこで、

(3)公約実現に必要な多額の財源確保をどのように行うつもりなのか、市長のご見解を伺います。

⇒ 「歳出構造のスリム化」をする旨を答弁。住民生活に密着した市政の何を削るのかを知りたかったが、中身の話はなし。民主党政権と似ている。

税収を増加させる取組も重要ではありますが、成果が出るには時間がかかりますし、本当に税収増加につながるのか、不確実性も伴います。

そうなれば、やはり、「歳出改革」ともいうべき既存事業の大幅な見直しが必要となってきます。

ちなみに、市長はよく「3,000の事業を見直す」と言われますが、3,000というのは10年以上前の一般会計の事業数であり、現在では2,000を超える程度になっていますので、まずは現状をしっかり認識していただきたいと思います。

そして、これら事業の中には、市として必ず実施しなければならない行政の基盤的な事業や、本当に困っている方を救うための事業など、簡単に削減できないものが多く含まれています。

また、そうした様々な制約や関係者のニーズがある中でも、我々市会と歴代の市長が長い時間をかけて丁寧に議論をしながら、たとえ少しずつであっても華々しくなくとも、市民の皆様の生活を充実させていく努力をしてきたというこれまでの経緯もあります。

「3つのゼロ」については、誰しも否定するものではありませんが、これらの公約を実現するため、こうして積み重ねられた政策の経緯を無視し、真に必要な事業まで不当に削減されれば、行政の継続性が損なわれ、結果的に基本的な市民生活にしわ寄せが生じ、本末転倒な結果となります。そこで、

(4)行政の継続性と市民生活の安心・安全を確保しながら、公約を実現するために必要な歳出改革をどのように、どの程度行うつもりか、市長のご見解を伺います。

「敬老パス自己負担ゼロ(75歳以上)」の今後の対応

次に敬老特別乗車証制度について伺います。

敬老特別乗車証制度、いわゆる敬老パス制度は、昭和49年に制度を開始して以来、現在までの長きにわたり、高齢者の外出を支援してきた制度です。

高齢化の進展に伴い、利用者が増加する中、制度を維持していくため様々な検討を行ってきました。

平成15年には利用者負担を導入し、その後も交通事業者や市の負担が増加するなどの課題があったため、19年に制度のあり方を検討し、翌20年には利用者負担の引き上げを行いました。

負担金の導入・引上げについては、市民の皆様から厳しいご意見をいただきましたが、制度を持続していくために必要なこととして、ご理解をいただけるよう努力してまいりました。

その後も高齢者人口は伸び続け、交通事業者や市の負担はさらに増加していたため、持続可能な制度に向けて、令和元年度にあり方に関する検討専門分科会が設置され、制度の課題が議論されました。

専門分科会の答申では、敬老パスを持続可能な制度としていくべきであることが改めて確認されました。併せて、利用者・交通事業者・市の三者の負担で成り立っている制度であることを念頭に置き、中長期的な視点から給付と負担のバランスを考えながら検討する必要があるとされました。

敬老パスについてはこのように長い年月をかけて慎重に検討してきた経過があります。そこで、

(1)制度見直しの経緯についてどのように認識しているか、市長にお伺い致します。

これまでの制度の見直しや検討の中で最も大切にしてきたことは、敬老パスを将来に渡り継続していくことでありました。
市長は敬老パスの75歳以上の利用者負担を無料化する公約を掲げています。そこで、

(2)75歳以上の利用者負担無料化に必要な費用について、市長にお伺い致します。

ゼロにすると言うのは簡単ですが、

(3)持続可能な敬老パス制度をどのように実現するのか、市長にお伺い致します。

これまでの経緯を十分踏まえ、今後も、高齢者が安心して敬老パスを利用できるよう、制度のあり方について議論を尽くしていくことを要望します。

「子どもの医療費ゼロ(0歳から中学生)」の今後の対応

次に、「子どもの医療費ゼロ」の今後の対応について、伺います。

市長は、当初「高校までの医療無償化」を掲げていましたが、市長選の公約では、「子どもの医療費中学生までゼロ」に、変更しました。そこで、

(1)高校生までとしていた対象を、公約で中学生までに変更した理由について、市長にお伺い致します。

⇒ 立候補前と後は違うとのこと。

子どもの医療費助成については、子育て支援策の中で、重要な役割を担っており、必要不可欠な事業だと考えます。

我が党は、平成4年に、横浜市会において初めて、子どもの医療費の自己負担の無料化を提案しました。その後も粘り強く主張を重ね、平成6年にゼロ歳児を対象に制度を導入するとの考え方が市長より示され、平成7年1月から制度の実現に至りました。

現在の小児医療費助成制度の第一歩を踏み出すまでには、単に議会での質問に留まることなく、時の市長との喧々諤々の議論の積み重ねがありました。

以来、我が党は、対象年齢の拡大と所得制限の撤廃に全力で取組むとともに、将来に渡って持続可能な制度になることを意識して、一歩ずつ制度を拡充して来たものと自負しております。

しかしながら、この度、市長が掲げた「子どもの医療費ゼロ」という公約は、これまでの積み重ねてきた経緯を軽視していると受け止めざるを得ません。そこで、

(2)これまでの議論や検討の経緯について、どのように評価しているのか、市長にお伺い致します。

市長は公約で、中学3年生が終わるまでの医療費ゼロを実現すると言っていますが、試算では年間約40億円という多額の追加費用が見込まれており、その財源はすべて市費とされています。将来に渡り継続的な財源の見通しもなく、実現できるものではありません。そこで、

