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公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

デジタル疲労と「ながら族」について 5304

未分類 / 2021年5月17日

IMG_0376 1昨朝、自宅のポットにひまわりの芽が出ていました。こういうのを見ていると「目の奥が痛い」などとはならないわけですが、先日、日経新聞「ヒットのクスリ」が「デジタル疲労と「ながら族」」と題した記事を掲載していました。

「高度経済成長期からだろうか。ラジオやレコード、カセットを聴きながら勉強する「ながら族」という言葉が流行した。デジタル生活の日常化と新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり生活は、再び「ながら族」を活発にさせている。

スマホを利用しながら、テレビ、仕事、家事とのマルチタスクは今や当たり前。アプリの利用時間は急拡大し、2020年の世界でのアプリ支出額は前の年に比べ3割増の1109億ドル(約12兆円)に達したとか。今年に入っても高い伸びを示している。

この結果、ロート製薬には追い風が吹いた。新型コロナでインバウンド(訪日外国人)需要が消失し、主力の目薬市場は落ち込んだ。だが、ながら族が増えたことで見る力の維持をサポートする同社のサプリメント「ロートV5粒」の人気に拍車がかかった。

今や、ながら族は若い世代だけの「特権」ではない。高齢者でもスマホなどを見ながらのテレビ鑑賞は日常行為で、巣ごもりで一段と強まった。目の疲れを訴える消費者が増え、「アプリ」疲れが「サプリ」需要を喚起しているというわけだ。

ながら族の本質は昔から変わることはない。時間を有効に使いたいというコスパ意識だ。それが生活のデジタル化で「はずれ時間」を作りたくないという思考がさらに強まり、新しい消費シーンを生み出す。とりわけ、デジタルライフの拡大に伴う「疲労」をいかに抑えるかをテーマにした商品が増えている。

例えば、眼鏡店「JINS」のジンズホールディングスと磁気治療器「ピップエレキバン」のピップ(大阪市)がコラボした「JINS MAGNET」。メガネバンド型の磁気治療器だ。

JINSのデザイナーが首筋の疲れに悩み、いろいろと試したが、貼るタイプやネックレスタイプの治療器しかないことに気づく。そこで日常生活をしながら、手軽に利用できる治療器を考え、2年前にピップに共同開発を持ちかけたという。

バンドには磁石が付いている。バンドを眼鏡のつるに付けると首の後ろにフィットする。大々的なプロモーションはしなかったが、予定以上の売り上げになったという。

座椅子型のエクササイズ用品も登場した。巣ごもりで座りながらの仕事も増えて、体が硬くなったと感じる消費者も多いはず。オークローンマーケティング(名古屋市)の「ショップジャパン ゴロネックス」はテレビやタブレットを見ながら11種類の運動やストレッチができる。「オンラインのエクササイズはなかなか続かないとの声も多い。隙間時間で手軽に運動できるゴロネックスを開発した」(同社)

バンダイは心拍数と歩数でデジタルモンスターを育てるウエアラブル玩具「バイタルブレス デジタルモンスター」を発売した。子供も運動不足。遊び「ながら」、かつ大人のまねをし「ながら」楽しめる。withコロナではないが、withコスパで市場を探索してみよう。」

「「アプリ」疲れが「サプリ」需要を喚起している」。わかるような気がします。