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公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

コンビニ「過去の成功体験を捨てろ」について 5330

未分類 / 2021年6月13日

IMG_0376 3-1コンビニのコーヒー。100円とは思えない美味さに磨きがかかっているように感じます。昨日はローソンでブレイク。

コロナ禍にあって「企業業績に明暗」との見出しをよく見ますが、巣ごもり需要で好調かと思っていたコンビニが、実はそうでもなかったとの記事を目にしました。

先日、日経新聞「真相深層」が「セブン、コロナで反省 標準モデルの店舗戦略通用せず 店作り、立地別の対応急ぐ」と題した記事が掲載されていました。

「新型コロナウイルスの感染拡大から1年余り。消費行動の変容は想像以上で、業態の勝ち負けもはっきりした。負け組の一つがコンビニエンスストアだ。最大手のセブン―イレブン・ジャパンも事業モデルの再構築が必要なことを痛感した。かけ声倒れに終わっていた地域や立地別の対応を急ぎ、脱・標準モデルを加速させる。セブンの反省は小売市場全体に新たな競争を促しそうだ。

セブンイレブンで最も購買単価の高い地域はどこか? 多くの人は東京の都心部や富裕層の多い住宅街をイメージするだろう。だがトップは北海道北見市で、最も低いのは東京・銀座周辺だ。公表していないが、2倍程度の開きがあるという。

理由は北見市ではセブンがミニスーパーの役割を果たし、来店客が生活必需品を多く購入するからだ。一方、銀座はコーヒーなど限定された買い物にとどまる。コロナ前なら「へぇー」を連呼する”セブンクイズ”で済んだが、オフィス街の日常生活に弱い収益構造がセブンを苦しめている。

「2万店あれば、2万通りの売り場があっていい」。セブンイレブンの永松文彦社長の口癖だ。だが、そう簡単にできるようなものではない。青山誠一取締役も難しいと考えていた一人だったが、商品本部長に就いた3月から改めざるを得なかった。

新型コロナで巣ごもり生活が定着するとコンビニは多くの加盟店が売り上げ減に苦しんだからだ。2020年度の1日当たりの平均店舗売上高(日販)は64万2000円で前年度比2.1%減。客数は10%近く落ちた。

何を見誤ったのか。有事に強いはずだったが「通勤、通学、行楽など人が移動することで需要が発生するのがコンビニであり、セブン」(青山氏)だったということだ。

コロナで人の移動が制限され、居住地が生活の中心になるニューノーマルの時代には逆風が吹く。「過去の成功体験を捨てろ」と創業者の鈴木敏文名誉顧問が戒めていたが、「コンビニとはこんなものだ」という思い込みにとらわれていた。」

何でもそうですが、「これでいいや」と思えば成長は止まる。

大変といえば大変ですが、現状に甘んじない姿勢が強さの秘訣かと思います。

コンビニは「まだまだ進化し、発展する」。そんなことを感じる一文でした。