(3)公約の実現に必要な財源を恒常的に、どのように確保するのか、市長にお伺い致します。

我が党としては、重要な政策と位置付けています。今後しっかりと議論をしてまいりたいと思います。

「出産費用ゼロ(基礎的費用)」の今後の対応

次に、「出産費用ゼロ」の今後の対応について、伺います。

出生数は年々減少しており、令和2年は過去最少を更新しています。そうした中で、安心して子どもを産み育てられる社会を目指し、子どもを持ちたいという希望がかなうよう、出産にかかる経済的な負担を軽くすることは重要であります。

我が党としては、これまで長年にわたり、妊産婦ら当事者の声に耳を傾け、出産費用の負担軽減に一貫して取り組んできました。

平成6年年に健康保険制度における出産育児一時金の創設を推進し、当初30万円で始まった支給額も、18年に35万円、21年1月に38万円、10月に42万円へと、我が党の継続的な働きかけにより、段階的な引き上げが実施されました。

42万円に増額した際には、出産時の一時的な負担の軽減も実現しました。それまでは、出産費を全額自己負担で医療機関に支払い、その後、各健康保険から一時金が支給される仕組みだったところを、各健康保険から医療機関に一時金相当額が直接支払われるように改善されました。

市長は、市長選にて、出産にかかる基礎的費用をゼロにするという公約を掲げられましたが、市長がどこまでのゼロを目指すのか、伺っていきたいと思います。そこでまず、

(1)出産費用の補助にかかる現制度の課題について、市長にお伺い致します。

出産費用は、自由診療のため医療機関によって金額が異なります。

公表している市内医療機関の分娩料金を見ても、47万円から100万円近い金額まで幅があることがわかります。

また、厚生労働省の資料によれば、令和元年度の全国の公的病院の出産費用は、平均で44万3,776円のところ、東京都は53万6,884円、神奈川県は48万6,464円とのことです。

ただ、この金額は、産科医療補償制度の掛金、室料差額、その他の費用などを除いた金額であり、「出産費用に総額いくらかかるのか」や「どのようなサービスを行っているか、その中身や金額の内訳」については、厚生労働省においても把握できていないとされています。

そうした状況のなかで、横浜市として出産費用の補助のさらなる拡充を行っていくためには、まずは、市内で出産する際にかかる費用の実態を把握することが必要になると思います。そこで、

(2)自由診療である出産経費をどのように把握しようとしているのか、市長にお伺い致します。

また、出産費用は、自由診療で行われている中で料金設定の方法も様々であることから、出産育児一時金の引き上げについては、国でも慎重な検討がされています。

出産する市民にとっても、どのような環境下で出産をするのか、ご自身で出産費用と当該医療機関のサービスを比較して選択しているケースもあるかと思います。

そうした中で、本市独自に、市長がどこまでのゼロを目指すことを考えていらっしゃるのでしょうか。そこで、

(3)公的支援として、出産費用のうち、いくらまで費用助成するのか、市長にお伺い致します。

自由診療である出産費用についてゼロを目指すということは、かつてないことですので、実現すれば子どもを産み育てやすい都市としてのPRにもつながります。そこで、

(4)出産費用ゼロを実現するために必要な費用について、市長にお伺い致します。

我が党として拡充に取り組んで参りました小児医療費助成制度など、出産、子育てにかかわる既存の支援施策や、高齢者に対する支援施策とのバランス、莫大な費用がかかることを想定した将来の財源確保も含め、大所高所から施策全体の最適化を進めていくことが求められます。

実現に向けては、精緻な試算のもとにした議論が必要になると思います。そこで、

(5)出産費用ゼロの実現可能性をどう考えるか、市長にお伺い致します。

中学校給食

次に、中学校給食について、質問します。

令和3年4月より、デリバリー型の中学校給食がスタートしました。

我が党では、共働き家庭の増加や就労形態の多様化など社会情勢の変化から、家庭弁当を用意することが困難なご家庭に何ができるかと、課題の解決に積極的に取り組んでまいりました。

平成9年に実施した学校へのパンの自動販売機の導入を皮切りに、地元の業者弁当等の導入を進め、スクールランチ方式のモデル実施を経て、全市一律の昼食提供が可能となるハマ弁の全校実施、そしてこの度のデリバリー型給食の実現など、25年以上前から、長きにわたり横浜の中学校昼食の議論をリードしてきました。

実施に至る検討の中では、中学生の目線で現場のニーズや現状を把握するために、平成18年度以降5回にわたりアンケートを実施してきました。

客観的な根拠に基づき、かつ現場の声を受け止めた結果として、現在の「選択制のデリバリー型給食」という結論を導き出しています。

長年、家庭弁当に頼ってきた本市にとって、中学校給食の実現は、歴史的に大きな一歩であり、今後、利用が進むことで更なる発展も期待できる、大変重要な事業だと自負しています。

市長は全員喫食を目指すと言っていますが、そもそも市長が考える全員喫食とは、小学校の様な給食をイメージしているのか、それとも現在のデリバリー型で全員が同じものを食べると言う意味なのか、公約や所信表明から見いだすことができません。そこで、

(1)市長が考える全員喫食の姿について、お伺い致します。

市長は先の所信表明で「横浜の公立中学校で、全員が給食を食べられるようにしてほしい。その声を何度もお聞きしました。」と発言されていましたが、家庭弁当が良いという生徒もいます。また、お弁当を持って行かせたいという保護者の声があるのも事実です。

令和元年度に教育委員会事務局が行ったアンケート調査をみると、「選択制についてどう思うか」の項目では、「自由に選択できるのがよい」、「全員が同じものを食べる方がよい」、「家庭弁当だけでよい」、「業者弁当だけでよい」、「ハマ弁だけでよい」という質問の中で生徒・保護者・教職員全てで「自由に選択できるのが良い」という回答が多い状況でした。

特に、生徒の約8割が「自由に選択できるのがよい」と回答しています。

データサイエンスの手法を市政運営に取り入れるのであれば、一部の声だけで政策を判断するのではなく、学校現場から出てきたこのデータを基に議論すべきではないでしょうか。そこで、

(2)なぜ、現在の選択制を見直し全員喫食を目指すのか、実現の可能性はあるのか、市長にお伺い致しします。

令和2年第4回市会定例会では、現在のデリバリー型給食の実施に必要となる「横浜市学校給食費の管理に関する条例の一部改正」に関する議案に対して、一部を除き全ての会派が賛成しています。

市会でも長年議論を重ね、多くの課題を乗り越えながら、ようやく実現したものです。そこで、

(3)現在の中学校給食をどのように評価しているか、市長にお伺い致します。

選挙期間中、今のデリバリー型給食が「冷たくてまずい」など、本当に心ない、誹謗中傷ともとれる意見が散見され、中学校給食が「政治の道具」に使われてしまっている事に、大変悲しい気持ちになりました。市長ご自身も、市長就任後の定例記者会見で「冷たくておいしくない」という発言をされました。

現在のデリバリー型給食は、毎日、約17,000名の生徒が食べているもので、給食を楽しみにしている生徒さんが大勢います。

記者からの質問に対して、「仮にそういうことであれば」という前提での発言であったとしても、横浜市を代表する市長として、決してあってはならない発言だったのではないでしょうか。

市長は、就任後、できるかぎり給食を食べているとお聞きしました。実際に食べた感想は、本当に冷たくてまずいものだったのでしょうか。そこで、

(4)中学校給食を食べてみた感想を、市長にお伺い致します。

⇒ 現在の中学校給食を高く評価している旨の答弁あり。午前の自民党からの質問では「マズイとは言ってない」と答弁していたので、議場ざわつく。

現在の中学校給食の直近7月の喫食率は21%、特に1年生の喫食率は33.9%と、順調なスタートを切っています。中でも、さくらプログラムを実施している86校の1年生の喫食率はこの4か月間継続して4割を超えており、大変好評です。

市長からは「全員喫食」の実現に向けた具体的なプランや財源の裏付けが示されていません。

あえて繰り返しますが、現在の選択制の中学校給食は、客観的な根拠に基づき、市会の総意で実現したものです。

今現在、中学校生活を送っている生徒や保護者のために、安全・安心で質の高い給食をより多くの生徒に提供することに注力することが、市長としての責務ではないでしょうか。そこで、

(5)現在の中学校給食の利用促進について、市長にお伺い致します。

現在の選択制のデリバリー型給食は、「土地やスペース」、「厳しい財政状況」、「選択制を評価するアンケート結果」など、本市がおかれている状況を踏まえて、早期に実現可能な最善の方法として始めたものです。

もしも、市長が今までの検討結果を覆し、中学校給食を議論するというのであれば、今までの経緯や横浜の実情を正しく把握し、市会でも十分な議論を重ねるべきです。そこで、

(6)今までの経緯を正しく評価したうえで、市会での議論を重ねるべきだと考えますが、市長のご見解を伺います。

市長おかれては、長年市会で積み上げてきた議論を軽視することなく、行政のトップとして、責任を持って横浜の中学校給食の実情を正確に把握して、正しい政策判断をしていただくことを強く要望します。

待機児童・保留児童の解消

次に、待機児童・保留児童の解消について、伺います。

政府が「待機児童解消加速化プラン」を進める中で、2016年に我が党が「待機児童の解消を求める緊急提言」を提言するなど、待機児童ゼロに向けて積極的に取り組んできました。

本市でも、我が党からの提案により実現した「保育・教育コンシェルジュ」は、全区設置から今年6月で10年を迎えました。保護者のニーズに寄り添って、保育所だけでなく、幼稚園の預かりや横浜保育室など様々な預け先の情報提供や相談を行い、延べ相談実績は令和2年度で3万1千件を超えています。

また、保育所整備など受入れ枠の確保だけでなく、保育士宿舎借上げ支援に加え、幼稚園教諭等の住居手当の補助を本市独自で行うなど、幼児教育・保育従事者の定着に向けた支援も行っています。

このように、待機児童ゼロに向けて、議会と行政が議論を重ね様々な取組を進めてきました。

市長は、「待機児童・保留児童の解消」を重点施策に掲げ、選挙戦でも「保留児童問題を必ず解決したいと思います」と発言されています。そこで、

(1)これまでの待機児童対策への課題認識について、市長にお伺い致します。

市長が公約に掲げた「保留児童の解消」は、横浜市の子育て施策に新たな目標を一つ立てることになります。

保育所等入所の申請をしたものの利用できなかった「保留児童」は、今年の4月は2,842人となりました。

この中には、最初から育児休業を延長する目的で申請された方が少なくとも1,100人以上いらっしゃいます。

なぜ、このような方が保育所を申し込むのかというと、「育児・介護休業法」と「雇用保険法」で、育児休業を1歳6か月、あるいは2歳まで延長して、育児休業給付金を受けるには、「保育所等の利用申請をしたが入所できないこと」が条件とされているためです。

本市から国に対しては、「子どもが2歳になるまでは自由に育児休業を取得し、育児休業給付金を受けられる」よう要望を続けています。

しかし、未だ実現しておらず、育児休業を延長する目的で申請された方は、今後も保留児童として残り続けることになります。

また、「特定保育所等のみの申込者」の835人の中には、この園にだけ入りたいという方もいます。

この方々が希望する保育所を利用できるようにするためには、その保育所を希望する人数分の定員を増やすことや、近隣に保育所を作って、他の園でも良い方をその新しい保育所に通ってもらうなど、実現不可能と思われる対策を取らなければなりません。

こうした「保留児童」がいる一方で、認可保育所および幼保連携型認定こども園では、地域や年齢間の保育ニーズのギャップなどにより、475園で3,085人の定員割れが生じています。

このような課題がある中で、本当に保留児童を解消していくことはできるのでしょうか。そこで、

(2)保留児童をどのように解消していくのか、市長にお伺い致します。

新型コロナウイルス感染症対策

最後に、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。

感染力が強いデルタ株は、昨年から続くコロナ禍の中でも、全く違う様相をもたらしました。

病院や宿泊療養施設に入れない自宅療養者が急増し、残念ながら、そのまま容体が急変して亡くなるという悲痛な事態も起きています。

最も重要なのは「救える命を確実に救う」ことです。

市民の命を守るため、医療提供体制の強化、ワクチンの着実な接種、感染防止対策の徹底、この3点が重要であります。

こうしたことを踏まえ、9月3日、公明党横浜市会議員団として山中市長に対し、緊急要望を行ったところです。

医療提供体制については、中等症以上の重症化した患者及び妊婦を含む重症化リスクの高い方を迅速に医療機関で受け入れることができる対策を行う必要があると考えます。そこで、

(1)リスクの高い患者を迅速に受け入れることができる医療提供体制の整備について、どのように考えているのか、市長にお伺い致します。

感染拡大にあわせ、自宅療養者も増えています。

本年7月19日に軽症者及び中等症者を対象とする中和抗体薬ロナプリーブが薬事承認されました。

我が党としても政府に緊急要請を行い、現在では外来での中和抗体薬ロナプリーブ投与が認められています。

自宅療養者の早期治療のためにも、まずは外来で治療ができる仕組みを構築していくことが重要と考えます。そこで、

(2)新型コロナウイルス感染症患者に対して早期の治療実施について、市長のお考えを伺います。

次に、ワクチン接種についてでありますが、

9月12日時点で市内の全世代の1回目接種率は60.71%と着実に接種が進んでおります。

現場で接種業務に従事する医師や看護師、薬剤師等の皆様、職員やスタッフの皆様に対して、ここにあらためて感謝申し上げます。

市内の感染者数については、8月のデータでは10代から30代で全体の約60%を占めるなど、若年世代における感染が急拡大しており、このことは、高齢者等に比べて若年世代でワクチンの接種率が低いことも大きな要因として考えられます。

現在、ワクチン接種については日中が中心になっていますが、ライフスタイルが多様化する中、時間帯を工夫して深夜及び早朝も接種を受けることができる環境整備や、若年世代に特化した接種場所の整備などにより、若年世代の接種を促進していくことが必要と考えます。そこで、

(3)若年世代の接種促進に向けた方策について、市長にお伺い致します。

現在、国は新型コロナワクチンの3回目接種について、年内開始を検討しているとのことです。

医療従事者からはじまり、早ければ来年1月もしくは2月にはあらためて高齢者接種がはじまる可能性が報道されています。未だコロナ禍からの出口が見えない中で、ブースター接種でより感染リスクを低減することは重要なことです。そこで、

(4)3回目接種に向けた考え方について、市長にお伺い致します。」

障がい者の法定雇用率について 5425

未分類 / 2021年9月16日

IMG_0370今週月曜日に放映された日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話」。うちの息子が勤めるラーメンチェーン「大桜」のスタッフ、塩川利音くん(高2)が出演。今は異動しましたが、息子も一緒に仕事をした仲間。明るく積極的な頑張り屋さんとのこと。

番組は横紋筋肉腫という病気で、左目と顔の半分近くを失った塩川くんを密着取材。司会の今田さんとは2016年の「24時間テレビ」で交流。塩川くんは「入院してから、いろんな人を助けたいと思った」ことから、看護福祉高等学校に進学。そして「ケータイ代を払うため」に大桜でアルバイトをする姿も紹介。

最近、美容室に行くことについて「デメリットをなくすことはできないですけど、どうやって最小限に問題を止められるを考えていて。髪を固めたりするのは帽子を外すって部分でメリット。始めは帽子で仕方ないなと思っていたんですけど、やっぱり成長するにつれて普通の人でありたいな、みたいな。だんだんと考え方も変わってきました」と語る。強いです。放送翌日には会社の電話がよく鳴っていたそうです。

ところで、先週「横浜市役所の障がい者法定雇用率はどうなっているのでしょうか?」とのご相談を頂きました。最新を当局に確認したところ、昨年の法定雇用率基準値は2.5%に対し、令和2年6月1日現在2.38%。

同日神奈川県庁の市町村平均2.38%。同日全国の市町村平均 2.41%

今年3/1から全国基準が2.6%に引き上げられ、今年6/1現在、横浜市役所は2.39パーセントとの状況。達成に向けて取り組みを進めています。何としても超えて行かねばなりません。

先日、障がい者の法定雇用率について、日経新聞が記事にしていました。

「働く障害者が「戦力」として存在感を増している。民間企業の雇用者数は2020年6月1日時点で57万8292人、従業員に占める割合を示す雇用率は2.15%となり、いずれも過去最高だった。東京パラリンピックで多くの人が意識を新たにした共生社会。多様性を尊重する理念を次の世代につなげていくことが、新たな地域をひらく。

厚生労働省の集計によると、法定雇用率(2.2%)を上回ったのは29道府県。法定雇用率が1.8%だった05年当時に比べても3倍に増えるなど着実に雇用が広がる。トップは2年連続で奈良県の2.83%。最下位は5年連続で東京都(2.04%)だった。国は法定雇用率を3月、2.3%へと引き上げた。

関東と山梨8都県の民間企業の障害者雇用率(2020年6月1日時点)は、2.04~2.30%と全国的に高いと言えない水準だった。最も高かった埼玉県では自治体が雇用先の開拓から定着までを一貫して支援し、企業側は働きやすい環境を整えるなどの活動が実った。全国最下位だった東京都などは、中小企業の理解を深めることが課題となっている。」

自治体の基準達成はもとより、民間企業への支援を強化していかねばなりません。

コロナ「保育園の休園」対応について 5424

未分類 / 2021年9月15日

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昨日、産経新聞が「相次ぐ保育所の休園 コロナ第5波 保護者支援など対策急務」との記事を掲載していました。

「子供への感染が広がっている新型コロナウイルスの感染「第5波」で保育所の休園が相次いでいる。厚生労働省によると、9日時点で少なくとも全国16都道府県で126カ所が休園。前週から59カ所減ったが、第5波当初の6月下旬と比べると約6倍に増えており、予断は許されない。子供の世話のために保護者が仕事を休まざるを得ないケースもあり、国や企業による支援が求められる。」

横浜市も直面する問題。先日、市内の保育園に子どもを預ける保護者の方から「コロナで急に休園となっても仕事は休めない」「こういう時に見守ってくれる場所があればいいのに」「今回はご近所の知り合いにお願いできたが、これからも起こりうるのでどうしたものか」とのご相談がありました。

本市も全力で対策に取り組む問題。まず、コロナ感染が確認された園において、現在は殆どの場合、濃厚接触者と特定されなかった先生、園児のみで保育を再開している状況をご紹介。完全休園となった場合は、近所の保育園と連携したり、他の一時保育を利用するなどして対応。まれなケースでは、ベビーシッター補助金を利用して頂き対応ということもあります。

コロナ対応について、様々な情報が錯そうしますが、上記のような事態に直面した場合は、自分で悩まず、ネットを見て判断する前に、まず「園に相談する」「区の子ども家庭支援課に相談する」ということをお願いしています。ご相談を頂いた方にもそのようにお伝えし、ご理解を頂きました。

 安心を広げられるよう取り組みを進めます。

「不」の解消について 5423

未分類 / 2021年9月14日

IMG_0371 2昨日は議会質問の調整、団会議等々。緊急事態宣言が延長されましたが、昨日の市民相談は、一人親方がコロナにり患し困難に直面とのお話から、公共施設の閉館延長による健康管理の問題など。前に進みたくても、難しくさせるコロナ禍が続きます。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「新型コロナが猛威を振るい、自然災害も重なって、ニュースには「不」が付く言葉が目立つ。不安、不満、不備、不足、不自由……。社会に渦巻く「不」を取り除くのは政治の役目。公明党は総力を挙げている。

コロナ対策では、現場の声を基に政府や自治体に提言を重ねて、給付金など支援拡充と検査・ワクチン・医療提供体制の整備を推進。防災・減災・復興も、具体的な提案で中心施策に押し上げてきた。

中道主義・公明党の政治路線は、①左右への揺れを防ぎ、政治を安定させる②不毛な対決を避け、国民的な合意形成に貢献する③課題解決のために創造的な政策提言を行う――に集約される。“提言すること”は公明党の生命線だ。

振り返れば、東日本大震災でも発災直後に当時の民主党政権に復興庁設置を提案し、半年で800近い政策を提言。公明党の姿勢は野党時代でも与党でも変わらない。

政治を深く洞察した劇作家の山崎正和氏はかつて月刊誌で、〈「問題があるぞ」というのが左で、「問題がないぞ」というのが右だとしたら、「問題はあるが、解決の道もある」というのが中道〉と指摘した。問題点だけを騒ぎ立て極端な主張をすることより、現実を踏まえた「解決の道」を示すことこそ必要だ。公明党は「不」の解消へ、建設的な提言を続けていく。」

先の見えない中、自分に何ができるか。

先日、公明党横浜市会議員団として山中新市長に対し、コロナ対策の緊急要望を行いましたが、目の前の問題を解消し、具体的な結果につながるよう動いています。

一方、コロナが収束しても、世界は元に戻らないとの指摘は説得力があります。

新たな世界に対応できるよう、自らが変われるかどうか。

コロナとの闘いが続きます。

「人類減少、変わる社会」について 5422

未分類 / 2021年9月13日

IMG_0373 7昨朝のNHKニュース。「コロナ対策に子ども達の意見が取り入れらていない」。学校において「黙食しなさい」「友達とおしゃべりしない」など指導するだけでは、この先の成長に影響を与える。子どもたちに「考えさせる」ことの大切さ、具体的に取り組む状況が伝えられいました。大人は「コロナだからダメ」「余裕がない」と言いがち、思いがちだが、学校は子どもが主体。子どもの意見を学校の運営に生かす取り組みなどを紹介していました。私もそうですが、学校に限らず、大人の力が試されていると思います。

先日、日経新聞「人と世界」に「人類減少、変わる社会」と題した記事が掲載されていました。

「本格的な人類減少の時代が迫ってきた。産業革命以来となる爆発的な人口の膨張は終わり、減少に転じるという予測がワシントン大などから出された。人口の伸びの鈍化は経済の低成長につながり、世界の勢力図を塗り替える。年金や公的保険などの社会保障、労働力を支える移民など、様々な変化を社会に与える可能性もある。データを多角的に用いて、「人口と世界」の今とこれからを読み解く。

人口を巡り様々な予測が出されている。国連の中位推計シナリオでは2100年ごろを人口のピークとするが、このピークが早まるとの予測も目立つ。米ワシントン大は世界の人口は64年の97億人を境に減少局面に入ると予測する。

女性の社会進出の拡大と都市化の進展が、出生率の低下を加速させる。途上国でも女性に教育が浸透し社会での活躍が広がる。晩婚・未婚化が進むほか、育児の分担が男女で進まなければ出産の機会は減る。

農村では若者は貴重な労働力となるが、都市では若い労働力はそれほど必要とされない。むしろ、教育などにかかる費用はかさむ。

人口の減少は労働力の低下に直結する。少子高齢化が進展し、世界では15~64歳の働き手の数(生産年齢人口)が全人口よりも急ピッチで減少が進む。

1980年に世界の国・地域のうち生産年齢人口の伸びがマイナスだったのは全体の6%だった。2020年では中国やフランスなど約23%、60年にはメキシコ、インドなど過半の国が減少局面に入る。

世界人口の成長エンジンだったアジアの減少が顕著で、増加し続けるのはアフリカや移民の受け入れが盛んな北米など世界でも一部だ。働き手が減れば労働力と購買力が縮み、経済成長にも影を落としかねない。

過去2000年の人口と予測シナリオ

西暦1年。人類の人口は3億人だった。1500年に5億人になるが、食料生産技術や衛生環境が発達途上だったため、飢饉(ききん)や疫病などで死亡率が高く、人口の増加は抑えられていた。

産業革命が転機となって人口拡大に勢いがつき、1800年に人口は約10億人となった。医療や衛生環境の改善、科学技術の革新で人類の寿命は延び、爆発的に人口は膨らんでいく。ただ、人口は近い将来、出生率の低下で減少を迎える可能性がある。30万年とされる人類史にとって、「人口爆発」は夏の夜の花火のような刹那的な現象として終わるかもしれない。」

こうした話も、自分の生きている時代だけのことを考えて読むか、自分が死んだ後の人々のことを考えて読むか。

単純なようですが、この考え方ひとつで、人類の未来が決まる。

思想、哲学の重要性を感じます。

「コモン・センス」について 5421

未分類 / 2021年9月12日

IMG_0373 7

先日、うちの3番目が広島勤務となり、引っ越しで出てきた古本の中にトーマス・ペイン著「コモン・センス」がありました。「これも出すのか」と聞くと「いらない」とのこと。折角なので引き取りました。

約250年前のアメリカ独立戦争が始まった翌年の1776年の発刊。平易な言葉で、常識を訴え、アメリカのイギリスからの独立を推進した歴史的なパンフレットとして知られています。それ以前は盛り上がっていなかった独立への空気も、この本がきっかけとなり、世論が形成されたとされています。

当時、アメリカを植民地として搾取していたイギリスの貴族政、君主制を批判し、差別、貧富の差をなくし、独立により自由貿易を採用し、アメリカを発展させるよう説いています。ウソのない体制批判。少し抜粋します。

「社会はわれわれの必要から生じ、政府はわれわれの悪徳から生じた。前者はわれわれを愛情で結合させることによって積極的に幸福を増進させるが、後者は悪徳を抑えることによって消極的に幸福を増進させる。一方は仲良くさせようとするが、他方は差別をつくり出す。前者は保護者であるが、後者は処罰者である。」

「人類は、本来天地創造の秩序においては平等であった。したがってその後なにかの事情が生じなければ、この平等は破られるはずはなかった。貧富の差については、およそのところ説明することができる。そしてその説明のためには、圧制や強欲というどぎつい、耳障りな言葉を使わなくてもよい。圧制はしばしば富を獲得した結果生じるものであって、ほとんど、ー いな全くと言ってよい ー 富を獲得する手段ではない。また強欲によって食うに困るような貧乏からのがれはするが、概して小心になりすぎて金持ちになることはない。」

「聖書の年代記よれば、世界史の初期には王はいなかった。したがって戦争もなかった。人類が混乱に陥るのは王の高慢からだ。」

「政治が共和制に近づくにつれて、王の職務はますます少なくなる。」

「差別のないところでは、優越などあるはずがない。完全な平等は間違った気を起こさせない。」

昨日はアメリカ同時多発テロから20年。その後を振り返ると色々と考えさせられます。

多様な意見と権利が守られる民主主義社会において、圧制に苦しむ当時のように、革命的にゼロ・イチ判定するのは難しいものがありますが、個人が、社会に協調的で理性的に物事を判断し行動できる場合、人々の行動を縛る法律も必要なくなる。そうした社会が理想なのかと思いますが、ネット環境などにみられる「自由と放縦」の区別がつかない状況や、利己主義が広がる中においては、ルールが厳しくならざるを得ない方向のように思います。

政治だけで良くなるわけではないですが、政治の役割は大きいものがあります。

昨日の議案関連質疑について 5420

未分類 / 2021年9月11日

IMG_0371 3昨日の本会議。上程された議案の質疑が行われ、我が党からは望月康弘議員(港北区)が登壇。山中市長に対して建築基準条例の改定、救急車の取得、文化芸術支援事業、市内飲食店支援事業等の議案と共に、コロナ対策について多岐にわたり質問しました。

市長選の時に、横浜市や政権のことを口を極めて批判していた姿はなく、市の取り組みを前向きに答弁。あまりの変わりように、議場が少しざわつきました。まだ正式な答弁書は出ていませんが、コロナ対策の質問部分をご報告します。

「新型コロナウイルスワクチン接種事業」について伺います。

日本のワクチン接種数は、世界223か国地域の中で第5位であり、決して遅れている状況にはないと思います。また、新型コロナウイルスワクチンの接種率については、9月8日時点で、内閣官房の発表によれば、国の接種率は1回目54.01%、2回目42.90%となっており、神奈川県の発表によれば、横浜市では1回目58.15%、2回目44.92%となっています。また政令指定都市の中でも、8月末時点で大阪市及び名古屋市よりも接種が進んでおり、全国的にも接種が遅れていると状況ではありません。

横浜市は基礎自治体として我が国最大の人口を擁しており、多くの医療資源を有するとはいえ、接種を希望する多くの方々が一斉に接種を受けられるわけではありません。そうした中で市の当局が、この前代未聞のプロジェクトに対して、様々な接種手法や接種場所を検討・確保し、大変な努力をされていると認識しています。

こうした状況の中で、市長は市長選のなかで、「横浜市は他都市と比べて接種が遅れていると」の発言をされていると認識しています。

そこで、(ア)就任後、現在の新型コロナウイルスワクチン接種状況への受け止めについて、市長に伺います。

⇒ 答弁では「平均的」とのこと。議場ざわつく。選挙時点でも平均的。不安と不満を煽っていた発言の撤回はなし。

7月以降、国からの本市へのワクチン供給量が減少する中、本市では医師会をはじめとする市内医療機関との緊密な連携の下で、ワクチン接種を着実に進められており、大変評価をしているところです。

一方、予約が取りづらいという市民の方々からの声も引き続き届いていますが、大都市ならではの難しさがあると認識しています。住民が多いにも関わらず、公平性の観点から国からのワクチン供給量を制限され、あたかも椅子取りゲームのような様相を呈してしまうことは、希望者が多い段階ではある程度やむを得ないのではないかと考えます。

我が党の議員が地域でこうした話を丁寧に市民の方々に行う中で、「情報を発信してほしい」といったお声も頂戴しています。ワクチン供給が減る話や、限られた予約枠しかない話は、「早く予約を取らなくては」といった行動を招くリスクもありますが、落ち着いて、必ず予約・接種できるということを市民に対して情報発信することはとても大切なことだと思います。ましてや、誤った情報を発信し、市民の不安をあおるようなことがあってはなりません。

そこで、(イ)市民の皆様に対して、ワクチン接種に関する的確な情報発信を行うべきと考えますが、市長の見解を伺います。

高齢者接種を開始した当初、多少の混乱は生じましたが、その後、集団接種会場は 最大33会場、個別接種は市内の約1600の医療機関が接種を担うほか、大規模接種会場による接種体制も構築され、7月末までに8割の高齢者接種を達成しました。8月に入ってからは64歳以下の接種を50代、40代の順に予約を受け付け、8月末の段階で12歳以上64歳以下の市民の約4割が1回目接種を終えています。これは、国や神奈川県内の他市町村と比べても決して遜色ない割合であり、引き続き、  このペースで順調に接種を進めることが期待されています。

市長は市長選の公約の中で、今後のワクチン接種の加速化を掲げていますが、これまで培った接種体制を維持しながら、市民が安心して接種を受けられる体制づくりや情報発信に力を入れることこそが大切ではないでしょうか。ワクチンを接種することの重要性、副反応が生じる可能性や生じた事例などを正しく理解していただき、若年層の接種率を上げ、ひいては社会的なコロナ対策につながるものと考えます。

そこで、(ウ) 64歳以下へのワクチン接種を進める上での観点を市長に伺います。

このほど本市が記者発表しましたが、我が会派が要望してきた交通アクセスのよい場所での集団接種や、17時以降も接種が受けられる会場設置が実現するなどの取り組みを評価しています。

一方、ワクチンはコロナ感染対策の切り札とされており、多くの市民が早急に接種することが理想ですが、そもそもワクチン接種は医療行為であり、これまで当局が医師会をはじめ地域の医療関係団体と緊密に連携しながら、安心・安全を第一に実施して います。今後も市民が混乱なく適切な情報の下で予約し、接種を進められるよう、着実かつ冷静に取組を進めていただくことをあらためて要望します。

(5)検査体制強化事業

次に、「検査体制強化事業」について伺います。

新型コロナウイルス感染症について、この夏の災害級とも言える爆発的な感染拡大に対し、横浜市は県や医療機関などと連携して、感染拡大防止にかかる体制を着実に強化してきたと思います。

その中で、市長は、市長選において、検査の抜本的拡充を公約に掲げてきました。検査の拡充を公約にしたということは、現在の検査体制に課題があるとの思いがあってのことだと思います。

そこでまず、(ア)現在の検査体制にどのような問題があるのか、市長に伺います。

発熱等の症状がある方や身近に感染した人がいて、接触者になったと不安に思う方を速やかに検査に導くためには、感染症コールセンターの役割は非常に重要であると考えます。

そこで、(イ)これまでの感染症コールセンターの対応状況について、市長に伺います。

新型コロナ発生以降、これまで横浜市では、行政検査を行う医療機関を増やすなど、検査体制を充実させてきました。一方、市長は「いつでもどこでもPCR・抗原検査」や「PCR・抗原検査重点拠点の設置」を掲げていますが、これはすなわち現在の検査実施体制が、他都市に比べても不十分であるとお考えなのだと思います。

そこで、(ウ)これまでの行政検査実施状況及び政令市との比較について、市長に伺います。

⇒ 選挙時は何度も検査が遅れていると訴えていたが、市長答弁では政令市の中で第2位とのこと。ざわつく。

8月の感染拡大の第5波は、これまでのものとは比べ物にならないほどとなりました。病床が逼迫(ひっぱく)し、自宅療養にも限界がある中で、全国の自治体が宿泊療養施設の確保に動いているところだと思います。

そこで、(エ)市内の宿泊療養施設の確保状況について、市長に伺います。

現在も多くの方がご不安な思いを抱えながらご自宅で療養をされています。県とも緊密に連携している中で、横浜市としても、市民の命を守るため、様々な取組を行っていると聞いています。

そこで、(オ)神奈川モデルに加えて、本市独自に実施している自宅療養者への対応について、市長に伺います。

この1年半を超える長い闘いのなかで、横浜市は、目の前の課題に対し、絶えず挑戦してきたと思います。市長におかれましては、これまでの対応を正しく認識して評価をし、これからの感染拡大防止に向け、対応していただくよう要望し、次の質問に移ります。

(6)重症・中等症患者等入院受入奨励事業

最後に、重症・中等症患者等入院受入奨励事業について、伺います。

まずは、この瞬間も、医療現場の最前線で新型コロナウイルス感染症と戦い続けている医療従事者の皆様に、改めて感謝申し上げます。医療従事者の皆様の昼夜を問わない懸命なご努力により、医療体制は維持されているものと認識しています。

一方、市長は市長選において、横浜市が「医療崩壊する」と訴えておられたと認識しています。

そこでまず、(ア)本市が医療崩壊しているかどうかの認識について、市長に伺います。

⇒ 答えになっていない答弁。

横浜では、昨年2月のダイヤモンドプリンセス号への対応以来、何度となく感染 拡大の波が押し寄せる中、これまでも、重症・中等症病床の確保や拡充、Y-CERT(ワイサート)による入院や転院の調整、今回の入院受入奨励事業など、医療提供体制確保に向け、様々な対策が講じられてきたと考えています。特に、病床の確保にあたっては、市内の医療機関に協力を求め、感染者数の拡大に併せて、順次、病床を拡大し、確保した病床の中で、しっかりと入院が必要な患者を受け入れてきたというデータもあります。

私は、これらの対策が講じられてきた中で、「医療崩壊」との言葉は適切ではないと考えます。この言葉には、市民を不安にさせる力があり、横浜市の首長になろうとする方が、口にすべき言葉ではなかったと思います。

市内の医療機関、医療関係団体、市当局の皆さんが、「感染症に対する医療」と救急医療やがんの治療といった「通常医療」との両立を図るべく、必死に取り組み、これまで何とか波を乗り切ってきたものと認識しています。「重症・中等症等入院受入奨励事業」は、病床数確保へ向けた本市の取組として評価するところですが、

(イ)今後の医療体制の課題及び解決に向けた取組について、市長に伺います。

9月3日、我が会派から市長に「新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた緊急要望書」を直接お渡しさせていただきました。これまで以上の感染予防対策の実施や、中和抗体薬・ロナプリープの投与、いわゆる抗体カクテル療法なども含めた医療提供体制の拡充など、具体的な提案をさせていただいておりますので、要望を踏まえ、早急に各施策に取り組んでいただくよう強くお願いし、公明党横浜市会議員団を代表しての質問を終わります。」

昨日始まった第3回定例会は10月22日閉会予定。

新市長の考え方を確認しつつ、政策実現に向けた議論を進めて参ります。